2015/07/21 のログ
ご案内:「シェムハザの地下研究所」にシェムハザさんが現れました。
ご案内:「シェムハザの地下研究所」に壱耶さんが現れました。
シェムハザ > 【……安全管理プロジェクトの所有するメンテナンス用施設の一つ
ここでは人形たちが寝かされており、何かあった場合のスペアや修理、整備などが行われる
もちろんシェムハザもその例外ではないが、彼女たちは自分もその一部であることに気づくことはない

機械であっても理解できないし、人形らしい行動をしても理解できないし、壊れても理解できない
彼女たちの表層意識ではあくまでも生物であり、それ以外の不都合は綺麗に無視されたまま
機械らしい反応や態度、動作をするのだ

機械であることを理解出来るのは特殊行動用人格であり、そちらが理解、許容しない限り
彼女たちが自身を機械だと知ることは、バグや誤動作を除いて基本的にない】

……ふふ、ずいぶんひどくやられてるのね?
こんな大穴開けちゃって……腹部ジェネレーターが大破してるじゃない

……すごく可愛いわ、壱耶

【工作用のベッドに裸で寝かせたまま、壱耶の損傷状態をチェックする
腹部大破、戦闘用補助ジェネレータ、メイン動力パイプ、下半身制御システム、体内圧力システム、全部やられている
一言で言うなら、骨格やAI、動力炉などのメインシステムは無事だが、それ以外の動力系がほぼ全滅したと言える

ケーブルをつなぎ壱耶のAIシステムをONにし、胴体を解体する作業に入る
……反応を見て楽しむためだ】

壱耶 > ブン、と小さな音を立てて目に光が灯る。
何度か瞬きをした後、目に入るのはシェムの顔。
そして動かない自分の身体を確認し。

更に自身がどうなったのか、どうしたのかが少しだけ遅れてロードされ。
「あ……」
途端に不安げな顔になる。
今にも泣きそうな。
そう、何もできず、ただただ醜態だけを晒したのだ。
守る事も出来ず。
今ここに見た所無事でいるようなので、あの危機は脱したのだとわかるけれど。
「ごめん……なさい」
ただ、消え入るような小さな声でそれだけを呟いた。

シェムハザ > くすくす……いいのよ、壱耶?
だってあなたはこんなに可愛いんだから……

【損傷して使いものにならない、組織閉鎖された腹部を軽く弾く
ノイズが走り、火花が軽く散るだろう】

みて、動力パイプ。
こんなに無様にちぎれてしまって、見る影もないわ?
ジェネレータがこんなになっては、戦闘も出来ないし、下半身制御どころではないわね?
そして、コレはあなたのために用意したケーブル
くすくす……高かったのよ、コレ?

【わざと意地悪く、壱耶の破損状況をいちいち見せつけながら説明する
ふふ、今日の壱耶は自分の破損だかどうだか理解するのだろうか
それとも理解できないままなのだろうか
どこまで都合よく解釈してくれるのだろうか楽しみだった

だって……機械じかけの壱耶はこんなにも可愛いのだ
だから弄りたくなる、すごく
こんな壱耶に触れるだけでぞくぞくする】

壱耶 > 「!?い……ぎ」
ノイズと火花。
それは彼女の表情を歪めるには十分な刺激であった。
はあ、と少し息を整える。
「あ、え……ごめんなさい」
意地悪に言われ、更に沈む。
うっすらとした涙。
「もらったのを……こんなにしちゃって……」
目を逸らしたまま、ぐずぐずと謝る。
目を合わせる勇気は、無かった。
「次は……汚さないように……します、から」
どうやら、彼女は洋服か何かという解釈をしているようだ。
せっかくもらったものをこんなにしてしまった。
その罪も壱耶を容赦なく責めたてる。
「ごめんなさい……ごめんなさい、ごめん、……なさい」
その心は次は頑張るから、嫌いにならないで欲しい、ただその一心のみであった。
壊れたように謝る。
実際に壊れているのであるが。

シェムハザ > ふふ……可愛いから、どうしようかしらね?

【言いながら、壱耶のノイズも、エラーも、快楽の信号にしてしまう
修復作業はお互いにとって幸せな時間であるべきだ
だって、こんなに可愛い壱耶がいるのだ……こんな可愛らしい機械は可愛らしく嬲られて弄られるべきだから

こんなに済まない申し訳ないと謝る人形は、もっと可愛がらなければならない

千切れたケーブルを強引に引けば、下半身が反応し、びくん、と震える
壱耶は喜んでくれるだろうか】

……くすくす、いいのよ、可愛い壱耶
あなたは私のものなんだから壊れてもいいの、大丈夫よ

……でもね?

【優しく、動力ケーブルに火花をたてるよう、叩きつける
壱耶の制御をまったく無視して、下半身が誤動作の痙攣を見せる
もちろん、快楽が流れる、それは痛みではない】

……壱耶、あなたどうして、私の下に帰ってこれないと理解していて壊れなかったの?
命令違反よ?

壱耶 > すり替わる感覚は痛みでも何でも無くて。
ただ違う痺れ。
「ぁ……は、ぁぁぁ……?」
いたくない。
ただきもちいい。
あきらかにあしはごさどうしているのに。
「ん……」
堪える。
変な声をあげてはしたないと思われたくは無い。
おこられて、よろこんだら。
それはおかしい。

「ごめん……なさい……だって……」
声が漏れるのを止める為に、口を閉じて居たかった。
だけど、言わなきゃならない。
「シェムねえさまに貰った……髪止めとか……なくなっちゃ……んんっ……!?」
散る火花は更に思考回路にノイズを走らせる。
「ごめん……なさい……」
ぽろぽろと涙を流しながらただ赦してもらう為に。
子供のように謝る。

シェムハザ > だぁめ……
だから……お仕置きが必要よね?

【火花を飛ばすケーブルを、損傷部に触れさせる
下半身の制御が乱れ、がちゃがちゃ機械音を立てながらがくがくと震える
上半身も影響を受け、脊椎の神経系を通って意図しない動きになる
明らかに機械人形らしい

もちろん、どうしようもなく気持ちいい
誤作動するたびに溶けそうなぐらい
人間のそれとは違う快楽だが、麻薬のように蕩けそうになるだろう】

……だって……可愛い壱耶が私の命令を聞いてくれないんだもの
それとも……もしかしてこうされたかったから?

【与えられるお仕置きはご褒美でもある
壱耶が壊れるたび、直すときに与えられる狂いそうな快楽
通常、こんなふうに修復は行われない

なのにわざわざシェムハザは壱耶をこうやってシステムを起こしたまま嬲る
修復時もそのままだ快楽で飛びそうになるだろう

壱耶はお気に入りなのだ……だから、可能な限り喜ばせてやりたかったし
そんな機械を見るのはシェムハザの楽しみの一つでもある】

壱耶 > 「……ぃ……んん……」
誤作動を起こす身体。
制御しきれない状況で、流れ込むのは快楽。
「ぁ……はは、は」
笑い声が漏れ、壊れそうになって。
「あ、い……ごめん、なさい、ちがっ、ちがうんでっ……あ、あ」
治してもらうのに壊れそうになるこの感覚。
しかし快楽に変わったとはいえそれは、元は苦痛である。
ただ頭は快楽を感じているだけで身体は苦痛を貰っている。
それが、壱耶を縛る。
壊れさせてくれない。
ただ快楽を貪らせてくれない。
覚醒と崩壊を何度と繰り返す。
「ちゃんと、いうこと、ききます、からぁ……」
懇願する。
何を?
わからないまま。
「やめ……」
何をやめてもらう?
何をやめないでもらう?
わからないまま、ただ。
虚ろな目のまま、シェムハザを見た。

シェムハザ > くすくす……何が心配なの、壱耶?
あなたは優秀な近接戦闘用ユニットでしょう?

【シェムハザがこんなことをするのには意味がある

こんなに……快楽に溺れ喜んでいるというのに
次の朝には全て忘れてしまうのだ

再起動すれば過去の記憶は全て飛んでしまう
スリーパーである以上、それは絶対に必要な行為だ
だから、せめて記憶を失う前はこうやって機械らしく機械のままシェムハザが出来る限りの快楽を与えている
感情を惑わせ狂わせ、おかしくなるまで嬲りながら直すのだ

壱耶にコマンドが打ち込まれればメンテナンスハッチが開けられ、下半身が切り離され、腹部が解体されていく
第8脊椎ユニットから下は全交換である
下半身は制御が壊れた際に無理をさせたため、使いものにならない
ボディが解体されるノイズは全て快楽だ】

……いいのよ、狂っても?
可愛い壱耶
どうせリセットがかかっちゃうんだから

だから、髪留めを求めたんでしょう……わかってるのよ?

それは私が……最初にあげたものだものね
【なぜか壱耶は異常に髪留めにこだわった
リセットを掛けてもこれだけはバグのように覚えているのだ
他のことは何もかも忘れているのに】

壱耶 > 許可が下りる。

―――いいのだと。

思考が潰れるおとがして。
「あ、は」
口元がぐにゃりと歪む。
嗤い声が漏れる。
「は、ははは……わた、し」
解体されていく身体は、頭に突き抜けた快楽を、直接ブチ込まれているみたいで。
涙と涎は止まらない。
「とても……、いま、きもち……あ、は」
無いはずの下半身があるみたいな錯覚すら起こす。
もはや自分がどんな状況なのかすら、認識するのは不可能だった。
ばちばちと思考がショートを起こす。
考えは纏まらず。
ただ喘ぐ。
謝る事も忘れて。

「……ねえ、さま」
髪留め、と聞いて、少しだけ正常な瞳に戻り。
腕を、愛しいねえさまへ伸ばす。
顔に触れようとして。
伸ばしきれずに空を切って。
そのまま力なく落ちる。

「あは、は……きもち、いいですっ、ねえさまねえさま」
次の瞬間には、瞳は乱れ、ただ修理と言う名前の快楽を貪り始めた。