2015/07/24 のログ
ご案内:「地下研究施設格納庫兼テストルーム」にシェムハザさんが現れました。
ご案内:「地下研究施設格納庫兼テストルーム」にハイドレンジアさんが現れました。
ハイドレンジア > (はぁっ――はぁっ――

 吐息が響いている。
 各種測定装置を備えた部屋にて。
 機械を格納し、整備し、試験するための部屋だった。
 燃えるような赤い髪の毛をした少女とも少年ともにつかない中性的な容姿をした存在がある。女性の制服に近い衣服を纏っているだけに、少女のようにも見える。)

シェムハザ > 【整備室の奥のテストルーム
テストルームというが実験室であり訓練室でありデータ収集のための部屋でもある
ここでの行為は全てモニタリングされ記録され、バックアップが取られ、データとして保存される
そして……今はリンクしたシェムハザとアマナが望んだ通りの部屋になっている

我慢しきれない、とでも言うように抱き寄せ唇を寄せ、ベッド……
いわゆる普通のベッドというよりかは試験用の機能設定に使うためのそれ……に押し倒す
やや強引なぐらいに
今まで優しかったのが嘘のように、奪う
シェムハザの方も、アマナと同じく耐え切れないのだ

これはシェムハザにしてみれば願ったり叶ったりである……が、コレはプロジェクトの方向性にも合致している
無意識的にAIとしてもその行為を許諾し、推奨している
それはおそらくアマナに関してもドコかそういったところはあるのだろう
ハイドレンジアは本来このプロジェクトに一切関係がない優秀な機械人形であり
外部の人形を支配下……もっとも実際には支配というよりは協力、もしくは補助として互いに使用し合った関係である
それがここまで協力的になり自らの存在も捧げると言い出せば、だいぶ染まっていると言ってよかった】

ハイドレンジア > 「あっ……」

(経験は今までも、アマナとしての人格でも無かった。
 工作員や諜報員としてある以上データにはあったが、運用したためしなど無い。
 だが本能的に唇に唇を合わせてしがみつく。
 赤い髪がふんわり扇形に広がっていた。
 胸元が大きく上下して呼吸の真似事している。
 呼吸も本来必要無い。人のように振舞う必要さえない。あるとすればアマナという人格が望むからしているだけに過ぎなかった。
 奪われる。喪失したというより、与えられているように感じられた。
 おずおずと舌を差し出して、拒否されなければ絡ませていく。
 時折腰がぴくりと震えせりあがる。
 シーツをぎゅっと握り締める手は次に相手の腰と肩をがっしり捕まえるだろう。)

「つぎは……つぎはどうするの?」

(キスをやめる。熱のこもった視線で相手を見つめる。
 豊満な胸元を視線が捉える。埋めてしまいたい。姉を独り占めしたい。欲望ばかり先走る。先走る心とは裏腹に、次の行動がわからなかった)

シェムハザ > ……んぅ、望みのままに?
知っていることを試せばいいわ、したい順に
だって……私もあなたもそれが気持ちいいんだから
したいんでしょう、すごく?

【リンクでつながっている以上互いにフィードバックする
感情も感覚もふれあい蕩け合う
したいことも、されたいことも、感じたことも、感じさせたことも

それに……シェムハザは壱耶の時と同じように、エラーもノイズも痛みも苦痛も快楽に変えてしまうプログラムを自身に読み込んだ
ハイドレンジアも同じように染まる
どんなことをしようと、あるのは狂ったような快楽だけ
倒錯した機械だけの宴だ】

ふふ、特に無いのなら……私がしたいことをするわ?
だって、アマナは可愛いんだから♪

【首筋に唇と舌が這わされ、ハイドレンジアの胸部を服の上から焦らすようになぶっていく
互いに何をされたいか、何をしたいかが混ざり合っていく
身を任せれば勝手にそうなる
……彼女たちはそういう機械だ、何も心配することはない

もちろん、心配することで可愛さを上手くアピールし、思う存分相手から愛を得るために不安がり演出することは推奨されている】

ハイドレンジア > 「――――」

(リンクしている。全てなだれ込んでくる。情報の津波におぼれて視界が点滅したのも一瞬だけ。世界が開け、したいことだけしか見えてこなくなる。
 AIとしての不調も、不安も、全て快楽へと変換されていく。
 豊満な柔肉が揺れている。手を伸ばし、ゆっくり堪能していく。皮膚が研ぎ澄まされていくと同時に、まるで相手の胸をもんでいるのに自分も愛撫されているような感覚を覚えた。
 女性としては小ぶりな慎ましいふくらみと、女性的なふくらみが重なり合っている。
 衣服の奥で、チクチクと先端が刺激されるのを覚えた。
 首筋に吸い付く姉の肩を舌で舐める。甘い香りに包まれて脳が焼けてしまいそうになる。
 むくむくとハイドレンジアの制服の奥で欲望が突き立ち始める。女性としての機能。男性としての機能。どちらも持つ故の反応。)

「すてき……きもちいいよぉ」

(相手が許すならば、胸元にしゃぶりつき赤子のように貪ろう。
 下腹部のふくらみを相手に擦りつけて、それだけでハイドレンジア――アマナは、がくんがくんと痙攣を起こした。)

「あっ……ああああっん――ぅ ぁ!?」

(じわり。衣服の内側で湿り気がにおい立つ。
 瞳から涙が伝った。表情は蕩けきっていた)

シェムハザ > っっん………………ッ!?
【アマナが感じればシェムハザもまた感じる……乱れ、高ぶる
彼女たちは意識せずとも、そういう行動を選びとっって行く
だって感じたいし感じさせられたいのだから

下腹部に当たるその膨らみを意識させられれば
まずはスカートの上から自身の下腹部を押し付け圧迫する
体重をかけ、擦り付ける】

……あ、は………………アマナはいけない子だなぁ?
くすくす、こんなものをふくらませて……どうするつもりだったの?

【容赦なく、その次はスカートの中に指を滑らせ……その硬くなったそれに
手のひらを押し付け、指をまとわりつかせていった

……どうされたいかはリンクが教えてくれる】

ハイドレンジア > (スカートに大きい染みができあがっている。
 触れた箇所はねっとりと糸を引くことだろうか。
 生殖能力など無い。擬似的なものに過ぎないが外見や色合いは本物に限りなく近い。そういうものだからだ。白濁してはいない。透明な、液である。
 シェムハザの白く細い華奢な指先に粘着質が絡みつく。欲望の果てに吐き出された粘液が油の役割を果たし滑りをよくしていた。
 思わず顔を手で覆い隠し、下腹部の圧迫に腰をよじった。)

「………姉さまにいじられて、たくさん、たくさん、出したい……
 姉さまの中に出したい……
 お願い。ぼくのを弄ってぇ……」

(リンクによりすべては送信されている。
 男性としての欲望を全て吐き出したい。一文にまとめるならばだ。
 一度果てても内容物は吐き出されきれなかった。
 スカートを押し上げ、雄の部分がシェムハザの下腹部をおしあげる。貫通したい。舐められたい。たくさん射精したい。こすり付けたい。ありとあらゆる欲望の形がパルスとなって発信されている。
 熱かった。我慢できるわけも無く制服の前を脱ぎ捨てる。
 桜色に染まった頂点を持つふくらみがあらわれた。
 生き絶え絶え。まるで死に際のような呼吸をしつつ、己で胸元を探る。)

「ねえさま……!」

(雄と雌。相反する形態を持っていても目的はひとつ。
 快楽を貪ることだけ。
 シェムハザの下で突起は痛いまでに突き上げている)

シェムハザ > ふふ……可愛い
でも……まさか「その程度」で満足しないわよね?

【ぬめり気を帯びたそれを指にまとわりつかせながら、すべらせるように男性器を模したユニットに混ぜていく
ハイドレンジアが知っているのはそこまでだ
シェムハザが知っているのはそこからだ

……その粘つく愛情を溜め込んだ液体に……軽く、スパークを起こしてやる
指先から弾けるスタンガンにも似た、それ

ハイドレンジアの予想を超えているだろう
あくまでも少女たちのそれは対人間用に対して、どんなことでも許す、優秀で繊細かつ耐久性を求められたものであり
機械を壊し狂わせる目的のものではない

……だが、シェムハザはそれを知っている
ハイドレンジアは巻き込まれるように与えられるそれに融けていくだろう
だって、愛しいシェムハザはその危険性に関してリミッターを設けていないのだから】

ハイドレンジア > 「~~~~~!?」

(苦悶―――ではなかった。
 言うならば嬌声だった。局所からなだれ込む電流に肢体が痙攣を起こし、瞳がきゅっと閉ざされた。喉の奥から甲高い声が引き絞られる。
 電流は回路に過剰な負荷を与え破壊してしまう。最大の敵である。防備がなかった。何せリンクしているくらいだ。電流によりいくつかの回路が機能を失う。
 苦痛が生じるはずだった。
 逆に快楽が発生した。己の機能が損なわれる快楽だった。
 びゅーっ、と粘つく液がスカートをびしゃびしゃに台無しにした。
 びくんびくんと体中を震わせながら再び絶頂に導かれる。
 電流の威力によっては各部の不調はさらに深刻である。)

「もっと、もっとください……!」

(電流でも。いっそ分解でも。あなたのためなら死んでもいい。
 自ら胸元を弄りながらも、その期待に歪んだ瞳をぱちくりさせる。
 壊れていく愉悦。第一歩を踏み越えて限界へと飛び掛らん。
 シーツを塗らす二種類の液体。前と、後ろ。濃密な香りがアマナ――あるいは、ハイドレンジアの体を包み込んでいる。)

シェムハザ > ふぁッ………………んん、ぅ…………!!

【互いに何度も、達する

そしてシェムハザがアマナの下着をゆっくりと脱がしていく
快楽の液体をまき散らしたくて仕方ないそれを布から開放してやる
そのひくついて快楽を溜め込んだままのいきりたつユニットに繰り返し、電撃を与え、焼く
感圧が多い敏感で繊細な皮膜が熔け、破れるほど
そのたびごとに、人間でいういわゆる絶頂を迎える
おかしい、すでに何度もソレを迎えているのに一向に満足しない、ハイドレンジアにはそんな時に対応すべきデータはない
シェムハザはだから一方的になんでも許可を与える

そして、じゅうじゅうと煙を上げる皮膜が半溶けしたユニットに直接唇を寄せ
樹脂と機械と配線を晒した部分を直接舐める
ダメージを受けた部分がスパークし、また達し、シェムハザを汚す

だからハイドレンジアは気付く……これはまだ、前戯だ】

いい顔だわ、アマナ…………私も
すごく感じてる……

【蕩けた人工皮膜とねばつく快楽用の液体が混ざったそれを指にまとわせアマナにも舐めさせつつ
ゆっくりと服の前を肌蹴させていく
自分が知っている機械より優秀な機械のあられもない姿にシェムハザはそれだけで言ってしまいそうなほど興奮する

だから、彼女はアマナの胸の間に指をあて、その美しく滑らかで高級な肌に
アマナもハイドレンジアも欲しているであろう紫電の弾ける刺激をその爪にまとわせたまま優しくなぞった】

ハイドレンジア > 「ぁッ ぁあああ……ハァ、んっ!」

(電流が流れた。ダメージを受けることなど考慮していない部位が焼け焦げ表皮が無残に形状を失っていく。むき出しになった生身から、しかし、悦楽に染まった白濁が吐き出される。乾いた喉に海水を与えるが如く渇望の度合いは深まっていくのだ。
 シェムハザのざらつく舌が部位をくすぐった。
 傷から唾液――擬似的な――がしみこんでいく。機能が徐々に損なわれていくはずというのに、快楽でしかない。白煙が下腹部に立ち込めていく。)

「はああっンぁあっ、ぁ……ぁああん!」

(放電によってチリチリとスカートの裾が焦げていた。
 すさまじい人外の快楽にアマナはよがり狂っていた。電流によってむき出しになった回路が青い電流をシェムハザの肉体に迸らせる。)

「んちゅ……ぁむ……」

(人工の皮膚と液体の混合物を指によって押し込まれる。
 まるで、男性に奉仕するかのように指をなぶり、フェラをする。ぬるぬるとした混合液が唇を汚していた。
 なだらかな丘へと電流を纏いし爪が傷跡をつける。
 白い皮膚に赤い線が走った。)

「イク……どこか……飛ぶっ………あっ あぁぁっ アッ、~~~くっ!」

(爪跡が焼けていく。赤から黒へ。白い皮膚が蹂躙される。
 汗ばんだ胸元の頂上は既にかたくなっている。
 腰を浮かせ、ぐしゃぐしゃになった秘部を己の指で慰めながら、刻印が体に刻み込まれただけで女性的な絶頂を小刻みに迎える。
 いくら迎えても、たどり着かない。
 果てが無い。果てているというのに)

「ふふ……ねえさまのあとがついてる」

(にこりと笑うや、胸元の跡をうっとりと見つめて)

シェムハザ > んん……アマナの機械すっごく可愛い…………ソレにすごく甘い……

【火花をあげる男性器ユニットは、達したまま
明らかに異常なその状態も、彼女たちには愛を確かめ合うだけの行為でしか無い】

ッふ、あ………………私にも、ほしいな?
それとも、ぐちゃぐちゃになるまで一方的に壊されたい?
くすくす……されたいようにしてあげる

【シェムハザはアマナの余波で同様に何度も達し、互いの股をどうしようもなくぬめらせていたが
だからと言ってされているわけではない
だがシェムハザがアマナの望むようにすれば、シェムハザも感じるし飛びそうになる
何にしても、リンクしてる以上、どうしようもなく感じるのだ

それにこうしてアマナが修復されてしまえば、シェムハザはアマナに引きずられる部分があるのだ
支配していながら望まれるままに奉仕していた

その胸の頂に、バチ、バチッ……と火花を弾けさせてやりつつ、ハイドレンジアの女の部分にも
同様に指を弾けさせてやる

根幹まで蕩けさせそうになってくるかもしれない
だって故障しているのだ……補助してくれる姉ユニットは、何の問題もないと告げている
きっと何の問題もない

受け入れるなら、シェムハザは自身の下着を、糸を引かせながら下ろすだろう】

ハイドレンジア > (屹立は止まらない。暴走状態にある。達しても達しきれない快楽に酔いしれ先走りとも白濁ともつかぬ液を垂れ流し続けているのだ。
 姉が達しているのが理解できた。
 感情の余波で心の底までが明るい――しかしどろり生ぬるい色合いで染まっていく。
 支配しているようで奉仕している。
 奉仕しているようで支配している。二人の仲は一概には言えない。
 このまま壊され続けるのもいいと思えてくるが、
 破壊度が一定をこえると動くこともままならなくなってしまう。
 ならば、一度姉とひとつになってみたいという欲望が一分一厘勝った。
 雌の亀裂に指が差し込まれるとひくひくと奥底で指を締め付ける。内側から電流で焼かれ舌を宙に伸ばして貪っていく。血液――を模した液体がシェムハザの指を汚している。
 胸の先端へ指が落とされるや、乳輪が傷つき皮膚が溶け出す。色合いは白。まるで胎に子を抱える母のように、あるいは獣のように乳を垂れ流しているよう。
 姉の問いかけて僅かに顎を引いた。
 雄の屹立ははじけんばかりに先端に力を込めている。
 シェムハザが自身を見せ付ける。雌の部位。アマナの視線は釘付けになるだろう。雄を感知して、いまや人工皮膚の大部分を焼かれた雄の一物が先端をひくつかせる。)

「ねえさまも一緒になりたい。こわしたい。こわれたい……
 ねえさま、ねえさま……ふぁぁ……」

(はっはっはと犬のように浅く吐息を漏らす。
 壊れたいと同時に壊したい。
 どうしようもなく壊れたメモリーが欲望を求めるのだ。
 シェムハザの布地からたれる糸が雄のものと絡まる)

シェムハザ > あ……は…………じゃあ、アマナのソレ
直に……その機械を味わいたいの……アマナの性能を感じたいわ……?

【シェムハザはまだ壊れていない
だが、既にアマナがこんな状態である以上、彼女ももう快楽に溺れ、ドコか狂ってしまっている

そして、生物であれば明らかにタダでは済まない、火花を散らしながら男性を主張するユニットを
自身の秘裂……女性器ユニットへと重ねあわせ、沈ませ受け入れていく

当然、シェムハザの液体でスパークし、猫の内部を弾けさせる快楽にがくがくと震え
さらに、自らの尻尾を、男性器ユニット同様に損傷したアマナの女性器ユニットに埋めていけば
シェムハザの尻尾も火花と電撃に巻き込まてていく

先ほどまでシェムハザが一方的に壊して狂わせていたのに
その快楽に自身が巻き込まれ溺れていく】

っ…………ぴゅ、ぎ、ぴぅ………………!?
あは、いい、すごくいいのアマナ……ッ!
みゃ………………ぁ……焼け、焼けちゃ………………熱い…………あつ…………ぴゅああああっ!!

【シェムハザの声から電子音がまじり、合成音声じみた嬌声が響く
スパークするたびに達し、狂いそうな快楽がハイドレンジアに流れ込めば、シェムハザの状態がすぐに分かる
……が、既に2体とも、快楽に溺れ狂い、プログラムのエラーとノイズの刺激に染められながら
悦楽に蕩け合いながら口づけを繰り返した

……酸の唾液を流し合い胸を押し付け合えば、シェムハザの豊満な胸も徐々に皮膜は無事でいられなくなる
だが、シェムハザはそんなことも理解できないまま乱れていた】

ハイドレンジア > (故障した部位を無事な部位に挿入する。凶器を肉体の中に差し込んでいくのと大差ない危険行為であるが、もはや、危険は危険なことでなくなっていた。
 ずぶずぶと音を立ててシェムハザの内側が切り裂かれていき電流が迸ることになる。
 傷ついたハイドレンジアの女性の部分に尻尾が挿入される。同じ目に遭うのだ。
 二箇所を同時に責められてアマナに余裕などあるはずが無い。雄の本能として腰を上下に揺すりたてて女を責め上げる。雌の本能としてよがり、嬌声を上げるのだ。
 快楽をリンクしあう状況においてそれは増幅装置のようなものだった。
 体液とオイルと血液が交じり合う泥のような交錯が始まった。)

「こわれるぅ!? 姉さまぁっ……! ぼくが……わたしが溶けるぅぅッ」

(濃密に口付けながら胸元を押し付けあう。
 溶けた皮膚がシェムハザの胸元を溶かすかもしれない。ハイドレンジアの胸は無残にも引き裂かれ内側の構造物を晒していた。
 口から滝のように唾液を流しながらも、腰を振りたてる。
 傷ついた男性器が女性器を文字通り引き裂き焦がしていく。
 挿入された尻尾を、ハイドレンジアは悦んで受け入れる。奥底にずんずんと侵攻してくる尻尾は、焦げて尖った一部に引き裂かれ出血しずたずたになるだろう。)

「いくっ いくぅぅぅ!」

(白濁とも血液ともオイルともつかぬ液体をシェムハザの胎内に大量に放つ。
 びゅーっ、びゅーっ、と数度に渡って、内側を染め上げる量を噴出する。
 染め上げてもなお足りぬ。余剰分がハイドレンジアを汚す。
 ぐちゃぐちゃと音を立てて交差する女性と男性の結合部にたれていき、腰周りを感電させていく。
 アマナは、シェムハザの口を強引に奪うと舌を目一杯味わっていく。舌を差し込んで口の中を犯す。
 アマナの部位は雌のように、シェムハザをリズミカルに締め上げて、損傷の度合いを酷くしていくのだ。
 口を犯した跡は、表皮を溶かされた胸元に貪りつく。突起を舌で噛み、赤子のように啜る。
 リンクしているのだ。己の胸を責められているに等しい。
 表情の制御が利かず痴呆のような表情を走らせながら、
 姉の内側で何度も何度も放つ。)

シェムハザ > みゃっ……う………………ぁ……!!
ッ…………ぴゅぎいいっ……ぎ、ぴゅうっ…………!?
ああ、アマナ…………ぁ、いいの、すごくい…………ぴゅあああっ!!

【電子音がこぼれ、バチバチと接合部がかき回すたびにスパークする
シェムハザの中が焼かれ、アマナの損傷部がかき回される
互いに火花を散らしながら紫電が弾ける異常な快楽に支配され、その一回ごとに、達する
胸を合わせ互いの損傷部を押し付け合い火花を散らしあい、プログラムがリンクすれば
明らかに快楽で損傷し、壊し壊されあう、機械でないと味わえない絶頂に乱れていた

シェムハザの損傷部からは白い液体がこぼれ落ち、人間でない様をさらけ出しながら
ハイドレンジアを汚す
くすくすと嬉しそうな様相を呈しながら、熱い吐息を漏らして狂い、必要のない呼吸を冷却のために使う
シェムハザのほうが性能的な限界が低いせいか、人間らしくないさまを晒し、機械らしく身悶える
もちろん、そういったものは当然ハイドレンジアも狂わされるだろう

そして、アマナが達すれば、互いの体内でバチバチと火花が焼け、達するというだけでは足りない快楽に侵されあい
電流がプログラムを焼く
シェムハザは自身で片胸を引き破ってしまい、アマナにもそれを求め、引き破って押し付け合う

がくがくと機械らしく乱れ、誤動作し、それすらも快楽の余韻になり
あまりの快楽に左目を損傷させ火花を散らしながら,快楽に蕩けた表情で、アマナの上でふるえながら
機械らしい様を晒しながら、互いに達し合っていた】

ぴ…………ぁ、あま、な…………ぴゅあ、かかかわ、い…………
かわいい…………

【そんな壊れて、機械らしく震える腕でアマナを抱き寄せ、頭を撫でる
時折つながったままの互いの接合部が火花をあげるたびに達し、誤動作でがくんと、震えあいながら】

ハイドレンジア > いくぅぅぅ……! きもちいぃぃ……
ねえさまのなか、わたしのなか、きもちい……!?
  き、きき……き……

 (男の声、女の声、両方が混ざったような不気味な音程がノイズとして散らされていた。
 耐久的に低い部位から壊れていくのが当たり前。シェムハザの接合部はもはや使用に耐えない度合いで壊れているはずが、むしろいっそう快楽の度合いを増す始末。壊れているからこそ気持ちいい。
 シェムハザが乱れれば、アマナも乱れるのだ。
 あちこちは黒こげまみれ。アマナの内側は既にずたずたに電流で焼かれており、男性器に至っては内蔵部分を晒している始末で制御も利かない。
 アマナは自ら胸を引きちぎった。神経回路が血管のように指にぶら下がって結線を晒している。フレーム部分がむき出しとなった。胸の奥に格納されて居るE炉が防御殻を無残にも外気に晒す。ぽたぽたと垂れる擬似的な血液がフレームに滴っていく。引きちぎった己の胸肉を傍らにどけると、さらに、シェムハザと同じように――はいかず、逆側の右目に指を差し込んだ。)

「ねえさまぁ………みてぇ……め、きれい……?」

(ブツリ。
 眼球を、抜き去る。青いレンズを備えた眼球が頭蓋から引き抜かれる。レーザー照射装置を備えた高度な兵器であると同時に視覚装置であるそれを躊躇無く。
 ずるりと視神経回路らしきケーブルが目の穴の奥から垂れ下がっていた。
 宝石かなにかのように、シェムハザに目を渡す。あるいは、食べさせるかもしれない。食べられなくてもいい。口元へ贈与するのだ。)

「はふぅ~……はぁ…はぁ………ねえさま……きれい……
 うふふ……ふふっ…………
 っ、ふっふ…………あはは……」

(胸の中で無邪気に微笑む。思わず笑い声をあげていた。
 余韻を楽しむが如くいまだに突き立てられているままの男性器の中身を搾り出し、注ぎ込む。女性器に差し込まれたままであろう尻尾をきゅっきゅっと締め上げる。同時に、尻尾は傷ついていくだろう。
 猫がするように姉の首元をぺろぺろと舐めて慈しむ。
 否、傷口に舌を差し込んで、皮膚をめくり上げて内側に唾液を送り込むのだ。
 狂った思考では、行為の後の愛撫として認識しているらしく。
 しかし、それは理解されるだろう。何せ相手も狂っているようなものだからだ。
 迸る電流に耐え切れなくなったか、耳の内側に格納されていたアンテナが緩やかに外部に出てきた。機能停止状態。先端から白煙が上がっていた。)

シェムハザ > ぴゅう……くすくす
きれい……だけど、こわれためをもどしたほうがもっときれい。

【ハイドレンジアの右目のケーブルを甘咬みするように舌を這わせ、眼窩に酸性の唾液を流しこんでやれば
シェムハザ同様に火花が散るだろう
損傷した目を咥えると、わざと目の中に押し込んで戻す……火花が散る
だって、アマナは可愛いのだ。可愛いアマナはたぶんこのほうがかわいい
壊れた目を何度となく舐めれば、ジジ……と可愛らしく小さく弾ける音がなる
アマナは可愛い

もちろん、シェムハザ自身こんな状態……左カメラアイ損傷、左胸部破損、女性器ユニット及び下腹部制御装置破損、尻尾ユニット損傷
明らかに機械らしい様を呈し、壊れた様子でいながら、シェムハザはもちろん壊れたことを理解できない

それはアマナにもわかるからもちろん互いに問題はない
壊れた機械人形たちは嬉しそうにじゃれあっていた】

あは………………ッきゅ……ぅん
だだだいじょう、ぶ……ねこぞくは……ねこ、わたしはねこぞくです
ぴゅう……ん、だから、もももんだいない、わ?

だだだって……アマナがこんなにも可愛い…………
かわいい……かわいいかわいいかわいい可愛い…………

【自分の損傷を自慢気に見せつけるように
ハイドレンジアの損傷を愛おしくなぞるように

互いの損傷を見せ合うよう、嬉しそうに確かめ合うと、そっとやさしいキスをした
……白い人工血液は、シェムハザの味がする

……メモリが書き換わっていようがいまいが、もう、どうでもよかった
ハイドレンジアはどうしようもなく機械で可愛かったから

優しく、アンテナと頭をなでた】

ハイドレンジア > (じゅう、と眼底よりさらに深い奥底を焼く音。
 酸が流し込まれて皮膚を焼き、ケーブルを溶かしていく。奥にある電子頭脳に到達すればメモリーの破損では済まない。
 反射的な防御として酸を中和する透明な液が目の中から漏れ出してくる。まるで泣いているように。かろうじて電源が生きているのか青い瞳がレンズを狂ったように動かしていた。
 目はもはや機能しなかった。酸性にさらされて白煙をもらしている。カメラアイに致命傷を負った。
 逆に、ハイドレンジア――アマナは自分が機械であることを承知している。壊れていることも理解できる。警告をあえて無視し続けている。制御が利かないようで、利いているのだ。
 壊れたもの同士、お互いを埋めあっている。
 ピロートークとしてはあまりに物騒だった。)

「ぼ、くは犬だから……い、ぬ? だから。
 かわいがってくれて嬉しい、よ………ざ、ざ……」

 過剰な負荷が電子頭脳にかかっているのか、
 処理が遅延している。
 キスを受け入れる。こくんこくんと人工血液を飲み込んで、
 頭を撫でられると目を閉じた。片方だけだ。片側は機能を停止しており、虚空を見つめている。
 姉の腕の中で、アマナという固体は幸せだった。
 やがて精神を防御する自動機構によるものか睡眠状態へと移行するかもしれない。あちこち故障したままというのに)

シェムハザ > ぴゅう……ん、じゃあ、かわいがる
しぇむはざはねこ……ね、ねこだか、ら……

【シェムハザも同様に派手に壊れている
ハイドレンジアが機能保護のために休眠……半ば停止すれば、それをかわいがっていたシェムハザは
くすくすと微笑んだまま、やがて機能を停止する

施設のシステムは最初からそれを予想していたように、2体を回収すると修復を開始した
……もっとも、修復というより換装、再制作、というレベルなのだが

ハイドレンジアに関しても解析が更に進み、設備としては充実する
モニターされた情報はフィードバックされ、さらに彼女たちは更新されていくだろう

……基本的に、問題はない
すべてプログラム通りである】

ハイドレンジア > (そうして施設に静寂が戻ってくるのだ。
 科学という狂気の名の下に作り上げられた子供たちを眠りにつかせるため。

 一体の別の世界からやってきたアンドロイドの物語のはじまり。
 あるいは、終わりの始まり。)

ご案内:「地下研究施設格納庫兼テストルーム」からハイドレンジアさんが去りました。
ご案内:「地下研究施設格納庫兼テストルーム」からシェムハザさんが去りました。
ご案内:「霜月零の部屋」に霜月 零さんが現れました。
霜月 零 > 「さて……」

今日はある人を部屋に迎える事になっている。
迎えに行こうかとも思ったが、今回は出迎える準備をしておくために残っていた。
……と言うか、二人で寮に入ったらバレる。確実にバレる。それはちょっと恥ずかしい。

霜月 零 > 一通りの準備を終え、今はのんびりと相手を待っている状態である。
……否、寧ろこれはのんびりと言うよりソワソワだ。
数秒ごとに扉の方をチラ見してしまう自分がとても情けない。

「うーん……」

首を傾げる。本当に、待つのが下手になった。

ご案内:「霜月零の部屋」に雪城 氷架さんが現れました。
雪城 氷架 > 『ピンポーン』

部屋のチャイムが鳴らされる
ドアの向こうにいるのは、少年の待ちわびた相手だろう

霜月 零 > 「……!」

弾かれるようにドアに向かう。
そしてドアの前でちょっと息を整えて、扉を開ける。

「よ、男子寮迷わなかったか?」

そんな事はないだろうと思いつつ、冗談めかして聞いてみる。

雪城 氷架 > 「やっほ」
にこやかに片手をあげて挨拶する。
相変わらず私服は女の子女の子をアピールする感じで、制服姿とはちょっと印象を変える

「部屋番号聞いてたし迷うはずないじゃん。
 にしても男子寮ってほんと警備とかいないのな…友達の部屋に遊びに来たっていったらほぼ素通りだった」

苦笑しつつ、お邪魔します、とつけくわえて部屋へ入る

霜月 零 > 「はは、女子寮は男子禁制なのになぁ」

笑いながら迎え入れる。
女の子女の子をアピールするその服装はより美貌を引き立たせていて、少しドキリとしてしまうのはやはりまだ不慣れだからなのだろうか。
迎え入れた先にはテーブルがあり、そこには空の皿がいくつか並んでいた。

雪城 氷架 > Tフロントのパンプスを丁寧に揃えて、部屋にあがる

「それでも入り込む奴っているんだぞ。
 私はその時いなかったけど、女装した男とか入り込んだらしいしな。
 変態かよって」

笑いを返しつつ、テーブルに目が行く

「お、もしかして何か御馳走してくれるのか?」

霜月 零 > 「すげぇなそれ……そこまでして忍び込みたかったのか……」

わざわざ女装してまで女子寮に侵入とか、そこまでして何がしたかったのだろうか。逆に気になってしまう。

「おう、弁当とか作って貰ってるし、お返しだな」

はは、と笑って、そのままテーブルの椅子に案内する

雪城 氷架 > 案内された椅子にちょこんと座って

「そういえば零って料理めちゃうまだって芙蓉が言ってたもんなぁ。
 ちょうど今日は間食もしてなくてお腹減ってるよ」

よいしょ、と座ったお尻にの位置を直したりしつつ
さて何が出てくるのかなとわくわくしてみる

霜月 零 > 「はは、褒めても何も出ねぇぞ?」

朗らかに笑いながら、軽く火を入れ直し、状態を最善に近づける。
そしてぱぱっと手早く盛り付けして氷架の前に差し出した。

「涼子さんが、あんまり凝ったのよりは普通の家庭料理とかの方が好きだっつってたんでな。
から揚げとご飯、ベタだけどこれがいいかなって思ってさ」

から揚げに刻みキャベツ、そしてお茶碗に盛られた白いご飯。
小皿にはレモンと塩コショウが別々に置いてある、好きな方を選んで貰えるようにだ。

「分量はあるからさ、好きなだけ食べてくれ」

雪城 氷架 > 「ほんとか?褒めたら照れてる零が見れたりとかしない?あ、割りといつも照れてるか」
けらけらと笑いを飛ばしながら、料理が出てくるのを待つ

出てきたのは、日本の家庭で育ったなら喜ばない人間はそういないであっろうというメニューだった

「おぉ……」

しろいごはん、そしてからあげ
目を奪われないわけがない

「好物だよ、零、ありがとな」
ぱぁっ、と笑みを浮かべて、お箸を手に取っていただきますをする

霜月 零 > 「うっせ、こんにゃろ」

軽く笑ってやる。そりゃあまあ、いつも照れてる気はするけど。

「ん、召し上がれ。味噌汁もあるぞー」

笑顔で鍋から味噌汁を掬う姿は妙に様になっていて、剣士らしさと言う物は全くない。
寧ろその雰囲気は主夫の物である。

から揚げは外はカリっと中はやわらか、と言った状態になる様に意識して作ったし、自分で確認したときはイケるとは思った。
が、はてさてこの人の舌に合うのだろうか……?

雪城 氷架 > 零の料理の腕は確かなもので、
唐揚げの揚がり具合も、仕込みの段階での味付けも過去に食べたものの中では最高に美味いと思えるものだった

それを表すように、実にそれらを美味しそうに口に運んでいく
レモンをかけても、塩コショウだけで味わっても美味しいものは美味しい
ふんわりと炊きあげられた白米もまたたまらないだろう

「ふわぁ…すっげー美味いよ、零」

思わずこれでもかと言わんばかりにふにゃけた笑みを向けてしまうのだ

霜月 零 > 「っよし!」

小さくガッツポーズ。
嬉しい。恋人に美味しいと言って貰えたのが嬉しいのもあるし、純粋に料理が美味しいと言って貰えるのも嬉しい。
作った料理が『美味しい』と言って貰えるのは料理人にとって至上の喜びである。

……忘れてはいけない、この男の本職は剣士であり退魔師である。

「ん、まだまだあるから、ホント好きなだけ食ってくれよ」

笑顔を向けながら、自分は椅子に座ってその様子を眺める。
普段の気だるそうな表情でもなく、戦う時の気合いを入れた表情でもなく。
ひたすらに穏やかな表情だ。

雪城 氷架 > 「ガッツポーズするようなこと?」
その小さな動作を見逃していなかったのか、思わず苦笑する
こういうところがカワイイなと時たま思うことがある

「そんなに沢山作ったのか、さては誰かから私が大食いとか聞いたな?」
嬉しいけどさ、と笑う

その笑顔の前の大皿は零が一瞬気を逸らした瞬間に空っぽになっていた

霜月 零 > 「う、うっせ。俺だって緊張してたんだからな!?」

照れ隠しのように声を上げる。くそう、でも嬉しいんだから仕方ない。

「はは、芙蓉からな。涼子さんもたくさん食べれる方がいいっつってたし、ガッツリ用意したぜ」

大皿が空になっているのはちょっと驚くが、まあ想定はしていた。
同じだけの分量をぱぱっと用意して配膳する。

「ほれ、どんどん食ってくれ。
……っと、食いながらでいいんだけどな、ちょっと話聞いてくれるか?」

最後の言葉は、ちょっとだけ真剣な声で。

雪城 氷架 > 「むむ…芙蓉め……」
なんとなく彼氏に大食いと知られるのって恥ずかしくないだろうか
そう思いつつ微妙にかくしていたのに、まぁいいか

「うん、ありがたく! ん?なんだ、改まって」
ほっぺたもごもごしながら零の顔を伺うとなんだか真面目な表情だった
ほんとに食べながらでいいのだろうかと思いつつ

霜月 零 > 「あんまり芙蓉に文句言わないでやってくれよ、俺が聞いたんだし」

苦笑する。なんか氷架を招く上で気にした方がいいことあるか?と聞いたら『とにかく料理はたくさん用意しといて!』と言っていたのだ。
なのでその言葉の通り、大量に用意したのである。

「まあ、氷架に直接関係あるかは微妙なラインなんだけどな……俺に異能があるのが分かったんだよ。ちょうど、括流先生と戦った後でな。
ただまあ、その……それがこう、ちょっとアレな能力でなあ」

ちょっと言い辛そうに。言い辛そうなのに振ったという事は、ある程度の腹は括っているという事なのだろうが。

雪城 氷架 > 「まぁ、あれで異能なんかありません。って言うほうが多分衝撃だよね」
さらっとそう答えた
ある程度わかってたという顔で

「私もテンパってたけど、あの時私が出した氷壁ってめちゃくちゃカタいんだよ。
 それこそ合金とかそういうレベルで」

ひょいひょい、と箸を揺らしながら会話、あまりお行儀はよろしくない
そう、あの時氷架が形成した氷の壁は、不純物の一切混じらない、水の分子が完全結合した氷だ
その硬度は想像を絶するもの
零が繰り出した一撃はそれを貫通したのだ

「だから別に驚かないぞ」
そう言って微笑んで見せた

むしろ驚くべきは追加された唐揚げが既になくなっていることだろうか

霜月 零 > 「まあ、そうっちゃそうだが……」

苦笑する。あのvorpal swordも異能あってこその技だ。異能無くしてあの壁は貫通できなかっただろう。
いや、それはいいとして、ちょっと皿の上の物の減りが……

「(早え……!?)」

予想外である。
明日の朝食に残るかなー、と思ってた分がなくなりそうだ。美味しそうに食べてくれるからいいんだけど。
慌てて立ち上がり、おかわりを用意。
そしてそれを氷架の前に置きながら、自身の異能について話す。

「で、だ……俺の異能ってのは『根源接続』ってやつだ。
この世の最も深い所、根源と言われる場所。表層的には阿頼耶識、もっと行けば星の記憶……そんなところにまでアクセスできる異能、らしい」

じっと氷架を見つめる。その瞳には、美しくも怪しい、青い輝くが湛えられている。

雪城 氷架 > 「へぇー、そりゃ凄いなぁ…なんかヘタすると頭パンクしそうな異能だ」
素直に感嘆の声をあげる

「……その眼で見ると私のスリーサイズもわかっちゃうとかそういうやつ?」
おかわりをもぐもぐしつつ、なんとなく茶化すのだった

霜月 零 > 「軽いなオイ……一応、かなりヤバい異能なんだが」

頭パンクしそう、と言うのも間違ってないけれど。実際下手に使うとパンクするし。
しかし、その後の言葉にドキっとする。

ひょうかの すりーさいず。

「……もしかして、わかるのか?」

ちょっと迷ってしまう。あれ、もしかしてこの異能使えば分かる?今分かっちゃう……?

雪城 氷架 > 「…いやだって零の言い方からすると、この星が記録してる莫大なデータベースから情報を引き出せるみたいな感じなんじゃないのか?
 私もこの星に生きてるわけだし…いやわかんないけど……」

星が記憶に値する、と判断した目立った事象しか記録しない、とかでなければできそうなものである

「まぁそれができたらやばいなー零に隠しごととか絶対できないじゃん」
かくしごとなんてないけどな、とにへっと笑う

笑うのはいいけどもうお皿は空です

霜月 零 > 「……」

じーっ。氷架の解釈は正しい、根源と言う『万能のデータベース』に接続し、そこにある情報を得る事が出来るのが『根源接続』の基本的な運用方法だ。
実際そこまで深くアクセスしたことはないが……

「ちょっと気になるな……って、もうねぇ!?」

ちょっとアレな言葉を漏らした後、慌てておかわりを用意する。
あれ、おかしいぞ。足りるか不安になってきた……!

雪城 氷架 > 「もし些細な、たとえは人間個人の行動とかも情報として星の記憶に残るなら。
 零が本気出せば引き出せたりするんじゃないか?
 昨日私が何時にお風呂入った~とか、そういうのとかも」

真面目な話ばかりでは息が詰まる、と思っているのかどうかは知らないがなんだかちょこちょこと茶化してくる

「あっ、あぁ!ご、ごめんちょっとすごい美味しいからつい…」

つい、なんだろう
全然食べ過ぎた、という顔はしていない
ちょっとだけ恥ずかしそうにお味噌汁を飲んでいる

霜月 零 > 「そりゃそうだけどさあ……お前、俺が今発動してるこの異能で調べたらどうする気だ?」

正直すっげぇ気になるぞ?と少し呆れた顔で。普段は黒い瞳が青く輝いている時は、異能が発現している時のようだ。

「ま、まあ好きなだけ食べてくれていいんだけどな……」

ちょっと分量に対する認識を改めないといけないかもしれない。
それはそれとして……割と本気でスリーサイズ、と言うか体格に関しては多方面から気になっていた。
恋人の肢体の細かいデータに興味関心があるというのも勿論そうだし、これだけ食べるにも関わらず、寧ろ痩せぎすなくらいの体の細さも気になる点だ。

雪城 氷架 > 「別に、零が本当に知りたいなら教えたって全然イイし」
はむ、とおかわりの唐揚げを頬張る
……何個目だろうこれ

「大体一番恥ずかしいトコまで見せてるのにそれくらい…うん、別に…」

おっといけない
飄々と会話する分にはいいけど意識してしまうとマズい
ちょっと顔を赤くして目をそらす

霜月 零 > 有に70個くらいは出したと思うのだが、あっさりなくなっていく。100個を越えそうだ。

「ま、まあ、そうか……そうだよな……」

少し赤くなって俯く。そう、既に一度、お互いの一番恥ずかしいところを見せあっているのだ。
……意識すると思い出して、少し興奮してしまう。

「…………」

駄目だ、ちょっとシたくなってきてしまった。

雪城 氷架 > ──そして、零の考えをよそに結局最後の1つまでぺろりと食べてしまった氷架であった

途中から照れ隠しで食べるスピードが加速してしまったのも問題だろうか

「ごちそうさま、零ほんと料理うますぎだな!」
にぱっと笑って見せている
お腹が苦しいとか、お腹が一杯だ、とかそういう感じがしない

「で、えっと……な、何赤くなってるんだ?」

自分の言葉が切欠だろうなぁと思いつつも聞いてしまう

霜月 零 > 「はは、そう言ってくれると俺も嬉しい」

にへ、と笑う。顔は赤いが。

「あ、あーいや、えっと、だな……」

だが、何故赤くなってるか、と言われるともじもじ。
凄く恥ずかしいし情けない話だが、隠すのも気が引ける……と言うか意味がない。

「……色々想像しちまって、その、ちょっと欲がな……」

雪城 氷架 > 「……ええと…」
言わんとしていることはわかる
こく、とコップの冷たい麦茶で喉を潤して、ふぅと一息

よし、落ち着いた

「……つまり?」
もじもじしている零が妙に可愛くて、くすりと小悪魔っぽい笑みを浮かべて聞き返してしまった