2015/08/21 のログ
ご案内:「女子寮 佐伯貴子の部屋」に佐伯貴子さんが現れました。
ご案内:「女子寮 佐伯貴子の部屋」に四十万 静歌さんが現れました。
佐伯貴子 > (佐伯貴子の部屋は玄関を入るとキッチン&ダイニングになっている)
(左にユニットバスがあり、ダイニングルームを進むと左が寝室で右が学習室兼トレーニングルームだ)
(ダイニングのテーブルにある椅子に座って来客を待つ)
(いろいろ考えた結果、直球で行くことにした)

四十万 静歌 > 「――」

コンコン、とノックをする。

とりあえず、今日は楽しみましょうという事で、
ばっちりとケーキを用意してきてある。
後スナック菓子、甘味の準備は万全である。

わくわくしながら、反応を待つ。

佐伯貴子 > あいている。
入ってくれ。
(そういうと立ち上がり、玄関へと進んだ)
(相手はおしゃべりするつもりできているはずだ)
(多分、いや絶対混乱させてしまうだろう)
(でも仕方がなかった)
(こういう時上手くやる方法を自分は知らない)

四十万 静歌 > 「お邪魔しますね。」

ガチャリと、あけて入る。

「こんばんは、貴子さん、
 今日はお招きいただきありがとうございます。
 あ、これつまらないものですけど、
 ケーキとお菓子です、
 やっぱり甘いものをつまむのは大切だと思うんですよね。」

なんてきらきらした目でにっこり笑って、
玄関へとやってきた貴子へというだろう。

これでバッチリですね!
みたいなドヤ顔になってるかもしれない。

佐伯貴子 > わざわざ用意してくれてありがとう。
こちらも用意はできている。
しかしその前に聞いてほしいことがある。
(そう言うと床に正座した)

頼むッ!
私と一晩身体を交えてくれないか!?

(悲壮な表情で――――土下座した。)

私が君を撃ったシイン先生と同じことをしているのはわかっている!
しかし…君も死ぬところだった、私はいつも死ぬかもしれない身だ。
君への気持ちの伝え方を私は知らないのだ…
(一方的にしゃべる)
嫌だと言われれば、冷蔵庫からケーキを出して二人で食べて終わりだ。
もし君がOKと言っても、キスは嫌ならしないし、触られたくないところも触らない。
途中で嫌になったら切り上げてくれてもいい。
今回で私を嫌いになるのも君の自由だ。
(大きく息を吸って吐いた)
…君への気持ちをこんな形でしか表現できないのが申し訳ないが…
私はこういう質なのだ。

私は――君が大好きなのだ。

(頭を下げたまま相手の返事を待つ)
(言葉は真剣そのものだ)

四十万 静歌 > 「まぁ、
 食べ切れなかった分はそのまま貰ってやってください、
 それにしても、聞きたい事ですか?」

なんでしょうと顎に人さし指をあてて首をかしげ、
改まった様子に、
え、あれ、何がと困惑の度合いが広がる。
そして次の瞬間見たものは――

それはとてつもなく綺麗で、
とてつもなく見事なまでの土下座だった。

一切の無駄がなく流麗な流れでの土下座。

「はい!………はい?」

思わず、見とれてはいと元気よく答えてしまったが、
今、なんといっただろうか。

ええと、なんだっけ、
身体を交える。
うん。身体を交えるって――

って考えているうちにも怒涛の如く言葉が耳から流れ込んでくる。

えっと、その?

オーケイ、オーケイ、落ち着こうか私。

とりあえず整理しよう。

大好きなので、性交渉したい。

うん。間違いないはずだ。うん。

うんうんと、何度か頷いて。

「ええええええええええええええええええええ!?
 いや、落ち着いて、落ち着いて下さい貴子さん、
 いや、まぁ、確かにいつ死ぬか分からないってのは、
 先日の件から確かに否定できませんけど、
 落ち着きましょう。
 うん――いえ、まぁ、その、
 流石に処女はあげれませんけど、
 別に、その、貴子さんが本気で求めて、
 ――本気で好きなら、別に多少くらいなら――
 わ、私だって貴子さんの事は嫌いじゃないっていうか、
 好きですし――」

いや、何言ってるんだろう私。
真っ赤になってしどろもどろになりつつも、
じっと目をみて真剣に返事をする。
うまく頭が回ってないきがするけど、
仕方ないと思う。というか良く頑張ってる私!
と、思った瞬間、最大の問題を思い出した。

「――っていうか、ですね。
 女同士ですよ?」

いいんですか?と首を傾げるだろう。

佐伯貴子 > 私は落ち着いている。
今性的興奮しているということはない。
君に正しい私の気持ちを言うのが筋だと思ったのだ。
(頭は上げない)
ありがとう、その言葉だけで救われる。
(口調が若干緩む)
女同士で性交渉する機会が多くてな。
こうなってしまった。
決めるのは君だ。
私は最悪絶交される覚悟はできている。
(土下座したまま)

四十万 静歌 > まぁ、とりあえず、ですね。
と、同じように正座をして、
頭を上げてくださいというように肩を軽く叩くだろう。

落ち着け、落ち着けと、自分も深呼吸して落ち着きながら、
うん。

「まぁ、確かに貴子さん、
 女性の方から人気そうですものね……
 いえ、まぁ、いいのですが――
 とりあえず落ち着きましょう。」

うん、と一つ頷いて。

「まぁ、その……
 なんていうか、こう、
 今のままだとですね、
 結婚して下さいとか、
 彼女になって下さいっていってるようなものですよ……!」

とりあえず、ここははっきりしておくべき所だろう。

「まぁ、どうしても、であり、
 貴子さんがそこまでするほど好きなら……
 私は、そうですね……
 うん。
 別に構いはしませんよ。
 今回は。」

今回以降に関しては、
正直な所――
返答と貴子さん次第だと思う。
いや、うん。
流石にここまでされて無碍に断ることは難しい。
相手次第では無碍に断ることになるだろうけど。

佐伯貴子 > (肩を叩かれれば頭をあげる)
(そして相手の言うとおり深呼吸する)
いや、結婚とか彼女とか、そういうことではない。
ある意味それより酷いことだ。
一晩だけの関係を持ってくれと言っているのだからな。
(真剣に相手を見つめる)
だから…その上で構わないというのなら。
寝室に行こう。
断るというのなら…
今の言葉は全部忘れてもらって、部屋を出ていくか、ケーキを食べるかしよう。

四十万 静歌 > 「――」

じっ、と何もいわずに見つめる瞳を覗きかえす。

だが、イエスともノーとも、今だ何もいわずに。

佐伯貴子 > 私は君が大好きだ。
だが独占しようとか、身体が目的だとかそういう感情ではない。
君をもっと深く知りたい。
それだけだ。
お菓子を食べながらでもそれはできるし。
ただ、肌を合わせることでしかわからないこともある。
私はそれを求めているのだ。
だから…
(正座をやめずに)
できれば受け入れて欲しい。
(正直な気持ちを言葉にした)

四十万 静歌 > 「……」

一つ息を吐く。

「――きっと、それは夏の夜の夢となるでしょう。
 受け入れても、夢の如く後には残らず、
 虚しさだけが残るかもしれません。
 ――さっきいったような条件でいいのであれば――」

口に出してしまったことですし構いませんよと、
ばつの悪そうな顔でウィンクして答える。

軽蔑することも、嫌うこともない。

だが――ただ好きで肌をあわせたいなら、
きっとそれは泡沫の夢に過ぎない。

そのわからない事すら――
きっと手から抜けていく。

思わず、少し寂しげな表情をしてしまったかもしれない。

佐伯貴子 > それはわかっている。
虚しくなるかもしれない。
後悔するかもしれない。
自分で自分を軽蔑するかもしれない。
ただ、他に方法を知らないのだ。
(こちらも悩んだ末でだした答えだ)
(覚悟はできている)
ただ、君に虚しさが残らないことだけは祈る。
後悔が残らないことを祈る。
勝手な言い分だが、許して欲しい。
(悲壮な顔でそういうと、立ち上がって踵を返す)
(タンクトップを脱ぎ、ハーフパンツを脱ぐ)
(下着はつけていない)

(正常な行動ではないのはわかっている)
(だが他に方法が思い浮かばないのだから、直進するしかやり方を知らないのだ)
(せめて、相手に不快感を与えないようにだけは気をつけよう)
キミが好きなんだ、四十万…
(背中でそう言葉を紡ぐ)

四十万 静歌 > 「――私の事は心配はいりませんよ。」

覚悟が出来たわけじゃない。
望んでいたわけでもない。
――ただ――
恥ずかしさのあまり顔が火を噴きそうになっていても、
何処か冷静な自分がいて――

「――行きましょうか。寝室へ。」

真っ赤になりながらも
ゆったりとした微笑を浮かべ後をついていく。

「――私も、好きですよ。貴子さんの事が。」

――確かな事が一つだけあるとすれば、
それは、今だ愛でも恋でもない好きではあるが。
確かに好きな思いは、そこにある。

佐伯貴子 > すまないな。
もう少し私がまともに生きてきていたら――
いや、やめよう。
(寝室へ続く通路にドアはない)
(ベッドの横で振り返る)

受け入れてくれて――ありがとう。

(とても悲しげな微笑みを浮かべる)
(しかしこの先は快楽へと続かなければ意味は無い)
(悲しそうな顔はこれでやめよう)
さあ、君も服を脱いでくれ。
処女は奪わないが、私は少々こういう行為には激しくなる傾向があるようだからな。
(微笑んだ)

四十万 静歌 > 「――どういたしまして、というべきか、
 ごめんなさい、というべきか迷いますね?」

なんていいながら、恥ずかしさで手が止まりそうになるが、
だからこそ、素早くマントを外し、
するりと服を脱いでゆく、
白い下着も脱いで、
惜しげもなく、その裸体を晒す。
――顔にも身体にも一見として特徴が無い。
特徴が無いというほどに整った身体は――
――まるで夢のように消えそうな錯覚を与えるかもしれない。
先にベッドに横になりそっと手を伸ばすだろう。

「――全く、貴子さんはしょうがありませんね。」

なんて悪戯めいた精一杯の強がりの笑みを見せ――
――彼女は誘う。

佐伯貴子 > ここまで来てごめんなさいと言われれば、すぐにでもやめるつもりだ。
(微笑む)
(相手の裸体は初めて見る、当然だが)
(美しいと思った)
(相手の精神と同じように)

(手を伸ばされればそれを握り返し)
ああ。
実は私はこんなしょうがない奴だったんだよ。
(苦笑し、相手に覆いかぶさる)
(嫌がらなければ口付けを求めるだろう)

四十万 静歌 > 「――でも、嫌いではないですよ。
 “私をみてくれているから――”」

そういって覆いかぶさる貴子さんの背に空いている方の手を回し、
そっと口付けをするだろう。
透けるように淡く、甘い口付けは、
まるで夢の中へと誘うように儚く、
でも、確実に現実である後味を残すだろうか――

佐伯貴子 > ありがとう。
でも、君を見ている人間は大勢いるさ。
(儚く、甘い口付け)
(これまでの、純粋な性欲と違う何かが沸き起こってくるのを感じる)
(それは性的興奮でもあり、罪悪感でもあった)
(左手で身体を支えながら、右手で相手の乳房を揉む)
(そして、唇を下げていき首筋へ)

四十万 静歌 > 「だと、いいのですけど、ね。」

淡く微笑み、

「んっ――」

大きすぎず、
小さすぎず、
程よい形の胸の弾力を感じるだろう。
首筋へのキスに身じろぎもせずに、
ただ、ぎゅっと目をつぶって、
真っ赤にして、貴子さんの背に回した手に力をいれる。

――そして、貴子さんの頭をそっと片手がなでるだろう。
何かを 許すように。

佐伯貴子 > 君は自分を過小評価しすぎる。
君は自分が思っているよりずっと魅力的だと思うよ。
(罪悪感と興奮と安心感と愛情と友情と――)
(様々な感情が入り混じった行為)
(それでも頭を撫でられれば、許されたような気がした)

(唇は乳房にまで下がる)
(右手は相手の秘所へ、あくまでも優しく)

四十万 静歌 > 「――本当に、そうなら――」

いいな、なんて想いながらも、
優しくなでられる手と、
胸に触れる感触に思わず声をあげそうになるのを――

「ふぁ……んっ……!」

きゅっと奥歯を噛み締めて殺し、
真っ赤になりながらも、
いつくしむ様に両手で頭を抱こうとするだろう。

好きにしてくださいというように。
――まるで都合のいい夢のように。

佐伯貴子 > 本当だ。
(自分の価値観は一般的ではないと思っているが、四十万は魅力的だ)
(それは様々な事柄から確信している)
嫌だったら言ってくれ。
(都合が良すぎる)
(まるで夢の中にいるようではないか)
(それすらも相手の思惑通りなのだろうか)

(乳首を吸い、秘所を優しく愛撫する)
(興奮が高まり、呼吸が荒くなる)

四十万 静歌 > 「――ありがとうございます。」

そして、少しの間をおいて。
恥らう様子で――

「嫌なんかじゃ――ないですよ。」

そう紅い顔のまま横を向くだろう
更にはげしくなる愛撫と吸い付きに、

「ん――あっ……!
 あっ……はぁっ……
 んぅ……!」

艶やかな声をもらしてしまう。
ぎゅっと身体を寄せてくるだろう。

――貴女を感じたいというように。
――ここにいると主張するように。

佐伯貴子 > (許否する権利は相手にある)
(それでも感謝を述べる相手は何者なのだろう)
(そこに惹かれているのに間違いはないが)
――ありがとう。
(純粋な愛情ではない行為)
(だからこちらも感謝を述べた)

(左手を相手の背中に回し、きつく抱き寄せる)
(右手は相変わらずもっとも敏感な場所を刺激し続ける)

四十万 静歌 > 「――っ!」

大きく身を震わせながら嬌声をあげる。
――快楽に身をゆだねるかのように。

きつく抱き寄せれば激しい鼓動が聞こえる。

まぎれもなく、現実だ。
暖かなぬくもりは、確かにそこにある。

――どうしょうもなく、都合がいい、現実――

静歌の手が貴子を優しく抱きしめ続けているかのように、

――甘い夢のように都合がいい、現実。

佐伯貴子 > (自分はとんでもないことをしてしまったのではないか)
(今更である)
(しかし自分を受け入れ、赦してくれる存在がいる)
(たとえ一夜でも)
(これを自分はどう受け止めればいいのだろう)
(葛藤する)
(そんな思考とは裏腹に身体は動く)

少し強めに行くぞ…
(興奮の赴くままに、秘芽を擦り上げる)
(相手を絶頂に導くように)
(同時に乳首もねぶりながら吸い上げる)

四十万 静歌 > 「――は、はい――」

静かに、快楽に負けそうに震える声で――頷いて――

「来て、下さい――
 一杯感じて、下さい――」

甘く甘すぎる囁きが、響くかもしれない。
優しさと恥じらいと――
胸の鼓動が高くなる音が重ねる肌から聞こえて――
蟲惑的に誘い、
激しい愛撫に激しく乱れ、
足もからめて密着しようとするだろう。

――強く求めるように――
――快楽という夢へと溺れさせるかのように――

身体を摺り寄せるだろう

佐伯貴子 > ああ、行くが…少し体勢を変える。
(鼓動が感じられる今の体勢)
(それが一番理想的だが、女同士だとそうも行かない)
(一旦体を離す)
(名残惜しそうに口付けを残しながら)

(身体を起こすと、相手の左足を担ぐように持ち上げ、下腹部が交差するように右足を相手の下に)
(いわゆる貝合わせである)
(秘部で秘部を愛撫するその体制になるや否や、激しく腰を前後し始める)
(これは双方に快楽をもたらす体位)
(相手は気持ちよくなってくれるだろうか)
(そんなことを考えながら荒い息を漏らす)

四十万 静歌 > 「はい――貴子さんも――」

感じて下さいね――の言葉は虚空に消えて、
あわせられ、動かされる刺激を、
ぎゅっと目を瞑って両手で口を押さえて我慢しながら、
あわせるように腰を動かすだろう。

――恥ずかしい、けどとめられないのが、
より恥ずかしくて――

快楽と羞恥で肌が火照る。

濡れた音が更に増長させ、

手の隙間から甘い声が漏れ出るだろう。

――良いです、もっと――

そんな声が聞こえた気がする。
少なくとも、目はそういってる気がする。

――まるで、貴女の望むように染めて欲しいとでもいうかのように。

佐伯貴子 > あ…あ…感じて、る…
(時折漏れる相手の甘い声が興奮を助長させる)
(腰をくねらせながら、ただひたすらに快楽を求める)
(もっともこの姿勢に経験はなく、調べただけなのだ)
(器用ではないであろう)

(潤んだ瞳で潤んだ瞳を見つめる)
(罪悪感や他の感情はまだ残っている)
(しかし相手への強い感情が、強い快楽が)
(絶頂へと導いていく)

(もしかして、自分は相手に甘えているだけなのかもしれないな)

(そんなことを思いながら、嬌声とともに果てた)

四十万 静歌 > 「――んっ~~っッッッッッッッッ!」

貴子が果てると、同時に大きく身を震わせ、
大きな声が漏れで、果てる。

くったりと、力なくべっどに倒れ、
甘い息をあげながら、
無防備に――

妖しい色香を漂わせるかのように。

「ん……」

だが、快楽の余韻に浸るその顔は、
どこまでもあどけなく――

――まるで色鮮やかな夢をみるかのように――
   ――その姿は、見たい幻を見せるかもしれない。

佐伯貴子 > (しばらくぐったりとしながら、呼吸を整える)
(相手も絶頂した様子だ)
(それはひとつの救いだった)
(相手の下から足を引き抜くと、再び覆いかぶさってキス)
(そして相手の横に寝転んだ)
(腕枕の要領で首裏から手を回し、頭を撫でる)
もう少し続けるが…
一旦休憩しよう。
(これが現実でなくても構わない)
(どうせ一夜の夢のつもりだったのだから)
(だが今はたしかに現実だ)
(たとえ夢と消えても、感じたこの快楽と相手のすべてを忘れはしないだろう)
明日からはまた普通の友人同士だな。
(小さな声で呟いた)

四十万 静歌 > 「――」

静かにゆっくりと、
意識を引き戻しながら、

じっと静かに微笑みを浮かべ、
貴子の目を覗き込む。

言葉に対する答えはない。

静かに見つめ続けるだろう。

――そっと身を摺り寄せて上目遣いになりながら。

佐伯貴子 > (君は何を考えている?)
(そう聞きたかったが、聞かない)
(それを知るための行為なのだから)
…高級ホテル「リッツヒルト」のチーズタルトがあるんだ。
あとで食べよう。
(両腕で相手を抱きしめるようにする)
(すべてを受け入れ赦してくれる女性)
(男だったらきっと一生をかけても尽くしたいと思うだろう)
(だから魅力的なのだ)
(だから抱いたのだ)
(しかしそんな関係は今だけだ)
(相手の感触を確かめるように、身体をきつく合わせた)

四十万 静歌 > 「――」

後で食べようとの言葉に、
微笑みが少し柔らかくなった気がする。

きつく合わせると、
きつく合わせてくれる。

――もう離さないといいたいのだろうか。
――それとも、今一時を刻み付けているのだろうか。

微笑みからは読み取れない。

だが、不意に覗き込む目がこういっている気がするかもしれない。

――アナタハドウシタイノ?

と。

佐伯貴子 > (体温を感じ、肌を感じ、鼓動を感じ、呼吸を感じる)
(それでも、逆に相手への謎は深まるばかりだった)
(相手を知るための行為でこんなことになるとは)
(いや、新たな一面を見れて良かったというべきなのかもしれないが)
…。
(自分は相手をもっとよく知りたい)
(だがそうしようとすればするほど深みにはまってしまいそうな気配が相手にはある)

(素直に認めよう、この行為では相手のことはわからない)

(しかし)
次はもう少し激しく行くぞ。
(完全な女同士で、自分が主導権を握るのは初めてであった)
(だがありもしない「答え」を探すように、身体を求めるのであった)



(――――どれだけ時間が経ったのであろう)
(四十万の足先から髪の先まで、指と唇の触れていない部分はないであろう)
(それでも「答え」は見つからないだろう)

四十万 静歌 > 重ねれば重ねるほどに、
感じさせれば感じさせるほどに。

彼女は期待に応えるかのように、
彼女は彼女であるままに反応をかえし、
素直にそれを受け入れ、
素直に返す。

――激しく行くぞといわれたら、
はい、と頬を染めて少し横を向いたように。

長い長い時間の後に、
疲れた体を貴子へと預ける。

甘えるように、委ねるように。

そして、そっと、一つだけ、
貴子の唇へとキスを落とそうとするだろう――

佐伯貴子 > (そのキスだけは真実だと信じたい)
(そう思いながら唇を合わせる)
(受け止めるようにきつく抱きしめる)
…。
(今は言葉は無意味だ)
(だから相手が話すまで待っていよう)

(自分が相手と逆の過去を持っていたならば。)
(きっとそれは男にとって理想的な「人形」だったのではないか)
(そんなことをふと思う)
(相手の過去は知らないが、うまく生きていけた自信はない)
(様々な経験をし、今の四十万静歌があるのだろう)
(完全に天然だったらお手上げだ)
好きだよ、四十万。
(耳元で囁いた)

四十万 静歌 > 「……」

強く抱きしめられると、
穏やかに微笑んでそっと手を重ねるだろう。

彼女に対した過去はない。

天然なのもあるだろう。

だが、これは――“在り方”の問題だ。

――されど、それを知るには今だ――
ピースが足りないだろう。

「私も、好きですよ。」

耳元で囁いた言葉に、真っ赤になって、
照れたように微笑む。

――夏の夜の夢のように、夢のような一時であったが、

ただ――この一瞬だけは、
確かにあったのだと実感させるのは十分だろう。

佐伯貴子 > (たりないピースの一つでも、この夜に手に入れられたと信じたい)
(しかし恋人でもない相手にそれ以上を求めるのは難しいだろう)
(ピースですらない細かな欠片たちを集めていこう)
(これは誰にとってもそうだ)
(誰一人、完全に分かった、理解できた人間などいない)
(だからもっと知っていこう)
(こんな方法を取らずとも可能だろう)
…。
(好き、の言葉に微笑んだ)
(こんなに密着しているのに何億光年も離れているような感覚)
(とても寂しいが、新たな発見でもあった)
(たとえ一夜の夜と消えても)
(たとえ相手も自分も忘れ去っても)
(きっと何かの糧になるだろう)

さて…
(シャワーを浴びたいなら好きにするといい)
(ケーキは二人分以上あるだろう)
(こんな時間に食べたら太るだろうが)
(このまま寄り添って寝てもいい)
(相手に任せよう)

四十万 静歌 > 「――シャワーを浴びて、少し眠ったら――
 朝ごはんはケーキにしましょうね。」

と、いつもの通りにふんわり笑う。

そして人さし指を口元に当ててウィンクをしながら――

「――これが、私です。」

何か分かりましたかと上目遣いに目を覗き込むだろうか――

佐伯貴子 > そうしよう。
シャワーは先に使っていい。
(微笑む)

これが君、か――
(どう受け取ればいいのだろう)
(自分には未知の領域にすんでいることは確かだ)
(だがおそらく、おそらくだが)
(今までの友人関係は壊れることはないだろう)
(それはありがたかった)

ありがとう四十万。
君のことはさっぱりよくわからん。
今夜ますます好きになったわけでもないし、別に嫌いになったわけでもない。
ただ、好きなのを再確認できただけさ。
付きあわせて済まなかったな。
(肩をすくめた)

四十万 静歌 > 「そうですか。
 では、一つだけ約束ですよ?」

シャワーの場所を聞いてシャワーへと行く途中で、
振り向いてにっこり笑って人差し指を立てる。

「――この後、どうしたいか、
 どう接したいか、
 どうなっていきたいのか――
 私も決めますけど、貴子さんも決めて下さいね。
 ――もし、次にこうして私に触れたいと思うなら――」

言葉を区切り少し溜めて――

「私を、もっと“私を見て”、愛して欲しいな。」

なんて、とクスリと笑う。

「女性同士には理解ある方ではあると思いますけど、
 基本的に男性が好きな私を振り向かせる必要がありますけどね。」

なんて、いって裸なのに気づいて、
あわててマントを拾い上げてかくしてシャワーへ行くだろう

佐伯貴子 > 約束…?
(相手の言葉を聞く)
(もう決まっている)
(もう少し仲良くなって、もう少し相手のことを知る)
(ただそれだけだ)

君を「見よう」。
しかし愛だの行為だのは関係ない。
ただもっとよく君を「見よう」。
振り向いて欲しいとは思わない。
一夜限りだといっただろう。
(シャワーに行く相手を見送り、ベッドで考えながら)
(いつしか疲労で眠りにつくだろう)
(さて、「見る」とは一体なんなのか)
(課題が提出されただけでも十分であった)

ご案内:「女子寮 佐伯貴子の部屋」から佐伯貴子さんが去りました。
四十万 静歌 > 一夜限りとの言葉に、なら良いんですけどね。

とだけ小さく呟いて――シャワーを浴びて寝るのである

ご案内:「女子寮 佐伯貴子の部屋」から四十万 静歌さんが去りました。