2016/09/26 のログ
ご案内:「女子寮 ***号室」に谷蜂檻葉さんが現れました。
■谷蜂檻葉 > 『―――P p p p p p p』
殺風景にも過ぎる部屋で、一人の少女が染みの付いたソファに寝転がって電話をかけていた。
「おー、いー、でー ……ってね。」
疲れたような表情で、気怠げに携帯の通話ボタンを押した後。ポイとベッドの上に投げ捨てる。
ご案内:「女子寮 ***号室」に比良坂 冥さんが現れました。
■比良坂 冥 > 檻葉が電話を投げ出してほんの少し経って
コツコツ、と小さくノックの音がして、来客は返事を待たずにその部屋へと入り、後ろでにガチャリとロックをかけた
口元が小さく歪んだ笑みを向けて
「どうしたの檻葉…また、寂しくなった…?」
アルビノの少女は小さな声でそう言葉をかけた
■谷蜂檻葉 > 「んー、まぁ。半分正解。 思ったより遅かったわね。」
むくり、と体を起こすと力の抜いたゆらゆらとした歩みで冥に近づくと、ギュッとハグをして首筋に顔を埋める。
「……何してたの?」
首筋に口元を当てたまま、モゴモゴとそう尋ねる。
■比良坂 冥 > 「ん……」
特に何をするでもなく、というよりは自分からハグに体を預けて
「…お風呂、入ってただけだよ」
湯上がりなのもあって白い首元はしっとりとして、薄くボディソープの残り香が薫る
「半分、なら…もう半分はなんだろう」
■谷蜂檻葉 > 「悩み事。 一人でうんうん言ってても寂しいから、抱き枕が欲しかったの。
抱き心地が良くて、温いのが。」
ほら、こっち。
そう言って、冥の後ろに廻ると全身でゆっくりと押してベッドに寄っていく。
そのまま横倒れに体を投げ出し、ゆっくりと深呼吸。
「コンプレックスって、こう、根深いわよね。」
冥の体に手を当てながら、唱えるように。しかし尋ねるわけでもなく、独り言のように。
「本人にしかどうしようもないし、かといって一人で抱え込んでも悩み事なんで解決しないし―――」
困ったなー、と。 ゴロゴロと喉を鳴らす。
■比良坂 冥 > 「……そう、私でいいなら、いいよ」
相変わらず抑揚の少ない淡々とした言葉を返して、
誘われるままにベッドへと横倒れる
「……うん。簡単に解決することでもない、から…。
…誰かに話して、楽になったり……紛らわせたり、できるなら…。
私は、檻葉の役に立てるならそれだけで、いいから」
互いの吐息が当たるような距離で、小さくほそぼそと言葉を紡いでゆく
自分の肢体へと触れる檻葉の手にはどこまでも柔らかな感覚と体温を返して
■谷蜂檻葉 > 「あぁー、ほんっとに可愛いなぁ冥ちゃんは。」
従順な猫みたい。という言葉は口元に留めて。
「自分の手で解決出来るビジョンが全く見えないのよね。
ちょっとしか聞こえなかったけど、血縁の話だし。 私……部外者だし……。」
ため息混じりの言葉は、間も無く『う"ー』という唸り声に代わり、わしゃわしゃと冥の頭を掻き抱く。
水気が手を湿らせ、最後の残り香もそこで散っていく。
「……っていうか、凄いすべすべ。
寮のボディソープ使ってるんだよね? なんでこんなに違うの?」
そういう檻葉の体は秋口とはいえ、気温の移り変わる中で少しだけ汗ばんでいる。
それを差っ引いても、冥の肌に質は劣る。
■比良坂 冥 > 「……そうかな」
あんまりそういうこと言われないから、と
ほんの少し頬を赤く染めて視線を外す
「……誰かのために何かをしたい…そういうこと…?
…事情はわからないけど…助けを求められてるなら…応えてあげたい、のかな…」
心中は察することができる
と、同時に…それだけの感情を檻葉に向けられている見も知らぬ相手に嫉妬が生まれる
少しだけ、瞳の影が深まった
「……さあ…でも、私は檻葉の肌も好きだけど…いいにおい、するし」
そういってうっすらと汗の浮いた鎖骨のあたりをぺろりと舐める
■谷蜂檻葉 > 「うんうん、可愛い可愛い。」
そうしてる時は。という言葉も口元に留めて。
「―――いや別に。」
しかし、『誰かの為』と聞かれると眉根を潜めて冥の頬を軽くむに、と引っ張る。
「助けも求められてなければ、『私の為』だし、そういう「良い話」じゃあないのよ、これ。
欲しいモノの邪魔なものを、私が取っ払いたい―――っていう、そういう訳。」
冥ちゃんには、こっちの気持ちのほうが分かりやすいんじゃない?
そう言って、手を話すとニへと笑った。
「う、ぁあはっv 首元、は駄目。あ、いいけど……くすぐったい。」
悪い子だ。と目の前の額にキスを落とす。
■比良坂 冥 > 「……むぃ」
ほっぺをひっぱられてちょっとだけ抗議の目線、だけで特に抵抗も何もしないのだけれど
「……本当に欲しくて、邪魔なものがあるなら…
お皿から退けるか…それも一緒に食べちゃうしかないもんね…」
そういう感情ならば冥にもとても理解がある
というよりも、そういう風にしか生きられないタイプの人間である
「ん…だって……美味しそうだったから…」
額のキスに中断されなければ、そのまま吸い付いていたところだったけれど
「……くすぐったいだけじゃなければいいのかな…」
くす、と口元が淫靡に歪む
■谷蜂檻葉 > 「美味しそう……って、やっぱりダイエットかなぁ。」
嫌味でもなく、ただ正直そう言われていると解るからこそ少しだけ凹む。
それでも別に、本当にするわけでもないのだけれど。
「自分のためにするのが一番だよ、本当。
形振りは、まぁちょっとは考える必要がある時もあるけど。 一番後悔ないのが、一番。」
やったもん勝ちだよね。
そう呟いて、額から瞼に口元を下げて、顔中にキスをまぶしていく。
■比良坂 冥 > 「……ダイエットするの?…やわらかくて、好きだけど……」
そういって少し身体を押し付けるように密着する
多分、冥のほうが出るところが出ているだけでそれほど二人には差がない
「……そうやって、自分のためだけに振り切れないのが。コンプレックス…?
ん………っ」
顔のあちこちにキスを落とされれば片目を瞑って、むず痒そうに
それでもそれが嬉しいのか、キスのたび表情が緩んでゆく
■谷蜂檻葉 > 「面倒だし、冥ちゃんが気に入ってるならしない。……かな。まぁ、あんまりにあんまりならするかも。」
まだセーフだと思う。
まだ。
互いに比較的豊満な胸は兎も角、ぺっとりとくっつき合う腹部もまた豊満といえば豊満だ。
既に互いに上着は脱いでおり、薄布は密着すれば鼓動さえ体に直接伝わる。
「―――あぁ、言い得てるかも。 きっと正解な冥ちゃんにはご褒美のお時間ということで―――」
そして、緩んだ頬にニュルリと舌が入り込む。
首を傾け、限界まで顔を押し付けるようにしたディープキス。
ず、じゅる。
粘ついた音が口元から響き、ドロリと唾液が寝転んだままの二人の頬を伝ってベッドにもシミを作る。
■比良坂 冥 > 「ん、む…ぁぷ───」
侵入する熱い舌をうっとりとした眼で受け入れる
自分自身の舌を絡め、檻葉の舌を吸うたびに厭らしい音が無音の室内に響く
「──ん、ぷ……ふ、…上手くなったね…キス…v」
そう言って今度は自分から、その唇と舌を奪いに喰いついてゆく
■谷蜂檻葉 > 「ふぁ、……んく、…ぇんひょうひらはら、ぉ、っんぶ―――!?」
『勉強したから』と、口吻たまま喋ろうとして
「―――っご、めん! ぅ"っ…げほっ!! だぇ、き…ケほっ、喉…はいっ!ゲホ…ゲホッ!!」
……噎せた。
部屋に入ったときのように、冥の肩に縋り付くようにして咳き込む。
苦しげな息遣いで相当辛いのか、首筋には涙が少しだけぽたりと付いた。
■比良坂 冥 > 「…あ…大丈夫?」
辛そうに咽る檻葉の頭を抱え込むように抱き、片手はその背中をすりすりと撫でる
「落ち着いて……」
くしゅくしゅと頭を撫でて小さく苦笑い
こういったところも、可愛らしさを感じてしまう
■谷蜂檻葉 > 「げほっ…!!ご、め…! ッゲホっ…!!」
暫く、ギュウッと抱きつくようにして居たが中々咳き込みは止まらず、
やがて止まった頃にはお互いのシャツはくしゃくしゃになってしまっていた。
「はぁ、ほんと……ごめん……手、暖くて助かった。」
涙目でゼイゼイと息をつきながら、顔を合わせるように体を少しだけ離す。
「……その、それで、ずーっと抱き合ってたら辛かったんだけど、暖かくてふわふわしてきて……その」
『仕切り直しに、シよっか?』
そんな風にバツの悪そうな表情で、胸元をはだけていく。
■比良坂 冥 > 「…ん……いいよ。気にしないで……」
自分を受け入れてくれる相手は、自分も全て受け入れる
自分を受け入れず逃げてしまわない限りは、ずっと、ずっと
「……うん、えっちしよー…」
甘えるような声を向ける
自分もまた下着捲るようにして乳房を露出させ、するりとショーツを下げてゆく
■谷蜂檻葉 > 軽く、そして少し乱雑に脱ぎ捨てれば靴下を残してすぐさま二人共生まれたままの姿になる。
靴下まで脱がないのは、ただ面倒なだけだ。
触れ合える場所は多いに越したことはないのだけれど。
「この前シてた時に思ったんだけど、こう足を通してさ―――」
ベッドの上、いつでも。と互いに準備が整うと早速檻葉が提案する。
寝転んだまま、互いに相手の足を太ももの間に挟み込むようにして密着する。
―――体が半分ずつ重なり、上から下まで隙間なく密着する。
「……冥ちゃんも、結構あるよね。」
脚をズラして、股を摺り上げながら背中から回した手が冥の脇腹を触る。
■比良坂 冥 > ぴったりと密着して、お互いの体温も心音すらも伝わってくる
お互いの身体のやわらかいところが重なって、とても心地よい…
「……運動、苦手だから」
色素の薄い白い身体は豊満、という言葉がそのまま当てはまる
ゆうにつまめる程度には肉の余る脇腹に触れられればぴくっと身体を震わせた
濃いめに繁った奥からは雰囲気とキスに呑まれて分泌した愛液がぬるりと檻葉の太腿を濡らして
■谷蜂檻葉 > 「お互い、気をつけなきゃね。 ……んっv」
ぴったりと肉が噛み合うようにしてくっついた体は、が
互いの陰部からドロドロと染み出す快楽が溶け込んで肌が雰囲気に敏感になっていく。
ただ抱き合うだけでも、『気持ちいい』。
ぎゅっぎゅ。と、力を抜いたり込めたりするほんの僅かな動きが愛撫となり、蕩けていく。
「……口、リベンジ。」
まるで二人で一人になるような感覚。
その完成に、もう一度口を近づける。
■比良坂 冥 > 「…きもちいいから、いいんじゃないかな……」
抱き心地は、きっと良い筈
自分の身体だけを目的に近づく男達も皆
そこで思考を停止、目の前の雌の顔だけを見るように、リセット
「……ん…v」
小さく口を開けて目を瞑る
獲物を待ち構える蛇の口のような、ただただ待っているだけのような──