2016/11/07 のログ
■比良坂 冥 > 「………」
細めた眼
口元に浮かんだ、笑み
ぺろりと顔にかかった飛沫を舐めとる赤い舌が再び唇に収まると、小さくその口が開かれて
「……今日の檻葉は、私に意地悪なことをしたから……まだ、だめ───」
引き倒しに動いた檻葉を透かすようににして逆に組み敷こうと動く
「──……檻葉の処女…奪っちゃおうかなァ……♡」
ぐと近づいたその顔
細まった眼の奥、闇のような瞳が熱に揺れる
■谷蜂檻葉 > 「く、ぁうv 意地悪、しないでぇ…っv」
甘く蕩けた声。 猫なで声、と言ってもいい。
『意地悪』されることも想定していたような、そういう声。
トサ、と柔らかく身体が戻ると同時、トクトクとまた湧き出るように愛液が滲み出てくる。
最早下着は意味をなさず、濾しだすように愛液がシーツのシミを濃くしていく。
そして、『処女』を奪われる。 その宣言に。
「………、………っ」
瞳が、ブレて
「………~~~っ♡」
―――濁った。
唇を、奪う。
吸い付き、舐る。顔の後ろに手を回し、自分の顔を押し付けるように唇を吸う。
食らう。喰らい、喰らい尽くす。 一心不乱に、冥を愛する。
それに『違和感』を覚えるかどうかは冥次第、ということだろうか。
冥の”本気”は感じ取っているはずだ。 彼女に、「他の誰か」が居ることは感じ取っているはずだ。
けど、それでも。
檻葉は今、冥を貪っている。
■比良坂 冥 > 「……意地悪、して…って、声、してる…──んっ♡」
唇を重ねるままに欲望のままに
化粧の崩れも何も気にせず、貪るように
ねっとりとした濃密なキスを終えれば、潜るようにその股の間へと再び侵入する
否定はしなかった
避難もない
じゃあ
私のモノにしてしまったって、構わない
「───せーの…」
指で割り開くようにして、そこを覗く
その純血の証は、膣の入口付近にある
通常は小さい穴が開いている、故に指や生理用品を入れても喪失はしない
張型なんて無粋なものは使わない
傷をつけるならば、奪うならば自分自身の身体で
指を三本束ね、押し裂くようにして───突き入れる
■谷蜂檻葉 > 「―――――く、ぁ ……はっ…♡」
それをあっと言う間に、表現するか。呆気なく、と表現するか。
互いの心に明確な楔を打ち込みながら、それでも一瞬で。
谷蜂 檻葉はその純潔を失った。
ほんの僅かな出血だったが、冥の指先に残る。
愛液とはまた別の粘性を含む、赤黒い血が冥の指先を汚す。
その液体の感覚以外に、冥の指先には何かを押し広げ、突き抜けた確かな感覚があるだろう。
「めいv めい、 めいっv メイ…っv 冥…っ♡♡」
それに感慨に耽る間もない。
次の瞬間には勢い良く、体重をかけて押し倒される。
邪魔な服は、乱暴に剥ぎ取られるだろう。魔術的に切り裂かれるかもしれない。
檻葉もまた、同じように裸になって冥を押し倒す。 愛するために。
■比良坂 冥 > 「……ほら、もう私のモノになっちゃった」
ぺろりと指先の朱を満足気に舐る
雌同士で本来なら奪うようなものでもない
それをあえて奪ったのは───
「…あん」
どさりと今度は抵抗もなく押し倒され、服を剥かれてゆく
奪ったのは、きっと
自分に嫉妬すら向けるような、そんな感情を
身体ごと自分のモノにしてしまおうという、欲が芽生えたから
「(……こうなると…なんていうのかな、私達の、関係──)」
■谷蜂檻葉 > 「くふっ…♡ そう、だね。 ふふ、あはははっ…♡」
互いに、一般的な表現をすれば『だらし無い』と言う表現が的確な
スタイルの良さとは無縁の体つきで、覆いかぶさり、身体に浮き出た汗を擦り込むように。
秘部を重ね合わせて、陰核で戯れるように。
全身で相手の全身を味わう。
それは、いつもの事。 普段通りの「行為」。
冥からすれば一種の予定調和とも言えるだろう。
檻葉が昂るところまで昂ると、こうなることは。
だが。
冥が檻葉との関係について思慮を巡らせた時。
至近距離の檻葉の視線が冥の視線と絡んだその時。
ドクン、と心臓が跳ねるような錯覚に陥る。
視界《檻葉》に重なるように、自分《冥》の顔が見える。
子宮に熱が灯るような、燃え立つような『飢え』を感じる。
体にかかる重量に、押しつぶすような真逆の感覚が重なる。
―――まるで、自分《冥》が檻葉になったかのような。
しかし、それも数瞬のこと。
白昼夢のような感覚を塗りつぶすように檻葉が体を動かし、唇で体中をついばんでいく。
■比良坂 冥 > 「──ひゅ、ンッ」
突然跳ね上がる自分の心臓
いや、そう感じただけかもしれないが、思わず豊満な身体が揺れる
それに続くように、下腹の奥に熱を感じて──
「(あ、れ──?)」
いつもと違う感覚に揺さぶられ、
身体のあちこちを啄む檻葉のキスにもぴくんぴくんと逐一反応を返してしまう
「んっ……おり、は……♡」
わし、とその頭を愛しさをもって抱きかかえる
■谷蜂檻葉 > どう動いても、強く身体が擦り合わされる。
弛んだ肉が互いの身体をスポンジのようにもみ洗い、指先で局部を刺激し、
お互い食い合うようにキスを捧げる。
時折、冥が『意識』をする度に檻葉と感覚がリンクし、
檻葉も自分と同じような感覚に陥っているのか彼女もまた激しく感じて震える。
「め、い…♡」
抱きかかえられれば、ぺちゃぺちゃと音を立てて子猫のように冥の首周りを舐めていく。
舐めて、舐めて、その手は冥の背に回され、冥の鎖骨の付近に幾つものキスマークを付ける。
■比良坂 冥 > 「ふ…ッ‥…なんだ、か…ヘン…」
荒い息を掻き分けるように漏らした言葉はどこか戸惑ったような
そのまま檻葉にペースを委ねてしまって──
「(でも、まぁ、いいか──……)」
悪い気はしない、むしろ…心地が良い
キスの雨の中で、自分も同じようにそれを返していく
お互いの身体に証を刻むように
■谷蜂檻葉 > やがて、そんな情熱的な性交も永遠ではなくゆっくりとその火を落としていく。
相当の時間に再燃もあったが、それでもだ。
お互いの首筋にはキスマークが大量につけられ、
普通のシャツを着る程度では見えてしまっても可怪しくない。
けれど、その証に満足して ―――もしくは、肌がふやけそうなほどの愛液の海に満足してか。
荒い息を整えるようにベッドで横並びになる二人。
お互いにふくよかな体型だが、比較してみるとバストは冥のほうが大きく、ウェストは檻葉のほうが大きい。ヒップは同じぐらいある分、檻葉の方が寸胴体型に近い。 とは言っても、五十歩百歩なことには変わりない。
「……冥。」
また、名前を呼ぶ。
「私、冥を他の誰かに取られるの……イヤだよ……?
私だけ、『何もまだ持ってないのに』冥だけ、持ってるの……イヤだ……。」
檻葉の意識が、リンクする。
「……冥を愛するときは、冥が大好きだから。」
一つの、真実の愛。
それがどれほど歪んでいても。間違いなく、檻葉の抱いた心は【愛】だった。
ご案内:「女子寮 ***号室」から比良坂 冥さんが去りました。
ご案内:「女子寮 ***号室」から谷蜂檻葉さんが去りました。