2017/04/15 のログ
ご案内:「柊真白の私室」に柊 真白さんが現れました。
ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
柊 真白 >  
(殺風景な部屋。
 生活に必要なもの――テーブルや椅子などは一通り揃ってはいるが、そうではないもの――テレビやパソコンなど、趣味性の高いものは一切無い。
 そんないまいち生活感の無い部屋の台所で、くつくつ煮えている鍋をじっと見ている。
 台に乗ってアルミホイルで落し蓋をした鍋をじい、とひたすら睨みつけながら人を待つ。
 ちらり、と時計を見ればもうそろそろ約束した時間だ。
 台を降り、テーブルへと食器を並べていく。)

飛鷹与一 > 少し前の食事の奢りの際に口にした、今度はそちらからデートのお誘いを、という言葉。
自宅デート?という事になるのかもしれないが、ともあれこうして実現する事となった。
とはいえ、自分と彼女は浮ついた仲、という訳では無い。彼女の知り合いの中では親しい部類、だとは思うけれど。

ともあれ、その部屋までやってくれば、合鍵は貰っているが一応インターホンを押しておく。

ピンポーン…と、機械的な電子音が中でおそらく待機しているであろう少女にも聞こえる筈だ。

こちらは、一応一日分の着替えとか詰めた小型のリュックだけ持参している。

柊 真白 >  
(並べ終わったところでインターホンが来客を告げる。
 滑るように玄関まで歩き、扉を開けた。)

――いらっしゃい。

(声を掛け、扉をあけたまま一歩引っ込む。
 彼が入ってくるのを確認すればすたすたと居間の入り口まで歩き、その扉を開けてから振り向く。
 スリッパも玄関マットも何も無い玄関。
 赤い靴とほうきが一本あるだけ。
 そこから続く廊下にも何もない。)

飛鷹与一 > インターホンを押してから、少し扉から離れつつそのまま待機していれば。
やがて、扉が開いて馴染みの少女が顔を覗かせる。どうも、と軽く会釈しつつ。

「こんばんわ真白さん。…と、じゃあお邪魔します」

一歩引っ込んだ彼女に続くようにこちらは一歩踏み出して中へと入る。
扉を後ろ手に閉めつつ、靴を脱いで綺麗に揃えてから彼女の後に続こう。
…何となく死んだ瞳で玄関と奥に続く廊下を眺めるが…見事に何にも無い。
あるとすれば、玄関に少女の赤い靴と箒が一本。殺風景とかそういうレベルではない気がする。

(…み、見事に何もないなぁ…)

自分ですらもう少し私物とか生活用品があるというのに。
ともあれ、一足先に奥にある居間に続く扉を開いて待っていてくれる彼女に追い付けば。
そのまま、彼女に続いて居間の中へと入るだろう…もしかしてこちらも殺風景なのだろうか?

柊 真白 >  
(彼が廊下を歩いてくれば、そのまま居間に入る。
 一般的なマンションより少し広めで、所謂ダイニングキッチンと呼ばれる居間と台所。
 しかしテレビもカレンダーも装飾品も何も無い、殺風景と言う言葉がそのまま形になったような部屋である。)

そっちが寝室。
荷物、そっちにおいておけば良い。

(台所へ入り、火に掛かっている鍋の前から幾つかある扉のうちの一つを示して。
 寝室に入れば、やはりダブルベッドと収納以外は何も無い殺風景な寝室。
 部屋の隅に見覚えがあるだろう紙袋と長刀が壁に立てかけてある。
 扉が空いているクローゼットには青い着物が一つだけ掛かっているのが見えるはずだ。)

飛鷹与一 > (女子の部屋に入るのは初めて…と、いう訳ではないが矢張り若干の緊張と物珍しさが先立ってしまう。
なので、自然と視線がキョロキョロと周囲を伺うのだが…。

(…そこらのマンションの部屋よりもちょっと広め…なのかな?割と良いマンションって話だしなぁ、ここ…。
けど、なんと言うかテレビとかそういうのも無いのは徹底してるというか…)

ここまで殺風景なのも、それはそれで凄い気がしてきた。
本当に、ただ食事をして寝るだけの部屋のように感じる…単に彼女の私物が元から少ないだけかもしれないが。

「…あ、分かりました。じゃあリュック置いてきますね」

台所に入った少女の指し示す扉の一つを見てから頷いて、リュックを下ろしつつそれを片手に示された扉の方へと歩いて行く。
寝室に足を踏み入れれば、こちらも矢張りというかダブルベッドと収納棚意外は本当に何も無かった。

「…あれは…ヴェイパージェイル先生がこの前プレゼントした服…と、真白さんの刀かな」

呟いて、殺風景だからこそ強調される長刀と紙袋を一瞥しつつ。取りあえず隅っこにリュックを置いておこう。
後は、そのまま居間の方へと踵を返し戻ろうとした所で気付いた。空いたクローゼット…青い着物がある。

(……着物?真白さんの私服――だよな、ここにあるって事は)

少々不思議そうにそれを眺めてから、今度こそ居間へと戻りつつ。

「真白さん、クローゼット空きっぱなしでしたけど…あの青い着物って真白さんの私服ですか?」

柊 真白 >  
(彼の感じた通り、まさにただ食事をして寝るだけの部屋――と言うか食事を外で済ませた場合寝るだけの部屋になることもある。
 そこそこ良いマンションなのは、単純に防犯上の問題だ。
 いくら自身と言えど、空き巣をされたらどうにもならないから。)

――ん。
そう。
たまに着てる。

(鍋を凝視しながら答える。
 小さい声だが物が無い部屋なため声がやけに響くため、問題なく聞き取れるだろう。
 台所は他の部屋と違って大小さまざまな鍋やフライパンや中華鍋などが整頓されて並んでいる。
 棚には香辛料や調味料などがずらり。)

本当はそっちの方が慣れてるけど、動きづらいから。
――見たい?

(今日洋服なのは料理をするのにその方が都合が良かったからだ。
 もし彼が和装姿を見たいと言うのであれば着替えてこよう、と尋ねて見る。)

飛鷹与一 > 「…へぇ、でも確かに真白さん、ゴスロリ?的な服装もですけど和装も似合いそうですよね」

頭の中で想像してみる。派手すぎず落ち着いた色合いの青の色彩が丁度良い感じがする。

しかし、あまりに物が無いのもアレだな…と、思う。そこに変に口出しするのは憚られるけれど。
合鍵も貰っている事だし、ちょくちょく何か小物とかそういうのは持ってこよう。
せめて、カレンダーとか簡単な観葉植物とかその程度くらいは別にいいだろうし。
そんな事を思いながら台所とそちらに居る少女へと意識を戻す。

(…うん、台所周りだけは凄い充実している気がする。そこだけは生活感あるなぁ)

むしろ、生活感が感じられるのが台所回りなだけな気がしてきたけれど。
と、彼女の問い掛けに一瞬え?と思うものの…。

「そりゃあ見たいかと言われれば見たいですけど、着物とか動き難いでしょうし着るのも少し手間では?」

と、首をかしげて。ともあれ、少年は手持ち無沙汰なので居間に突っ立っている。「手伝うことありますか?」と一応は尋ねてみるけれど。

柊 真白 >  
その格好してた時期の方が長いから。

(この格好をするようになったのは割と最近だ。
 隠せるところが多く、動きが読まれづらいと言う理由で選んだだけだが。
 台所が充実しているのは、唯一趣味と言えるのが料理だからだ。
 趣味と思っているわけではないものの、台所の充実っぷりを見ればそれはもう趣味と言っても差し支えないだろう。)

そう。
別に時間も掛からないし、良いよ。
慣れてるし、料理ももう出来る。
――鍋、見てて。
たまにかき混ぜてくれれば良い。

(そういい残して寝室へ入っていく。
 扉もロクに閉めず、なんのためらいもなく服を脱いで着替え始める。
 コンロの前からはっきり見えるわけではないが、自分が動きにあわせて揺れる髪の先や腕ぐらいは見えるだろう。
 十分もしない内に和服姿でエプロンの腰紐を後ろ手に結びながら寝室から姿を現す。)

飛鷹与一 > 「成る程……ぶっちゃけ聞きますけど真白さんどれだけ生きてるんですかね…」

何度か会っているので、こちらもそこそこ態度が砕けて来た訳で…ある程度突っ込んだ質問をして行く。
いや、まぁ女子に年齢と体重を尋ねるのはご法度かもしれないが、まぁ気になったので仕方ない。

改めて、会話の合間に台所を見渡して観察するが…矢張り、他の殺風景さに比べれば充実してるのは一目瞭然だ。
案外、彼女は料理とかが趣味なのかもしれないな、とか思いつつ…

「え?いいんですか?…と、了解しました」

まさかリクエストが通るとは。ともあれ、台所にお邪魔して鍋の見張り番を交代する。
言われた通り、時々かき混ぜて様子を見る…こちらも、趣味ではないが自炊は慣れている。

(……って、真白さん扉!せめて扉閉めましょうよ…!!)

フと見た先、寝室扉は開いたままで彼女は服を脱いで着替えていた。
勿論、この位置からだと髪の一部や腕くらいしか見えはしないけれど。

と、10分も経過しない内に彼女が和装+エプロン姿で寝室から出てきた。
鍋を軽くかき混ぜつつそちらを見遣り――…。

「………お~~…何かしっくり着ますねその姿」

エプロンは別として、和装が似合っていると素直に思う。彼女も言っていたが、その格好の時期が長かったからの着こなしだろうか。

柊 真白 >  
槍とか弓とか持って天下を取り合ってた頃。
正確な年数は忘れた。

(別に隠す事でもない。
 学生証は偽造した関係で十四歳と言う事になっているけれど。
 鍋の中身は大根とスジ肉。
 一度冷まして脂は取り除かれていて、汁の表面に僅かに浮いているだけだ。
 大根も面取りまでしっかりされている。)

ありがとう。
――これに入れて。

(食器棚の扉を袖を押さえながら開けて大皿を取り出し、渡す。
 調理器具は充実しているが、食器はそうでもない。
 そもそも一人暮らしだし、人が着てもせいぜい数人程度しか想定していないのだからそんなに沢山あっても仕方ない。
 彼がスジ肉をよそっている間に、自分は炊飯器からお櫃にご飯をよそう。
 それをテーブルに運び、戻ってきて味噌汁をお椀によそったり、冷蔵庫からローストビーフを取り出して切ったり。)

飛鷹与一 > 「……つまり、数百歳は確定な訳ですか。そりゃ何時ぞやの演習場であんな凄い動きが出来る訳だ…」

しみじみと納得したように呟く。…まぁ、この少年も少年で彼女が認める位にアレな射撃技能持ちなのだが。

さて、会話したり彼女の着物姿を眺めたりしながらも鍋の様子を見る事は怠らない。
大根とスジ肉…素朴だがとても美味しそうだ。矢張り料理は上手いのかもしれない。

「分かりました」

渡された大皿にスジ肉や大根をよそって行く。一通りそれが済めば、テーブルへとそのまま持って行くだろう。
既に、テーブルには味噌汁、ご飯、そしてローストビーフがスタンバイされてるが。

「ローストビーフ、ですか。簡単そうで地味に難しいんですよねこれ作るの」

と、繁々と眺めつつ感心したように。外食する事も風紀の仕事柄よくあるが、自炊も多い。
とはいえ、あまり手間が掛かる料理は最近は作ってないな、とフとそんな事を思い。
一通り、食卓のスタンバイが終わればお互い腰を落ち着けるだろうか。

柊 真白 >  
あれは修行したから。

(長生きしたから動ける、と言うわけではない。
 勿論種族の違いもあるけれど、それ以上に努力をしてきたのだ。
 そこは譲れない、と言うようにきっぱりと。)

そう難しいものじゃない。
フライパンと温度計があれば出来るし、なんなら炊飯器で出来る。

(更に盛られてテーブルに置かれているものは前者の作り方で作ったものだ。
 ソースもキッチリ肉汁を使って自作したもので、キッチリ同じ厚さで薄くスライスされている。
 最後に冷蔵庫からサラダを出して食事の準備は完了。)

――お酒、飲む?

(日本酒の瓶を見せて問う。)

飛鷹与一 > 「…でしょうね、けどそれに歳月が加わったからこそのあの動きだと思います」

ならば、大した訓練も無しに発揮した己の狙撃はどうなのだろう?
考えると嫌な結論に至りそうだから止めておく事にする。頭では分かっていても認めるには抵抗がある。

「…とは言いますけどね。俺も作った事はありますけどここまででは無かったですよ」

うーん、違いは何だろう?と首を傾げながらも、改めてローストビーフを眺めている。
だが、大根とスジ肉も美味そうだ…と、野菜が足りないかな?と、思っていたところで彼女がサラダを持ってくる。
これで一通りは出揃った感じだろうか。

「…えーと、俺は一応風紀委員で未成年なんですけど…まぁ、師匠の晩酌に付き合わされたりもしたので飲めはしますが」

少し悩むが、1杯だけ頂くとする。酒豪ではないがそれなりに飲める。1杯で酔う事は流石にないだろう。

柊 真白 >  
あまり褒められた技術じゃないけれど。
あれは、絆。

(ただの人殺しの技術だが、自身にとっては特別なものだ。
 だからこそ、それを褒められるのはなんだか嬉しい。
 表情こそ変わらないものの、彼ならば雰囲気が普段より柔らかくなったのがわかるだろう。)

火を入れたあとしっかり休ませないと肉汁が逃げる。

(だから冷蔵庫に入れていたのだ。
 あとは使っている肉の質もあるかもしれない。
 地味にお高いブランド牛を使っていたりする。)

知ってる、だから聞いた。
――じゃあ、はい。

(しれっと言ってお猪口を渡し、お銚子二本に酒を注いで机の上に。
 それを受け取ったなら椅子に座り、ご飯を装って彼へと渡し、お銚子を持って彼のお猪口に酒を注ぐ。)

ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
飛鷹与一 > 「絆…ですか」

ポツリ、と呟くように。人殺しの技術なら少年も天性のものを持っている。
とはいえ、人を殺す覚悟も度胸も何もかもが彼にはまだ足りないのだが。

そんな事よりも、矢張り初対面の時から比べて表情は、は相変わらず冷静だが雰囲気が変わっている気がする。

(柔らかくなったというか…まぁ、気を許してくれているって事でいいのかな?)

合鍵とかポンと渡してくれるくらいだから、信用とかはして貰えてると思いたいもの。
彼女からローストビーフのコツを聞いて相槌を打ちつつ、しかし何か気のせいか高そうな肉な気がしてきた。

「……どうも。お酒飲むなんて何時ぶりだろうなぁ」

しれっとお猪口を渡されつつ。これ、確信犯だよなぁと思いながらもお酒をお猪口に注いで貰う。
更に、よそって貰ったご飯を受け取りつつ…

「じゃあ、取りあえず乾杯」

と、軽くお猪口を掲げてみせてからグイッと一息。…ああ、このお酒の感じ久々だ。
そんなこんなで食事が始まるだろう。ローストビーフ…は、お楽しみにしておいて大根とスジ肉から頂いていこう。

「…ん……これは……美味しい」

大根は味が染みていて適度な柔らかさであるし、スジ肉も口で解けるような良い食感と味だ。

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柊 真白 >  
師匠が親代わりだったから。

(自身に天性の才能があるかどうかはいまだに分からない。
 けれど人を殺す技術を持っているのは確かな事で、それが自身にとって大事なものである事もまた事実だ。)

――。

(彼の顔を見る。
 育ての親の技術を彼が受け継ぐと言うのは面白そうだな、と思いつつも口には出さず。
 彼に酒を注いだあと、自分のお猪口にも。)

乾杯。

(ちびりと一口。
 大酒飲みという訳ではないが、それなりにいける口だ。
 箸で米を口に運んで、)

――忘れてた。

(立ち上がる。
 台所へ行って冷蔵庫から何かを取り出し、包丁で切りわけて皿に盛る。
 テーブルへと運んできたそれは、刺身の盛り合わせである。
 お互いの前に置かれた小皿に醤油を注ぐ。)

ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
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飛鷹与一 > 「成るほど……俺も似たような感じですね、多分」

…と、相槌を打ちながらも何か思いだしたくない事まで思い出しかけてしまいそうで。
軽く気を地取り直しつつ、食事を始めようとして――フとじっと見られていることに気付いた。

どうかしましたか?と、そんな感じで首を緩く傾げてみせつつも、直ぐに意識は食事へと戻すだろうか。

「…って、真白さん?」

何を忘れていたのだろう?と、思いつつ大根とスジ肉の次はローストビーフを頂く。
柔らかさといい味といい、こちらも良い具合だ・・・さっきコツを聞いたから今度試してみるか、と思いつつ。

新たに運ばれてきたのはお刺身だ。小皿を受け取りつつ、刺身にも端を伸ばして一口。うん美味い!

「真白さん、料理得意なんですね…」

と、しみじみ口にしながらも食べる手は止まらない。

柊 真白 >  
そう。
――別に。

(首を傾げられて視線を外す。
 もくもくと料理を口へ運んでいく。
 そこまでバクバク食べているイメージは無いだろうが、気が付けば料理が減っている。
 そんな印象の食べ方である。)

他にやる事も無いから。
食べるものが美味しいに越した事は無いし、もののついで。

(刺身に醤油を付け、ご飯に乗せて一緒に口へ。
 みっともないが、こうして食べるのが好きなのだ。)

ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
飛鷹与一 > 「……はぁ、そうですか」

ジッと見られていた気がするが気のせいだったのだろうか?と、思いつつも食事を再開する。
しかし、美味い…と、いうより人の手料理を食べたのも随分と久しぶりな気がする。
自炊と外食ありきだったから、誰かの作った料理を食べるという事を忘れ掛けていたに等しいレベルだ。

そうして、こちらも結構黙々と食べているので料理があっという間に減って行くだろうか。
少年の食べ方はごく普通だが、こちらもこちらで気がついたら平らげていそうな。そんな感じで。

「…成る程。でも殺風景なのもアレですし、今度カレンダーとかそのくらいは持ってきますよ俺が。
あるに越した事は無い生活用品くらいなら困らないでしょう?」

合鍵もあるので、ちょくちょくお邪魔する可能性もある。そもそも隠れ家的なノリである、少年視点からすれば。

刺身も頂きながら、こちらはご飯はご飯、おかずはおかずと単品ずつ平らげて行くスタイルのようで。

そうこうしている間に、そこそこ多い量もほとんど無くなってしまうだろうか。

ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
柊 真白 >  
(とは言え無理に引き込むつもりも無い。
 何せモノがモノだ。
 使い方次第とは言え人を殺すための技術、抵抗もあるだろうし。
 とりあえずそれは置いておいて、静かに確実に料理と酒を胃に収めていく。)

好きにすればいい。
使わないものは使わないし。
もし欲しいものがあるなら揃えておく。

(別にものが少ない方が良い訳ではなく、使わないから置いていないだけだ。
 彼もたまに部屋を使うのなら、彼が使いやすいように揃えても良い程で。
 パソコンだとかテレビだとかそれなりに値が張るものも、希望があるなら用意する事も構わない。)

――ごちそうさま。

(そうして食卓の上は綺麗に片付いた。
 手を合わせて頭を下げる。
 食器を重ねて流しへ運ぶ。)

ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
飛鷹与一 > 実際、自身が既に人殺しの技術への才がある事を、認めたくは無いが自覚してしまっており。
どういうモノかは分からないが、少年次第ではあるがそれも受け入れる可能性はあるだろう。
ともあれ、会話はちまちまと挟みながらも黙々と料理を平らげて行く。
実際、この為に夕飯とか抜いていたので腹が減っていたのだからしょうがない。

「そうですね…今すぐに何か欲しい。という訳でもないので俺のほうで何か来る度に持ってくるかもしれません。
正直、テレビかパソコンはあると有難いとは思うがその為だけに用意して貰うのは金銭的に気が引ける。

「……ごちそうさまでした」

そうして、こちらもきっちり残さず平らげれば軽く手を合わせてこちそうさま。と。
きっちり最後まで食べ終えたのは空腹だったのもあるが、矢張り単純に美味しかったからだろう。

彼女に続いて席を立ち、残りの食器なども纏めて台所の流し台へと運んで行くだろう。
そうしながら、改めて彼女の服装を何となく見る。小柄でほっそりしているからか矢張り和装がよく似合う気がする。

ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
柊 真白 >  
わかった。
遠慮なく言って。
お金はたくさんあるし。

(流しにある水桶に食器を付けていき、ゴミは三角コーナーへ。
 スポンジで軽くソースなどを洗い落とし、食器洗浄機へ突っ込んでいく。
 彼の手伝いもあって、程なく全ての食器を洗浄機へと収め、ボタン一つで洗浄開始。
 流石にこの程度の機械なら問題なく使える。)

――したくなった?

(視線に気が付いてそちらを向き、妖艶な笑みと共にそんな言葉。
 手を洗ってタオルで拭きつつ、身体を寄せてみる。)

ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
飛鷹与一 > 「ええ…って、流石にそちらに揃えて貰うだけなのはアレなんで、なるべく持参しようかと思いますが。」

彼女がちょっとしたお金持ちというのはこれまでの事で察している。
食器を片付けながら思うのは、彼女の「お仕事」…だが、それは聞かないほうがいい気がした。
薄々勘付いていたりはするのだけれど…風紀委員としての自分が聞いてはいけないという予感がある。

「…え?…え、えーと……ハイ」

妖艶な笑みを向けられて問いかけられれば、一瞬逡巡するも割りと素直に頷いてみせて。
体を寄せられれば、反射的にその小柄な体を抱きしめるような形になるだろう。

(…あーこれ、結構もう自制が効かなくなりそうでマズいかもしれない)

と、頭の片隅では冷静に思いつつも何時の間にかギュッと少女を抱きしめている構図。
抱きしめるだけではなく、手指が和装の上から彼女の体のラインをゆっくりとなぞって動いているだろう。