2015/06/11 のログ
ご案内:「落第街→落第街地下の下水道」に害来腫さんが現れました。
ご案内:「落第街→落第街地下の下水道」に遠条寺菖蒲さんが現れました。
■害来腫 > 【落第街の中でも特に治安の悪さで知られる一角がある】
【主に重犯罪を犯した者、何らかの理由で学園に追われている者たちが犇くそこは】
【逆に言えばお尋ね物が逃げ込むには格好の場所であり】
【そして獲物を待ち構える捕食者達からすれば、稚拙な正義感にかられた獲物が自分からかかりに来る】
【格好の餌場でもある。】
【そして今日もそこに一人、哀れな獲物が狩場へ誘い込まれる事となる、自分がこれからどのような運命を辿るかも知らず…】
■害来腫 >
ご案内:「落第街→落第街地下の下水道」から害来腫さんが去りました。
ご案内:「落第街→落第街地下の下水道」に害来腫さんが現れました。
■遠条寺菖蒲 > 前日に肉塊に襲われ、何事も無く助けられたが自分を助けたという特殊な風紀委員の組織ということだが礼を言う王にも流石に特殊な秘密組織であり容易に調べることは出来なかった。
誰か知っている人はいないかと考えて幾人か心当たりはあったのだが、五代元執行部長には心配をかけたくなかったし、同じ生徒会で一度話しただけとは信頼出来ると感じた生徒会管理局局長であるヴィクトリアなら何か知っているのではないかと考えた。年下である彼女だがこの学園については菖蒲よりも圧倒的に詳しいと感じたからだ。
そんな彼女の居場所を菖蒲は知らなかったのだが、自分によく仕事を投げてくる幹部曰く彼女は落第街によくいるとの事だった。
そんな場所に行くのは初めてである菖蒲であったがあの脅威がなんであったのか知る為に数少ない知人を訪ねようと思う他に道はなかった。
「……確かに、治安は悪そう」
どこか危うい空気がここにはある。
学園地区、学生街くらいしか今まで知り得なかった菖蒲にとってこの空気が同じ島の中に常に存在していたというのは驚きであった。
資料としては把握していたが、実際に目にする世界は油断を許さないような緊張感を与えてくる。
■害来腫 > 【思ったよりも入り組んでいるのか、徐々に区画の深いところまで迷い込んでいく】
【気づけば貴方は、下水道へ続く、大きな排水路のある道にまでたどり着いていた】
【と、その時】
ミツケタ…
はははぁ、見ツケタ、見つけタぞ、最後の一人ぃイイイ…!!!
【突然蟲が集まったかと思えば、その中から人らしき影が突如這い出す。】
【目を見開き、涎を垂らしながら貴方を見るその様子は、明らかに尋常な様子ではない】
ヒヒヒヒ!!
【貴方へ向け、丸太のように太い、蟲が寄り集まってできた触手を水平に叩きつけようとする!】
■遠条寺菖蒲 > 虫。
虫、虫、虫―――蟲。
見つけた、と羽音の雑音に混じり蠢く虫の音に紛れて声が聞こえた。
ゾクリ、と比喩ではなく背筋に悪寒が走り震える。
これは―――化け物(てき)だ!
「魔術は言葉と意志を介して顕現する《我を強化せよ》!!」
なんて、最悪のタイミングだ。
前日の夜に肉塊に嬲られ消耗した体力はまだ回復しきっていない。
ならば最初から全力を出し切る他に活路はない。
発現した魔術は青白い輝きで身体を包みその肉体を強化する。過剰魔力は光の粒子となり幻想的な光景を作り出す。
魔術の発動と同時に抜刀していたのはもう幾度と繰り返してきた動作だけに素早く隙はない。
「私は、《繰り返す》!!」
瞳は青々と光を放って、菖蒲と世界が記録した数秒前の過去を《影》として出現させる。
奇襲に対しての全力による抵抗。
即座に切れる手札で、蟲の触手の防御または回避を試みる!