2015/06/12 のログ
■害来腫 > ハ、ヒヒ!!まさk同業者だtはナぁ
【呂律の回らない舌で無理やり喋っているような声は、蟲の蠢く音と混じりなんともいえない不快感を与える】
ききキ…
【そのまま壁へ叩きつけるはずだった触手は、菖蒲の肉体強化と異能により現れた影の連撃によりあっけなく両断される】
【だが、それでもなお目の前の男は不気味に笑い続ける…】
だぁg…
【刹那、男の足元…いや、最早下半身と融合したその蟲溜まりとでもいうべきそこから】
【獅子の顔…に擬態した蟲の群れと、同じく蟻の胴体に擬態舌蟲の群れを、首を境に無理やり繋げた様な】
【不気味な合成獣が何匹も這い出してくる】
いケ、蟻獣ミルメコレオ!!
【奇妙な怪物は、見た目と裏腹に素早く駆け寄るとその胴体からは信じられないような跳躍力で飛び掛り】
【数の暴力で押しつぶさんと影と菖蒲へと襲い掛かる!】
【そして、本体の振るった触手は、影により一度は切り落された触手を再生させると】
【再び本体へ向けて、今度は斜め上から振り下ろす!】
■遠条寺菖蒲 > やはり言葉を解する化け物……この化け物は昨日のあの人型に似ている?
どうしてかそう思えた。
迎撃は成功したが、相手のダメージになっているかというと怪しく思えた。
何より耳につく笑い声だと不快感がこみ上げてくる。
蟲の触手の次は蟲による獅子、これはキメラか。
まるでゲームのモンスターだ。
こんな化け物との戦闘経験はない。だが、菖蒲の中ではそれよりもちょっとした危機感が走る。
触手の次は合成獣、これらは一体ずつしか出せないのか?
その予感は的中したと言える。
合成獣が飛びかかるタイミングと同じくして切った触手が再生し再び蠢いていたのだから菖蒲はその顔を引き攣らせた。
何よりも合成獣の動きが思ったよりも早い。
「避けきれない、か……!」
正面と斜め上からの一撃は《影》で合成獣を抑えたとしても触手による鞭のような一撃は躱せないだろう。何よりも昨日消耗した身体が重いのが問題だ。
なら、
「切り抜ける!」
菖蒲の両脚がより濃い魔力光を発して強化を高めて眼前の合成獣を切り捨て、近づくことにより触手の殴打の威力をどうにか出来ないかと言う試みであった。
■害来腫 > ち、思ったよr粘るな…!
【切り落とされたのを再生したためか、近づかれ威力を減衰された触手の威力は強烈ではあったものの】
【十分な勢いのないそれは、とても菖蒲を吹き飛ばすには至らない】
クソ、あと少しなのニ…
【男の顔には、焦りが見えた…今この時も優勢であるにも拘らず】
【そして焦りは苛立ちに、苛立ちは怒りへと変わっていく】
くっそ、最後の一人g、目の前にいるってのによぉ!!!
【想像以上に手を焼かせる相手に、余裕を失ったのか防御が疎かになる、そこをつかれ】
な…(守りに回した合成獣が切り裂かれ、本体に菖蒲を近づけさせてしまう】
【斬るには絶好の間合い、敵は防御に蟲を回しているが、菖蒲の身体能力に防御を間に合わせるには絶望的に遅い】
■遠条寺菖蒲 > 衝撃は強烈だが、耐え切れない訳じゃない。
瞬間的に《影》を発動させ、自身と完全に重なる《影》を内部装甲の様に扱う。来るのが分かっているのならこの様な使い方でダメージを最小限に留めることも出来る。
相手の声は、焦っているように思える。
いけるのか?
いや、引いて逃げれる相手ではない。
「我が異能、我がチカラ」
上段に構えた霊刀『霧切』で、
その瞳は三度、青く輝いて。
「遠条寺菖蒲は《繰り返す》!」
蟲の作り出す人型を袈裟斬りする。
そして数秒の遅延(ラグ)を待って、影がその剣筋をぴったりとなぞる。
■害来腫 > がぁ…!!
【肩から脇腹に、一筋の線が引かれる、それは、決着の合図】
ぐ、うぅ…あぁぁあああ…
【だが、防御に回していた蟲を切られた体の補修に使い、最後の足掻きとばかりに口から蛇の頭を四つに咲いたような、奇怪な蟲を】
【飛び出させ、菖蒲の首筋めがけ放とうとし…】
ギ…
【刹那、全く同じ太刀筋の一撃が、まるで時間が繰り返したかのように男の体を再び分断する】
…
【断末魔すら上げる力も失ったのか、ゆっくりと、斬られた上半身が蟲溜まりの中に落ちる】
【と同時に、蟲溜まりと結合したかのような下半身も、蟲溜まりの中へ沈んでいく…】
■遠条寺菖蒲 > しばらくその様子を見下ろして、息をつく。
「ふぅ……」
危なかった。
相手もなにやら消耗していたのが幸いなのだろうか。
連日、このような化け物に遭遇すると自分も風紀委員や公安委員のようにしっかりと武装をしたほうがいいのだろうかと考える。
菖蒲は身を翻し地面に捨てていた鞘を拾い上げて刃を鞘に収める。
■害来腫 > 【蟲溜まりも統制を失ったのか、徐々に蟲達は方々へと散っていく】
【だが、遠条寺菖蒲は気づいていたであろうか、散り散りになる蟲達の中】
【最後にあの男が放とうとした蟲だけが無傷のまま、身動きもせずまるで死んだ振りをしているかのように】
【獲物の隙を狙っているかのようにじっとしている事を】
【そして、菖蒲が刃を収めたその瞬間】
~~~!!
【先程の蟲が狙っていたかのように飛び掛る、グロテスクな頭が割れたその中には、注射針のような器官が】
【一本、強烈な麻酔効果を持った液体を含むそれが刺さればその液が注入され、人間など簡単に意識を失うだろう。】
■遠条寺菖蒲 > 「か、は……っ」
一体何が――?
油断した。仕留めたと思って確認を怠ったのが敗因だろう。
放たれた虫の麻酔針は油断しきっていた菖蒲の身体に刺さり、その麻酔の液体が身体を侵す。
意識はいとも容易く刈り取られる。
■害来腫 > 【散り散りになったはずの虫が寄り集まり、再び人の形へ】
手間、かけさせやがっテ…
【体から生えた、巨大な複数の触手が意識を失った菖蒲を抱え、そのまま排水路の奥へと消えていく】
【この日を境に、遠条寺菖蒲を見たという情報は、ぱったりと途絶える事になる。】
■害来腫 > 【魔術師というものは、人によっては己が工房や塒と呼ばれる、研究所のようなものを構えている】
【魔術師崩れであるこの男も例外ではなく、そうしたアジトのようなものをこの街に作り上げていた】
【だが、他の魔術師と比べその構えた場所はかなり特殊な場所であり】
【それが、彼の本拠地を今日まで秘匿し、多数の追跡者から逃げおおせる事を可能にしてきた】
【ここは、地下下水道の奥、落第街で垂れ流された数々の汚水や汚物の行き着く先】
【男の魔術は、蟲を媒介に病気や毒、或いは特殊な蟲を生成するもの】
【本来なら書物や魔術の実験道具が傷みやすいこのような場所廃棄されるが】
【男にとってはむしろこの場所こそが、根城とするにふさわしい場所であった】
さあて、そろそろ目覚めるかな…
【目を覚ませば、遠条寺菖蒲羽目にする事だろう、洞窟の広間のような男の研究所と】
【その壁面から床に至るまで、一部の隙間も無く絶えず黒い波が蠢き、ひしめき合っているのを】
■遠条寺菖蒲 > 気が付くと頭に靄がかかったようで上手く思考ができない。
僅かに耳に入る不快な音も遠くに聞こえた。
「ん、ここは……」
消えそうな程に小さな声を漏らす。
目を覚ましても強力な麻酔の影響か夢見心地のままだ。
そこが、地獄のような場所だとしても認識できなければ意味をなさない。
■害来腫 > よぉ、お目覚めかイ
【軽く、相手の覚醒を促すように頬を叩く】
【ぼやけていた輪郭がはっきりとしてくれば、そこにはあの菖蒲を襲った男の姿】
ひひ、ったく手間かけさせやがっテ…今までならぶっ殺してたところだが…今のお前は大事な「人柱」だからナ
【顔を近づけつつ、髪を掴み、菖蒲の顔を自身の下へ引き寄せる。】
【どこかに仰向けに寝かされているのか、乱暴に扱われたにも拘らずその体はびくとも動かない】
【手足にも自由が入らない…否、まるで肘から先が、痺れたかのように感覚があやふやになってしまっている】
【逃げ出す事は不可能なようだ、そして目覚めた頭で周りを見回せば】
【部屋一面を蟲が多い尽くす、身の毛もよだつ光景が飛び込んでくる事だろう】
■遠条寺菖蒲 > 痛みで少し頭にかかったもろが晴れた気がする。
「……生きてたのね」
さほど驚きはない。この状況ならば自分が不覚を取ったというのは容易に想像できた。
「『人柱』…?」
人柱、生贄や犠牲……ということだろうか?
未だ若干思考が鈍い頭を働かせて考えようしてた。
拘束されていて動けそうにもない。こうして意識が回復するまで手を出さなかったのはこの男の悪趣味か。
ようやく少し頭が回る用になったところでこの場所と状況を視認する。
「……気持ち悪い」
見渡す限りの蟲がこの領域を支配している。
さしずめこの男は蟲の王か。
■害来腫 > ヒヒヒ、なあに…直ぐに慣れるさ、あいつ等だってそうだったんだからヨ。
【そういうと同時に、蟲の波が一部割れ、そこから】
【腹部の異常に膨れた、裸体の女性たちが姿を現す。】
【手足を蟲に食まれたのか、その四肢は皮膚が裂け、肉は千切れ、肘から先は完全に切断されてしまっている…】
【だが、それ以上に以上なのは彼女達の表情であった】
【現れた女性たちは7人、そのどれもが或いはあらぬ方向を向きながら笑い声を上げ、或いは俯き独り言を呟き】
【或いは自らの胎内から今まさに蟲を出産し、ひり出しながら快楽の絶叫を上げている】
どうだ?楽しそうだろあいつ等…お前揉もう直ぐあそこに仲間入りだ
楽しみにしてナあ
【下卑た笑みで、菖蒲を見下す…これから、想像を絶する地獄が始まるのは想像に難くなかった。】
ご案内:「落第街→落第街地下の下水道」から害来腫さんが去りました。
■遠条寺菖蒲 > 【PL発言:私生活の都合で明日があるため本日はここまでで続きはまた明日に成ります。申し訳ありません】
ご案内:「落第街→落第街地下の下水道」から遠条寺菖蒲さんが去りました。
ご案内:「落第街 下水道」に害来腫さんが現れました。
ご案内:「落第街 下水道」に遠条寺菖蒲さんが現れました。
■遠条寺菖蒲 > その光景に思わず吐き気を催した。
なんてことを、何をしているのだ。
四肢をなくした七人女性たちは既に壊されていた。肉体的な意味だけではなくて、精神的な意味でも。
そこに前日の肉塊に捕らわれていた少女のことを思い出す。アレはギリギリで心も身体も壊さないようにワザと仕向けられていたが……これは違う。
ある程度は壊れようと構わないのだ。
ただ、蟲を生み出す。その機能さえあればいいかのように菖蒲の目には映った。
「……好みではないです」
悪趣味だ。
逃げれるならば逃げたいところではあるが身動きが取れない。
まさかこんな事に巻き込まれるなんて最悪だ……。
■害来腫 > 【ようやく自身の置かれた状況が理解できた相手に目には、明らかに怯えの色が滲む】
【その様子を、満足そうに眺めつつ、言葉を続ける。】
どうした、最初に会ったときの異性はどこへ行っちまったのかな?
ほらほら、女の子たちが可哀想なめに会ってるんだ、ヒーローなら助けないと…
【そこまで言うと、不意に男が口を開ける】
【舌も歯も無い、ぽっかりと開いた闇のような口内…いや】
【いる…何かが、粘着質のものをすり合わせるような音を立てながら】
【小さく光る眼光が、無数に口の中から菖蒲を覗いている…】
【菖蒲は気づくだろう、あの中は闇などではない、無数の、想像したくも無い何かが】
【犇き、蠢いているのだと】
ドウした?怖いのカ?
【開きっぱなしの口から、どうやってかは知らないが男の声が聞こえる、吐息は肌にかかるほど近く】
【寒気のする音はよりリアルに恐怖を訴えかける…】
■遠条寺菖蒲 > 下衆が、そう思うと沸々と湧き上がるのは怒りであった。
手足は拘束され自由がない。
その状況でそんな風に嘲笑うコイツはなんであれ悪であり人の道を外れた外道と言えるだろう。
慣れ親しんだ相棒とも言える霊刀『霧切』もこの場にはない。
打つ手は何一つない。
「……っ!!」
闇を見て一つ、確かな事を理解する。
「この化け物……!」
人ではない。こんな奴が人であるわけがない。
かつて人であったとしても今はただの蟲の化け物だ。
それを理解して自身でも理解できるほどに体がぶるりと震え恐怖した。
■害来腫 > 【その喋る隙を突いて、男が無理やり菖蒲の顔を寄せると、強引にその唇を奪う】
【いや、それだけではない、更に口の中にいた虫達が、無理やり菖蒲の口をこじ開け】
【口内を通じて何かを無理やり飲ませる】
【軟体生物のような触感のそれは、意思があるのか、滑り込むように菖蒲の口から喉を蹂躙するように】
【粘液を撒き散らしながら胃の腑へと収まる】
【口内に残った生臭い匂いが鼻腔に届いたのか、少しして悪臭を感じ取る】
【一頻り口の中を舌代わりの蟲で味わうと、ようやく口を離す】
【その間分泌された大量の蟲の粘液が口に留まり、喉を嘔吐かせ、口からは分泌液が零れ出た】
は、つまんねエ褒め言葉ダ
【男は嗤う、これから今嘔吐くが飲まされたものが何か、説明するのが楽しみで仕方が無いのだろう】
■遠条寺菖蒲 > 「ん、んーッッ!!!」
気持ち悪い。自分の顔に触れるモノが不気味に蠢いて。
何かが、ナニかが菖蒲の口の中を蹂躙して無理矢理口の中へと押し込まれる。
夢見る少女と言うわけではない。まだ恋も知りはしないしそのような感情も抱いたことはなかった。けれど、化け物に自身の唇を奪われ何かを飲み込まされた衝撃は計り知れないもので自分が穢されたと認識し悲しくなる理由を正確に把握しきれず不可解な気持ちを抱いた。
「ぅう…何を……っ」
何をした、と言葉にしようとするが吐き気や口の中で蠢いた気持ち悪さから上手く口を動かせない。
■害来腫 > 今のカ?今のは…これだよ…
【男の口の中から現れたのは、芋虫と胎児を混ぜ、触手を生やしたような】
【醜悪極まる異形の蟲】
こいつハ異世界からこっちに持ち込まれたモンでなア
女にしか取り付かない、宿主の栄養を吸って生きる寄生虫だ。
こいつが面白い生態をしていてな、宿主の栄養を効率よく吸収するため、まず寄生した雌の卵巣と子宮の機能を
極端に低下させる、ま、妊娠して栄養を取られないためだろうな。
次に、栄養をより大量に補充するため、媚薬効果のある体液を出し、更に取り付いた女の体温を上げ
無理やり発情させる…後はわかるだろ
そうして寄って来た男から、宿主を通じて精液を搾り出させ、この蟲はそれを栄養に更に成長する…ってわけだ
まあ、しばらくすりゃあヤる今年か考えられない、完全な肉便所になっちまうだろうな…
ああそうそう、子宮に関しちゃ早く取り除ければ回復の可能性もあるだろうが、余り長い事寄生されると
完全に機能が破壊されちまうから注意しろよ、つっても
【辺りを見回す】
ま、この状況じゃ絶望的だろうな…
【男が嗤う、二度と子供のできなくなるかもしれないというショックと、己の心身が作り変えられるという恐怖に】
【怯えているであろう、目の前の犠牲者の絶望を想像して】
ああそれと、もう一つおまけをプレゼントしといた…そろそろかナ…
【腹部に感じる、鈍痛のような痛み…触れれば、何かが、彼女の腹の中で蠢いている…】