2017/11/04 のログ
■暁 名無 > シャワールームに駆け込んだ後ろ姿を見送る。
さて、と。問題はこれからだ。
本当に、本当に手を出してしまって良いのだろうか。
自分は教師だし、相手は生徒だ。その、色々とまずいのではないだろうか。
いや、拙いんだけどね普通に!
「………コーヒー片しとこ。」
先程用意していたカップを回収し、流しへと移す。
小さく震える自分の手を見て、思わず苦笑を溢してしまう。
やっぱり、少し不安があるか。気取られない様にしないとな……。
カップを片し終えると、再びベッドへと腰を下ろす。
あとはシャワーを終えた彼女が戻って来るのを待つだけだが、さてどのくらいで出てくるだろうか。
■咲月 美弥 > 「……どうしてこんなに不安なのかしらね」
小さく呟くと手早く着の身着のままシャワーの栓をひねる。
湯気と共に吐き出された温かなお湯が濡れた服を肌へと張り付かせていく。
数秒の間そのままで居れば服は体に張り付きそのラインを露にしていく。
「……私もいい加減意地っ張り」
呟きながら鏡を見る。
其処にはお湯に濡れ、服と長い髪を体に張り付かせた
年相応の不安を浮かべた誰かが映っている。
その不安はこれから起こる事よりも……
「……大丈夫」
鏡に向かって手を伸ばすと鏡の表面に波紋が広がる。
そのままするりとその中へと入っていき、同時にシャワーが止まる。
数秒後に鏡に再び波紋が揺れ、ゆっくりと此方側へと戻ってきた。
その服は濡れておらず、綺麗にアイロンをかけたような折り目正しい状態で
けれどその髪はしっとりと濡れている。
そしてどこか落ち着いた表情を浮かべていた。
そのままシャワー室のドアの前で立ち止まると一つだけ深呼吸。
「……」
……ドアを開けると毅然とした足取りで貴方の元へと歩みより
ただ無言でその首に手を絡め唇を奪った。
拒まれなければ舌を絡めあう様なキスを交わしながら
その腕の中でゆっくりと体の力を抜き体を預けていった。
■暁 名無 > 「ああ、おかえり──」
シャワーの音が止んで、そちらへと顔を向けて暫し。
ドアが開いて出てきた姿は、入る前よりも服が整っていた。
着替えなど用意していたそぶりは無かったけど、まあ夢魔なら服くらい自由に出来るのだろうか。
そんな事を考えながら声を掛け、笑みを浮かべるよりも早く。
瞬きする間もないほど早く、俺の唇は奪われていた。
今日何度も唇を重ねてはいたものの、改めて情熱的に口付けを交わされれば、
少しだけ緊張していた自分の肩から、力が抜けていくのを感じる。
タバコ臭かったりしないかな、と見当違いの心配をしつつ、俺はキスをしている彼女の身体をそっと抱き締めた。
■咲月 美弥 > 「……っぁ」
貪るように交わした口づけから、ついと離した互いの口を銀色の糸が繋いだ。
言葉はいらないと言わんばかりの潤んだ視線が貴方の視線と交差し
腕の中で力の抜けていく体はゆっくりとベッドへと倒れ込む。
「――大丈夫」
抱きしめられた腕の中、その体は手を引くように貴方の体を傾ける。
そうして覆いかぶさられたかのような姿勢の貴方の首元から手を離し
片手で首元のボタンだけを外すとゆっくりとシーツの上へとおろした。
頬を染めながら何処か熱に侵されたような流し目で貴方を見上げて。
何時しか幻惑の香りは魅了よりも本能を侵し、掻き立てるようなものへと変わっていた。
■暁 名無 > 「この期に及んでもう逃げたと思われる様なことはしないし、」
彼女がシャワーから戻ってからというもの、加速度的に強まる匂いに少しだけ困惑する。
さては此方の動揺や緊張が見透かされているのかとも思ったが、
どちらかと言えば彼女の緊張が招いてるのかもしれない。
「別にもう止めてくれても良いんだぜ?その、匂い。」
あんまり匂わされていると自分の意思じゃ無くなりそうだ。
もういっそその方が後腐れ無くなるだろうとも思うわけだが、それは……なんか、嫌だ。
シーツの上に横たわった彼女の髪を撫で、額に口付けを落す。
なるべく優しく、ともすれば壊れ物でも扱うかのように慎重にと行きたいところを匂いが邪魔をしてくる。
今までとはまた違う方面での抵抗をしつつ、俺は彼女のシャツのボタンに手を掛けた。
■咲月 美弥 > 逃げないという言葉に一瞬瞳を閉じると
辺りを漂う香りへと集中する。
無意識にまき散らされるそれは解放している方が楽ではあるものの
「っ、……ぅ……」
若干艶めかし気な吐息を零しつつそれを自身の内へと留めはじめた。
これが興す結果はそれはそれで予定調和かもしれないけれど
お互いをただ貪る為の香りは彼にとって好ましいものではない。
とは言えいつもと違うそれを内に貯めるという行為は
完全になれていない類のもので……
「……!」
獣性を刺激するそれをゆっくりと内包していくにしたがって
その白い肌が次第に桜色へと染め上げられていく。
そうして撫でられ、額への口づけに一瞬唇を噛みビクンと体を震わせた。
それは驚きというよりも、別の何かでつい体が動いてしまったような震えで
シャツのボタンを外す指がかすかに肌に触れる度少しずつ呼吸が乱れていく。
■暁 名無 > 「あっ、その……お前さんの都合でなら、別に構わねえけどな……?」
何やら様子の変わった彼女を見て、思わず声をかけてしまう。
そもそも彼女の特性からして常に香りを漂わせている方が楽ではあるのだろう。
少し考えれば自ずと分かる事なのに、そこまで考えが至らなかった自分が呪わしい。
「……っ」
が、それはそれとして。
こちらの僅かな動き一つに過剰に見える反応をする姿が、
さっきまでよりも艶めかしく見えて、ついつい嗜虐心が沸いてしまう。
半分ほどまでボタンを外したシャツから覗く豊かな胸に、そっと指を這わせてみたり。
「随分と可愛らしい反応だな。
そんな調子で最後までもつのか?」
そんな言葉を耳元でささやいてみたり。
まだ少し匂いの影響が残ってる……そういう事にしとこう。
■咲月 美弥 > 「は……ぁ、こ、れ」
不規則になり始めた呼吸を懸命に留めようとしながら、そう出来ない事に戸惑いを瞳に浮かばせる。
内包し始めた魔性は今までと違いその魔力をその主にも例外なく向け
僅かに触られただけで普段と全く違う感覚がその場所から熱のように広がっていった。
馴染みの無さすぎる感覚に困惑と戸惑いを覚えながらも
悪戯に囁かれる言葉に余裕の表情を作り微笑もうとして……
「私、は、……ん、夢魔、ですよ?
大丈夫に決まって……ま……ひゃぅ!?」
囁かれ耳に触れる吐息が、胸を這う感触がそれを邪魔する。
一度制御を抑えようにも走る感覚が冷静な思考を稲妻のように灼いて
ただただ熱を体の内へと貯めて行ってしまう。
思考のどこかで冷静な誰かが呟く。
嗚呼確かにこの感覚を味わうなら、多くがこの方法を選ぶ理由も判らなくもないと。
■暁 名無 > 「悪かったな、無理はしないでくれよ。」
既にいっぱいいっぱいに見える姿が妙に愛おしい。
散々人を誘惑しておいて、と思わなくもないが、むしろ今の姿の方が好ましい。
そう思うのは、やっぱり俺が年上であるからというプライドみたいなもの故だろうか。
「ま、大丈夫だって言うなら信じるけどよ。
途中で音を上げてもこっちが満足するまで止めねえからな?」
それなりな覚悟はしておいてほしい。
そんなことを嘯きながら、耳朶をそっと甘噛みする。
滑らかな肌を撫でていた指は、再びボタンへと戻る。
正直な所、もっと柔い肌に触れていたかったが、それはまだ先の楽しみとして我慢しつつ。
■咲月 美弥 > 「無理、なんてしていない、です」
シーツを少し握り、震える吐息で深呼吸をする。
平気な振りをするのはそのプライドの高さ故。
とは言え結局の所、実体験に関しては完全に素人に近いことは
伝わるかもしれない。
「音を上げたり、なんてしません、もの
好きに、してと言ったのは、私ですか、ら」
体がある事で驚いたことはたくさんあるけれど
今回ほど制御が聞かないのは初めてかもしれない。
……けれど、自分だけでは意味がない。
震える手を貴方の腕に当て、ゆっくりと胸板へと滑らせる。
もう片方は首筋へと差し伸べ、髪を手で梳いていった。
指の間を通り抜けていく感触に少しだけ平静を取り戻させてくれる。
■暁 名無 > 「そうかいそうかい、そりゃ頼もしいな。」
強がる姿もまた愛おしい。
そしてその強がりを崩してしまいたくなる。
さんざん誘う言動をしておいて、生娘のような態度を見せるのは正直ズルいというか何と言うか……
「まだ前座にもなってないんだからな。
おう、言われた通り好きにするさ。」
シャツのボタンを外し切り、肌蹴させる。
ついでにスカートの方も外してしまおう。
さっきから自分の鼓動が煩いくらい頭の中で響いているが、決して悟られない様に落ち着いて、焦らずゆっくりと。
ふとこちらの胸を、そして髪を撫でる手に気付く。
少しでも余裕のあるところを見せたいのだろうか。
その健気さに堪らず、優しく唇に唇を重ねた。
■咲月 美弥 > 「……本当、なんだか、ら」
自分でも少し説得力がないと何処か冷静に想いながらも
何処かで強がってしまう。
内に籠った熱量は今や体を焦がすような熱さと錯覚するようで
……触れられた場所が氷解していくようなそんな錯覚すら覚えるこれは
完全に未体験の感覚。
「…っ、ん」
はだけられたシャツの中からその果実が自身を主張する。
黒の下着はレースを施された煽情的な物で、けれどそれを見られたと
悟った瞬間にかぁっと更に朱を帯びる。
少なくともそれを使用して煽るような余裕は今はなくって。
熱量を吐き出すかのように何処か切迫感すら感じられるように
口づけににおぼれていく。
■暁 名無 > 柔らかな唇を啄む様に吸って、静かに離す。
その際に視線が交われば、熱っぽく潤んだ彼女の瞳に大体の事情は察せるというもの。
散々人を悩ませた状態をもう少し堪能して欲しい、と思いつつ微笑みを向ける。
……我ながら性格が悪いなあ。
「これは生徒が着けてて良い下着なのか……?」
現れた果実の大きさもさることながら、それを包む下着の意匠に思わず眉根も寄る。
どこまでも人の劣情を煽るのは、まあ種族柄仕方のないことかもしれないが。
わざと肌に触れない様注意しながらレースを指でなぞり、同時にスカートも取り払ってしまう。
文字通り夢にまで見た姿に、いよいよこちらの理性も危うくなってくるが。
■咲月 美弥 > 本来であれば夢魔が快楽におぼれる事はほぼ無い。
元々そういったものを甘受する者達なのだから
文字通り食事それ自体が完全に制御化にあるもの。
体の制御を失うという事は夢魔としてはあり得ない領域の出来事。
けれどその腕の中のソレはむしろ過敏ともいえる程。
「こういう、ものの方が、
ドキッとする、でしょ?」
スカートを取り払う際少し肌に触れる部分が少なくなったことから余裕が出来たのか
少しだけ挑発的な笑みを浮かべ顰められた眉に手を伸ばすも
「――っ」
レースの縁をなぞり始める指先の感覚にシーツを握りしめ、
目の縁にうっすらと涙を浮かべながらその感覚に耐える。
プルプルと震え、声を押し殺そうとしながら
焦点が揺れる瞳の奥には被虐的な光すら
僅かに宿っているように見えるかもしれない。
■暁 名無 > 「それは……確かにそうなんだが。」
確かに興奮するが、学校という場で身に着けているにはどうなんだと言わざるを得ない。
一体何をしに学校に来てるんだ、と言いかけて、今自分たちが何処に居るのかを思い出し、
俺も全くの他人事ではない事に気付いて言及は止めた。
さて、おおよそ下着のみの姿になった彼女を改めて見やる。
豊かに実った果実のような肢体に、思わず唾を呑みこんだ。
今すぐにでも蹂躙してしまいたい気持ちを抑え込みながら、どうにか不敵な笑みを作る。
「それじゃあ、始めようか。
怖気ついたなら、まだ引き返せるけど?」
此方としてはそのつもりは更々無い。言ってみただけの、有体に言ってしまえばただの嘘だ。
彼女の目を見ていたら、無性に虐めたくなった。それだけだ。
これも夢魔の特性の一つ、なのだろうか。多分彼女の個性だと思うけれど。
■咲月 美弥 > to be continued......
ご案内:「◆保健室」から咲月 美弥さんが去りました。
ご案内:「◆保健室」から暁 名無さんが去りました。
ご案内:「◆保健室」に咲月 美弥さんが現れました。
ご案内:「◆保健室」に暁 名無さんが現れました。
■咲月 美弥 > 「……嫌い、でした……か?」
好みではなかった為に気落ちさせてしまったのかもしれないと
繕った表情に不安げなものが一瞬よぎる。
ポーカーフェイスになり切れない所が
雰囲気以上に経験値不足を思わせるかもしれない。
「……っ。私は、夢魔ですよ?
怖気づくなんて、此方のセリフ、です」
ともすれば意識を焼きそうな感覚の中、
それでも余裕に満ちた言葉を吐き出した。
正直に言えば慣れない感覚に翻弄されてしまいそうでも
プライドと長い間沁みついた性格が甘える事を許せなくて
ついつい意地を張ったような物言いをしてしまう。
……羞恥に顔を赤らめ身を縮ませながらも
同時に浮かべてしまっている蕩けた表情がそれらを裏切ってしまっているけれど。
■暁 名無 > 「個人的には嫌いじゃないけども!
教師としては、あまり学校に着て来て欲しくは無いわな。」
人目に晒す事など、そうそう無いとは思うものの。
そう思いながら、俺はトリルキルティスの頬を撫でる。
いちいち愛らしく思える表情をしないで欲しい。
「そうか、まあ……そうだよな。
じゃあ遠慮なく頂かせて貰おうか。」
緊張からか乾いた自分の唇を一度舐めてから、俺は彼女の下着へと手を掛ける。
きっと、この手順を終えたら俺の理性も限界だろう。
ブラのストラップに手を掛け、肩から下ろしつつ、
俺は彼女の首筋に食らい付く様に口付けをする。
■咲月 美弥 > 「……良かった」
嫌い等の理由でなくて良かったと少しだけ本心を漏らす。
とは言え彼女の姿形はかなり噂やイメージに影響を受ける。
服などであればある程度自分の好みで選べるものの
気が付くと変わっていたりと油断ならない……。
気を付けようと決意を新たにしつつ
「……見せる気、も、ないです。ふふ、独占欲ですか?
私、嬉しくなって、しまいます」
期待不安、そして緊張に震える吐息を吐き出しながら口調だけは変わらない。
頬に当たる体温に目を細ながら、
夢魔らしさと純粋さの入り混じったような笑みを浮かべ
「……はぃ」
小さく、本当に小さい声と所作で頷く。
瞳を見つめる事も何だか気恥ずかしく
つい顔を逸らし瞳を閉じて。
それはまるで首筋を差し出すかのようで
そこに与えられる口づけにピクリと身を震わせる。
■暁 名無 > 「んっ……」
全くいちいちこちらをその気にさせるのが上手い奴だと思う。
まあ、それが夢魔という存在なのだから、当然と言えば当然だが。
白く滑らかな首筋に甘く歯を立ててから下を這わせる。
その間も手は彼女の背に回り、ブラのホックを外しにかかる。
「はぁ……ふぅ。
……ブラ、取るからな。」
首筋をなぞる様に鎖骨まで口付けを連ねて、顔を離す。
既に頭はぽーっとしているし、下半身は苦しいくらいだ。
それでも気遣う様な声をどうしても掛けてしまうのは、まだ彼女が生徒であるという意識が強い所為だろうか。
どうせ引き返す事など出来ないのだから、そんな意識は捨て去ってしまう方が良いのだろうけれど。
全て脱がし終える時には、自然と手放せている事を期待しつつ、
俺は彼女のシャツを脱がし、下着を取り払った。
■咲月 美弥 > 「んぅ……!」
首筋を這う舌と背中をつたう手の感覚で
体が跳ね、息を飲み込む。
ともすれば意識が飛んでしまいそうになるのを懸命にこらえる。
明らかに異常だと判っていても火がついてしまった以上
静止する事も頭から飛んでしまっている。
「い、ぁ……!」
軽い痛みですら意識をやく感覚になって
立てられた歯に吐息の熱い塊を吐き出す。
思わずせんせ、と呼びそうになる声を飲み込む。
きっとそう呼んでしまえば、苦しめてしまうから。
だから名前の代わりに
「ん、ぁ……
もう、我慢、しない、で」
……そんな言葉を荒い吐息の合間に吐き出す。
それは相手に、そして自分にも向けた言葉。
■暁 名無 > 「我慢なんて……ッ」
する筈もない。出来るわけもない。
たった今自分の手で露わにした上半身、
その均整のとれた、それでいて豊満さの満ちた身体に目を奪われる。
この肢体を前に、我慢が出来るという男が居るのなら、むしろ見てみたいもんだ。
ふらふらと熱に浮かされた様に胸へと手を伸ばし、同時に唇同士を重ねようとする。
何か言いかけ、そしてそれを躊躇った事は見逃さなかったし、
そんな気遣いをさせるくらいなら、名前なんて呼ばせない方が良い。
「トリル……キルティス……っ。」
彼女の胸に指を這わせ、その存在を確かめる様に。
口付けの合間に、俺はその名を呼んだ。