2017/11/05 のログ
咲月 美弥 > 体の上を走る視線に少しだけ身を捩る。
なんというべきか、相手の空想上であればどんな格好でも羞恥は覚えなかったはずだけれど
直接見られるのでは全く感覚が違い、熱に茹だった頭でも恥ずかしいと感じてしまう。
けれど、近づく熱に浮かれたような貴方の瞳を見つめると
伸びる手もまた受け入れる様に再び首に手を絡めて

「――!」

直接触れられるだけで視界が明暗するような錯覚に陥る。
愛撫の度に力の入る指先がカリカリと貴方のうなじを
弱弱しく引っ掻いて

「おか、し……
 こんな、感覚いつも……!」

呼吸を忘れたかのように息をつめながら
しがみつくように抱きしめ、口づけに応える。
まるでお互いの域を交換する事でしか呼吸が出来ないかのように
全てを奪い去ろうとするかのように。

暁 名無 > 「この程度で狼狽えなさんな。
 夢魔の名が泣くぜ?」

舌を絡ませ合い、唾液を混じらせ合って、忘れかけていた呼吸をすべく一度口を離す。
奪う様に求め、求めるままに奪い合うのを良しとしてからは最初に感じていた緊張も消えてしまっていた。
今はただ、すっかり余裕を失っている目の前の少女の、その全てを味わいたいとしか考えられない。

胸にしていた愛撫の役割を手から口へと移す。
柔らかな丘に唇を這わせながら、空いた手は残された彼女の下着を、腰から足に掛けて撫でるように脱がしていく。
最後の一枚をはぎ取ってしまえば、今度はこちらの服を取り払う番だ。

「んは……ふぅ……。」

ベルトを外し、ズボンを脱ごうとすると擦れて息が漏れる。
自分でも軽く引くほどの昂ぶりが形となって表れていた。

咲月 美弥 > 揶揄う様に、煽る様に言われた言葉に少し不満げな表情を見せようとするも
弄ぶような感触に甘い声を僅かに零し、うまくいかない。
面白い程弄ばれてしまっていて、文字通り掌の上で転がされているような状態。
ある程度耐性がある夢魔ですらここまで苦しいのだから
人の身であればそれこそ狂ってしまってもおかしくない。
……今度から当てられた人に少し優しくしてあげよう。
そんなことを心に刻んで……

「んん……っ」

声を漏らさないよう咄嗟に手を口元に当てて目を瞑る。
余計なことを考える余裕なんてほとんどなかったというのに
胸に生じた濡れた感触に波のような快感が溢れて背筋を震わせる。
撫で、下がっていく片手の感触に合わせる様に足を動かそうとしても
その波に翻弄されて自分ではうまく動かせなくって……
少しだけ申し訳ないような気分になる。

「ぁ……」

気が付くと産まれた時と同じ姿になっていた。
それに気を払うほどの余裕も無くなっていたのかと思うと同時に
羞恥の波が襲ってくる。けれど……

「私、だけじゃ、駄目……」

少し虚ろな表情で熱い吐息を吐き出しながらも
貴方へと手を伸ばし、ズボンに手を伸ばす。
あまり力が入っていない様子で指先が震えていて、
布越しでもわかるその猛りに手を触れる事を躊躇ってしまう。
……今まで現実味がなかったそれは今手が届くほど目の前にある。
それがなんだか少し不思議だった。

暁 名無 > こちらは既に少女の事以外考えられていないというのに。
まだ余計なことに頭が回っている様子に、少しだけムッとなる。
今は俺の事だけ考えていればいいんだ、なんて気障な言葉は到底吐けそうにはないけれど。
少しの不満を込めて、唇に触れた屹立に甘く歯を立てた。

そして非難する様に、そのまま吸い上げ、舌で嬲る。
さっきまで余裕の無さそうな反応から、優しく扱おうと思ったのが間違いだったか、と意地悪い考えが脳裏を過る。
一糸まとわぬ姿を前にして、その考えは劣情を煽り立てた。

「大丈夫、すぐに一緒に気持ち良くなるさ。」

こちらへと手を伸ばす様子に、小さく笑みを浮かべて。
躊躇うように手が止まれば、自分から下着を下ろしてみせた。
行き場を求めて猛るモノが、弾かれる様に姿を現して下腹を叩く。
これほどに興奮したのは何年振りだろうと、頭のどこか冷静なところで考えていた。

咲月 美弥 > 「ひ、ぁぁ……っ」

口元を抑えたての隙間から思わず悲鳴のような声が漏れた。
与えられるのは痛みの筈が、その行為は全くの不快感すらなく脳髄を痺れさせる。
出来るだけ余計なことを考えて余裕を取り戻そうという作戦は
舐られ歯を立てられるその感覚だけであえなく瓦解していく。
一瞬、維持や立場の何もかもを忘れてただ腕の中、
声を上げ続けていられたらとよぎった考えを振り払うように頭を振り口元を強く抑える。
その姿は余計に嗜虐心をそそるかもしれない。

「私、だけおかしく……なってる、から」

……もっとちゃんと気持ちよくしてあげたい。
その為の方法自体はいくつも”知って”いる。
手で、口で、胸で、特には足で……
夢の中で自分の形をした者が楽し気に扱って見せて……
そうしなければと思うものの、湯気さえ上げそうなほど膨れ上がり
屹立したそれをこの位置で眺めるのは初めてで

「……どう、しましょう?」

何処か舌足らずな言葉の合間、つぅっと唇の端から銀糸が垂れる。
僅かに身を起こし夢現で見上げる表情は劣情を煽るには十分すぎるもの。

暁 名無 > 「ふ、……ふふ」

本当に初々しい反応を見せてくれる。
余裕を取り戻そうと快感の中もがこうとしてるのが、どうしようもなく愛おしい。
そして同時に、もっと乱れた姿を見たいとも思う。
どうすればいい、と考えるよりも先に。
彼女の口元を押さえる手を、俺は強引に外そうとしていた。

「我慢、するなって
 声、出せばもっと……良くして、やるから。」

耳に吐息を吹きかける様に囁いて、此方を見上げる瞳を見つめる。
余計な気を遣わなくとも、こちらの準備は整っている。
前戯など不要なほどに膨れた劣情の矛先は、

「どうしようって、決まってるだろ……?」

身を起こしていた彼女の肩を掴み、再びベッドへと押し付ける様に倒す。
こちらの準備は出来ているが、彼女の方は定かではない。
いやまあ、さっきまでの様子から何の変化も無い方が異常ですらあるけども……

ベッドに押し倒した後は、彼女の股座に手を差し入れて、指先で具合を確かめる。
必要であればそのまま指先で愛撫を続けるつもりだ。

咲月 美弥 > 「ん、ふぁ……
 声、……はずか、し」

腕を掴まれなすすべもなく抑え込まれる様に口元から離される。
顔を逸らすも耳元に滑り込む吐息に、襲い来る感覚の予感に
期待と不安で身を震わせ瞬く間に表情が蕩けていく。
不規則な浅い呼吸は余裕の無さを如実に表している。

「え?ぁ……」

軽い音共に組み敷かれる様に倒れ込む。
この辺りは流石夢魔というべきか、
受け入れる事が十分できるよう
シーツには濡れた染みが広がっている。
もっともその体でなかったとしても
今の感じ具合では受け入れる事が出来ただろうけれど。

「んンんん…!」

それを確かめるために腰元にのびた貴方の手が秘芯に僅かにふれ、ビクンと背をのけぞらせた。
無意識に受け入れる様にそのまま足を絡める。
見上げた表情は蕩け切っており、待ちきれないかのように時折体を震わせていて。

暁 名無 > 「恥ずかしがってる姿がどうしようもなく可愛いんだけど?」

ならばいっその事とことんまで追いつめてやろう。
そんな考えが過った瞬間には、既に口が動いて言葉を紡いでいた。
恥かしい恥ずかしいという割に、自分だけ気持ち良いのは嫌だという。
どこまでも矛盾した、我儘な奴だと囁きながら、指についた蜜を舐めとる様を見せつけてやろう。

「もうこんなにしてたのか……
 俺を気持ち良くさせたいって言いながら、自分はもっと善がりたいって思ってたわけだな?
 まったく……いやらしい奴だな。」

まだ僅かに彼女の味が残る唇で、反論が出るより先に唇を塞ぐ。
身体を重ねるような体勢になり、互いの性器が擦れ合って背筋に快感が走り抜けた。
それを引き金に、俺は本能の命じるままに彼女へと挿入を開始する。

咲月 美弥 > 「……嘘」

これだけ蕩けていても言葉だけは強情なまま。
可愛いと言われ慣れているはず。
何もしなくとも何度も想像で犯されたことがあるほど
自分の容姿は高い水準にある事は理解している。
けれど何故か今こうして言われると
どうしようもない程恥ずかしいと同時に熱いものを体内に感じてしまう。
まるでそう言われる事が初めてであるかのように。

「わた、私は……」

それでも弱弱しく反論しようとして
うっとりとした表情でその口元を眺めてしまう。
その指先、舐めとる舌、その全てがひどく煽情的に見えてしまって……
そうして見惚れていると舐め終わった顔が不意に近づく。
同時に秘所に酷く熱く固いものが押し当てられる感触。

「――――!!!」

それが押し込まれると同時に
声にならない艶声がその口から漏れた。
裂くように押し込まれたそれは
その固さで容赦なく胎内をこじ開けていく。
繋がった場所から破瓜の鮮血が滲む。
けれどその痛みすらも今は快感にしか感じられない。

暁 名無 > 思っていたよりも強い抵抗に、微かに違和感を覚える。
まさか、いや、そんな。相手は夢魔だというのに。
……いや、それを今考えたところで、もうどうにもならない。
既に腰は、ただ本能で求めるままに彼女の最奥へと至ろうとしている。
俺に出来るのはただ、彼女の感じる痛みを和らげる為にという名目で、その唇を奪うことだけ。

「んむっ……ん、ちゅ……」

舌を絡め、唇を吸い、互いの唾液が混じり合う。
絶え間なく背筋を掛ける快感に、目の前が霞むような錯覚すら覚えた。
半ば強引に行った挿入は、根元まで彼女の中へと入るまで止まる気は無い。
仮に彼女の肉体が処女だった場合、少し酷な事をしたな、と心が僅かに痛んだ。

咲月 美弥 > サキュバスの伝説やイメージを体現する彼女の体は
それこそ幻想の域に至るほど相手に快感を与える事に特化している。
例え実体化し、個体としては未成熟な体であったとしても
無意識化に相手の呼吸や癖、鼓動すらも読み取り
決して離す事が出来ないように相手を導いていく。
秘所もまた突き込めば突き込むほどその形を適化させ
咥え込んだものを時に激しく、時に繊細に撫で上げ締め付ける。
機械や人では到底再現しえない様なそんな快楽を与えるそれはまさに”淫魔”
一方で……

「ふ、ぁ、ぁぁぁぁ……」

突きこまれる動きに合わせて後を引くような声がその口から漏れる。
彼女もまた呼吸すらままならないほどの快感の渦に襲われていた。
幾分か視界はかすみ、閃光のような快感に意識を繋ぎとめる事すら幾分か怪しい程。
触れ合う肌に近くに感じる吐息、揺れた体でシーツのよれる音
そして胎内に感じるこじ開け削り、焼くような感触……
それら全てが閃光のように駆け抜けていく。
それに感じる恐怖に近い感覚を紛らわせるかのように
唾液を、呼吸を、そして熱を奪い合うかのように唇を貪る。
今目の前のそれに縋る事しかこの波を乗り切る方法が思いつかなくて…

「あ、だ、め……そこ、い……ぁ、あぁぁぁ!」

けれど最奥に屹立が至り、そこを突き上げられると同時に
つま先がきゅっと丸まり、ひと際大きく体が震えた。
それは夢魔としてはあり得ない感覚。
一瞬意識を手放しかけるもあまりの感覚に強制的に現に引き戻される。

暁 名無 > 「くっ……ぃ……はっ……ぁ。」

予測は出来たし、覚悟はしていた。
しかしそれらを嘲笑うかのように、彼女の身体はこちらを虜にせんと快感をぶつけてくる。
気を抜けばそれこそ獣にでもされてしまいそうな中で、俺はどうにか人間を保てていた。
目の前の少女が、明らかに自分よりも快感に囚われている姿を見せているからかもしれない。

お互いを奪い合う様に求めながら、強く強く感じていく。
彼女が快感に囚われながらも、懸命に抗おうとする姿に、
こちらが先に堕ちてはならないと懸命に意識を保つ。
下半身から奔る強い刺激をどうにかやり過ごしつつ、
一度挿入が停まったところで彼女の為にも一息吐こうかと考えた矢先。

最奥を叩かれ、悲鳴のような嬌声を上げる姿を見て。
僅か残されていた俺の理性は、為すすべなく崩れていった。
──彼女が乱れる様をもっともっと見たい。
先程よりも強くそう意識したと同時、

「そうかそうか、ここが駄目……かっ!」

俺は口元に笑みを浮かべ、今しがた辿った過程を遡り、そしてもう一度。
先よりも幾らか勢いをつけ、再度彼女の奥を貫く様に突き上げた。

暁 名無 > (続きは次の金曜に……)
ご案内:「◆保健室」から暁 名無さんが去りました。
咲月 美弥 > ――後半に続く
ご案内:「◆保健室」から咲月 美弥さんが去りました。