2020/07/27 のログ
■セレネ > 己に猫耳尻尾が生えても、相手程よく動かない気がした。
…いや、案外素直に感情が出るなら隠しているのも表れるという事で。
バレたら終わりなのでは?
「精霊用の方、あれば買ってきますね。
あらそうなのです?
…そっかー。先生の誕生日一緒にお祝い出来ないのですね。」
残念だけれど覚えてないなら仕方ない。
己の父も似たようなものだし。
「あげる?!何を…?
普通に戯れる程度なら良いですけど…
今までそっちは手を出した事はなかったですし…。」
己が同性とそういう事をする、というのがいまいち想像できない。
が、今後どうなるかは分からないし。
気が向くかもしれないから、その時は望むかもしれない。
とりあえずは今の所、相手とは普通に遊んでいる方が楽しい。
■ラピス > それにしても、彼女があの薬を飲んだらどんな動物になるだろうか。
同じく猫か、それとも犬か、兎なんかも似合いそうだが、はてさて。
――でも、感情豊かな耳が動く彼女は新鮮で、すごく見たい気がする。
「えぇ、精霊用で。最近は割と精霊達も人に寄り添って生きているようなので。
――それじゃ、今度、セレネちゃんが先生の誕生日決めてくださいな。
どうせ覚えてないのですから、勝手に決めても支障ないですし。どうです?」
折角なら、仲良しの彼女に決めて欲しい。
そうすれば、お祝いできるようにもなるのだから。
「そりゃ、ねぇ、先生の純情とか、愛情とかですよ。
――ま、先生も普通に戯れてるだけで十二分に楽しいですけどね。
とはいえ先生は強欲で我儘なので、あまりに無防備だと食べちゃうかも?」
仲良しになるまでは線を引くが、仲良しになったらむしろ突撃。
それが少女のいつも通りだ。彼女が望んだらそのときは、甘く楽しむのも悪くない。
今はまだ普通でいい。それならば同じく普通を楽しもう。それが長く遊ぶ秘訣だ。
さて、とりあえず今は、猫な自分を楽しんでもらおう。ぴとっとくっつきすりついて。
後は彼女が満足するまで、一緒に戯れて、楽しむことになる。そんな一日も、ありだろう――。
■セレネ > 治験に参加したいところだけど、ついこの間怒られたばかりだから我慢。
己自身、どんな耳と尻尾が生えるのか分からないからちょっと気になるけど。
「気難しいのが多いと聞きますが、寛大になりつつあるのですかね。
…え、私が?
――ふむ。貴女が良いのであれば。」
まさか己が決める事になるとは、と蒼を瞬かせ。
しかし仲良しである相手からの提案ならば良いかと、一つ頷きを。
「…それは私で良いのでしょうか。
私も同じものを返さないといけないような気がして…。考えすぎですかね。
貴女、案外肉食系ですね?」
ロールキャベツ系女子ってやつなのか。
うっかりすると食べられてしまいそうだ、本当に。
ほんのり恐々しながらも甘えてくれる相手を今は可愛がろう。
文字通りの猫可愛がり。
保健室から出る頃には何時にも増して、上機嫌で立ち去る事と。
ご案内:「第一教室棟 保健室」からラピスさんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」からセレネさんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」に水鏡 浬晶さんが現れました。
■水鏡 浬晶 > 『なぁに水鏡くん、また来たの?授業は大丈夫?』
「大丈夫でぇ~す……テスト勉強はちゃんとしてまぁ~す……」
ダルそうな猫背で保健室に突入し、行きつけのラーメン屋のような気軽さでベッドに倒れ込む。
この時期は持病の偏頭痛が非常に非常に悪化するため、活動デバフがものすごいのだ。
……ということにして、よく休んでいる。
「あ”~~~~~~~無理……無理寄りの無理。相当無理……
梅雨クソ……クソ梅雨……クソのクソ……」
ぶつぶつとよくわからない呪詛を吐き出しながら、枕に顔面を埋める。
よく消毒された、そっけない薬の香り。好きではないが、嫌いでもない。
■水鏡 浬晶 >
「……………あ”~~~~……………。」
ごろん、と天井を見上げる。
学校特有の白い……なんか白い地に黒いモニャモニャがある天井を見上げ、
止せばいいのに暇潰しに黒いモニャモニャを数え始める。
一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、む
「お”ぁ”あ”あ”あ”~~~~~~ッ……」
眼球を動かしたせいで頭痛が悪化した。最悪。自業自得だが。
■水鏡 浬晶 > 「………………。」
強烈な頭痛の中、唐突に。
唐突に、不安になった。
将来の事とか、これからの事とか、過去の事とか、現在の事とか……
そういったものが、まるで膿のように頭に溜まる。
理由はない。意味もない。しかし、そういう時はあるのだ。
本当に理由なく、ドロドロと沈むような気分になる時は、本当にいつもある。
「寝よ。」
だからといって、何が出来るわけでもない。自分はそういうものだ。
将来への眩い希望もなく、現在に賭ける情熱もなく、過去を想う栄光もなく。
ただ無為に日々を浪費し、ただただ来たるべき日にぼうっと目を向けるだけ。
それでいい。
それが真理だ。
身の丈に合わぬ展望など持つのは、火が点いた尻が焼け焦げきってからでいい。
人生は諦め。人生は妥協。人生は納得。人生は怠惰。人生は……
「……クソだなァ……」
そうして、目を閉じた。
ご案内:「第一教室棟 保健室」から水鏡 浬晶さんが去りました。