2020/10/26 のログ
フィアドラ > 「こう……首がいっぱいあって……毒とか炎とか吐いて…。
 あとは…あとは傷とかすぐに治ります!」

とりあえず首がいっぱいあるという事が分かればよいのです!
私の首は一本ですけど!

「はい!とっても!!」

良いものだと言われたら嬉しくなってしまいます!

「本当ですか!ありがとうございます!私はフィアドラっていいます!!
 よろしくおねがいしますねアヤメ!!」

自己紹介には自己紹介を返します。
たぶん芥子風が苗字なので名前はアヤメだと思うのです!

「やったあ!じゃあ、お先にどうぞ!」

フォークに刺したエビフライの頭の方をアヤメの方へと差し出します。
ソースは少しだけつけてます!!

芥子風 菖蒲 >  
「でも、フィアドラは一個じゃん。本当にそれ、ヒュドラ?」

じー。見据える顔は一個だけ。
可愛らしいお顔が一つ。ヒュドラとはいったい。
何も考えてないので、徐に両手を伸ばせばほっぺをサンドしようと試みた。

「それじゃぁ、今度教えてよ。アンタの言う、置物。」

人の趣味に興味はあるし
自分の興味が増える事も良い。
彼女の元気のいい言葉に、静かに頷いた。

「フィアドラか。うん、じゃぁ貰うよ。頂きます。」

わざわざ頭の方をもらってしまった。
会釈を一つ、一口に運んで噛み締める。
衣のサクサクとぷりぷりの弾力。
ソースの味が絶妙にマッチして美味しい。

「ウマ……ありだなぁ、次からエビフライも。」

ちょっとハマりそう。

「あ、オレの方もどうぞ。甘くておいしいよ?」

そっと差し出す、杏仁豆腐。
このトレードマークのサクランボも一緒に上げよう。

フィアドラ > 「ひゅひょらでひょー!!(ヒュドラですよー!!)」

ほっぺをむにむにはさまれながらも必死に伝えます。
……人間さんの手は私と比べると温かいです。

でも、首をぶんぶんと振ってその手を払います!

「分かりました!今度みせてあげます!ホントにキレイですからね!!」

……でも、置物を持ってきて壊れちゃったらイヤなので何か考えないといけません。

「エビフライはおいしいですよね!!」

フォークに刺さっていたそれにもう一度ソースをつけて食べます。
人間さんたちと違って私は歯が強いので尻尾も食べれるのです!

「ありがとうございます!」

杏仁豆腐をスプーンで一口。
あー……ちょっとすくい過ぎたかもしれません。
でもくれるって言ってましたし……この赤いのも一緒にもらいます。

「はあ……甘いって幸せです。」

芥子風 菖蒲 >  
「ひゅひょら?また新しい名前が出て来たな……。」

これも異世界の単語なのか。
よもや、己がほっぺを掴んだせいで生まれたものとは思うまい。
そのまま手を振り払われれば、軽く手をぐっぱー。

「結構触り心地良かったな。」

他意はない。言葉通りの感想だ。

「うん、ウマい。此処のご飯は久しぶりに食べたけど、やっぱり悪くない。」

何時もは外で食べるし、本校に顔を出す時間も半々だ。
此れだけ美味しいなら、また今度食べにこよう。
いい出会いにも恵まれたようだし、こういうのなら、悪くない。
今度は自分も、尻尾まで食べれるエビフライを頼むとしよう。

「そんなに美味しい?じゃぁ、オレそろそろ行くから全部上げるよ。
 甘いもの好きなら、丁度いいでしょ?警邏の時間も近いから……。」

如何やらお口にあったらしい。
なら、ついでに残りも上げちゃおう。
そのまま席を立てば、軽く伸び。腹も満たされた。
これで午後も頑張れる。

「じゃあね、フィアドラ。バイトの事、話しておくから宜しく。」

軽く少女へと会釈し、少年は一足先に食堂から去っていくだろう。

フィアドラ > 「もう…知りません!!」

ひゅひょらでもなんでもいいですもう!
ちょっと、怒ってます!色々してもらったのはありがとうですけど……。
それはそれとしてちょっと怒ってます!!

「……本当ですか?ありがとうございます!」

……確かにほっぺをむにむにされたり、ちっちゃいって言われちゃったのはあれでしたけど。
よく考えるとお金貰ったり、風紀委員を紹介してもらったり、それに杏仁豆腐もくれてるのでやっぱりいい人なのです。

……食べものにつられたわけではないのです!!

「はい!おねがいします!!またお願いしますねアヤメ!!」

去っていくアヤメに向かって座ったままで手を振ります。
アヤメは多分風紀委員受付でバイトしていればまた会う事もあると思います!

「バイトかあ……えへへ。」

そうして杏仁豆腐をたべながらこれからのバイトの事を考えたりしはじめるのでした。

ご案内:「第一教室棟 食堂」から芥子風 菖蒲さんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 食堂」からフィアドラさんが去りました。