2020/10/31 のログ
ご案内:「第一教室棟 保健室」にラピスさんが現れました。
ラピス > 今日は10月の最終日――ハロウィン当日。トリック・オア・トリートと言いながら街を練り歩く日。
大体の人はおやつをくれるし、そうでなければいたずらと称してちょっとした事が出来るお祭りだ。
本当はもっと色々意味があるのだろうけれど、へっぽこ教師的には特に何を気にするでもなく楽しむのみ。
ところで街を歩いていたらお菓子いっぱいもらえたのですけれど、やっぱり素敵な日だと思います(個人の感想)。

「――という訳で、保健室をハロウィン仕様にしてしまう私なのです」

いつもは白を基調とした室内が、今日は黒とオレンジの色彩に満ち溢れている。
へっぽこ教師が用意した吊り飾りやら装飾やらが所狭しと天井を覆い、机の上にはかぼちゃランタン。
用意したおやつもパンプキンパイにパンプキンプリン、パンプキンクッキーなどかぼちゃづくしだ。
そしてへっぽこ教師自身は、頭上に髪と同じ銀色の耳を、腰元にすらりとした銀色の尻尾を生やしている。
ふりふりと揺れる様子は、本物に相違ない質感――実は魔法薬でしっかり生やした本物なのは秘密だ。

「っとと、特に誰かを呼んだ訳でもないですが、ひょっこり来てくれたりしますかね?」

来なければ頭上のこにゃんこ――クロと遊びながらのんびり時間をつぶすのみ。
あるいは誰かが来たなら、歓待を受けることだろう。お菓子を持っていれば、だが。

ご案内:「第一教室棟 保健室」に萌良 さだめさんが現れました。
萌良 さだめ > (人が多いところにはよくない存在だって現れる。
 そうならないように街中を風紀とパトロールをし、祓うために歩き回っていざ当日。
 今日自体の実際の対応は他のメンバーに任せたものの、
 連日の歩きづめでヘトヘトだった。 足も痛いし。
 学校に帰ってきて一休みしたところで保険室を思い出し、
 湿布のひとつももらおうと思って訪れたのであった、が。)

こりゃまた…ハロウィン、ものすごいやる気ですね。先生。あ、お邪魔します。
歩き過ぎでちょっと疲れたので、湿布をもらおうと思いまして…。
(ドアを開けた瞬間、繁華街にも負けないぐらいのハロウィンぢからが溢れてきて
 さすがに眼を丸くした。 可愛らしい銀色のねこさんに扮した先生に
 声をかけ、頭を下げる。)

ラピス > 結構人が出歩いているから忙しいかな、とも思っていたものの、実際はのんびりムード。
かぼちゃランタンに突っ込んだ光の精霊がふよふよと中のお菓子を貪ってるのみだ。
やれやれ、それならそれでのんびりお茶でも――と呆けていたら、扉が開いた。

「はぁい、保健室にようこそー。どうしましたかー?」

にこぱー、と笑顔でご挨拶。そこに居たのは金髪の可愛らしい子だった。
話を聞くと、どうやら足がお疲れ様な様子。なるほど、なるほど。

「そういうことなら、そちらの椅子にどうぞー。ササッと処置しちゃいましょう
 足を挫いたとか捻ったとか、靴ずれが痛いとかじゃないなら、湿布だけで平気でしょうし」

怪我対応用のくるくる回れる背もたれなしの椅子を示すと、へっぽこ教師はぴょんこと薬棚へ。
ごそごそと幾つかの軟膏と湿布を引っ張り出して、それからぱたぱたと彼女の前に戻ってくる。
さぁ、治療するぞ、とやる気のへっぽこ教師。その頭上では、なふ、と黒猫が退屈そうに鳴いて。

「それじゃ、座ったら靴脱いで足を見せてくださいな。脱げないなら脱がしちゃいますけど」

どぞどぞ。にこやか笑顔で、割と押しの強いへっぽこ教師である。

萌良 さだめ > ありがとうございます。 い、いや、自分で脱げるので…。
(先生の若干押しが強い言葉にちょっと早口で答える。
 彼女もそうだが、自分もこの外見で大人なのだ。
 今更脱がしてもらわないと脱げないという話ではあるまい。
 片足を抱えるような形にして、ソックスに手をかける。
 するんとかすかな衣擦れを残して、素足が顕になった。
 もう片方も脱ぐ。 これでよし、小さくうなずく。)

先生、今日はねこちゃんなんですね。 にゃー。
(先生の姿を見て、背景を見て、なるほどとうなずいた。
 ハロウィンであるからして、今日はねこちゃん先生なのだろう。
 彼女の頭の上でくつろいでいる猫に答えるように、自分も小さく鳴いてみせる。
 ご挨拶の代わりだ。)

ラピス > 「あぁ、自分で脱げるなら大丈夫そうですね。痛みで脱げないとか有ったら大変ですし。
 わざわざ保健室まで来たけど、どうしても言い出せなかったりで症状の過少申告する子も居ますから」

多少押しが強くないと、その辺りのケアが出来ないから、とかなんとか。
目の前で靴を、靴下を抜いで素足を晒す。見慣れては居るが、眼福でもある。
こう、可愛らしい子の素足とか素敵じゃないですかね。あ、そうでもない?残念。

「うぃ、今日は猫ちゃん先生です。耳も尻尾もありますよー。
 折角こにゃんこを飼い始めたので、今年はおそろいにしてみようかなって」

彼女の足に手を伸ばし、まずはふにふに手のひらで優しく触診。
軽く関節部を回すように動かしてみて、念押しの確認をじっくりと。
それから、痛み止めの軟膏を指先に取ると、彼女の足に馴染むように薄く塗り拡げていく。
一通り塗り終わったら、後は足の可動域に合わせて切れ目を入れた湿布をぺたっと貼れば完成だ。
その最中、猫の鳴き真似をする相手に頭上の猫が、なふと鳴く。金のお目々で彼女を見ながら。

「あぁ、この子はクロって言うのです。可愛がってあげてくださいな。
 ――っとと、一旦こんな感じで処置してみましたけど、どうですかね?」

湿布と包帯の分、若干靴を履いた時の違和感はあるかも、なんて。
とりあえず、どうかしらと首を傾げる。頭上の猫はわずかにずるっとずれて止まった。

萌良 さだめ > んもー、子供じゃないんだから嘘なんかつきませんよお!
(時々性別と年齢に嘘はつくが、少なくても怪我に嘘はつかない。
 とりあえず足を脱いで、OKです、と彼女にアピールする。)

へー、猫耳としっぽ…。 なるほど、おそろい、いいですね。
猫用のちゅるちゅる持ってくればよかったな…。 いや、いいか。
(ねこちゃんが夢中ですすることでおなじみのスティックおやつ、ちゅるちゅる。
 一瞬それを考えるも、猫ならまだしも今のラピス先生がちゅるちゅるに
 夢中になる光景は色々と危険な気がしたので頭からそっと追い出した。)

…おふ…ん、んふっ……! ふ、ふいぃぃ…!
(小さなてのひらが足に触れ、確かめるように動き回る。
 関節まで丁寧に確認したのち、軟膏。
 一連の動きがくすぐったいけれど、これは治療だ。
 必死に声を押し殺しながらも、時々ぴくりと小さく震えたりした。
 湿布をしてもらってから、ゆっくり息を吐く。大丈夫。セーフ)

クロ。 かわいい。 クロよろしくー。 にゃー。
(再度鳴く猫にご挨拶。 おもわず表情が緩む。)

うん、バッチリです。完璧。 あとはしっかり休めるだけですね。
(立ち上がってちょっと確認。 ワンピースの裾を軽く持ち上げるようにして、
 その場で足踏みしてみたり、ちょっと動かしてみたり。
 大丈夫だ、と彼女にうなずきかける。)

ラピス > 「いやぁ、子供以外でも、やせ我慢することか居るんですよねー。
 まぁ、貴方は大丈夫そうなので、さくさく処置に移っちゃいますけれど」

我慢は見抜けるのです、とない胸を張ってみせるへっぽこ教師である。
これでも一応生活委員所属。保険医としての腕はそれなりに確かだ。

「ん、ふふ。ちなみにこれ、尻尾も耳も動くんですよぅ?ほれほれ。
 ぁー、ちゅーるはクロ好きですからねー、おみやげに持ってきたら喜びますよ?」

しっぽをゆらゆら揺らしたり、猫耳が僅かにくしくしと動いたり。本物だもの。
頭上のこにゃんこは、ちゅーると聞くとソワソワするが、無いと分かると元に戻る。
そして、腹いせ気味にへっぽこ教師の額をぷにぷに肉球でペフペフと叩くのだ。
ぺふ、ぺふぺふ。期待させるな、なんて言いたげな雰囲気だった。

「うや、くすぐったかったです?結構敏感なのですねぇ」

処置完了を告げながらも、その反応は中々悪戯心を疼かせるものだった。
こう、あらやだこの子弄ると可愛い、的な何かである。ぐふふ。

「ふふ、クロもご挨拶ですよー……っと、そう言えばお名前伺ってませんでしたねぇ。
 先生はラピスっていいますけれどー……ほむ、薬学の授業とか取ってましたっけ?」

授業取ってて名前覚えてないだったらやっべぇなー、とか顔に出てたり。
頭上のこにゃんこは、相変わらず肉球をぺふぺふ、ぺふり。勝手気ままで。

「――さて、休憩するなら、お茶飲んでいきます?色々用意はしてあるので。
 とは言え、そうですねぇ。今日はハロウィンですから、改めましてー……」

にやり。お菓子持ってなかったら勿論悪戯するつもりで。

「トリック・オア・トリート!お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!」

今日イチの笑顔で告げる。そう、へっぽこ教師は大人だけど、子供なのだ。

萌良 さだめ > さっすが先生! 偉い! でもこう、人と話す仕事をしていると、
概ねごまかしてるな~とかっていうのもわかっちゃいますもんね。
(公安委員会として人に聞き取ることは多い。
 その過程で話の真贋であるとか、誤魔化しているとか、
 そういったことも学ぶのだ。 ものすごくわかる、と深くうなずいた。)

あっ、ホントだ!すごい! へえー、でもクロにちゅるちゅるあげたら、
今の先生も反応しちゃうんじゃないですか?
ほら、自分で動かせるぐらいねこちゃんなわけですし…。
(今の先生はマタタビやちゅるちゅるに”猫らしい”反応をしてしまいかねない。
 ペットとおやつを取り合う様は色んな意味でまずいだろう。
 自分も妖精用のちゅるちゅるでヤバいことになった覚えがあるのだ。
 クロには申し訳ないが、やんわり否定する趣。)

ええ、割と敏感な性質で…。あっ、すいません。
萌良(もいら) さだめです。 これ。
(彼女の内心には気づけないまま、学生証を提示する。
 22歳であるとか、男性であるとかといった情報も記載されているが、
 まあキにすることではないだろう。たぶん。)

あっ、ぜひぜひ! 公安の任務も終わったので。
(休憩の提案に大喜びで乗ることにしたが、
 彼女の言葉に唖然とした顔になった。)

し、しまった…! おやつ、おやつなんて…。
ええと…何か、なにか…。
(ごそごそ。 必死にポーチを漁ってみても、
 中にあったのは妖精用のちゅるちゅるだけである。)

…よ、妖精用ですが…。
(恐る恐る彼女に差し出す。
 自分用のおやつではないからNGなのか、 
 あるいは妖精用のおやつではあるからOKなのか。
 緊張の面持ちで彼女のジャッジメントに委ねることにした。)

ラピス > 「ですです。しんどそうにしてるのに、ヒアリングの内容は軽かったりしますから。
 実際の所は、過不足なく申告してくれた方が最終的に楽なのですけども……」

手間を取らせたくない。格好悪い。恥ずかしい。理由は数あれど、偽られればいずれも手間だ。
誰しもが正直に話してくれれば、これ以上の楽はない――が、そうもいかないのが世の常。
そういう相手の偽りを見抜くのも役割。目の前で頷かれる様子に、理解者だと嬉しくなった。

「うーにゅ、まぁ、今は本当に猫の因子を持ってますから、多少は惹かれるでしょうね。
 いやぁ、仮装用の変身薬を作ったら思ったより出来が良くて、本物生やせちゃったので。
 流石に、クロに譲る位の理性は働きますけれど、それでもこう、いいなー、位にはなります」

えぇ、大人ですもの。我慢はできます。そう言いたげだが、頭上のこにゃんこは肉球てしてしを続行。
主を疑うこにゃんこである。ちくせう、対応がセメントで飼い主は悲しい。

「なるほど。敏感肌はこう、弄りがいがあって良いですねぇ
 ――萌良さだめ、ではさだめちゃんで。……わお、男の方でしたか。
 まぁ、先生はそのあたり特に気にしないですけど、可愛いのは確かですねぇ」

オカマ先生な同僚さんとも会ったし、そもそもその辺りにはこだわりや主張がない。
個々人の体と心の性別を尊重して、生きたい生き方ができればいいよねー、という程度だ。
カウンセリングなどで触れる機会も多い分、その辺りに寛容だっていうのもあるのだろう。

「それじゃ、先生からはパンプキンパイと紅茶を進呈しましょうか。
 そして……妖精用ですか。まぁ、そうですねぇ。先生は食べられませんが……」

ふよよん。へっぽこ教師の魔術のお供である精霊――宙に浮かぶ燐光の塊が降りてくる。
妖精用のおやつとやらに興味があるらしい。大丈夫なのかとは思うが、人間用も食べてるから案外いけるのかもしれない。

「……うちの精霊が興味を持ったらしいので、ありにしましょう。
 それじゃ、こっちの円卓にどうぞー。お茶とパイは今出しますからねー?」

怪我の診察用に用意した椅子ではなく、奥に備え付けたお茶会用のテーブルに案内する。
普段はカウンセリング等に使用している箇所だが、今はハロウィン仕様のかぼちゃ机だ。
用意した皿とカップは、それなりに瀟洒なアンティーク。そこに紅茶とパンプキンパイをセット。
お茶が大好きなへっぽこ教師は、こうして口実を見つけてはおやつを貪り食うのである。

萌良 さだめ > そうなんですよね~~~…。
こう、あとは尋ねるたびに言うこと変わったりとか、
確認するたびに二転三転したりとか…。
(彼女も同じように苦しんでいたらしい。
 真実を探り当てるという意味では公安のなやみと同じだった。
 深い溜め息と同時に同意を示した。)

じゃあ先生に猫耳が生えているうちに持ってきますよ、猫用。
(なるほど、と彼女の言にうなずく。 羨ましがる程度で済むと豪語する彼女は、
 きっとちゅるちゅるの恐ろしさを知らないのだ。体験者は思った。
 そう思うとちょっと意地悪してみたくなるのが性というものである。
 彼女に”差し入れ”を提案した。)

男でーす。いぇーい。 ありがとうございます。 見た目は姉譲りなもので…。
おっ、パンプキンパイ!ありがとうございます! アレ大好きなんですよねー。
(褒めてもらってちょっと照れくさそうにしつつ、一緒に円卓の方へ向かう。
 妖精用として受け取られたちゅるちゅるをちょっと名残惜しい感じに見つつも、
 そこはそれ、自分も彼女と同じ大人であるから、妖精同士で取り合ったりはしないのだ。) 

ラピス > 「ですねぇ、ころころ変わるものだから、本当の部分が見えなかったり」

うむうむ。やはり理解者だ。こういう相手は確保しておくに限る。
愚痴をこぼすならば、理解を示してくれる相手の方が零しがいがあるというもの。
同じ様な悩みを共有して、ただ溜息をつくだけの時間があったっていいじゃない。

「んぇ、ハロウィン用だからそこまで長いこと耳と尻尾生やしてないですよー?
 それと、さだめちゃんも生やしたいなら生やせますので、その時は是非にどうぞ。
 猫だけでなく、犬や兎なんかもいけるので。元に戻る薬も今ならセットでどん、です」

彼女の差し入れは、主にクロがほしいだろうからありがたく受け取るつもり。
ちゅーるの恐ろしさを知らない。そんな彼の心の内を知るわけもなく、だ。
実際、どのくらいやばいのかは知らないので、その時が来たらどうしたものか。
二つ持ってきてくれれば良いのでは、とかそんな気もするが、はてさて。

「お姉さんがいるんですねー、なるほど。だとしたら姉弟で美人ですねぇ。
 ――さぁ、どぞどぞ。パンプキンパイも自信作ですから、たんと召しあがってくださいな」

さくさくの飴色パイに包まれた、ほっくりとろっとした濃厚な甘みのかぼちゃ。
裏ごしした滑らかなピュレ状からは、かぼちゃの味わいの他にほのかなシナモンが香る。
そんな逸品が、1/8のワンカットずつ。へっぽこ教師は早速さくさくと、美味そうに食べていた。

萌良 さだめ > そういうとき、うちはどうにかして吐いてもらう事できますけど…。
保険の先生はそういうのもできませんもんね。
(心中察するに余りある。 目を閉じて深く頭を垂れた。
 彼女の場合は、当然癒やしのために行うわけであって、
 情報を吐き出させる自分たちとはちょっと異なるとはいえ、である。)

あっ、そうなんですね。 まあ、先生に猫耳生えてたら可愛すぎて、
多分生徒に撫で回されまくって保険医の仕事できなくなっちゃいますしね。
俺は…、い、いいです。
(解毒剤セットもある!という彼女のおすすめに穏やかに首を横に振った。
 多分彼女と同じ用に撫で回されて色々仕事にならなくなるはずだし。)

遠慮なくいただきまーす。 あっ、なるほど…。 おいしいですね。
パンプキンパイ、かぼちゃらしい甘さとこくがでていて…。
うん、これは…すごくいい。 パイのサクサク感も素晴らしいです。
(出されたパイを一口。 眼を見開く。 うまい。
 とはいえ、人様の前であるから一気に食べたりはしない。
 それでも、疲れた体にはパイの甘さと美味しさは抗いがたい。
 ちょっぴり忙しそうにかじりついてしまうのだった。)

ラピス > 「ですねぇ。最悪は推測で診断する形になるので、精度を上げるために日々精進です。
 嫌がることを無理矢理させる、というのは保健室を預かる上でも本意じゃないですから」

とは言え、そこまで意固地に隠されるケースは極めて稀だ。
それこそ、相手のプライベートに深く関わる場合等、込み入ったことが殆どだ。
そんな時は話を聞きつつ、適宜対応するしか無い。だからお茶会は無駄じゃないのだ。
心を解きほぐして信用させる。そのための一手なのである。おやつが食べたいからではないのだ。

「ん、まぁ、わちゃわちゃと撫で回されるのは、生えてなくても一緒ですけども。
 あまり猫耳尻尾がある姿が定着してしまっても、それはそれで面倒そうですから。
 うーにゅ、残念ですね。素材はかなり良いので、素敵な感じになりそうですがー」

なるほど、確かに彼は可愛らしいから、注目されることも多いだろう。
そして、珍しく動物の耳や尻尾を生やしていたら――想像するのは非常に容易い。

「ふふー、ご満足頂けたなら何よりです。お仕事のご褒美って感じで。
 保健室は誰にでも開かれていますから、さだめちゃんも気軽に来るが良いですよー」

ほにゃり、と笑顔で紅茶をちびちび。へっぽこ教師の持ち味は、この緩さだ。
のんびりゆったり。こうして時間を過ごせば、仲良く慣れると信じている。
だから今は、彼との出会いにハッピーハロウィン。紅茶でお祝いするとして。
後はゆるゆる、彼と他愛ないことを話しながら、交友を深めたりするのだろう――。

萌良 さだめ > 精進…そうですよねえ、精進あるのみですよねえ。
(彼女の言に深くうなずくばかりであったが、そのとおりだ。
 自分ももっと頑張らねば、と先生の言に決意を新たにした。)

あっ、ええと…。そう言われるとなんというか…。
せ、せっかくなので頂いていこうかと…。
(恐る恐る彼女からお薬をいただく。
 獣耳なりしっぽなりが生えても、
 解毒剤があるなら大した問題ではなかろう。)

こちらこそ、ぜひまたお邪魔させていただきますね。
いやー、それにしても…。
(と、世間話に花を咲かせるのでした。)

ご案内:「第一教室棟 保健室」からラピスさんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」から萌良 さだめさんが去りました。