2019/02/16 のログ
ご案内:「廊下」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 凛霞 >
「んー…ッ…やりきったぁ」
期末試験も最終日、ようやく張り詰めた空気から解放され、大きく背伸びをして一息つく
結果はさてどうでるか
以前程じゃないけど程々には勉強もしたし、自分的には及第点といったところだけれど
「さーて…」
スクールバッグを肩にかけ、廊下を歩く
メインイベントの日は過ぎたけれど、丁度試験の最中なのもあって…
バッグの中には友人に配るようのチョコレートまだいくつか残っている
試験から解放された達に友人にちょっとした癒やしになればいいなと、
そんなに高いものではないけれど用意しておいたものだ
ご案内:「廊下」に史乃上咬八さんが現れました。
■史乃上咬八 > 「――――うす、そンじゃ、お疲れス、先輩」
――廊下の向こうで声がして、じゃあなー、などと数人の声がした後。
……その褐色の青年が歩いてくる。一本だけ飛び出した丸めた紙の筒が目立つ鞄を左肩に掛け、髪の毛もぼさぼさにした格好。
そしてその姿は、どうやら先に貴女を見つけたらしい。
「あ、伊都波さ……」
たったったったっ。 やや小走りに駆けてきた。
それはまるで飼い主の帰りを見つけた狗のように。
「お疲れ様ス、伊都波先輩」
――先輩と呼びながら、距離が近づくと、止まって頭をばっと下げてくる。
■伊都波 凛霞 >
「あ、こんにちわ、カミヤく…… あはは、そういうのいいってば…」
律儀に頭を下げる青年にひらひらと手を振って、苦笑を浮かべた
いつものことなのだろう、そう言葉には出しつつもその行動を咎めている雰囲気ではなく
「カミヤくんも試験、お疲れ様。どうだった?」
そう言いつついつも通りの、ふんわりとした人懐っこい笑みを浮かべて
■史乃上咬八 > 「……失礼しやした。でスが、他の風紀の方から、手本となれと言われるスから」
年下は年上を敬うもンでしょう。と添えて頭を上げる。
変なところで、人から教わったことには忠実だったりもする。
「試験は先ほど俺も。手ごたえはまぁまぁスけど、思ってたよりはずっと簡単でした。数学とか英語とか、渡米するときに嫌って程勉強しやしたし。
……と、そうだ。この後、試験後に先輩の方がちょっとした打ち上げみたいなことするそうで、広告とかチラシとかを生徒に配りに回るとこでして……伊都波さンは、どうスか」
その丸めた筒――の中から一枚、器用に引き出して広げた。
『試験後の打ち上げ宴会!参加する人は〇〇のLINEまで!(※手書き感満載のフォントで)』
「これからかたっぱしに配りにいきやス。全部、配るつもりで」
――いまだぎっちりと詰まっている。そして近くを通りがかっていくほかの学生たちに目線をやっているが。
……睨まれたと勘違いしたらしいその学生たちは、早足に彼の近くから遠ざかっていく。
ご案内:「廊下」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
■伊都波 凛霞 >
「うーん……」
時代錯誤というか、年上を敬うそれ自体は大事なことだけれど
先輩に深々と一礼をするようなのはちょっと行き過ぎている気がする…
とは思うものの、この様子だと多分自分が納得するまではやめないんだろうなあ、と小さく息をついて
「あはは、結構勉強家っていうか真面目だもんねカミヤくん」
人から見れば生真面目にも映るかもしれない、前述のことも含めてきっとそれが青年の良いところでもあるのだ
「あ、いくいく!
やっぱりそういう催しもないとね~、息抜き大事だいじ。
じゃあそれ、半分貸してよ、手伝うから」
お手伝いの申し出をしつつ、はいっと手を差し出して
「あとほら、そういうお仕事のときは笑顔えがお、ねっ?」
お手本、と言わんばかりににっこりと微笑んで見せる
■水無月 斬鬼丸 > 今日のテスト終了のお知らせ。
結果は出てないが…手応えはまあ。まぁあれよ。勉強してなきゃこんなもんよ。
反バレンタインの使徒としては、こんな時期に勉強などやってられるわけはない。
贈るやつも送られるやつもみなしねばいいと恨みながらチョコを食べてゲーセンで遊んでいたのだから…。
こちらに来る前は、バレンタインでチョコを渡すことができなかった友達と一緒に自前で買ったチョコを貪りつつ
Fワードを連発していたものだが、こちらにはそういう友達もいない。
こんなつまらん状況で勉強とか…流石に泣けてしまうだろう。
「あー…おわったおわった…」
なんか男子と女子が話してる。
楽しそうっつか、仲良さそうっすね。
ケッ、呪われろ。
通り道で話しているものだから、横を通り過ぎることになる。
なんでこんなとこで話してんだと、眠そうな目をより細めるのであった。
■史乃上咬八 > 「……?」
首を捻った。ただただ仕草は犬の様だ。
「……恐縮ス。だもンで、最近は風紀の人にいろいろ聞かれたりもしやした」
――ちょっとずつ。溶け込めているのかもしれない。誰かはわからないが、彼をスカウトしたという風紀委員は、あるいは彼にちょっとした転機を与えてくれたのだと。
「……お願ェしやす」
――珍しく素直に胸を借りた。というかたぶんこの様子だと、『自分の顔のせいで回りが離れていっている』ことへの自覚はあるのだろう。
筒から出した半分ほど、それでも中々な厚さのそれを手渡しながら。
「…………こう、スか」
『二ィッッ』
犬歯が見える、それはもう凶悪な笑顔が出来上がった。これでは確かに誰もチラシは受け取らない。
そしてそんな笑顔で周囲を見渡すもんで、一部の男子女子が悲鳴を上げた。
「…………すいやせン、その、御手本を、お願いしやス」
■史乃上咬八 > 「――――。」
すん。
鼻を鳴らした。これは新たなチラシを渡すチャンスだろうかと。
目が赤い軌跡を残すほどの速度で振り返り、横を通ろうとする貴方へと。
「……試験打ち上げ宴会、いかァッスか」
教わった笑顔をさっそく作り、そしてチラシをすかさず差し出す。
凶悪な獣の笑顔とともに差し出される、手作り感満載のチラシと。
その構図が起こす、何か致命的な人選の失敗が起きている現場。
■伊都波 凛霞 >
「ん♪」
チラシを受け取りつつ…彼の見せる笑顔にはさすがにちょっと引いてしまう
え…それ笑顔…?今からお前を獲って喰うみたいなそれじゃなくって…?
「えっとね、歯は見せなくてもいいからもうちょっとこう口角をあげて……」
シンプルな笑顔の教授を初めると、青年の背後に歩き去っていく少年の姿を見つけて
さてどこかで見覚えがあるような?
「あ、君、落第街で会った子だよね?」
思わずそう声をかけて…同時にカミヤ青年も声をかけていたが…コワイ
■水無月 斬鬼丸 > 「え」
なんかめっちゃ声かけられてる。
マジカヨ。やんこらー、リア充どもが。
「あえ…なんスか?」
向けられた凶顔、むき出しの牙。喧嘩でも売られてるんだろうか。
よくみたら顔もこわいし腕もないし、この学校でよく見るバトル野郎のたぐいだろうか?こわっ
少しビビって声がでなかったが、逆に威圧感でたかもしれない。
と言うか、よくみたら喋ってたのは…あれだあの…バッティングセンターの帰りにあったおっぱいのでかいセンパイだ。
確か風紀委員の…
「うっす…」
軽く会釈を返しつつ見下ろすチラシは…
打ち上げ宴会?
■史乃上咬八 > 「……すいやせン。ちょっと待ってくだせェ」
顔怖ェそうなンで。と、すかさず顔をそっぽに。チラシは差し出したまま。
暫くして、隣の先輩が話しかけ始めたことで、空気が緩んだころ合いを見て。
「そうッス。風紀の先輩の中で、折角試験が終わった後だもンで、何か派手に打ち上げよう、ということで……参加条件は学生ならだれでもOKだそうスけど、如何ッスか」
凄みの利いた顔は直った。代わりに不愛想な無表情が、上記のセリフを告げている。
そしてチラシは差し出したままだ。
「受け取ってほしい」という心が滲んでいる。その片方しかない腕の肩からはチラシがずっしり入った鞄が肘まで落ち、
それが腕に負担を掛けていた。
■伊都波 凛霞 >
「やっぱり!斬鬼丸くんだよね?校内で会うのは初めてだね」
今日は風紀委員の腕章もつけていない、薄暗い落第街とも違って明るい光の下で若干お互いに印象は違うだろうか
顔を気にしているカミヤ青年にくすっと小さく笑みを浮かべて、改めて少年へと振り返り
「試験終了後の打ち上げやるみたい。
風紀委員主催になるのかな?ハメを外しすぎないようにってことなのかもしれないけど、楽しそうだよ、来ない?」
もう一度あらためて、笑顔を向けた
■水無月 斬鬼丸 > 「打ち上げぇ?」
打ち上げってあれだ。なんかひと仕事終わるとやたらとパリピ共がやるやつだ。
転入する前…いわゆる非モテ男子勢であったじぶんには到底縁のないものだ。
むしろ風紀委員が?なんで?
打ち上げとかはめ外すやつがむしろ多そうなんだけど大丈夫なんだろうか?
眼の前の男は見た目パーリィピーポー…というよりは、ヤクザかチンピラかだ。
やや懐疑的にもなろう。
風紀委員のセンパイもいるようだが…なんかこのひとだまされやすそうだし
酒でも飲まされて大変なことになりそうな雰囲気…かわいいし、おっぱいでかいし。
思わず立ち止まって、チラシを見下ろし、顔を上げセンパイの顔を見る。
こちらはほぼほぼおっぱいしか覚えてないのに名前まで覚えているとはさすが風紀委員と感心しつつも
「え?あ…なんで?」
コミュ障というわけではないが、正直なんで誘われたかが理解できなかった。
■史乃上咬八 > 「うス、打ち上げス」
お答えしよう。とばかりに顔を縦に振った。
そして何となく自分の顔をさっきから気にしてるのか、努めてわずかーなほほえみを維持しようと努力しようとしてるのがわかる程度に顔が引きつり、やや気味が悪い様子で。
「その、まァ……こういう一斉に気ィ張る事って、良くも悪くも学校の中じゃこの時期くらいで、やっぱりそういうのには、弛ませてやる時間を皆で作りたいっつってました。悪い、先輩じゃないス。皆のこと、本気(マジ)に考えてくれる、漢女(オンナ)ッス」
一言の中にすさまじい情報量があったが、信用できる人間が主催に立つという概要を伝えたかったようだ。そして、
「……参加人数が多けりゃ、学生の負担無しに、委員会の予算部分として学園側でどうにかなるとも言ってましたよ」
要するにタダ飯出来るらしい。
「……伊都波さン。こうッスか」
そして小声で横の先輩に確認する。何をか。顔だ。
ぷるぷる引きつりながらさっきよりましになりつつあるが、不自然な自然の笑顔が出来上がっている。
■伊都波 凛霞 >
「そこはほら、生徒達が自主的にあちこちで打ち上げーってやるよりも、
風紀委員が主催でやることで問題起こる可能性が減るとか…?」
んー、っとちょっとだけ考えたあとにそう答えつつ
「え?だって打ち上げやるなら人は一人でも多いほうが盛り上がるよ?」
なんで誘われたかわかっていない少年にきょとんとした顔でそう答えつつ、
あ、もしかしてそういう賑やかなのが苦手なのかな…と内心思いはじめる
「もちろんそういうのが好きじゃないなら、無理にとは言わないけど、ね」
なのでとりあえずそうつけくわえて笑っておくのだった
ちら、と横を見てみると…うーーーん、ものすごく頑張った笑顔が出来ていたけれど、放っておくと顔面神経痛になりそうだ
「う、うん、ちょっとずつ良くなってるよ、ほんと」
ウソは言っていない
「あ、そうだ折角二人にここであったし、えーっと……」
ごそごそとスクールバッグを漁って、取り出した小さな箱を両手に一つずつ、二人に差し出して
「試験期間中だったから少し遅れたけど、はい、ハッピーバレンタイン♪」
■水無月 斬鬼丸 > チラシを差し出す男に視線を戻せば…なんかめっちゃ顔面引きつってる。
気味が悪いと言うか、ややキレ気味にすら見えてくる。
ぶっちゃけこわい。
「う、うっす…えーっと、うにゃうにゃ(小声)センパイが悪い人じゃないってーのはわーってるッス
つか、あんた不良生徒とかじゃない…んスかね?」
おっぱい風紀委員センパイの名前が思い出せなかったのでぼかしつつ、なんか男の話を聞いていれば
なるほどこういうことかと。
ただ、この男の言葉だけでは、後々多額の金とか請求されそうと思ったかもしれないが
センパイも同じようなこと言ってるし、この男の言うことも事実なのだろうとなっとくできたわけだが…。
「あー…好きじゃないっつーか…知り合いいねーのにパーリィとか行っても、なんかむなしいっつーか」
周りが盛り上がってる中、自分が飯食ってジュース飲んで帰る…なんだそれ。
拷問か?モテたり社交的な人物にはわかるまい。
少し返事に困っていると…なんか渡された。
「は?」
なんか、なんだ?箱?
■史乃上咬八 > 「……不良。えェ、その、間違っては、ねェッス……。
その、問題起こした奴を、たまに、殴ったり、しまスから……」
――面と向かってそう言われたのがきっと初めてか。少しぽかんとした顔の後、否定はせず、じんわりと肯定をした。
間違ってはない、ないだろう。だからこそ否定せずに告げたものの、
ちょっとずつ明らかに、へこんだ、ような。
「……知り合いなンて居なくても、楽しいもンスよ。そういう場所で、声掛けていきゃ、ダチってな出来るもンスから。
昔、そういう場所で話しかけられて出来た"ダチ"が、居たもンで」
――そんな中、差し出された箱に、こちらも気づく。言葉の意味も踏まえ、彼はゆっくりと。
「…………ありがとう、ごはいはふ」
顔を近づけ、箱を"咥えた"。なぜか。手がチラシで埋まっている上、鞄が肘にかかってあんまり動かせないからだ。
真剣な顔して口でチョコの箱を咥えて受け取っている図は、なんというか、むごい。
■伊都波 凛霞 >
「伊都波凛霞先輩だよ~」
なんだかうにゃうにゃーとバツが悪げにごまかした感があって、さては名前忘れてるな~とアピール
まあ覚えづらい名前かもね、と思いながら
「知り合い?…知り合い」
斬鬼丸少年の顔を指差し、次に自分の顔を指差した、ソウワタシタチシリアイ
「ん?バレンタインだったからチョコレート。一杯あるんだけど試験期間中でみんな忙しかったから、まだ配りきれてなくって」
箱の中身はなんてことない、市販品のマーブルチョコである
この先輩はちょっとでも顔見知りの相手にはみんな配って歩いているようだ
──バカ正直にそんなことを口にしちゃうカミヤ青年を見て、やれやれと苦笑する
生真面目なのはいいけど、そういうところで人を怖がらせてしまったり誤解されたりするのに
「大丈夫だよ、カミヤくんはちょっと目つきが怖いだけで人は良いから」
笑顔でフォローを入れるのだった
…箱を口で受け取ったことについてはちょっとフォローしづらい、なんて絵面だろう
■史乃上咬八 > 「……ヒラヒ、うへほってくれへフか」
小さく、しかし切実に告げていた。
■水無月 斬鬼丸 > 「あー…」
なんか正直に不良と答えた。
やっぱりさっきの痙攣している頬は苛立ってのことだったのだろうか?
さっさとチラシ受け取った方が良かっただろうか?
とりあえず、強面隻腕不良男子からチラシを受け取ることにはする。
「ああ、さーせん。人の名前覚えんの苦手で…知りあい…?」
というか、一発では無理だ。
よほどインパクトがないと、人の名前なんてそうそう覚えられない。
というか、一回あって話した程度…この人は、自分を職質した警察を知り合いと言える人なんだろうか?
人がいいというかなんというか…。
だが、この手に収まった箱を見下ろせば、うなずくほかはなさそうだ。
「殴るとかいってますけど…」
受け取ったチラシをしまいつつ、箱をまじまじ
超義理といえど、まるっきり他人からチョコを貰ったのは初めてな気がする。
■史乃上咬八 > 受け取ってもらえた。ようやく手が空いたので、鞄を頭に掛け、そして手にチョコを取り直した。
「……殴るのは、あくまでちょいと"ケジメ"と"シツケ"が要りそうな奴スけど、風紀委員からも、結構やべェ不良だ、ってマークはされてやしたし、その評価であってるスから。誰が相手でも、そいつが他の生徒や人に迷惑吹っ掛けるなら、俺は殴りやス」
自分がしてきた行為は結局、輩といえど必要最低限の交渉の決裂をした上での暴行である。
それについて言い訳云々をすることはないと、はっきりそう答える。
「……伊都波さン、失礼しやした。あとでチョコは美味しくいただきまスンで。それから、ホワイトデーには必ずお返しを」
ハラに刻(か)いときやス。と添えて頭を下げた。
いちいち物言いが物騒だ。正直者であるが、如何せん口調が完全にヤクザだ。
■伊都波 凛霞 >
「いいよー、1回あって話しただけだもんね。普通ふつう。
まぁほら、知り合いっていうにはなんだかかもしれないけど、初対面よりはお話しやすいでしょ?」
そんなわけで、気が向いたらおいでよー、と打ち上げの話題を締め括りつつ……
「カミヤくんは、そういう相手でも誰彼かまわず殴っていいってわけじゃないからね?」
と、横のカミヤ青年にはちょっとばかり厳しい口調を向ける
いわば必要悪に分類されそうな彼ではあるものの、そういう姿勢が彼から人を遠ざける…と思うと、
根が善人であることを知っているだけに心苦しいところがある
「あと別にホワイトデーとか気負わなくてもいいよぉ。
試験お疲れ様~みたいなものだし」
義理チョコというか友チョコというか、である
「よしっ、それじゃあ私も張り切ってチラシ配りまくろうかな~、ついでにチョコも」
■水無月 斬鬼丸 > 「まー…そーっすね…はい」
話しやすい、たしかにそうだ。
だが、実際リンカセンパイくらい社交的となれば、話す相手はいくらでもいるだろう。
この…不良と言うよりも、ヤクザって感じの男子も含めて。
自分で話せる相手が彼女一人では、あまり気乗りはしない。
先程…カミヤクン?だったかは、話しかけりゃダチができるとかいうリア充理論を持ち出していたが
そんなことできるなら、転入してから友達百人余裕だってーの。
「あ、そういう…あっはい」
さっきから生返事ばっかりだが、仕方あるまい。
シツケとかケジメとか言ってるヤクザめいた男子と、リンカセンパイは知り合いなようだし。
そもそも名前も忘れてたセンパイだ。借りてきた猫状態は仕方ない。
チョコは嬉しかったが!嬉しかったが!!
「うっす、んじゃ、リンカセンパイと…えーと…カミヤさん?おつかれさまっす」
■史乃上咬八 > 「……うス」
――そう言われるだけで、ちょっとだけ引き締まった顔。
今の一言を、結構強く受け取ってのことだろうが。
……視線はそちら、生返事の多い顔へと向いて。
「……ン、と。その、宴会、参加は自由スから、できンなら、参加、してやって欲しいッス」
よろしくお願いしまス。と深々と頭を下げた。そうして、チラシの入ったカバンを抱えなおし。
「それじゃあ、他の生徒にも配ってきやす。……あァ、チョコレート配りながらだったら、もうちょい受け取って貰えるンスかね」
いやお前のような顔に渡されても受け取れねぇよ。偶然通りがかった男子の集団からはそんなオーラが出ていたが、そんなもの知る由もなく、
こちらは今にもダッシュで駆けだしそうな様子だ。
最後に振り返り、
「試験、お疲れッス」
――及第点の笑顔を向けた。
■伊都波 凛霞 >
「それじゃ、またねー二人とも!」
ひらりひらりと手の平を振って、長いポニテを揺らしながら廊下の先へ
「あ」
思いついたように振り返って
「廊下は走っちゃダメだよ」
最後にそれだけ釘をさしていたとか
ご案内:「廊下」から伊都波 凛霞さんが去りました。
■水無月 斬鬼丸 > 「あっはい」
別に走る用事もないのでうなずいた。
カミヤ?だったかは笑っていたが…
去りゆく二人をみおくって、チョコもポケットに仕舞う。
宴会とやらは…まぁ、参加はしないだろう。きっと。
気が向いた上で何もすることがなければ、ただ飯食いに行くくらいの感覚で顔をだすかもしれないが…。
それでも、気の許せる存在のいない集まりなど、窮屈なだけだ。
それは置いといて…さて、今からどこへ行こうか…。と考えを巡らせつつ歩き出す。
ご案内:「廊下」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。
■史乃上咬八 > ――駆けだそうとして急ブレーキ。つんのめってふらついたが、なんとかそのまま。
「……うス」
ご丁寧に礼儀正しく、歩いて回ってチラシを配った。
……受け取ってもらえたかもらえなかったか、それは蛇足だった。
ご案内:「廊下」から史乃上咬八さんが去りました。