2019/02/26 のログ
ご案内:「教室」に桜庭 美月さんが現れました。
■桜庭 美月 > 「えー、っと………」
夕焼けの光が差し込む教室の中、頬杖をついてペンを回すポニーテールの教師が一人。
小テストを作ってみたはいいものの、採点ってホント面倒で。
ふー、とため息が出てしまうのも仕方ないところ。
元警官の彼女は、異能の発露をきっかけに島へと飛ばされ。
教職に就きながらこの島での警察機構である風紀委員として働くことになったのであるが。
「………こういうのは顛末書とか始末書は数多く書いたんだけどなー。」
んー、と鼻と唇の間にペンを挟んで、椅子を斜めにして揺らす。
明らかに採点に飽きた様子で、子供のような仕草をし。
最後に特大のあくびもかます。
■桜庭 美月 > 「…やる気でないわー……」
んーーーっ、と伸びをしながら椅子を斜めにしてゆらゆら。
外でパトロールをしたり、部活の練習を手伝ったり。体を動かす仕事の方がいいなあ、なんて思うのだが。
やはり教職としては避けられぬ道である。
鞄からいつの間にか取り出したコーヒー牛乳にストローをぷつっと刺して、教室で飲食という粗暴な行為に及びながら採点を渋々始めて。
「………マル、マル、マル………えーっと、これどっちが正解だっけ。」
問題を作ったとは思えない発言を口からぽろぽろと漏らしながら、頭をがしがしとかきむしり。
あーとかうーとか、呻きながら採点を続ける。
■桜庭 美月 > 口にコーヒー牛乳の飲み終わったパックを咥えたまま、んー、っと唸る。
足を組んでみたり、伸びをしてみたり。
なんとかかんとか採点を終わらせれば、はーー、っと深い深いため息をついて。
「よー……っし、終わり!
今日は何か買って帰ろっかな。」
立ち上がれば、腰に手を当ててんんん、っと伸びをして大あくび。
誰も見ていないのをいいことに、大口をあけて、指で目に浮かんだ涙をこすり。
「やっぱテストは受けるもんでも無けりゃ受けさせるもんでも無いわ…」
肩をぽんぽん、と叩きながら解答用紙の束を抱えて、自分のカバンを薬指と小指で引っ掛けるように持ち上げる。
どうせ誰もいないだろ、なんて、軽い気持ちで、ストローを咥えたまま教室を後にして。
ご案内:「教室」から桜庭 美月さんが去りました。