2019/10/12 のログ
ご案内:「食堂」に伊都波 悠薇さんが現れました。
伊都波 悠薇 >  
――お昼時。
学校に通い、皆で授業を受けるのならば
どうしても、その時間というのはかぶるもので。
廊下――
食堂に向かう最中。

何人かの、人の群れと”すれ違う”

気まずそうにした表情も――
今の自分には目に入らない。目に入れてはいけない。
見えなかったものとして、そのまま通り過ぎて――

「……はぁ」

食堂のランチプレートを手に大きなテーブルの隅っこに腰を掛けて。

静かに思考に没頭する。

伊都波 悠薇 >  
優秀なこと。できることを示す――
というのは、今も目下毎日続行中だ。
無理にでもそうしてもらわないといけないから。

付き合わせてしまって申し訳ないとも思うけれど。
でも娘のためだと、思ってほしい。もしくは速く折れてほしい。

また――自分の評価も上げなくてはいけない。
友人に頼みはしたけれど――それに頼りっきりもよくはないし。
なにより、今何もしないというのは違うと思った。

でも、どうしたら良いのかは
ピンと、来ない。

「――地道にしてもだめ、なきがする」

学校にいるうち、少なくとも一年以内にはどうにかしないといけない。

「……地味、なのはだめ、かな」

ポツリ、呟いて。あのときの”神―じぶん―”なら、どうにかできたのだろうかと思う。

伊都波 悠薇 >  
「――……」

なんにせよ知識が足りない。
経験が足りない、実力が足りない。

なら――

「ひたすらにもがくしかないね」

いつだって自分はそうだったのだから。
開き直ったら、元気が少し出てきた。
空元気には、違いないけれど

「――いただきます」

冷めたランチに手を付ける。
残さないで全部食べきらないと。

――味はそんなに、わからなかったけれど。

――……とりあえず。髪でも切りに、行こうかな

ご案内:「食堂」から伊都波 悠薇さんが去りました。