2020/09/16 のログ
幣美奈穂 >  
「?。なんとなくはなんとなくですもの」

ちょっろぷくっとほっぺを膨らませます。
時々、所作が子供っぽくなってしまいます。

「ロッカーも、年に何回か。
 中をきちんとしておりますか、調査いたしますわ」

風紀な手入れである。
摘発の時は集団になり行うことになります。
油断したころにするのが常道なのです。

「・・はい、このお部屋はきちんと施錠できました」

きちんと物理的な鍵と精神的な鍵がかかっておりますのを確認。
手で押したり引いたりして頷くのです。

「え?、あっ、わたくしですか?
 わたくし、幣美奈穂と申します・・4年生です!」

両手を身体の前に、丁寧なお辞儀です。
ぴょこり、とお辞儀と共に揺れる黒髪。
干田様を見上げるお顔、澄んだ黒い瞳。

「さあ、次の教室を閉じますわよ?」

こっちこっち、と。
まだ戸締りを確認していない教室を指さすのです。

干田恭支 >  
「ああ、ごめん!
 そうだよね、なんとなくとしか言いようが無い事もあるよね。」

頬を膨らませる少女に、困った様に眉を八の字に。
怒らせるつもりは無かったんだけどな、と困惑しきった様子で立ち尽くして。

「うん、調査する時は事前連絡しようか。
 鞄の抜き打ち検査ならともかく、ロッカーの抜き打ちは流石に。
 生徒の中から選ばれた訳でもないのに、そこまで権力持つのはおかしいしね。」

やるとしても委員長クラスが然るべき要請の下に行うのだろう。
そういえば風紀委員長って実物を見たこと無いなあ、と暢気に考える恭支だった。

「はい、お疲れ様でした。」

施錠するのを見届けてから、ぺこり、と一礼して。

「幣……美奈穂さん。へえ、4年生なんだ!
 あ、そしたら先輩だしちゃんと敬語使わなきゃか。
 えっと、失礼しました、幣先輩。
 全然見えないけど、もう長いこと学校に居るんすね?」

あるいはとても若作りなのか。
まあ見た目で人を判断しちゃいけません、って再三言われているので若しかしたら見た目通りの年齢じゃないのかもしれない。
苗字はともかく名前が生活委員の先輩と若干似通っているのがちょっとややこしいなあ、なんてぼんやりと思いつつ。

「あ、えっと……俺は生活委員の庁舎に戻るんで。
 先輩はそのまま点検、頑張ってくださいっす。」

次の教室を指さす美奈穂へとどうぞどうぞ、と手で向かうよう促す。
風紀委員ではない恭支は清掃のノルマもクリアしているので、このまま報告へ向かうのだ。

幣美奈穂 >  
「そうよ。
 ふわっとしてたらいけませんの」

感性派。
きちんとした儀式をするなり道具を使えば、もう少し正確に判ったりしますけど。
あれをするには場を作る必要があるのでした。

「えぇ~?。
 そんなことをしましたら、その時だけ隠したりするかもしれませんわ。
 なにより、『御用だ!、御用だ!』ってみんなでできませんもの・・」

あれ、なんかちょっと楽しいのです。
その楽しみがちっちゃくなってしまうのです・・。
ちょっと、しゅんっとしてしまうのです。

「わたくし、先輩さんなのです??。
 はい、小さい頃に来ましたから・・あっ、でももう初等部ではありません!。
 もう中等部1年の授業受けてますもん!」

もうオトナです、というのを主張します。
4年生ですけど、まだ島から出る予定はとんとありません。

「えぇ・・ついてきませんの?
 あぅ・・」

校舎で場所が判らなくなるかもしれないので、ちょどいい案内で着そうな人と思ったので。
しょぼんとしてしまいます。
肩を少し落としまして、ぱたり、ぱたり。
上履きの草鞋がちょっと音を立てながら、しょもしょも、お隣の教室。
扉を引いたり押したりしまして、鍵がかかっているのを確認しますと。
鍵穴の上にまた見えない陣を指先で描いて、明日の朝までの封をしておくのです。

干田恭支 >  
──いや、中等部でもオトナじゃないっすよ。
思わず口をついて出掛けた言葉をギリギリで踏み止まって飲み下す。
そう何度も機嫌を損なわせるわけにもいかない。対応に困るから。
今回は良くとどまったと、自分で自分を褒めたくなる恭支だった。

「隠して見つからなくなるくらいなら最初から見つからない様にするでしょ普通……。
 それに、一時的に隠したぐらいで誤魔化せるような人たちなんすか、風紀委員って。」

お遊び感覚でプライバシーを漁られるのは困るというか素直に腹立たしく思えそうだった。
小さく溜息を吐いてこの学園の懐の広さを改めて思い知らされる。

「そりゃあ、委員会違うんすから。
 先輩は風紀の仕事を、俺は生活の仕事を……って、ああもう!」

あからさまにしょんぼりされるとさすがに良心が咎める。

「報告に戻らなきゃいけない時間になったら、その時は戻るっすからねー!」

それまでは案内役も兼ねて付いて行こう。
そもそもまだ入学して半年も経ってない恭支よりも、少なくとも4年在籍してる相手の方が
よっぽど校舎内を知ってるのではと思った恭支なのであった。

ご案内:「第二教室棟 教室」から干田恭支さんが去りました。
幣美奈穂 >  
「そういう時の為に、なんかアンパンと牛乳瓶が風紀委員の冷蔵庫に用意されているそうですわ。
 わたくしはまだしたことがありませんけれど・・
 怪しい時は、それを支給されて見張る役なんてあるそうです」

こくりっ。
怪しいホシは逃さないのです。
その班に所属しますと、本名でなく渾名を付けられて呼ばれるらしいのです。

一緒に教室の戸締り確認をしてくださると判ると。
ぱあっと明るい表情で見上げてきます。
ただでさえ遅い足取りが亀な具合になっていたのが。
普通に遅い足取りになるのです。

お手洗いの中も確認して、教室も戸締りしまして。
校舎でも、もわもわっとした怪異の気配がありますと意識を取られてしまう美奈穂も。
ご一緒頂けましたら、間違えずに教室の戸締りができます。
玄関まで降りますと、

「あちがとうございます・・!」

ふかぶか、丁寧にお礼を言いましてから。
委員会室まで今日の業務報告にと戻るのでした。

ご案内:「第二教室棟 教室」から幣美奈穂さんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 屋上」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > お昼休みも中くらいの時間、みんながご飯を食べ終わるころ。
私もご飯を食べ終わって屋上で一人本を読んでいます。

私がいまいるこの場所は屋上のなかでもちょうどよく影にになっていて気持ちいい風が吹いています。

「ふぁー…。…ん。」

…小さくあくびをしちゃいます。
昨日、遅くまで本を読んでいたし、今お腹がいっぱいになってるので少しだけ眠くなってるのです。

髪の毛の下の眠い目を擦って次のページを開けます。

フィアドラ > 私が今読んでる本の名前は『花魔女ものがたり』私と同じ他の世界の人が書いたっていうお話で…。

色んな花を咲かせる魔法が使える花の魔女が『門』を通って色んな世界を旅するってお話なのです!
文字を読んでるだけで、自分もその世界を旅してるみたいな気持ちになれます。

難しい漢字があまり使ってなくて私にも読めますし、何より読んでるだけで楽しくて続きがどんどん気になるのです!
『トショイイン』の人も『2年くらい前、流行ってて私も全部読んだ。』って言ってました。
今、読んでいるのが3巻で全部で9巻なのであと6巻!まだまだ先は長いです…。

だから早く読んでいきたいんです。…ですけど。

「ふぁ…うぅん。」

本を読んでるとどうしてもあくびが口から出てきてしまいます。
やっぱりちょっと眠いのです。

ご案内:「第二教室棟 屋上」にリタ・ラルケさんが現れました。
リタ・ラルケ >  
 最近できた、お気に入りの場所がある。
 教室棟の、屋上。ベンチなどが置かれ庭園のようになっているここは、昼休みになると昼食や休憩のスポットとしてよく利用される。
 その中の一角、ちょうどこの時間帯は日陰になっているここは心地よい風が吹き、昼寝なりに励むのにちょうどいい場所なのだ。
 というわけで今日も、昼食後の仮眠と洒落こもうとしたのだが。

「……あれ、人?」

 ちょうどそこにいたのは、本を読む少女。
 どうやら今日は、先客がいたようである。

フィアドラ > 「…ぅぅん?」

少し、ウトウトしてたところに足音と人間さんの声でハッと目を覚まします。
…少し寝かけていました…。

「人じゃないですよー。」

そう、私は人間さんとは違うのです。
自分のツノや尻尾をアピールして人じゃないよって伝えます。

リタ・ラルケ >  
「ん……本当だ」

 なるほど確かに少女の身体から、尻尾と角が生えているのが見える。まあ、この島なら純粋な人間じゃないことなんて特別でもなんでもないから、驚きはしない。
 尻尾の感じからすると、人の姿を取れる龍か、あるいは混血といったところだろうか。
 ……いや、生い立ちはともかく。

「そこで何かしてるの? もしかして、邪魔しちゃった?」

 ここにいる理由を問うてみる。もとよりここにいたということは、もしかしたらこの子も自分と同じようにここで昼寝でもと思っていたんじゃないか。もしそうだとしたら、なんだか起こしてしまったようで申し訳ない。

フィアドラ > 人間さんに伝わったみたいなのでぴょんてあげてた尻尾を普通にします。

「私ですか?
 私はねーこれを読んでました!」

『花魔女ものがたり』そうかかれたタイトルを相手にババンと見せるのです。
表紙に花が一本とタイトルだけ描かれた分かりやすい本です。

「邪魔なんかじゃないですよ!夜ふかししててこのまま一人で読んでたら寝ちゃいそうだったので!
 えーと、ありがとうございます!」

そう、ここでこのまま寝てしまっていたらきっと、ここで朝まで寝ちゃってます。
そうするると、寮の晩ごはんも…もしかしたら朝ごはんだって食べられないのです!

それは困ってしまいます!だからありがとうなのです。

リタ・ラルケ >  
「なるほど、本かあ」

 花魔女ものがたり。あまり聞いたことのない本のタイトルだ。いや、自分があまり本を読まないからだろうけど。
 見たところ、児童書の類か。なるほどこのくらいの年の子――実際は何歳かはともかく――が好みそうな本である。

「それは……どういたしまして?」

 邪魔をしてしまったかと思えば、どうやらそうでもないらしかった。むしろ感謝されてしまっている。いや、自分は何もしてないんだよなあ。

「夜更かし、かあ。その本、そんなに面白いの?」

 もしそうなら、少し興味がある。

フィアドラ > 「はい!ありがとうございます!」

もう一回、お礼を言っておきます。
お礼は何回言っても気持ちいいのでいっぱい言っておいた方がお得です。

「そ、それはもう!!すごく面白いんですよ!!」

髪で隠れて見えてないですけど見えてたらすっごい目をキラキラさせて…
分かりやすく尻尾もブンブン振りながらこの本の面白い部分を説明しようとします……。

「この本はですね!あの、主人公の花の魔女が色んな世界を旅するお話なんですけど!
 魔女さんが旅する世界がどれも素敵で綺麗だったり、綺麗じゃない世界もあるんですけどそこもやっぱり…
 素敵で!えーと…えーと……。」

必死に言葉を選んで面白さを伝えようとします。
でも、私の言葉では全然この本の面白さは伝わらないのです……。

リタ・ラルケ >  
「……ふふ、それは面白そうだね」

 必死に言葉を紡いで、尻尾も振って本の魅力を伝えようとする少女に、思わず笑みが零れる。
 ああ、すっごく面白い本なんだろうな――というのは、よく伝わった。

「それで、面白くてつい夜通し読んじゃった、ってことかな」

 何かに熱中しすぎてつい眠るのを忘れてしまう、という経験は、かくいう自分も結構多かったりする。なんというか、共感できる事例だった。

フィアドラ > 「はい、とっても!」

どうやら面白いって事は伝わったみたいです。
なんとか伝わったみたいで良かったです。

「はい…気が付いたら朝になってました。
 ……でも!授業は眠いの我慢して聞いたので!!」

私が元居たところでは本とかがなかったのでこんな面白いものを見たのは初めてで夢中になってしまいました。
でも、ちゃんと今日は授業は受けたしノートもとったので大丈夫なのです!

「図書館でも借りられるのでおススメですよ!!」

リタ・ラルケ >  
「そっか、それならちょっと借りてみようかな」

 正直、こういう物語みたいなのは読んだことがなかったから――かなり興味がある。そういうのならば、ちょっと言ってみてもいいかもしれない。
 さて、

「だけどそれなら、やっぱり眠いでしょ。せっかくなら、ちょっとここで寝ちゃいなよ」

 そもそも自分は、そのためにここに来たのだし。

フィアドラ > 「はい!でも、私読むの遅いので途中で止まっちゃうかも…
 がんばって早めに読みます!!」

私が読んでのが巻なのでそれより先に進むことは出来ないかもしれません…。
でも、早めによめばいけるかもしれません!

「えっ…学校でお昼寝なんてそんな事していいんですか!?」

休憩時間とはいってもここは学校。
あんまり寝ないほうがいいと思うのです…。

リタ・ラルケ >  
「ん、いいでしょ。休憩なんだからさ。たまーに私、ここで寝てたりするよ?」

 休憩時間とは、授業という環境から一時の間解放される時間である。
 つまりこの時間は、自分たちに与えられた自由。その自由を、どうしてあちら側から制限されることがあろうか。

「それに、寝不足のまま授業受けちゃって、授業中に寝ちゃうほうがダメじゃないかな」

 眠気は、とかく脳の働きを制限する。授業を受けるための集中力や気力を保つためにも、仮眠というのは重要なことなのである。

 ――もちろんそんなのは建前で、本当はただ単純に昼寝という行為が気持ちいいからなのではあるが。

フィアドラ > 「そうなんですか…じゃあ良いんですね……。」

人間さんもやってるのなら安心です。
…安心したら少しずつ眠い気持ちが強くなってきました…。

「言われてみれば確かに……でも、なんかちょっと悪い事してる気分になっちゃいますね…ふぁあ…。」

大きなあくびが思わずもれちゃって…身体ももう眠っちゃいたいみたい。

「……人間さんも寝ちゃいます?」

もう一個のベンチはまだ空いてて横になれます…。

リタ・ラルケ >  
「まあ、そのために来たしね……」

 昼食後の時間というのは、どうにも眠くなってしまうもので。
 隣のもう一個のベンチが明いてるようなので、ご相反に預からせてもらおう。

「それじゃあ、おやすみ、かな。……ああ、時間になったら起こすから、安心してね」

 欠伸をする少女に釣られて、自分も小さく欠伸。それから、ベンチに横になる。
 異能のおかげか、自分は時間の経過が肌で分かる。おかげで、寝坊とは無縁だ。ありがたい。

フィアドラ > 「それじゃあ……おやすみなさい……。」

目を閉じて……横になっていると……。
気持ちのいい眠さが……。

「…すぅ……。」

(異邦人の少女はそのまま一瞬で寝入ってしまう。
 よっぽど眠たかったのだろう初対面の相手の前だというのに無防備に……。)

リタ・ラルケ >  
「……寝るの、早いなあ」

 よほど眠かったのか、それとも寝つきがいい種族なのか。
 いずれにせよ、少女の眠る姿は無防備だった。

「……まあ、どうこうするつもりもないんだけどさ」

 ここに自分が来たのは、ただ眠るだけ。それ以上のことをするつもりはない。

「……それじゃあ、自分も寝よ。おやすみなさい……」

 自分も、なかなか眠気に耐えられなくなってきた。
 少女の隣のベンチで、静かに目を閉じる。

フィアドラ > (こうして、ヒュドラの少女は眠りについて……。
 次に目を覚ましたのは起こされた後。
 
 短い時間でも見事に元気に…午後からの授業は無事に受けられたらしい。)

ご案内:「第二教室棟 屋上」からリタ・ラルケさんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 屋上」からフィアドラさんが去りました。