2019/03/05 のログ
桜庭 美月 > 「……んんーーーっ……」

明るい陽射しを浴びて、思い切り伸びをする。
だーれもいない屋上に一人は、これはこれで気分がいい。

「見回り終わったらお昼でも食って帰るかなー、っと。」

ついでにフェンスでも見て回るか、なんて軽く一周し始め。
グラウンドで走る生徒に視線を送る。

「……あー。」

キツそうだな、なんて。
何とかと煙は高いところが好き、なんて言うが、彼女は高いところは好きだった。
元々の目もそうだし、この能力に目覚めてから様々なものを見て、能力を把握することができるからだ。

現に今も、少しだけこめかみに指を当てながら走る生徒の表情を、息遣いを見つめる。
今日も能力そのものは好調のようだ。

桜庭 美月 > 「………はー。 しかしまあ、ガッコの見回りは見回りで平和だな。」

ふわぁ、とあくびを一つ。
特に時間に追われた仕事でもなければ、屋上のベンチにどっかりと腰かけ、もう一度んー、っと伸びをして横になり。

「こういういい日差しの日だってわかってたら、パンとコーヒーでも持ってこればよかったかなー。」

なんて、ベンチに仰向けになりながら空を見上げる。
ふわぁ、なんてもう一度あくびをして。

治安を守るメンバーとしての自覚どころか、先生らしくもない恰好でぐーたらしつつ、またもう一つあくび。
酒飲み過ぎたか。

桜庭 美月 > 「……ぐぅ。」

すやりと目を閉じてしまえば、安らかな吐息を。

ご案内:「屋上」から桜庭 美月さんが去りました。