2020/08/26 のログ
ご案内:「第三教室棟 保健室」にビシュクさんが現れました。
ご案内:「第三教室棟 保健室」にユラさんが現れました。
■ビシュク > 「ふー………」
様々な問題を書き出し整理整頓中に、のんびり紅茶を楽しんでいる保険教諭…紅茶を一口。クッキー、さくり。
「…はー、おいし…♪」
昼下がりにラ・ソレイユでお持ち帰りしてきた美味しいお茶菓子とあったかな紅茶でお茶を楽しむのが、最近のビシュクののんびりタイムである。
今度イヴくんにも持ち帰ってあげよう、とかそんなことを想いながら、糸目での~んびり。しっぽをゆらんゆらん。
■ユラ > 「失礼しまーす。
健康診断の結果持ってきましたー」
扉を開けて、めんどくさそうに用紙を持ってきた。
異邦人の扱いなんてこんなもんだ、みたいな様子である。
「おねがいしまあああああん!?」
差し出そうとした紙を手元に下げ、声……というか悲鳴を上げた。
ちょっと……もといだいぶイヤそうな顔をしている。
見覚えがあるだろうか、知り合いの子であり孫でありひ孫でありみたいな少年だ。
■ビシュク > 「あら、いらっしゃ……あら?久し振りねぇ。
…ここはほんと奇妙な縁に満ちてるわね。」
のーんびり、紅茶を嗜んでいた狐人が、椅子をくるんっと回すと。素っ頓狂な声を上げて引き気味の少年に、ニッコリ。
…ユラ自身の不幸体質と相まって、ちょっと昔に色々有ったのをほんのり思い出しながら、
「ユラくんもこの学校に入学していたのねぇ。イヴくんも入学予定だから、良かったら仲良くしてあげてね…と、それとは別にご用事かしら?」
ニッコニコ笑顔で親戚の子?を迎え入れるビシュク。両手を広げて、ハグすら歓迎しそうだ!
■ユラ > 「あー……はい、その……お久しぶりです……」
どう反応したものか、みたいな顔でいる。
ここにいるということは養護の先生なのかと、諦めと共に納得した。
「はあ、夏の頭頃から……父から勧められて、こっちに……
それで異邦人として検査を受けたので、その検査結果を提出するように言われてんで……
あの、ビシュク『おばさん』はなんでここに?」
検査結果の用紙を差し出す。腕を限界まで伸ばして。
ハグされそうな、その腕の射程圏外ギリギリをキープしている。
■ビシュク > 「もー、なによーユラくん。そんなかしこまらなくてもいいじゃない。今は確かに常世学園の生徒だけど、幼馴染のおねーさんでもあるのよー?」
ぷんむくれしながら、しっぽをたしーんたしーん。仕草がえらく若々しく、それがまたユラにダメージを与える可能性大…
「あらあらあらあら…ユラくん?ユラくん??前にお願いしたでしょ??私のことは「おねーさん」か、名前で呼んでねって??」
ニッコリ☆
…しゅばっっ!!!がしっっ!!!
目にも止まらぬ流水の動きでユラの手を掴むと即ハグに持ち込もうとする!!
『おばさん』呼びの業は…深い…!!
■ユラ > 「やめろぉ! オレを放せー!!
おばさんはおばさんでしょーが!!!」
見事に捕まった。
必死で逃げようとするが、当然逃げ切れない。
過去のちょっとしたイヤな思い出がよみがえる。
「ヒメさんとルナさんに比べて、明らかに年長者感が半端ないんスよ!
あの二人だって俺からすりゃ叔母みたいなもんだけど、ビシュクおばさんは疑いの余地がねェ!!!」
ぎゃーすかわめいているが、全然逃げられない。
怖いもの知らずなのか、後先考えていないのか。
■ビシュク > 「よぉーしっ♪よぉーく言い放ったわっ♪相変わらずいい度胸してるわね、ユラくんっ☆」
そのまま頭一つ分近い身長差でハグ包んで…
もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふっっっっ♪♪♪
フカフカおみみとモフモフしっぽとおきちゅねボディで、ロングふこふこハグ…過去のアンラッキースケベトラウマにダイレクトアタック!!
「ちょっとー!!私の娘二人と比較するのはさすがに卑怯よっ!!あの子たちは実年齢も若いし、ユラくんの目が肥えすぎてるでしょーっっ!!?」
きゃーきゃーわいわい姦しい保険教諭…
しかし『おばさん』は地雷中の地雷なのは教えてるのに治してくれない!!
『おばさん』だァー?『お姉さん』だルルォ!?!!
そういわんばかりにユラくんを捕縛してハグる駄狐(ダ・フォックス!!)
■ユラ > 「むぐぉぉぉぉ!!!」
柔らかいとやわらかいとヤワラカイで包まれて、唸るような悲鳴を上げる。
ぶっちゃけこのせいで、ナイスバディの女性が今でも得意じゃないのがユラだ。
「見た目とか実年齢の話はしてねー!
ビシュクおばさんだって、見た目は綺麗なお姉さんそのものでしょーが!
中身! 内面の年長者感の話をしてんだよオレは!」
力いっぱい押しのけようとする。
一応ユラも人間離れした力のはずなのに、突飛ばせる気がしない。
多分幼い頃からの勝てないイメージのせいもある。
■ビシュク > 「あーららー♪まだ立場が分かってないようねぇ…そぉーれっ♪」
もふ!もふ!もふ!ふんもっふ!!もふもふもふっっ!!!!もふーんっ☆もふもふさすーんっ♪
溢れ出るモフモフの濁流!こうかはばつぐんだ!!
「覚えておきなさい、ユラくんっ!女性っていうのはいつまでも若く居たいのっ!!だからそんながんばってる相手に『おヴぁさん』とか言っちゃうのは、その努力全否定してくる悪い子なのよ!だからお仕置きしまーす!!決定!!」
――――十分後……
「―――ふー☆お仕置きかんりょー♪」
きらきらきらきら…
きらめく清涼感あふるる粒子を妖気に乗せて撒きながら、さわやかな微笑みで汗を拭う保険教諭…
ぜーっぜーっっと、保健室のベッドで横にした少年を見られたら、何か誤解が生まれそうだ…!!
「あ。そうそう、それでなんの検査用紙だったのかしら?見せてもらうわね?」
少しくっちゃりしてしまった用紙をぺらっと持ち上げて確認する教諭。さっきまで怪力少年ともみ合いしていたというのに、元気…若々しき力…!
■ユラ > 有無を言わさぬお仕置きの結果、疲れ果てた様子でベッドにうつぶせになることになった。
(でもそういうのって無駄な努力……)
とか言ったら多分お仕置き時間が伸びそうなので、今回は言わないでおいた。
「……異邦人、こっちの人間と……構造が違ったり……病気持ってたりとかで……
検査が要るって……学校で言われて……オレも、人間じゃ、ないし……」
息切れが激しい。
なお検査結果は、悪い部分は見受けられない様子。
人間以外の要素が半分以上を占めているが、こちらで活動する分には問題なさそう。
■ビシュク > 「……………」
にこっ☆
ほんのり圧がかかったので、もしかしたら気づいてるかもしれないけど、言わぬが花。
「ああ、それで保険教諭の私の認可を貰いに来たのね。
ふむふむ。
……うん、承認。健康体ね。」
検査結果の詳細を見て、しっかり二重に確認を重ねて。
空欄だった認め印を、ぽんっと捺印する。
ふざけるときは思いっきりふざけるが、お仕事の流れは非常にスムーズであった。
■ユラ > 「……ウッス、ありがとうございます……
はぁ、疲れた……」
ちょっとやつれた感じもする。
しばらく巨乳とは関わりたくないとか思っている。
「んで……イヴ君が来てるのはともかく……
ほんとになんでビシュクお……さんがこんなとこに来てんですか?」
ベッドの上であぐらをかいて座った。
ついでによくよく服装を見る……すげえ気合入ってるなとか思ってしまい、またツッコミを入れたくなってきた。
■ビシュク > 「ふっふっふー、ユラくんがお口悪いのが相変わらずで、ちょっと安心しちゃったわ。」
さっきのオシオキも含めて、じゃれあいの範疇だったと思しき幼馴染のおかーさん狐。
しかし、さっきのモフモフが最後の巨乳だとは思えない。必ずや第二第三の巨乳が襲い掛かってくるであろう…
「んー。強いて言うなら人間観察、かしらね。
のーんびり観光しに来たつもりなんだけど、意外と忙しくなっちゃってるわねぇ。
あ、勿論教諭としてのお仕事はしっかりこなすわよー?」
白衣にタイトスカート、赤セーター…それに眼鏡までかけて、気合バッチリだ。
じっくり見られて、ニコニコご満悦である。
■ユラ > 「オレも安心したような疲れたような、すげえ複雑な気分ですけど」
首をゴキゴキ鳴らしてストレッチをする。
銀髪の姉妖狐が懐かしい。彼女は目に優しい。
「はあ、なるほど……要するに楽隠居後の暇つぶしッスか……
しかもそんな形から入って……だいぶ限界ギリギリの無理してますよね……」
今にも「うわ」って声が出そうな顔である。
おばさん呼びはなんとか我慢しているが、その他の部分で全然遠慮してない。
■ビシュク > 「ん、ん、ん…もっと安心していいのよー?
この学園に居る時は、怪我しても大丈夫だからねー?」
疲れきった様子で首を回す、成長した男の子の様子を見つめながらクスクス微笑む。
ユラが銀狐を思い出せば、その隣で姉妹の金狐が『ワシはどうしたのじゃ!?』とショックを受けているかもしれない…
「ん、そんなとこねー♪まぁ、思いのほかハードになってるんだけど…
もー、またユラくんはそういうこと言う。こういうのはね、カタチから入るのが大事なのっ。
…すこーしだけ仮説なんだけど、ユラくんのその不幸体質は、そんな風に人にイジワルするから不幸を引き寄せてるんじゃないかしら?」
紅茶を嗜みながら、小首を傾げてそんなことをのたまってくる母銀妖狐。
藪蛇が転じて、不幸になってる仮説…!
■ユラ > 「いやー出来れば怪我しないように生活していたいんスけど……
父とか兄ほど怪我に強くねえんで、オレ」
既に人の域には居ない家族のことを思い出す。
ああはなれないというか、なりたくないなと思う。
「不幸を呼ぶのは才能……ていうか、こっちでいう異能と同じもんらしいんで。
それを制御しきれてないらしいッスよ、オレ。
不幸を引き寄せてるっつーか、不幸を漏れさせてるっつーのが正しいみたいです。
なんでビシュクおばさんにキツいこと言うのは関係ないです」
おばさん自粛期間が終わりを告げた。
■ビシュク > 「ああ、ユラくんはちゃんと『ヒト』の領域だものねぇ。
あの子たちは頑丈だものねぇ…また会いたいわぁ。」
のーんびりと、一緒にユラの家族を思い出す古狐。
竜族として、人智を超えた身体能力を『頑丈』の一言で示す狐も、大概である。
「あらあら、でも私は不幸じゃないわよ?
むしろ、ユラくんに再開できてとっても幸せだわ。」
先刻までおばさん呼びに過剰反応してたのも、ユラをモフモフするための口実だったようで、温和に対応。しかし、ビシュクがモフりたいタイミングがあれば、おばさんと呼べば気まぐれにまたモフられるであろう…!
「ん、ん、ん…再開できたのも何かの縁だし、これからちょっとお茶でもしながら話しましょっか。
どうかしら、ユラくん?」
にっこり、マイペースに物事を決めていく保険教諭。
昔っからこんな調子である…というより、ユラの反応を楽しんでいるていである。
■ユラ > 「……まあ、正直オレも……初めて一人で、知らない人ばかりの世界に来たんで……
ビシュクおばさんの顔見て、ちょっと安心しました」
皮肉っぽいがそれ自体は本心らしい。
ぺこりと頭を下げてみせた。
「……えっ、お茶?
ビシュクおばさんとお茶って……普通にイヤですけど……
お互いの家族が居る場ならともかく、サシでお茶ってヤバいでしょ……」
ドン引きって感じの顔で拒絶した。
しかしまずい、このベッドから扉に行くにも窓に行くにも、絶対にビシュクに捕まる!
■ビシュク > 「ふふ、ほーんのちょっぴり素直になってくれたわね。嬉しいわー♪」
頭を下げて感謝を示す、孫の孫のそのまた孫のような存在の子へ、頬に手をあて嬉しそうに雰囲気を和らげる妖狐。
尻尾も上機嫌に揺れている。
「――はい、決まりね♪」
スンッ。ガシっ。もふっっっ!!
縮地かって勢いで間合いを詰めて、ユラのおててを掴んで退路を考慮する間もなく、ずりずりと少年を引っ張っていく保険医狐。
絵面がアブナイ!!!
■ユラ > 「やめろぉ! オレを放せー!!」
ちょっと前と同じセリフを吐きながら、きっちり捕まった。
全身の毛が逆立っている。鳥肌状態。
「ふざけんな、それはマジでありえねえ!
放せぇ!!!」
キレ散らかしながらも、抵抗むなしく引きずられていく。
この後しっかりお茶会を終えるまで、逃げ切ることはかなわないだろう……
■ビシュク > 「ふっふっふーん♪
私をおばさんと呼ぶ愚かさを知りなさーい?
大丈夫大丈夫、良いお店知ってるからね…♪」
ここから聞いたら、全く別の意味に聞こえる台詞をのたまいながら、ずーりずーり怪力少年を引っ張りながら。
「ルナちゃんの近況とか、話してあげるわ。…ユラくんが知らないこと、色々、ね?」
うがーうがーっっと大暴れするハイブリッドブラッド少年を、お気に入りの洋菓子店に連れていきながら…
その先の展開は、ユラくんの思った通りなのでした。
ご案内:「第三教室棟 保健室」からビシュクさんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 保健室」からユラさんが去りました。