2021/10/13 のログ
ご案内:「第三教室棟 ロビー」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
さっきゅばすちゃんが現れた。
男の人をなんやかんやしてなんやかんやするそんなのです。
ハロウィン、それに伴う空間のゆるみでやってきた、力があるそんな存在。
さっきゅばすちゃんの世界では、万年食糧不足。
なにせ食料は一択、自給率が低いのです。
そういうわけで、他の異世界に行ける機会を逃さないのです。
びっちです。
とてもびっち、こちらの男の子を引っさらおうと――。




「公序良俗に反しますわ!」

さっきゅばすちゃんの不幸は、そこにおこちゃまがいた事でした。

幣美奈穂 >  
空間の歪みを授業中にぴりりっと感知した美奈穂。
いえ、ただの勘です。
お仕事せねば!、と真面目な風紀委員。
風紀委員として周囲から認められているかというと、どちらかというと愛玩対象ですけど。
先生にきちんとあたふたとあいまいに言葉足らずなうえに、擬音が7割で構成された説明。
それでも授業の途中で出るのを許されるのは、日頃から授業にとても真面目な子だからです。

ぱたぱた、ロビーに向かった美奈穂。
そこで見たのは、とても露出が高い恰好をした大人な女性!
破廉恥です!

幣美奈穂 >  
いやいやよも好きなうち、と。
純情ショタに迫り、服を脱がしかけていたさっきゅばすちゃん。
その大きなお尻を、美奈穂はホース鞭でぺしーんっ!
そう、お庭にお水を撒くときに使うホースです。
威力や物理能力はともかく、神道流戦(いくさ)術をきちんと修めている美奈穂。
縄術もできます。
実は武芸百般。
――力強さとか速度とか、武力とか。そういう肝心なものをのぞけば。

「破廉恥です!」

ぺしーんぺしーん。
ぐるぐる~。

叩かれているのに痛くない。
逆にちょっとマッサージ受けているような気分になるさっきゅばすちゃん。
でも捕まるわけにいかないと、女の子にえちーな気分にする魔法を!

幣美奈穂 >  
・・受けた美奈穂、なんにもない。
そう、残念ながら美奈穂はおこちゃまなのでした。
えちー気分とか、ならないのです。

効果がないのに混乱するさっきゅばすちゃん。
お胸はかなり大きな美奈穂ですが、そっちの方面は小学生中学年並み。
恋愛感情とかいえば、小学生低学年にも負けるかもしれません。

ぐるぐる確保!
近くにいた野良犬さんたちにホースの先を咥えて頂いて。
風紀委員会まで連行です。
ちなみに、美奈穂は授業があるの教室に戻るのです。
野良犬に連行を頼んで、その仕事にと塩抜きかちかちジャーキーを報酬を渡す美奈穂。
別にテーマ―とか、動物の言葉が判るとかでもないのに、野良犬と交渉している美奈穂なのです。

「お願いしますわね~」

野良犬におててフリフリ見送ります。
その野良犬が咥えたホース、その先でぐるぐるになったさっきゅばすちゃんが引きずられていきます。

幣美奈穂 >  
そうして、無事にショタの貞操を守った美奈穂。
ぱたぱたと教室に戻るのでした。

ご案内:「第三教室棟 ロビー」から幣美奈穂さんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 屋上」にレナードさんが現れました。
レナード > 「…………。」

教室棟の、屋上。
色んな出会いがあって、別れのあった場所。
…ここに来るときもまた、何かを期待している自分が、
自然と体を突き動かしてしまっていた結果なのかもしれない。

「……このベンチも、変わらないし。」

誰にも見られないようにして、ここに来た。
人目を忍ぶのは、禁書庫に入り浸ることができるくらいに、得意なこと。
だから、誰にも気づかれなくっても、それはおかしくないことだ。
…期待したつもりはないけれど、それでもどこか、
そうして言い訳をしたがっている自分がいる。

レナード > ゆるりと屋上を巡る。
柵越しに街並みを見下ろしたり、庭園のようなその空間を一周したり。
…やがて、ベンチに腰を下ろして、落ち着いて。

「ふう………」

天を仰ぐ。
自分は何を期待して、ここにきてしまったんだろう。
…そんな自問自答を、先ほどからずっと繰り返していながら。

本当は、わかっているくせに。

どこか、それを認めたくない自分がいて。
ちぐはぐな言動をしながらも、足はここに赴いた。