2019/05/19 のログ
■鳩森 速都子 > (歳の頃は同じくらいに見える、同学年だろうか?結果として己の行動は彼を驚かせたらしい。思わず手を伸ばして転ぶ前に掴もうとするのだが手は届かず彼は落ちてしまった。声にこそ出なかったがこちらも少し驚いたような表情を浮かべ、椅子から転げ落ちた状態の彼の言葉を聞いた。届かなかった手を落とし、言葉を聞いた直後に彼が気にした事は彼の具合だっただろう。)
大丈夫?そんなつもりは無かったんだけど…驚かせてごめんね?
(怪我は無いだろうかと伺うように見ていた男だが、不安を含んだ口調で謝罪の言葉を述べた。本をまとめてレポートにして提出するという言葉を聞いた時、男は興味を惹かれたように小さく頷いた。)
そうなんだ、レポートかぁ…内容を理解してまとめないといけないからそれはそれで大変だよね。
(丸写しは丸写しで大変なのだが、レポートという言葉を聞いた時に少しだけ目元が隠れた表情が曇ったように見えるだろうか。自分の言葉を選んで相手に伝えるという事は己が向いていないのもあるかもしれないが、これまでの経験から同じくらい大変な作業だと思っていた故に少し同情を含んだような言葉を呟いただろう。)
■佐藤重斗 > (金髪青年の同情の言葉を聞き、素早く彼の手を取り目線を合わせる。ここに分かってくれる人がいたと目を輝かせ、水を得た魚の如く話し続ける。)
そうなんだよ!ホントに、ホンットに大変でさ…。
なんでこんなことやってんだろ…?あ、俺が実技壊滅的だからですね。
(掴んだ手をブンブン振り、喜びを表す。テンションが高いのはレポート作りで疲れているからだろうか。)
なあ。もし良かったらレポート作り手伝ってくれないか?
もちろん無理にとは言わないし、報酬も出す。
悪い話じゃないだろう?
(ニヤリと笑い提案する。しかしながら、内心では手伝ってくれなければ土下座も辞さないと考えているのだが。)
■鳩森 速都子 > (男の冷たい手を持った彼の手は体温が感じられ暖かかった。前髪と眼鏡越しに目線を合わせ、話を続ける彼の言葉を聞きながら小さく頷いて。)
うんうん、僕も前にレポートを書いた時にさ、課題の本が辞書みたいな本で大変だったんだよね。
でも実技が悪かったからってレポートなんだ?まずは理詰めからって人なのかな…?
(ブンブンと手を振られながらも疑問を含んだ言葉を返しただろう。レポートを書いたからって実技の方がうまく行くものなのだろうかと疑問に思ったが、己は教師の立場でも無いし魔術という物は実際に感覚派の人間も居る事には居るが大半の人間はすぐ限界がやってくる印象があった。それが正しければ少なくとも彼の為にはなるのだろうと思ったのだが。続く言葉を聞いた時、一度男は首を小さく傾げてから思案をするように間が空いてから口を開いた。)
僕自身もそれ程学問に詳しい訳じゃないけど…こうやって声を掛けたのも何かの縁だろうし手伝うよ。
報酬は…僕の興味を満たす為にキミの事を教えて欲しいな。別に全部とは言わないから。
(まさか断ったら土下座という手が残っているとは夢にも思わず、比較的あっさりと了承の言葉を返しただろう。報酬、という言葉を聞いた時にそれは辞退しようか悩んだのだが、少し考えるような仕草をした後に求めたのは男が興味を抱いた目の前の彼自身の事で。)
それで…ルーン魔術ってカッコいいけど面倒くさそうだよね。文字もこの世界の古代語だし。
(手に持っていた鞄は彼が椅子から転げ落ち、手を伸ばした時にすでに置いた…筈。右手を伸ばすと課題図書を手元に寄せて、視線を落として書かれている内容を見た時に男は率直な感想を呟いただろう。)
■佐藤重斗 > (彼が了承の返事をくれると嬉々としてレポート作りに取り掛かろうとするだろうか。席に着き再開しようとした所に投げかけられたのはルーン魔術のことについての質問で。)
確かに面倒くさいな。でもな、魔術の中では割と使い易い部類なんだぜ?
意味のある言葉を力を込めて描く。たったこれだけで発動できる魔術なんだ。
(自分はそれすらできないけどねと締めくくる。この男は魔術の才能が致命的にないが、理論や意味などは割とできるのだ。ルーン魔術について少し説明しご満悦な様子で続けて自分のことを話し始める。)
それで俺のこと、だったな?
俺の名前は佐藤重斗。2年で風紀委員見習いをやってる。質問があれば受け付けるぞ?
(どんなことでも聞いてこいとばかりに胸を張る。実技の代わりにレポートを作るというクソ面倒くさい課題を手伝ってくれるのだ。答えられる範囲で答えようと気合いたっぷりに見えるだろうか。)
■鳩森 速都子 > …?そうかな……あっ、そうか。君は人間だからかな?
まぁそこは経験を積み重ねるように使い続けないと覚えれないと思うんだけどね。ピアノと一緒で魔法も毎日使わないと腕が落ちる気がするし、実際僕も此方に来てから下手になったから環境による所もあるかもしれないかな?
(投げかけた質問に帰ってくる言葉を聞いた時、初めは疑問そうな表情を隠す事なく浮かべた筈だ。少し思案を巡らせた後、妙に合点のいった声を上げてから男が気付いたのは種族の違いという点だった。理屈が理解できていないという訳でも無いというよりは己よりも理解度は高そうだ。だからこそ後はそれを形にできるように修練を積んだほうが良さそうに思えるが__言うは易し行うは難しというヤツなのだろう。それに制御できない魔法程恐ろしい物は無いだろうし、下手に手を出すのは彼自身が危険な目にあう可能性もあるのだろうかと思案を巡らせて。)
風紀委員なんだ…って見習い?試用期間とかあったっけ。
ちなみに聞いてないけど僕は鳩森 速都子って言うんだ、二年生で生活委員会に所属してるよ。宜しくねシゲちゃん。
(返すようにアバウトな自己紹介を返した。彼の自己紹介を聞いて興味を持った所は見習いという所で、自分が生活委員会に入った時は見習いという制度は無かった気がして疑問符が浮かんだ。風紀委員は案外危険な目にあう事もあると聞いたような気もするし、彼が危険な目にあっても対処できるように修行をしているのだろうか。なんて勝手にあだ名まで付けながら頭の中で考えが進んでいく。)
じゃあー…なんで魔法を覚えようって思ったの?
(何も考えてないような口調で質問を投げつけるが案外切り込んだ質問かもしれない。本のページを捲りながら言葉を続けて。)
■佐藤重斗 > 努力はしてるつもりなんだけどなぁ…。
(まだ足りないのだろうかと独り言ちる。そもそも努力云々ではなく才能の問題で致命的に魔術に適性がないのだ。理論が分かり、術式を作ることができようと実際に使えなければ意味がない。その点ではまさしく持たざる者なのである。)
魔術を覚えようとした理由…か。ハトコ、お前結構踏み込んだこと聞くね?
(口ではそう言いつつも、その無遠慮さが気に入った様で笑みを浮かべる。)
俺はさ、凡人なんだよ。
才能なんてかけらもなくて、超常の力なんて使えない。
それでも、この日常を守りたかったから。そのために力を付けようともがいてるんだよ。
風紀委員見習いっていうのは、まだまだ新米ってこと。
(凡才で凡庸で凡愚な俺でも、できることがあるはずだから。そう笑顔で語ると早速レポート作りを再開し始める。こんなことを言っているが、このレポートは風紀委員に関係ないただの課題である。)
あ、こっちからも質問。さっき種族が違うって言ったけど、ハトコの種族って何?鳩人間?
■鳩森 速都子 > 努力を覆しちゃう程の才能って無いんじゃないかなって僕は思うけど、この世界の魔法はその限りじゃないのかなぁ。継続も大切だと思うし、僕が昔に教えて貰った時は頭の中でイメージを強く思い描く事が大切だって言ってたよ。そうする事によってマナと自分の精神の一体感を上げて操るんだって言ってた…きがする。
(どうしても自分の物差しで測ってしまうのは悪い所なのだろう。話を聞く限りでは彼は向き不向きでいえば不向きなタイプの人間なのかもしれないが、かといっても使える可能性がゼロという事は無いんじゃないだろうかと男は考えて。ちょっと昔の記憶で曖昧な言葉を続けつつ、左手を口元まで持っていき悩むような仕草をすると今度は彼の続く話に耳を傾けた。)
だってシゲちゃんが質問は受け付けるって言ったじゃん、代わりに僕も答えれる事なら答えてあげるからさ。
(返すようにわずかに口元が緩んだ。此方の目元は見えないかもしれないが、確かに男も笑みと言葉を返して。)
ふーん…なんか思ったよりもずっと立派な目的でビックリしちゃった。
でも、そういう事を志して行動に移してるって事は好きだよ。
新米かぁ、じゃあ僕もそういう意味では見習いかな?まだそんなに難しい事もできないしね。
(理由は想像していたよりも遥かに崇高な…と言えば良くないかもしれないが真面目な理由だった。隠す事なく驚いたという感情を口にした男はその後はまた素直に自分が思った感想を述べながらも新米という言葉を聞いては合点がいったらしく、また癖のように小さく頷いただろう。本とレポート用紙を交互に見ながらも尋ねられた言葉を聞くと、男は一度彼の方へ視線を向けて微笑を浮かべた。)
ね、名前の通り鳩だと良かったけど残念ながらそうじゃないんだ。僕は夢魔…君たちの言葉で言う所のインキュバスってやつだよ。
■佐藤重斗 > イン、キュバス…。
(青年は驚いたように動きを止める。常世に来て少し経つが、異種族の友人はあまりいなかったのだ。まあ異種族だと言われても基本的に何も思わないのだが。)
インキュバスって言うとあれか。夢の中で女の子とくんずほぐれつできる種族か。
ひゃっほい!今度、俺にも淫夢見して!
(男子高校生のお手本のような反応を示し、彼に話す。先程の真面目な雰囲気はどこに行ったのか、崇高な理由と褒められたのは何だったのか。典型的なバカそのものであった。)
グフフフ…。ハトコも男なら興味あるだろ?
(完全にレポートの手を止め、猥談に入ろうとしている青年。この場に女子がいたらドン引きもののゲスさである。そのゲス顔のまま口を開く。)
ハトコく~ん、これ俺の連絡先。
エロい夢ゲフンゲフン……面白い夢とかあったら教えてくれよ~。
■鳩森 速都子 > ……な、何か重大な勘違いしてるみたいだけど。
勿論そういう事が好きな子も居るけど、僕自身はそこまで旺盛でも無いんだよね。
(笑みに苦味が含まれたのは思ったのと違う方向からの返事が帰ってきたからだった。勿論そういう行為が好きな同僚も居た…とは言うがそれも過去の話であり今の己は自分と同種族の知り合いは居ない状態だ。それにそういう行為じゃなくとも精気を吸い取る事はできる為に、年頃の男の子らしい言葉を聞いてた時、男は少し困ったような表情から何かに気付いたかのような表情を一瞬だけ浮かべて。)
いいよ、考えておいてあげる。
でも忘れないで、ちゃんと対価は頂くからね。
(不敵な笑みを薄っすらと浮かべては了承の言葉を呟いたのだった。一応警告紛いの言葉を一つ付け足してから、完全に年頃の男の子状態に陥った彼を興味深そうに見つめていただろう。)
受け取っておくよ。あっ、僕の連絡先も教えておくね。
その件に関しては期待しても…悪くはないと思うけど今はその夢の事よりもシゲちゃんはレポートの方を書いて…ささっと現実の問題を片付けたほうが良いんじゃないかなって思うよ?
(今までの真面目な雰囲気は何処へやら、でもこういう人間の欲望の塊のような感情をぶつけられるのは悪い気がしない…というよりも良い味がしそうという品定めでもするような視線を向けて。
そんな邪な考えを巡らせていた矢先…彼から連絡先を差し出された時に此方も現実に帰ってきたような感覚を感じて。受け取ると少し慌てた手付きで先程床へ置いた鞄を開き、中に頂いた連絡先をしまうと代わりに名刺を一枚取り出し、彼の方へと差し出しただろう。名前とメールアドレス、そして学生寮の部屋番号が書いてあるだけのシンプルな名刺だが左上の空いたスペースに小さな鳩のアイコンが付いている。)
(少し期待を含んだような言葉を呟いたのは、これが一種のレポートに対するカンフル剤になるだろうかと思ったからだった。結局それからはやる気がレポートに向かっても、脇道の方へ向かっても彼が苦労する様子を見ながらレポートが書き上がるまで付き合うだろう。)
ご案内:「図書館」から佐藤重斗さんが去りました。
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