2020/06/16 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」に萌良 さだめさんが現れました。
■萌良 さだめ > ふんふん、ふふーん…んふふーん…♪
(ものすごくご機嫌だった。 今日は図書館に新刊が入荷する日なのである。
注文した書籍や新しい書籍が山程入ってくる。 これほど嬉しいことはない。
ステップも軽くなろうというものだ。 鼻歌の一つも出る。
まるで数百年前から存在しているかのような仰々しい入り口をくぐり、
早速新刊のコーナーに躍り出た。)
な…なん、だと……!!
(愕然とする。 すでに新刊は軒並み借りられていたのだ。
次元間熱量転移学や次元感座標固定に関する書籍、転移術の類等
自分が使おうとしていた書籍は影も形もない。
じわ、と目の端に涙が浮かぶが、必死にこらえた。
大股でずんずんとカウンターの方に向かう。)
訪ねたいんだが、もしかしてまだ新刊が入っていないのか?
(必死にすがるように担当者に呼びかける。 返ってきたのは「はい」という
身も蓋もない返事であった。 がっくりと肩落とし、そのまま近くの椅子に腰掛ける。
足をブラブラさせながら唇を尖らせる。 ちょっとべそもかいていた。)
■萌良 さだめ > ……ま、まあいいだろう、うん…。
(しばらくしょんぼりした後、テンションを回復させる。
椅子から降りて、魔術書のコーナーへと赴いた。)
どれどれ、と…。
(子供にもわかる基礎的な概念の説明から、
上級理論まで沢山の書物が書架に収まっている。
この長めを見ているだけで元気にはなるが、それが目的ではない。
眼を凝らしてタイトルをよく確認していくと、棚の上の方に自分の読みたい本…。
発展型生物転移術があった。 心のなかでぐっとガッツポーズをする。
本があるのは書架の最上段…。脚立に上がって取らないといけない本である。)
よいしょ、っと。
(脚立を椅子代わりにして腰掛け、靴を脱ぐ。
8cmのヒールを脱いでから、改めて脚立の上に昇った。
えいやとつま先立ちになり、手をのばす。 本に届くか届かないかといったところだ。)