2020/07/05 のログ
ご案内:「図書館居住スペース」にレイさんが現れました。
ご案内:「図書館居住スペース」に白亜 愛さんが現れました。
レイ > 「ふぅ...これで大丈夫かな...」

昨晩の出来事の痕跡を目につく限り処理して、テーブルの椅子に腰掛けて、机の上に上半身を投げ出す。
何も考えずに致したものだから後処理もそれ相応に大変だったわけで。
昼過ぎになってようやく片付け切った模様。
...まだ匂いは少しするけど...無視無視...

朝から愛ちゃんもそれを感じ取ったのかいなくなってしまったし。
いじめられたりしていないか不安になる。
はぁ、とため息を漏らして。

白亜 愛 > 「ただいまー……わぁいレイちゃんだぁ゛」

ふらふら~……と変な顔で居住スペースに戻ってきて、
彼女を見つけるとにっこり。

「なんとも妙なお昼だったよぉ……あり、お部屋片付けた?
まぁいぃかぁ。よぃしょー」

朝に比べて、怖い匂いが消えている。
でもこの匂い何だっけな、とすぐ忘れて、椅子に腰かけた。

レイ > 「おかえり、愛ちゃん」

歩調は落ち着いてないし変な表情してるけど、怪我してる様子はないし大丈夫かな?なんて思いながらおかえりと返して微笑み返して。

「う、うん。片付けたよっ?
それより、お昼何かあったの?」

片付けた、とやっぱり見られてたのか、なんてしどろもどろになりつつも話を逸らそうとしている様子が見て取れるだろうか。
目は合わせない。

白亜 愛 > 「なんていうんだろねぇ?お昼買うの手伝ってくれた人に頭を撫でられた?
なんかこう、怖くなくて受け入れてしまったんじゃぁ……」

先ほどのレイちゃんみたいにぐでーっと体を伸ばす。
そのままそちらを見れば目を合わせてくれないことに気づき。

「んー?レイちゃんも何かあったの?」

こっちからも近況報告を聞こうと。

レイ > 「へえ、手伝ってくれたんだ。良かったね〜
愛ちゃんも恋かなあ」

自分とレナードみたいな、なんて思いながら。やっぱり目を背けたままで。
軽い気持ちで揶揄う言葉を飛ばしつつ。

「え?わ、私は特に何もないよ...???」

何て、目をそらすどころか顔を後ろの方へと...向けようとして痛いから真横までにしておいて。
慌てた様子で。

「そ、その人はどんな人なの?」

なんて話をずらそうとするだろう。

白亜 愛 > 「恋……?う゛ーむ。
確かに男子学生の中では怖くない人だけど、私は犬じゃないぞぅ……」

撫でられ方を思い出して突っ伏す。
くそう。この島、私を可愛いって言うか邪魔するかのどっちかだぞ……。

「レイちゃんいじめられてない?男子に襲われてない?ならいいけどさ、朝、怖い匂いがしてたからさ」

感覚の鋭いレイちゃんが平気そうだし大丈夫かな、とホッとして。

「どんな……うーん。私がごはん食べてると撫でてくる人……?
あれのおかげでたまごサンド食いきってなくてねぇ」

どんな人かと聞かれたらそう答えるしかない。

「あれ?たまごサンド?」

レイ > 「愛ちゃんは可愛いから。仕方ないよ
そんな拗ねないの」

なんて、右手で愛を優しく撫でながらニコッと笑って。
怖くない人がいるって聞かされるだけで私は嬉しい。

「そ、そんなことないよ大丈夫大丈夫
ちょっと仲良くしてただけだから
怖いがらせちゃってごめんね」

撫でる手が少し雑になる。
わしゃわしゃと。

愛ちゃんにも話しにくいなーと。いや、話せるかこんな話。

「たまごサンドがどうかしたの?」

それは良き良きなんて思いながら聞いていればいきなりたまごサンド?とか言い出すから。
どうしたのかな、とそっぽを向いていた首を戻して、傾げる。

白亜 愛 > 「わ゛た゛し゛よりレイちゃんが可愛いからぁぁ……分かる人増えてぇぇ……」

不満顔で撫でられ。

「レイちゃんがそういうなら……うびゃぁぁ」

わしゃられ。


「ぁぁぇええっと、たまごサンド、食べきっ、てないのに、気が付いたら無くなっててねぇ。
私いつ食べたっけ?って」

自分でも食べた記憶がない。あれ?

レイ > 「愛ちゃんの方が可愛いよ」

動きも口調も表情も可愛い。
なんでいじめられるのか、いじめっこの気持ちが1ミリも理解できない。

「食べられちゃったとか...じゃないかな?
...なんてね」

愛ちゃんのことだから混乱して置いて来たとか。
変な顔してたし変なテンションで忘れて来たとか...なんなら相手の口に突っ込んだのかもしれない。
ごめんごめん、と撫でていた手を引っ込めながら。

白亜 愛 > 「そーやって可愛い合戦に持ち込むところが可愛い……」

頭から手が離れると、ぼさぼさの髪はシーズー犬みたいになっているだろう。


「まさか食べられたって、そんなことしないよー。女子の頭撫でて、間接ちゅーできてとか、向こうだけ美味しい話じゃんかぁ」

もしそうだったら覚えてろー、と拳を天に。頼りない細腕だった。

レイ > 「えー。本当なんだから仕方ないじゃん」

頬を小さく膨らませて抗議する。
あんまり膨らませすぎると痛い。

「もしそうだったら美味しい話だね。喜んでるんじゃないかな?」

拳を突き上げる様子も可愛い。
その男子生徒と愛ちゃんが仲良くなって、愛ちゃんを守ってくれたら嬉しいな、なんて思っていて。

「最近愛ちゃんが楽しそうで私は嬉しいよ」

最近の楽しそうな様子や一緒にお茶を飲んだことを思い出して満面の笑みで。

白亜 愛 > 「ぶぅ」

ぶぅ。

「そらぁ向こうは喜ぶだけで被害はこないけどな?それで私を見る目が変わってたら、それは凄い怖いんだよぉ」

もし、いや、もう……?やめやめ。

「私はレイちゃんが幸せそうだから楽しくて嬉しいのー。にへ。
だからもっと幸せになってねぇ?」

何かあったっぽいけど、今日はやけに機嫌が良さげなのは知ってるよぉ。

レイ > あっ可愛い...
これ以上言うと愛ちゃんも拗ねそうだから胸中に納めておこう。
拗ねてる愛ちゃんも可愛いんだけどね。

「確かにそれは怖いね...
でも、愛ちゃんが誰かに愛されてくれたりしたら私は嬉しいなあ」

 愛ちゃんだけに、なんて戯けるようにして付け足す。

「愛ちゃんも幸せそうだし、ソフィア先生やレナード君もいるから幸せなんだよ
愛ちゃんもいっぱい幸せになってね!」

二人で机に突っ伏しながらこうやって話すのも。とっても楽しい。
無垢で純粋な笑みを愛に向け、頬を 突っついて。

白亜 愛 > 「ぷす」

頬から空気が抜ける。

「みんなで幸せになりたいねぇ……っと、そろそろご飯の支度かな。
腕によりをかけて作るよぉ……ぃしょぉっと」

最近は濃さのコントロールもできつつある。目指せレイちゃんのご飯係。
椅子から立ち上がって、キッチンに向かった。


レナード君 is 誰?とは思ったけど。

ご案内:「図書館居住スペース」から白亜 愛さんが去りました。
レイ > 頬から抜けた空気の音は随分と間抜けでクスッと 笑いが漏れた。
珍しい。

「そうだねぇ...あ、私も手伝うね」

愛ちゃんだけに任せっきりにするのも悪いし、私も手伝わないと。
なんて思いつつ立ち上がって。
レイにもできる手伝いを始めるべく、愛の後ろをつけて行った。

なんてこともない、幸せな日常の切り抜きだけど。
私にとっては、それが幸せ。

ご案内:「図書館居住スペース」からレイさんが去りました。
ご案内:「図書館 休憩室」に伊都波 悠薇さんが現れました。
伊都波 悠薇 > 「ふぅ……」

テストも近い。少し前にあった姉妹喧嘩も落ち着いて。
また――安穏がやってきた――と思っていたら。

どうやらそうでもないらしく。
最近疲れた顔をしている姉を見かける日々。

まぁ、もう。昔のように、首を突っ込みすぎることも。
見守りすぎることもしないようにしようとは思うけれど。

こういう、ふとした拍子に、思ってしまうのは仕方ないと思うのだ。

試験間近。勉強の休憩中――手に、自販機で買ったいちごみるくの缶を手に、ため息を一つ。

前髪をぱぱっと払い。ちゃんと視線が隠れるようにした後……

「はぁ……」

そう言えば、七夕、なんだっけとも思いつつ。もう一度ため息

伊都波 悠薇 >  
「七夕の願い事、どうしようかな」

少し前であれば、さらりと書けたこともあるけれど。
今は特別に、目的も目標も、魂胆も、策も――そういったものがあるわけではない。
ほんのちょっとだけ、”栄養を貰いすぎて”、育ちすぎてる気もする。

まぁ、不釣り合いに、平等に。イコールで繋がれているわけでもないから、これは気のせいなのかもしれないけれど。

こんな風に過ごすのは、初めてだから。

「――なに、しようかな」

ぽつり、独り言。
返ってくるはずもない、ヒトリゴト

伊都波 悠薇 > 気のせいだとわかっていても、変に意識してしまう。
もう、ないのに。杞憂なのに――でも、と思ってしまう。

だったら自分が動いたほうが良いのでは、とか。もっと努力することがあるのでは? とか。
逆に努力しないほうが良いのかな、とか。もっと、酷い目にあったほうがいいのかなとか。平穏が何処かにイカないかなとか、自分がもっと、そっち側に寄ればいいのに、とか――

「バカ」

つぶやいて、椅子の上で、体育座り。

「んなことしても、もう”生涯無(しょうがない)”でしょ」

もう自分に天秤なんて、無いんだし。
それは少し前に、学んで。

それを使った勝負には負けたんだから……

「はぁ……」

三度目、の。ため息。

伊都波 悠薇 > 「……なんか、食べようかな」

気分を切り替えたくて。

休憩室。今は誰もいないから伸び伸びと使えるから。
軽食を自販機で買おうと立ち上がり、ポケットに入れた馬のお財布から小銭を出して。
この間の、たい焼きの”事件”を思い出す。

あれは、良くなかった。相手の人にめちゃめちゃ失礼だったし。
最後の最後はなんてったって、仲良くなろう、友だちになりましょうが言えなくて恥ずかしくて逃げたとか、なんとも恥ずかしすぎる――

「……次、会ったらどんな顔すればいいのか」

思い出しただけで、恥ずかしい。首を横に振り。
あーでも、こーでもと考えて。

だんだん挙動不審になっていく。

「うぅ……でもあれは恥ずかしい、よね? うん、恥ずかしい。恥ずかしいよね。逃げちゃうのも仕方……仕方……しか……た、なくはないですね。うぅ」

そして独り言が増えていく

ご案内:「図書館 休憩室」に瑞杜 衛士さんが現れました。
瑞杜 衛士 > 「おーっじゃましまー…ん?」

がららっ、と音を立てて扉を開き入ってくる者が一人。
見て見れば背の高めの、しっかりした体格をした、少しこの図書館には不似合いな男の姿。

見るからに重そうに見える荷物を肩で担ぎながら、事も無げに入ってきて、少女の姿に気が付いたみたいだ。

「おっと、人居たかわりーわりー。
 何か話してたけど他にも人いんのか?」

きょろきょろ

伊都波 悠薇 >  
ピタ。

自販機にお金を入れる前に、動きが止まって。
ギギギギッとロボットのようにそちらをみる。

「イイエダレモイマセンヨ」

片言。
そして、買うのをやめて、右手右足、左手左足を同時に前に出しながら歩いていく。

「え、っと……その。誰のもの、でも、なぃ、ので、あやまる、ことも、ないかと。思い、まひゅ」

噛んだ。
席にひゅんっと飛び移り体育座り。
ちゃんとスカートを折りたたんで、膝に顔をうずめた

瑞杜 衛士 > 「…?」

こてん。

「おう、なんか随分ヘンテコな声してっけど大丈夫か?
 って、おおうっ!?
 なんだ、体調でもワリイのか!?」

とんとんっと荷物を床に置いて様子を見る。
いきなりへたり込んだ(ように見えた)少女。男が見過ごせる訳もなく。

「とりあえずほれ、落ち着いて…
 茶飲むか? 気分悪いってんなら保健室つれてってやろうか???」

背中をぽんぽんと擦り、近くの自販機で買った麦茶を差し出す。
初対面だが調子が悪そうだし、ほっとく訳にはいかないのだ。

伊都波 悠薇 >  
(かんだ、神田、苅田勝田感だかんだ。噛んだ!!)

初対面で、尚且変な声を出し、プラス噛んだ。
第一印象、まったくもって大失敗である。

でも仕方ないのだ。備えることは出来なかったし、急だったし。
前と違って逃げなかっただけ褒めてもいいと思うのだ。
いや、今も恥ずかしくて顔をうずめたままであるけれ――

――ポンポン。

背中を叩かれながら、駆けられた声。

それに思わず――

「ひゃんっ!!!?」

甲高い声を上げて、席から飛び退いてしまう。

「~~~~~っ」

変な声を出した恥ずかしさで、穴があったら入りたい。けど場所がないし。
なにより、この間の件もあったから逃げるわけにも、いかないと踏みとどまれば。

ぎゅううっと、スカートの裾を握って俯くくらいしかできない。

「えっと、その、だいじょう、ぶ、です。ちょっと、恥ずかしかった、だけ、なので」

赤裸々に告げつつ。
そちらの表情を伺うように、前髪で隠れた視線を少し上にした

瑞杜 衛士 > 「あ、成程」

恥ずかしかっただけ、と言われ納得という顔をして飛びのいたのは気にせず。

「いやー、悪かった悪かった!
 そりゃ急に入ってきたらそりゃビビるよな!
 まーま、取って食う訳じゃないから安心しろって。
 
 俺は瑞杜衛士、最近常世学園に来た1年、18歳だ。
 アンタは?」

買った『おい~っすお茶』を飲むか?としつつ、軽く挨拶をした
挨拶は大事だからね。

伊都波 悠薇 >  
「はい……」

ふぅーっと静かに息を吐く。

――よかった、そんなに気にして、ないかも……

快活に挨拶されれば。元気のいい男子だなという印象を持ち。

「あ、えっと……伊都波です。伊都波悠薇。2年、です。ちっちゃい頃からここにいます」

たどたどしく、自己紹介を返して。
差し出されたお茶には、首を思いっきり横に振って、遠慮した。

瑞杜 衛士 > 「そうか?」

遠慮されれば自分で開けておい~っすお茶を飲み始めた。

「まぁ緊張して噛むなんて誰でもある事だし気にすんなよ!

 へー、ちっちゃい頃から…え、図書館に住んでんのか?
 はー、アイツだけじゃねえのか此処住みって…ってか図書館って住んでいい場所だったんだな…」

多分そういう意味じゃないと思う。
 
「っと、二年か、じゃあセンパイだな!
 
 所で…
 入ってきた時誰と話してたんだ?」

きょろ
誰もいなくねえか?なんて顔をし

伊都波 悠薇 >  
はっとする。
言葉足らず過ぎて、勘違いをさせてしまった……っ

「あ、いや、その……ここっていうのは、図書館では、な――」

まで言いかけて。

二度目のはっ。

――いやここで、間違いを指摘するのはあれなのでは? 傷つけてしまうのでは? そんなことない? え、これなにが正解? え?

考えること、何十秒。でも、間違ったままはやっぱり良くない、と思って。

「あ、えっと。この、島って意味、でして」

訂正することにした。おっかなびっくり――そーっと。

「住んでる、人がいるんだ……あ、はい。えっと、2年です」

先輩と威張るつもりはないけれど、そうですと頷いて。

「え――?」

――誰と話してたんだ?

つまり、聞かれてた?

「~~~~~っ」

また赤面し、俯く。え、どこからどこまで? 脳内が ? でいっぱいに成る

瑞杜 衛士 > 「あぁ~~~成程!
 いやぁすまねえ、勘違い勘違い」

HAHAHAと笑う。そんなに気にする性格ではないようだ。

「ああ、オレと同学年の白亜愛っていう奴がいんだけどよ。何か知らねえけどここに泊まってるみてえなんだよな。
 あ、オレと同学年だけど同い年じゃねえぜ?確か~…13、12…だったか?」

14である。

「あと知り合いに図書委員がいてよ。今日はそいつの手伝いで荷物運んで……って、うおッ、どうした!?
 やっぱ体調わりいの!?」

伊都波 悠薇 >  
「……なんでも、ないで……す」

ただダメージを受けただけで。勝手に。
体調的には特別問題はない。

「ここ、泊まれたんだ……」

2年目なのに、識らなかったという反応であった。

「あ、お手伝い、なんだ」

結構優しい人なんだなぁ、なんて。チラチラそちらを見つつ

瑞杜 衛士 > 「そーか? ああ、常世学園来て最初の友達でな!
 何だかんだ図書館に縁があんだよなー、俺」

本あんま読まねえんだけどな、なんて言いつつ。
ちらちらっと見られてるに気が付けばニッを笑顔を見せる。

「にしても、何してたんださっき?
 何でもないにしちゃびっくりしてたけど」

伊都波 悠薇 >  
友達と聞けば、耳がピクッとうごく。
凄い、最近来たばかりなのにもう友だちがいるのか……と思う。
なにせ、自分に友達が出来たのは、去年。学園1年のお話である。
それまでは……ぼっちおぶぼっちの名前を思うがままにしていたのだから

「あ、えっと……いや、普通にちょっと考え事しながら、その。なにか食べようかなとか思ったくらいで。別のところに意識が言っていたので驚いたと、いい、ますか」

少しずつ慣れてきたからか、言葉がでてくるようになってきた

瑞杜 衛士 > 「お、ここ食べ物の自販機もあんの? へぇー…
 うっし、じゃあメシの邪魔した詫びに何か奢るぜ!
 俺も何か食いてえし、二つ買って少し交換しねぇか?」

話を聞けば、それじゃあとばかりに提案をしてくる。
フットワークが軽いとでもいうのだろうか。
そういうとおっしと立ち上がり、財布を取り出し
ぐぅ~…と腹を鳴らす。

「……喰いモンの事考えたら腹へっちまったわ」

見た目通りの、食い気。

伊都波 悠薇 >  
「え!!?」

急に難易度が上がった、提案。
めちゃめちゃぼっちにはハードルの高い、提案に、ギクシャクしながら。
おどおどと――

「えっと、あの……」

どう答えようと考えて。でも後輩にこんな風に言われて断ったらあれだしとかいろいろいろいろすごーーーーーく、考えた結果。

「す、少しだけ。あ、でも奢ってもらうのは、大丈夫。悪い、から」

お金は出すよ、と馬さんの財布を取り出した

瑞杜 衛士 > 「おっ、そうか?
 別に悪く思う必要ねえのに」

言いつつ自販機を見て

「んじゃ俺は…っし、決めた!ビッグホットタコ焼きにするぜ!」

ビッグホットタコ焼き
それはビッグ、かつホットなタコ焼き
偶に辺りとしてビッグホットドッグがタコ焼きの中に詰められているという豪快な一品だ。

チャリン。ガチャンッ

じぃ~~~~~~


「そーいや、考え事って何考えてたんだ?
 …って、初対面の奴には話しにくいか」

待ち時間の間、ふと気になって雑談がてら聞いてくるだろう。
7が出たら大当たり
伊都波 悠薇 >  
「一応、先輩らしいから」

これが、相手が烏丸であったなら男を立たせてよとか言われそうだけれど。
でも、今はそうじゃないから。少しだけ背伸び。

「……アタシは、お菓子でいい、かな」

ナッツチョコをチョイスして購入。

「……え? えーっと」

何の考え事、と言われれば、その時考えていたことを口にするのはためらわれたので。

「姉さんのこと。伊都波凜華っていうんだけど。今日も風紀委員とかで忙しいのかなって」

こっち側を口にすることにする。少しだけぼかして

瑞杜 衛士 > 「へぇー、姉ちゃんいんのか。風紀委員なのか?」

確か警察みてーなとこだろ?というように言って。
まだこの常世島のシステムには慣れていない。学生が警察のような仕事をするというのも、なんだか実感がない所だ。

ちーんっ!!
そうしてると出来上がったようで、自販機からアツアツのビッグホットタコ焼きを取り出す
通常の2,5倍位大きい。

「風紀委員って忙しいのか?まぁー警察みてえなモンなら忙しいのもある意味当然っちゃ当然か。
 しっかし、学生で警察の仕事やるってのも大変そだな。

 で、それが心配だったのか?…っと、あちちっ!」

伊都波 悠薇 >  
「成績優秀で、ちょっと有名だから」

色んな意味で、とは言わないで、さっきまで座っていた椅子に腰掛ける。
たこ焼きの香りがすれば、自然と頬が緩んだ。

「うん。忙しい人は忙しいと思う、よ。姉さんは頑張ってるし。だからまぁ、心配、してたところ」

チョコを1つツマミ、パクリ。甘さがちょうどよく、食感も楽しい。
美味しさに、目が細まった。

瑞杜 衛士 > 「そっか。姉ちゃんと仲いいんだな。
 羨ましいぜ。俺ぁ兄弟とかいねえしっと、と…!」

テーブルにアツアツのタコ焼きをとんっと置いて

「しっかし有名人の姉ちゃんか……
 
 ま、そりゃ心配にもなっか」

はむっ、とタコ焼きを一つつまようじに刺して一息に食べて

「はふはふはふ」

熱かったのでちょっと踊るような動きをしてしまった。

伊都波 悠薇 >  
「それは、まぁ」

仲いいですよ? なんて首をかしげる。
それが当たり前のような、反応だった。
まぁ、喧嘩も2回くらいしかしたこと無いし、と思いつつ。

「名前、聞いたことがある人のほうが多いかも。まぁ、そんな感じ、です」

あ――と、たこ焼きを一口で食べたので。

「熱いだろうからそんなふうにして食べると……」

そう告げれば、遅かったようで。踊ってるアナタを見て気の毒そうにする。
表情は、目が前髪で隠れているから見えないけれど。それでも雰囲気がそう、見えずとも告げていた

瑞杜 衛士 > 「はふはふ…!」

はふはふしてから踏ん張って呑み込んで、喉に詰まったのか胸をドンドンドン!と叩いてからお茶をかっさらうように取って一気に飲み干し一息

ごくごくごく…ぷはぁー

一挙手一投足がオーバーな男である。

「っはぁー死ぬかと思った!!
 ふーん…何時か会ったら挨拶でもすっかな。妹サンの友達だーって」

言いつつ、そーだ交換!一個くれよ!なんていいつつ

伊都波 悠薇 >  
「……へ?」

友達と言われれば間の抜けた声が出た。
後輩だとは思ったが、もう、友達、なのだろうかと思ったのも束の間。
いいのっと言いかけて……それはなにか違うのかもしれないと、今までと違う反応をしようとして。

「不束者ですがよろしくおねがいします!!」

変な挨拶が出た。

ついでに、チョコの入った箱をずずいっと頭を下げながら差し出した

瑞杜 衛士 > 「ははは、なんだその挨拶!
 それじゃ結婚でも申し込んだみてえじゃねえか!」

HAHAHAと笑って。
仲良くなれたと思うし友達だとこっちは既に思っていた。そういう奴だ。

チョコを出されたらお返しとばかりにタコ焼きを出し、一個ずつ交換し。

「ま、何かあったら…いや何もなくても別にいいや。声かけてくれよ。
 俺も見かけたり困った事あったら呼ぶかもしんねえしな!」

そーだ連絡先とか交換しようぜ、なんて話をしつつ。

伊都波 悠薇 >  
「へ?」

間抜けな声を出した頃にはもう遅かった。
前言撤回できる状況でもなく。

静かに頭から煙を出して、俯く。

「あ、えっと。は、い」

連絡先を言われれば慣れない手付きで連絡先を交換する。
両手で数えられるくらいの、連絡先をゲットである。

「あ、えっと……その、そろそろ、私、勉強に、戻ります、ね」

あまりにさっきの発言が恥ずかしかったのか。
チョコをしまって、たこ焼きを手に。そそくさとその場を後にしよう、扉の前まで行き。

「また。瑞杜さん」

挨拶と、ほんの少し手を振った

瑞杜 衛士 > 「? ああ、おう!
 そんじゃーなー、気をつけて帰れよ!」

出会ってから何度目かわからぬ「どうしたんだ急に?」の顔をしながら、大きく手を振って見送った…

伊都波 悠薇 >  
「まだ、図書館にはいますけどね」

ほんの少し、笑った。
その時前髪が僅かに動いて。覗いた左目の、下。泣き黒子――

そして。
扉を開き――はぐっと、たこ焼きを一口。

「あつっ」

つぶやいて元々、勉強に使っていた席に――

その途中……

(凄い発言しちゃったかも。あれが、悪い人、だったりしたら――)

そこから、始まった妄想は、誰も知らない。

ご案内:「図書館 休憩室」から伊都波 悠薇さんが去りました。
瑞杜 衛士 > 「っし、んじゃー荷物運び再開とすっか!」

残ったタコ焼きを一息に食べ

「あふあふあふ…!!」

ひとしきり熱さに悶えてから、うっしと言って荷物を運びにもどった…

ご案内:「図書館 休憩室」から瑞杜 衛士さんが去りました。