2020/07/20 のログ
ご案内:「大時計塔」にレナードさんが現れました。
レナード > 大時計塔のてっぺんで、何やら読み物に耽る少年が佇んでいた。
普段であれば図書館なりを使うだろうに、珍しく本当に人の来ることが少ない場所を選んだようだ。
A4サイズの紙切れ数枚を無造作にホチキス留めしたそれを、眺めるようにぺらりぺらりと読み進めている。

「……試験もよーやっと終わったし、色々と忙しくなるかなあ。」

星空を仰ぐ。
夏休みは始まったばかりだが、これから訪れるだろうイベントに、少年は表情にはやる気持ちを滲ませていた。

レナード > 気づけば持ってきていた資料の、その最後の行まで読み終えてしまった。
そうして薄く笑う少年の表情には、よからぬことを企む悪童のようなそれが見て取れる。

「……さて。
 僕は、僕のやり方で……自分の考えを主張することにするし。」

くしゃくしゃと資料を丸めると、ポケットへと無造作に突っ込んで、
軽い足取りで大時計塔を後にしたのだった。

ご案内:「大時計塔」からレナードさんが去りました。