2021/12/14 のログ
ご案内:「大時計塔」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「ああ~ん……やっぱ無理か~。」

時間は夜半前、大体10時頃。
昨夜に引き続き流星群を見ようと思ってた俺は、時計塔の最上に陣取っていた。
昼から雲行きは怪しかったけれど、夜になれば雲も晴れるかと期待していたが、見事に外してしまった結果となる。

「ちょっと楽しみにしてたんだけどな……お月さんも隠れちゃってるし、残念。」

溜息を吐きつつコートのポケットからポッキーを取り出して一本咥える。
本日のジェネリックタバコだ。購買で買って来た。

暁 名無 > 「風も無いから寒過ぎることは無いと踏んだのが裏目ったなぁ。
 そりゃ風が無きゃ雲もどっか行かないわな……うーん、ちょっと待ってみるか。」

今日は防寒対策も完璧。コートの下に着たセーターの裏にはホッカイロ三枚貼りだ。
少し暑いくらいだけど、これから冷え込むことを考えたら妥当だろう。……やっぱ2枚くらいで良かったかも。

「昨日少しは見れたから、絶対見たかったわけじゃ無いけどさあ。
 期待して多分落胆も大きいというか、まあどうせ今日も暇だったから良いけど。」

ポッキー咥えて口を尖らせたところで雲がどっか行くわけでも無い。
それでもまあ、望みは捨てずにちょっと待ってみようか。

暁 名無 > ・・・一時間経過。

「いや寒いな。思ったほどじゃないけどやっぱ寒いな?」

雲は晴れず、風も無い。
そのくせ気温はじりじり下がる。
流石にただ棒立ちでポッキー咥えてるのも限界を迎え、俺は何か気を紛らわせようと転落防止の柵に寄りかかる。

「ん~……ホント、眺めは良いんだよなあ此処。
 生徒が来たくなる気持ちも分かるんだけどな……」

でも、危ないから。
理屈は解っていても、まあ納得できるかっつーと納得いかない気持ちも分かる。
どっちの言い分も分かるだけに、どうにか出来んもんかとは思うけれども。