2020/08/08 のログ
ご案内:「学生通り」にパンプさんが現れました。
■パンプ > (陽が沈んだ時間帯になると、人の多い学生通りも少し閑散としてくる。それを見計らうかのように物陰から這い出てくる一匹。)
………。
(転移荒野から見えた良く分からない何かを目標に移動してきた結果、此処へとたどり着いた。しかしながら、ここには人間が非常に多い。孤立している状況で人間に見つかるのは非常に良くないと、夜になるまで隠れていたわけで。おずおずと周りの様子を観察し始めると、やはり知らないものだらけだと困惑していた。)
■パンプ > (右を見ても左も見ても知っているものが何もない。精々、昼間に盗み見た人間くらいだが良く分からない服を着ていた。そして、どうやら此処にも群れの仲間はいないようだと理解すると、しょげた様子を見せる。)
………!
(そんな時、通りの向こうから人間が歩いてくるのが見えた。慌てて物陰に身を隠し、目と蔦と隠してただの南瓜に擬態する。)
■パンプ > (複数人いたらしい人間たちが談笑しながら近くを通り過ぎていく足音を聞きながら、じっと動かずに擬態する。やがて、足音も聞こえなくなると目を開けて周りを確認する。)
………。
(この場に留まっていても仕方ないと判断したのか、少し探索をしてみることにした。この良く分からない何かに対して興味を持ったというのもある。きょろきょろと周りを警戒しつつ、通りを進み始める。)
ご案内:「学生通り」に霊山 市仁さんが現れました。
■霊山 市仁 > 学生通りを静かに行く幽霊。
幽霊ではあるものの気配が少し薄い以外に生きてる人間との区別はつかない。
強いて言えば明らかに幽霊、幽霊としたその服装だけが彼を幽霊と思わせる…。
「…カボチャ?」
この常世学園では何があっても不思議ではないし、何があってもおかしくない
この学園で10年過ごしてきていた霊山はそう思っている。
だが、そんな霊山もカボチャが落ちているのは見たことなかった…。
「カボチャが動いている!?」
そして動き出すそのカボチャ。
思わず大きな声をあげてしまう。
■パンプ > (蔦を伸ばし、それを足代わりにして器用に前へと進む。時折止まり、周りに良く分からないものを見ては疑問符を浮かべるのを繰り返していた。)
………!………!!?
(そんな時聞こえた声にぴたりと動きが止まる。ゆっくりと声のする方へと目を向けてみると、そこには人間の姿。足音は聞こえなかったはずなのにと言わんばかりに驚き、慌てふためきながら物陰へと隠れる。数秒後、恐る恐る物陰から覗き見て、相手の姿を観察する。)
■霊山 市仁 > 「魔物か…それとも異邦人か?」
魔物と異邦人の差というものは少ないと霊山は思っている。
例えばドラゴンがいたとして話ができて人を襲わなければ異邦人だし、話し合い出来ずに人を襲うならそれは魔物。
実際の区分はもっと明確に存在しているのだろうけれども…。
この青年はそう理解している。
風紀委員…いや?公安委員か?異邦人なら生活委員?どこに連絡すればいいんだ…。
分からない…分からないときにはまずは!!
「……怖くないぞぉ。…えっと、言葉は分かるか?」
しゃがみこんで目線?を合わせてなるべく優しく話しかける。
…見た感じかなり怯えている。門から迷い込んで来たのだろう…無理もない。
■パンプ > (観察してみて理解できたのは、まず相手の格好は知らないものだが剣などの武装をしているわけではなさそうだということ。仲間の人間を呼びにいく気配は今のところなさそうだということだった。)
………。
(相手の言っている言葉の意味も理解できる。危害を加えてくるつもりはなさそうだと判断すると、じっと相手を見つめて対話を試みてみる。テレパシーを使い、一言だけ相手へと送ってみる)
「わかる。」
■霊山 市仁 > 「頭の中に声が直接…あれってこういう感じで聞こえるのか…。」
変な感じだ…
なるほど、少なくとも言葉が分かりそれを伝える手段があるならば人なのだろう。
…警戒の段階を緩める。
「…えーと、ここ…常世島というのだけど…ここには最近来たのか?」
幽霊の格好をしている男がカボチャに向かってしゃべっている。
ここだけ見ればまるでハロウィンのような光景…。
■パンプ > 「常世島、知らない名前。昨日、目を開けたら森じゃなかった。」
(相手の口にした常世島という名前に聞き覚えはまるでない。そんな知らない島に何故いるのかも分からない。ただ、目を開けたらいつもの風景ではなかったことを相手へと伝える。)
「ここ、良く分からないものだらけ。仲間もいない、怖い。」
(先ほどよりも姿を見せてはいるが、まだ周りへの警戒は解けないのか半分ほど隠れたままで相手へと話す。)
■霊山 市仁 > 「…そうだよな、怖いよなあ…。」
朝起きて知らない場所に急にいたら心細い…当たり前だ。
周囲にいるもの違う種族の生き物ばかり…。
「…君はもといた場所からかなり遠くに来てしまった。
この場所にはそんな風に故郷からここに来た人たちがたくさんいて集まって暮らしている。
そんな場所だよここは。」
どう説明したらいいものか。
言葉を考えながらしゃべっていく。
「…君が住んでいた森はどんな場所だったのかな?」
■パンプ > 「森からかなり遠い場所。どれくらい遠い?戻れるか?」
(相手の言葉を聞き、逆に訪ねてみる。距離的に遠いというのであれば、自力で帰れる可能性もあるかもしれない。そんなことを考えての質問だった。)
「とてもとても大きな森。奥に人間殆ど来ない。虫、群れの仲間、いっぱいいる。こことは全然違う。」
(故郷である森がどのようなものだったかを、思い出しながら端的に相手へと説明する。)
■霊山 市仁 > 「……戻るのは…その…かなり難しいと思う。」
…戻ったという人も確かに存在する。
それも本当にもといた世界に帰ったかどうかは分からない…。
…無理だと言うことは出来ない。
「だろうなあ…人来ない場所なのか。」
森の様子を想像するも頭に浮かぶのはテレビでみた未開の地の森!みたいな映像。
カボチャに擬態しているのだからもう少し人里近くの存在かと思ったがどうやらそうでもないらしい。
そもそもカボチャに似ているだけで異世界産の植物なのだから…まあ違う。
「……うーん。」
果たしてこれはどうするべきなのだろう…。
悪い魔物ではないようだが…このコンクリートで囲まれた町で暮らしていけるのだろうか?
未開地区の森とかで暮らしたほうが生きやすいのでは?
■パンプ > 「戻るのは難しい。何故?なにか邪魔するのがいるのか?」
(相手からの答えに難しい理由が分からないと身体を傾けながら続けて尋ねる。何か障害となるものがいるのかと思っている様子だった。)
「来る人間は危ない。みんな武器を持ってる。」
(そういう場所へわざわざやってくる人間は群れにとっては危険な人間だと相手へと伝える。そういう場合は群れでどうにかするが、今は孤独な状況だった。)
「ここ、知るにはどうすれば良い?」
(悩んでいる様子の相手へ、物陰から姿を出して尋ねてみる。)
■霊山 市仁 > 「なんて説明すればいいのか…君がいた所とこの場所がすごく離れていて
死ぬまで歩いても、飛んでも、泳いでも辿り着けないそれほどに離れてる…みたいな?
しかも、元居た場所はどっちに行けばつけるかもわからない…。」
異世界という概念が相手にあるとは思えない。
異世界にワープしてきました!で通じるのは今のこの世界と近い文化圏の相手のみだろう。
何らかの材料になるのだろうか…カボチャの煮つけ。
植物だし…薬とかの材料になるのかもしれない。
「…そうだなあ。ここを知るためにはやっぱり学生になるのが一番いいな…図書館で調べるっていうのも…。」
少し考えてもそれぐらいしか答えは出ない。
■パンプ > 「良く分からない。けれど、どれだけ動き続けても戻れないのは分かった。」
(どうやっても辿り着けないほどに遠く離れているという相手の言葉の本質は理解できなかったが、このまま闇雲に動いても戻れそうにないということは分かった。なかなかショックが大きいようで、地面をじっと見つめていて。)
「図書館、ちょっとだけ分かる。本がいっぱいある。学生、知らない。どうすればなれる?」
(本がやたら一杯ある場所という認識でしかないが、図書館はわかると答える。学生というものは分からないが、それになると良いらしいと聞くと、どうすればなれるのかと相手に尋ねる。)
■霊山 市仁 > 「あー…学生は、生活委員で登録するのだと思う。」
自分は異邦人ではないのでなんとも言えない。
たぶんそういうのは生活委員だろう。
「良かったら案内しようか?」
だが、それでも場所ぐらいは分かる。
案内して後は詳しい人に任せればいい。
■パンプ > 「生活委員、登録。良く分からないけれど分かった。」
(生活委員なる知らないものが出てきたが、とりあえず学生というものになるための流れは理解できたと相手に答える。そして、どうやら相手はその生活委員の場所を知っているらしい。そう理解すると小さく身体ごと頷いて)
「案内してほしい。学生、なる。」
(相手に案内を頼むことにした。学生というものになれば、色々と分かることも増えそうだと考えていた。)
■霊山 市仁 > 「分かった。」
ひょいとカボチャを持ち上げる…完全にハロウィンの人だ!!
…お米の袋と同じくらいの重さ。だが、幽霊に重さは関係ない!
「こちらの方が早いし目立たないだろう。」
目立たないということはまるでない…。
どちらにしても良く目立つ。
だが、無事生活委員までは送り届けられることだろう。
■パンプ > (軽く持ち上げられると戸惑いながらも大人しくする。蔦をしまって目だけ開けて、周りをきょろきょろと見回して。)
「わかった。任せる。だが、怖いからじっとしている。」
(運んでもらっている間に人間と遭遇するのは怖いからと目を閉じて南瓜に擬態する。そうして、生活委員まで送り届けられた後、無事に学生になれたかは後日に分かることだろう。)
ご案内:「学生通り」から霊山 市仁さんが去りました。
ご案内:「学生通り」からパンプさんが去りました。