2022/01/02 のログ
■出雲寺 夷弦 > 「…………っし」
――思う程に、今から仕込んでみたくなる。
大好きな顔を、もっと幸せにしてやろうという気持ちになると、居ても立っても居られない。
残りの珈琲を全て飲み干すと、紙コップを傍らのゴミ箱へ投擲。
大きな三つのエコバッグも、青年の腕は軽々と持ち上げて、駆け出す。
「……っし、決めた。洋食だ。今夜はビスクでも作ってみるかな」
――そのまま帰り道、エビを買いに二度目の初売り商店街へと寄り道したそうだ。彼の戦いはもうちょっとだけ延長戦に突入した。
ご案内:「学生通り」から出雲寺 夷弦さんが去りました。