2019/02/09 のログ
ご案内:「商店街」に朱莉さんが現れました。
■朱莉 > 「新規開店でーす、よろしくお願いしまーす!」
ぴょこん、とちっちゃいツインテールを揺らして、ぱたぱたと商店街を走り回る少女。
赤と白のピザ屋の制服にばっちり身を包んで、かわいらしいお気に入りの桃色エプロンもつけて、ちょっとアクセントに黄色のリボンでツインテール。
装備は完璧バッチリパーフェクト。
八重歯がちょっと覗く笑顔もパーフェクト。
……だよね?
学費に生活費を稼がねばならない若くして人生ソロプレイヤーの彼女ではあるけれど、だからどうしたと言わんばかりに本日もエネルギッシュにバイト日和。
本日はピザ屋のビラ配りである。
「よろしくお願いしまーす! 開店記念クーポンでーす!」
通る人にぱたぱたと足の回転速く近づいては、ぺかー、と笑顔でビラを差し出す。
受け取ってもらえれば、やった、とばかりに満足げに鼻を鳴らし、深いお辞儀を一つ。
リュックにビラがずっしりと肩に食い込むくらい入っているのは気が重くならないわけでもないけど。
■朱莉 > 「先生、先生だ! 先生にはおまけで2枚でーす♪」
見知った顔を見つければ、ぱたぱたと駆け寄って2枚渡し。
受け取ってもらえればその手を握ってぶんぶんと振り回す。
肩が外れる、と悲鳴をあげさせては、持ち場にダッシュで戻って。
「ふー………。この制服、ちょーっと寒いかも?」
人通りが少しだけ落ち着いたところで、手に吐息を吹きかけながらぼそり。
大人の男性の半分ほどくらいしかない掌をごしごしとこすり合わせる。
帽子をいったん脱げば、ぴょこん、とアホ毛が飛び出すも。
それを改めて被り直して。
■朱莉 > 人がやってくることを確認すれば、自分のほっぺたをむぎゅ、っと握ってぐいっと引っ張り。にゅう、と顔が伸びる。
ぱ、っと指を放せばぱちんと戻り、疲れた表情を追っ払う。
うし。心の中でこぶしをぎゅっと握りしめ。
「よっしゃ、二回戦!」
おりゃー! とリュックを背負ったままビラを両手に飛び出して。
「新規開店でーす! 今ならクーポンつきで、特典もついてきまーす♪」
両手を思い切りぐっと広げて、大の字のようにしながら声を張り上げる。
周囲の視線が突き刺さるけど、その視線には八重歯をきらりと見せる笑顔で対抗。
もちろん、声をあげるだけではなく、歩く人の隣について、どうですかー? みたいな張り付きもしっかりと。