2019/03/22 のログ
金剛経太郎 > 「異能を持続させるだけの体力作りに、体力をつける為の肉体作り。
 あとは友人も作らないとな……小学生以外で。」

よいせ、と小さな掛け声とともにベンチから立つ。
友人を作ろうにも今は春休み、行動を起こすとなれば新学期からだろう。
最近学校の外で知り合った相手と言えば、少女が一人と教師が一人。
このペースで友人作りをするとなると、春休みが終わってしまうし、どうせなら終わってから始めても大差は無い。

「む、そういえばあの教師はともかく、あのゆるふわも実家に帰っているのだろうか。」

ふとそんな事を考えながら、人の少ない商店街を散策し続ける経太郎なのであった。

ご案内:「商店街」から金剛経太郎さんが去りました。
ご案内:「商店街」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 現在の住処である学生街の高級マンションは、実に便利である。
セキュリティは万全。宅配便の受取は常駐する管理人が行う為、大きな荷物や生鮮食品もばっちり。風紀委員という肩書と積み上げた札束のおかげで、武器の持ち込みも可能。
その気になれば、休日一歩も外に出ずとも高級な食事とリラクゼーションが楽しめる。のだが。

「……通販に対応していないのでは、どうしようもないよなぁ」

お気に入りのココアパウダーや、焼き菓子。部屋で焚くアロマ等、嗜好品の類は買い出しに出なければならない。
別段人を雇っても良いのだが、気分転換にも丁度良いかと商店街を闊歩する。

必要な買い物も終わり、抱えた紙袋の重みに頬を緩めながら道草代わりの散歩に勤しんでいる真っ最中。

ご案内:「商店街」に猫宮 俊さんが現れました。
猫宮 俊 > 携帯端末の地図アプリとメモアプリを交互に見ながら、商店街の中を物珍しそうに歩いていく。
少しばかり周りの視線が気になりつつも、興味は見たことのない物があふれる街並に向けられていた。

「へえぇ…やっぱり大きい…。本当にここ全部学園の物なんだ……」

フード越しでも少し目立つ猫耳をひょこひょこさせながら、自分の世界とは到底レベルの違う、豊かで大きな建物をいちいち驚きながら視線を手元や周囲にせわしなく動かしている。

神代理央 > 紙袋を抱えて人込みを縫う様に歩いていく。
普段であれば、風紀委員の腕章と引き連れる異形によって人込み等問題にもならないが、今日は非番であり此処は学生街の一角。
従って、普段よりも捌けない人の波に辟易していたが――

「……っと、すまない。大丈夫か?」

携帯端末片手に歩いていた少年とぶつかりかけて、思わず足を止める。
所謂猫耳パーカーを纏った自分より少し背の低い少年に、怪我等無いかと心配そうに声をかけるだろう。

猫宮 俊 > 決して手元にしか視線を向けていなかったわけではないが、初めての環境のせいもあるのか、気が付いた時には目の前に人の姿。

「……わっ!っとと…」

急停止しようとして、一瞬バランスを崩しかけてしまう。
が、尻尾を咄嗟に動かして、ギリギリでバランスを取り直して転ばずに済んだ。

「すみません!えっと、僕は大丈夫です」

自分よりもがっちりとした制服を来た相手に、思わず頭を下げて謝る。
頭を上げて改めて相手の姿を見て、少し考えてから口を開く。

「えっと……ここの学園の生徒さん…ですよね?」