2019/08/18 のログ
■日下 葵 > 「人間にいろいろいるのと同じで、夢魔にもいろいろいるんだね?」
そう言う部分は人間と同じと言うか、割と生き物全般に共通しているのかもしれない。
「まぁ、お堅いとか真面目とかそういうのは他人が勝手に言ってるだけで、
見ての通り私はそんなに真面目というわけじゃないんだよ」
どちらかと言えばいつも同僚を困らせているので、
そう言う意味で不真面目と言われることも多々ある。
だからこんなふうに誘われれば気分と予定さえ都合がつけば誰かと遊ぶわけである。
「風紀委員をやってるとね、嫌でも物事を決めるのが早くなると思うね。
特に私のように前線に立つ人間は。
おっと、すごく自然な流れで私の分まで支払いを済ませようとしていないかい?」
どさくさに紛れて二人分の会計を済ませようとする彼を、見逃しはしなかった>
■鳩森 速都子 > そうなんだよね、こうやって人間と一緒に居ても何もしない奴も居れば、多分葵さんが思うままのイメージの子も居るよ。
(十人十色なんて言葉もあるが、それは多分種族にも当てはまる筈だ。己がたまたま結構極端な所に居るだけで、常識としてはやはり人間は糧と考える方が多分多い…多分。)
……そうなの?そっかぁ……いやでも、逆にそれって良くない?ギャップがいいっていうか…でもよく考えたら真面目な印象を受けてたのは認めるけど、メリハリがいいって言ってたもんね。
(また言葉の合間があいた。キョトンとしたような仕草の後、思う事は彼女の言う事は本人が言うだけあってその通りだろうし。人は見かけによらないなんて言葉をそのまま返されたような気がする。)
そういうものなのかな、確かに生活委員会でもちゃっちゃと決めないといけない事はあるけど…いつも一番正しい選択をしたくなっちゃうんだよね。
折角付き合ってくれた…というかボクが誘って時間を割いてくれてるんだから、せめて支払いくらいはさせて欲しいなって…?
(どさくさに紛れて支払い計画は失敗したらしい。また困ったように頭を軽く傾けるとお願いをするように支払いをさせて欲しいとお伺いを立てて。)
■日下 葵 > 「千差万別、十人十色、種々雑多とはよくいったものだね。
鳩森くんは大分おとなしい部類らしいけど」
私はどんな部類に入るのだろう?
そんな問いを彼に投げかけようかとも思ったが、なんだか無粋なようでやめた。
「真面目な時と不真面目な時もメリハリ、なのかな?
もしかしたら今でこそ真面目な恰好をしているけど、
オフの時は酒にタバコに好き放題かもよ?」
勿論、後半はほとんど嘘だ。
「むむ、じゃあ今日は鳩森くん、君におごってもらおう」
次は私がごちそうするから、また誘っておくれ?
そんな一言を添えて、今日はごちそうしてもらうことにした>
■鳩森 速都子 > まぁ…こっちの世界に来てからは殆ど同族には会ってないけどね。
ボクは多分結構大人しい…というよりは人間とこうして交流を持とうとするタイプなのかなって気がする。
本当ならほら、種族的に敵対する事も多いからね。
(きっと尋ねられたら"硬いけど、案外柔軟に対応してくれる人"なんて言ったかもしれない。最初の印象とは随分変わっているが、この2日で感じた事と言えばこういう所だっただろう。)
うーん、ボクの知り合いにそういうタイプの人間が居るから何とも言えないけど…葵さんはそういう事が好きそうには見えないけどね。
見かけにはよらないかもしれないけど、少なくとも煙草は吸ってないんじゃない?
(両方共法律がなんていう事は言わなかったけど、感じたままの言葉を返しただろう。酒も煙草も嗜まないんじゃないだろうか、なんてイメージのままの言葉を返した。)
フフッ、ありがとう。…ありがとうじゃ変かな?
うん、次を楽しみにしておくね…別に葵さんが誘ってくれてもいいんだよ?
(柔らかく笑みを浮かべて礼の言葉を述べた後に、表情は緩んだままだが変な気がして問いかけるだろう。
次食べに来た時はごちそうして貰う約束を取り付けて、支払いを済ませた男は小銭入れをスラックスのズボンにまたしまった。その直後、カップに入れて貰ったアイスが2つ店員から差し出されると礼の言葉を返して受け取り、彼女の方へと振り返るとスプーンがカップの中に添えてあるチョコミントのカップを彼女のほうへ差し出しただろう。)
■日下 葵 > 「異邦人は事故的にこっちに飛ばされてしまうことも少なくないからね、
同族に遭うことが少ないのは無理もないのかも。
暴れたりしない限りはこの島で敵対することはまま珍しいけどねえ?」
むろん、落第街や路地裏に行けばそういう輩はざらにいるのだけれど。
「おっと、少なくともの方を当てちゃったかぁ……
周りには秘密ね?」
ちょっと悪戯な雰囲気で人差し指を口の前に立てた。
無論、この言葉が嘘である可能性もあるし、本当に本当かもしれない。
「ふふ、私はね、誰かに追いかけてもらうのが好きなの。
私から誘うことがあったら、それはきっと君に逮捕状が出されたときかな」
ちょっと調子に乗ってそんなことを言うが、プライベートで誰かを誘うこと、
誰かと遊ぶことがほとんど無いのは事実だ>
■鳩森 速都子 > ボクも随分昔だけど飛ばされてきたんだよね。だから他にもいっぱい居るのかなーって思ったらそういう訳でもなかったみたいで…。
うーん、やっぱり人間に対して恨みや憎しみを持ってたり、加虐的な事を考えたりする子も居るからさ…たまたまそういうのが余り来てないだけかもしれないけど。
(もしくはまだ見てないか。落第街や路地裏へは殆ど行った事が無い。だから見かけないだけかもしれない。)
……えっ、ホントに?秘密はまもるけど…。
(秘密という言葉には小さく頷いて了承の言葉を。ただ信じられないのか髪と眼鏡という2重フィルター越しの瞳は驚いたように少し大きく見開いているのが見える…かもしれない。)
そうなんだ?ボクは……そこらへんはある程度追いかけてもいいと思うし、追いかけられるのも悪くないと思うかなぁ。ある程度好みに合わせれる感じだけど、どっちかというと受け身の事が多いかな…。
逮捕…逮捕かぁ……。その事は無いように祈るね。
(人間の好みに合わせられる、というのは種族的な所もあるのかもしれないが。男はよくよく考えてみると誘うよりも誘われる事のほうが多かったような気がする。尤もどっか行きたい時とかはこうやって誘う事もある。
逮捕という言葉には心当たりがある訳では無くとも少し表情がこわばったように見えたかもしれない。)
■日下 葵 > 「ほう、見た目は私と同じくらいだと思っていたけれど、
もしかして"単純に生きている年齢"は私よりずいぶん長かったりするのかな?
まま、敵対的な輩を一般人が目にすることはないだろうねえ」
そんなことがあればそれは風紀委員の怠慢だ。そんなことはあってはなるまい。
「ふふ、本当かどうか、信じるかどうかは君次第だけどね?」
少なくとも、公然の秘密というわけではない。
このことを知る人はほとんどいない。
「積極的な君も見てみたいとは思うけどね?
可愛い顔して実は肉食でしたなんて、なかなか需要がありそうじゃない?」
これではどちらが夢魔なのか分からない。
別に軽い女というわけではないが。
そんな話をしながら、チョコミントアイスをスプーンで一口すくえば、
「食べてみるかい?」ときいて>
■鳩森 速都子 > …そうだね、結構歳の差はあると思うけどあくまで単純に生きてきた年齢だから…。
まだまだボクなんて幼いもんだよ、長生きする同胞なんて…上を見たらキリが無いから。
ちゃんと治安を守ってくれてるんだって思うと…やっぱり凄いと思うよ。
(結構年齢自体は離れていても、多分種族としてはきっと同じくらいの年頃では無いのだろうかとは思っている。だからといって身体が成長したりする訳でも無いのだが。
こうして目にしないという事が風紀委員の努力の賜物であるという事実を考えると、やはり頭が下がる思いだ。)
うーん、ストレスもたまるだろうから仕方ない事なのかな…っていう気もするけど。
結構本気で意外に思ってる。嘘だったら嘘でそれはそれで良いし、本当だったら本当で誤解がとけて良かったと思うし。
(とりあえず事実という事にしておこうと判断をした。どちらに転んでも少なくとも己にとってはプラスになるような形で自分を納得させようとして。)
うーん、そうかなぁ…需要……需要はあんまり考えた事無かったけど、そういう方がいいのかなぁ?
(軽い女性ではない事はわかってはいるつもりだ。彼女の言葉を聞いて男は悩むような仕草をまた見せて、とりあえず答えを出す事はせずに手に持ったイチゴのアイスを一口。甘さと冷たさを感じると自然と表情が緩むのを感じると、もう夢魔もへったくれもない。ただただ甘味に弱い存在がそこにいた。
食べてみる?という問いかけに対しては頷いて、もしスプーンを差し出されたら一口頂くだろう。)
ん、結構しっかりミントが効いてる…こっちも美味しいね。
(そう感想を述べると此方もイチゴ味のアイスを一口スプーンで掬うと差し出す筈で。)
■日下 葵 > 「なるほど?
じゃあ年数で言えば年上でも、種族としてみればまぁまぁ同じくらいってことね。
とはいえ、私はそこまで大きな戦闘に参加したことはまだないんだけどね」
特段強力な攻撃力を有するわけではないというのが主な理由だ。
敵を制圧する能力が高い委員はもっと危険な現場に出ている。
「君は煙草は嫌いかな?
需要って言い方は少し酷いけど、そう言うのが好きな女の子は多いと思うけどね?」
ちょっとニヤニヤしながらいう様は、いかにも悪い顔だ。
「ん、ありがとう。
もちろん、"かわいらしい男の子"でもウケは良いと思うけど」
お礼に差し出されたアイスをパクリと食べれば、満足げな表情。
どちらにせよ、彼は女受けするだろうなと。
彼自身は興味がなくても、曲りなりにもそこらへんは夢魔なんだろう>
■鳩森 速都子 > そうだと思うよ、まぁこうやって普通に学生として通用してるし…知らない事も多いし。
ボクも戦った事なんて殆ど無いよ、基本的に寝てる相手に商売してるし……。
危険な思いはしなければしないに越した事は無いかなって思うよ。
(適材適所という言葉もあるけど、危険な所に行かずに済んでるならそれはそれに越した事は無いんじゃないだろうか、なんて思って。
自分自身もそこまで危険な所には出向いた事が無い、そもそもそのような状況に陥る事自体が失敗みたいな所もある。)
嫌いじゃないけど、好きでも無いかな……好きな匂いと苦手な匂いがあるから。
うー……そうかなぁ、でも先生には常にニーズは追い求めろって言われてるし…。
(いかにも悪そうな表情をする彼女を見ながらも男の方はといえば困ったように。自然体でこれなのだから、変に手を加えないほうがいいという気持ちとニーズの情報を受け付けてしまった以上そうしたほうが良いのだろうかという気持ちが戦ってる。)
葵さんがそう言ってくれるなら、このままにしておくよ。
何よりも素がこれだから楽だし…。
(満足げな表情を浮かべる彼女を見ては男の方も嬉しそうに笑みを浮かべたのだった。
悩んだ末に出した結論としては素で楽だから、という程度の理由でとりあえずこのまま行くというもので。
妥協とも言えるかもしれないが、多分そうする事が自然なのだろうという結論だった。)
■日下 葵 > 「ま、危険なことろにいくだけなら私以上の適役はそうそういないんだけどねえ?
寝てる相手ねぇ?ぶっちゃけると、インキュバスとして活動したことはあるの?」
そう、危険なところに出向くなら能力として自分が適役なのだ。
なにぶん"死ぬのに相当手間がかかる"から。
「……たぶん、先生が言うニーズを追えって言うのは、
今言ってるそれとは違うと思うんだけどなぁ」
おそらく彼は天然なのだろう。
今のところ彼への評価はそんな感じだ。
「そう言う意味では、君も"追われる"側だねえ?」
追う側というのは、相手のために自分を変えられる存在だから>
■鳩森 速都子 > そうなの?何というかその…ボクが言えたもんじゃないけど身体は大切にして欲しいなって思うんだけど…。
勿論あるよ、多分葵さんが思う以上には。
(彼女の能力に関しては知らない為に、表情は少し曇った。
心配するような言葉を一つ、そして続いた問いかけに対しては迷う事なく言葉を返しただろう。)
……ホント?だって夢魔は人間の好みを理解する所から始まるみたいな事を言ってたような気がするし…
(多分本当の意味は違うだろう。天然という認識も間違ってはいないだろうし、こうやって首を傾げながら悩む様はやはり夢魔らしさという物は皆無に近いだろう。)
追われる側…かぁ、アプローチは全く違うけど一緒って事かな。
それだと悪い気はしないかも…。
(言葉を考えながらも凄いアバウトな言葉を返しただろう。言葉の意味すらも然程理解はしていないが、それでも一緒だという事を嬉しく感じるのは性格なのだろうか、それとも本能なのだろうか。)
■日下 葵 > 「ん、そうだねえ。平たく言えば滅茶苦茶怪我の治りが早いんだよ。私。
そりゃあもうまるで不死身なんじゃないかって誤解されるくらい。
そういう意味で身体を大事にする必要は全くないと言うか、私の強みなんだけど」
どれだけ高い攻撃力を持っていても、死んでしまえば皆等しく死体になる。
私の場合は死体にするまでに非常に手間がかかるのだ。
「ほほーう?
やっぱり元気な子から活力をもらわないと種としては生きていけないの?」
興味津々、純粋に人間以外の種のことが気になるのだ。
「うーん、まぁ、相手のニーズを追うことは友達を作るうえでも、
恋人を作るうえでも、商売をするうえでも大事なことだろうけど、
たぶん先生が想定しているのは商売と友人じゃないかな?」
その先生がサキュバスとかならまぁ、鳩森くんのいうとおりなんだろうけど>
■鳩森 速都子 > 凄い…えー、でも痛いのはそのままなんだよね?
能力は純粋に凄いとは思うけど……難しいよね、羨ましいような怖いような…。
(説明を聞いた時に男は悩ましげな表情を深くして自分自身の事でもないのに何と返せば良いのだろう、とか自分自身で悩みの深みへと沈んでいく。
滅多な事では死なないという事に素直に喜べばいいのか、それともそれを知る事により危険な所へ赴く事にならないのだろうか、とかいう心配の入り混じった複雑な気持ちを抱えて。)
平たく言うとそうだね。
正確には生きてはいけるんだけど吸血鬼が飢えるみたいな、ああいう感じかなぁ…?凶暴にはならないと思うんだけど。
とは言ってもボクは吸血鬼に会った事が無いからイメージだけど…力を強く保つ為には人間から力を吸収しないといけない。
(問いかけに対しては知ってる限りの答えを話すだろう。こうやって興味を持ってくれる事は嬉しいし、理解してくれる事により誤解している事とかがもしあれば解けてくれれば良いと考えて。)
……そうなのかな…?
案外そういう事を言ってたのかな。
(多少自分の中で腑に落ちない様子ではあるが暫く後に納得したように声を漏らした。
種族的な事も言われていたのかもしれないが、人間社会に出ても必要なスキルである事には変わりは無い。そう思いながらアイスをまた一口食べて。)
■日下 葵 > 「んー、そうだね。痛いのは痛いままだから、痛みに対して訓練をしたというか、
今でも定期的に訓練はしていると言うか」
そのかいあってか、痛みで苦しむことはほとんどなくなった。
倫理的にそれが許されることかと言われると非常に微妙ではあるが。
「なるほど。人間がご飯だけでも生きていけるけど、
野菜も摂った方が良いのに似てるね?」
中らずと雖も遠からず、正解とは言えないものの不正解でもない、そんな微妙な例を出す。
夢魔にとっての力を保つということがどういうことなのか、
そこが分からないので自身の理解度としては何とも微妙であるが。
「うん、たぶん。
夢魔に向けて作られたカリキュラムとかじゃないならおそらく」>
■鳩森 速都子 > 痛みの訓練…差支えがなければでいいんだけどどんな事をするの…?
(男が興味を示したのは訓練と言われる内容の事で。
聞きたいかどうかと言われると微妙だが純粋に興味が湧いた。怖いもの見たさとも言う。)
それは逆かな?どちらかというと主食に近いね。
人間が食べる食料で一応命は繋げれるけどそれは文字通り繋ぐ事にしかならないから…。
例えば種族としての力を使う時とか魔法をコントロールする力とかにしても必要になるから、力ずくで何とかしないといけない時は必要だね。
(一応注釈を加えながらも答えてくれた例えに関しては逆だと思うと伝えただろう。
力を保たないと魔力はおろか身体能力にも影響が出る為に、結構死活問題に近い所にはある。)
この世界に来る前の話だからね…でもこれは人間の社会で活動をする上でも大切だと思うから、葵さんが言ってる事も間違いじゃないと思う。
■日下 葵 > 「んー、いろいろやったよ?
それこそ身体欠損訓練とか、薬物投与とか。
おおよそ人間に苦痛を与えるための諸々は一通りやったね」
で、痛みに対してはほとんど何も感じなくなった。
そう言いながらアイスの最後の一口を食べてしまう。
平たく言えば感覚に対する人体改造のようなものだ。
「ほほう、てことは定期的に補給は必要になるんだね」
夢魔として基礎代謝的な意味で魔力を使わないということはあり得ないだろうから。
「ああ、こっちに来てからの話じゃないのね。ならなんとなく納得」
てっきりこちらの授業でそう教わったのかと思ってひやひやしていた。
なんてことを教育しているんだと。
でもそう言うわけではないとわかって一安心したようだった>
■鳩森 速都子 > ………ありがとう、答えてくれて。
(男はその言葉を聞いて暫くの間黙って考え込むように俯いただろう。聞いてはいけない事を聞いたような気もしたが、その内容を聞く限りは訓練というよりは…そこで一度頭を軽く左右に振ると考えに蓋をするようにしただろう。礼の言葉を述べるものの多少なりとも表情には後悔が滲んでいるのが見えるかもしれない。)
個体差によって燃費の良し悪しはあるけど…基本的には補給が必要だね。
(得た力を効率よく使えるかどうかという所には個人差はあるものの、基本的には消費をしたら補充をしなければいけないという事には変わりは無い。)
そうだね、こっちに来てからは…結構当たり障り無くというか、何というかだけど…魔法の扱い方とかが多いね。
(今思い返せばそういう根幹に関わる、というよりは人にどうこうするとかいう事は此方に来てからは余り聞かない気がする。危害を加えてはいけないとかそういう当然の常識的な事は教わる事はあったが。此方もアイスの最後の一口を食べると空になったカップを少しの間見つめてから)
ご馳走様でした。美味しかったー、次は…ベリー系にしようっと。
(なんて早くも次に来た時の算段を考えて。)
■日下 葵 > 「あー、変に気を遣ったりしないでね?
別にそれでトラウマになってるとか、そう言うのはないから」
むしろかわいそうとか、変に同情される方がいろいろと来るのだ。
字面だけ見ればまるで動物実験のようだが、これは能力の特性上仕方のないことだ。
それを自分でも承知したうえで訓練したのだから。
逆にこの話を聞いて気分を悪くしていないかこちらが心配になることの方が多い。
「やっぱり燃費の善し悪しとかもあるんだ?
てなると消費が激しい魔術を使えばそれだけ補給の間隔も短くなると」
なるほど、魔術も異能も運動も根底では何ら変わらないのだと思うと、
魔術のことも理解できる気がする。
「お腹、壊さないでね?」
次のアイスを選ぼうとする彼に一言。
私は身体が不調になればその部位を捨てればいいけれど、彼はそう言うわけには行かない。
逆に私以外の存在には健康には気を使ってほしいのだ>
■鳩森 速都子 > うん、納得して受けてると思ったから尋ねてみたけど…何となくそんな気はしたけど驚くよね。でも葵さんがそれで問題無いと言うのなら、それで良いと思うから。
(彼女が悪い訳では無い。単純に此方がどう受け取ったかだし、それに本人が無問題だと言うのなら外野がとやかく言う事では無いのだろう。)
うん、やっぱり上手な子は少ない消費で長い間使えるし。逆に短時間は凄く強力だけど長持ちしない子とかもいるね。
(問いかけに対しては同意の意で小さく頷いた。自分自身で生み出す事はできないが、それをどう使うかという事は個人の能力やスタイルに左右される。)
えっ、いやいや今日じゃないよ?また今度来た時の楽しみにしとこうって思って…こうやって決めてたら次来た時迷わずに済むでしょ?
(問いかけられた言葉に対しては一瞬の合間があいた。キョトンとした表情を浮かべた後に首を軽く横に振り、なぜか少し恥ずかしそうに呟いただろう。身体を気遣われる感覚はこれまでに無い経験だから慣れないのか、少ししてからその事に気付いたらしく"アイスの食べすぎでお腹壊したなんて事になったら洒落になってないからね。"と苦笑交じりで言葉を返しただろう。)
(それからはもし他に何処か行く所があるのなら付き合って、特に無かったら一緒に歩いて帰路につくだろう。どちらにしても男は別れ際に名刺入れから鳩のアイコンが小さく書かれた名刺を一枚差し出して)
何かあったら連絡して?話し相手とかでも大丈夫だから。
(なんて一言付け足したかもしれない。とりあえず次に食べにくる味も決めたしまた近いうちに行こう、なんて思う男なのであった。)
■日下 葵 > 「そそ、おっかげで私はこうして能力をいかんなく発揮できているわけだし。
なんか、夢魔っていうから人間とは相当に違う生き物なのかなって思ってたけど、
案外似ている部分の方が多そうだね?」
これまでの話を聞いて、夢魔へのイメージが少し変わった。
悪魔の類だから、もっと危険なものだと思っていたから。
「……だよね、うんうん。まさか今日食べるわけじゃないよね?
てっきり判断つかなくなる程甘味が好きで、はしゃぎすぎてるのかと思ったよ」
ワザとらしく納得して見せれば、甘味が好きなことを見透かすように言葉を続ける。
「ん、ありがと。
と言っても、私から君に連絡をすることはめったにないと思うけど」
ちょっと強がるように言いながらも、連絡先はしっかりと受け取るのだった。
そうして、アイスを食べ終われば、お互いに帰路についた>
ご案内:「商店街」から日下 葵さんが去りました。
ご案内:「商店街」から鳩森 速都子さんが去りました。