2020/09/20 のログ
リタ・ラルケ >  
「ん、言われなくても。それじゃ」

 たい焼き屋の方に向かっていく背を見送って。
 時計を見れば、そこそこいい時間。

「……確かに衝動的に買っちゃったけど、少し買いすぎたかな」

 改めて袋の中を見てみると、中にはふっくらこんがりと焼きあげられた魚たちがぎっしりと。
 これを全部食べたとしたら、寮の夕食はとてもじゃないが入るまい。

「……ま、余ったら誰かにあげればいいか」

 その時のことは、その時に。
 そうぼんやりと考えながら、自分は帰路に着いた。

ご案内:「商店街」からリタ・ラルケさんが去りました。
干田恭支 >  
果たして少女に言われた通りに大通りを進んで行けば、真新しい看板と香ばしい匂いが見つかった。
店員に生活委員である旨を告げ、材料の仕入れルートやその他諸々を確認した後、
それぞれ中身の異なるたい焼きを3尾ほど買って帰路についたのだった。

ご案内:「商店街」から干田恭支さんが去りました。