2020/10/25 のログ
ご案内:「商店街」に萌良 さだめさんが現れました。
萌良 さだめ > (この時期は、魔力の流れが不安定になることが多い。
 海外では「霊が戻ってくる」などという伝説が行事化しているのは、そういうことだ。 
 では戒魔局がどうするかというと…地道なパトロールをやるしかないのである。
 風紀のような”取締”ではなく”調査”はこちらに長があるというわけだ。)

準備よし…調査開始だ。
(猫耳付きのフードをかぶる。 傍目から見れば、今の自分の姿はただの猫に見えるだろう。
 意識して見れば違和感もあるし、魔力や赤外線から追えば一発でわかるものだが、
 ただ視界の端に入った程度では、このコートに施された欺瞞を暴くことはできない。)

ふむふむ…。 うん、なるほど。
(商店街の路地を回っては、魔力の状況を確認してノートにメモして回る。
 通常の人間がやれば不審がられるかもしれないが、
 猫ならうろついたところで大した違和感もないというやつだ。
 時々『猫ちゃんおいでおいでー!』という嬉しそうな声も聞こえたりするが、相手にはしない。
 反応しなくても違和感を持たれないのは、猫という生き物の利点である。)

萌良 さだめ > (魔力の流れを感知しやすいのは、おそらく自分の血筋のせいだろう。
 異能がわりと一般的な常世島においては、血筋や種族などよりも、
 成したことが重視されるのはありがたいことだ。)

ふうん…うん、うん…?
(細かい路地を調査して数件したあたりで、変な”匂い”を嗅ぎ取って足を止めた。
 もちろん、物理的なものではない。 魔力に違和感がある場所、ということである。
 路地の入り口あたりじっと凝視すると、どろどろしたものの吹き溜まりがあるように見える。)

あったあった…よし。
(ごそごそとポーチを漁って取り出した御札を吹き溜まりに投げ込む。
 白い札がたちまちドロドロしたものを吸い取って真っ黒になったのを確認してから、
 小さな魔力の炎を飛ばした。 黒い御札が完全に燃え尽きて灰になったのを確認してうなずく。)

ご案内:「商店街」に御幣島埜瀞さんが現れました。
御幣島埜瀞 > (かさりかさかさという乾いた何かが動く音が商店街の一角で起きた。
それもすばしっこくその音に遅れて捕まえようとする様な物音までする。
暫くしてその何かは捕獲されたようで『離せ―離すのじゃー!』と
いう嫌がってはいなさそうな声が物音と一緒に聞こえてくる始末。

その時の商店街の一角に漂う魔力の濃さは濃くて当てられると少し酔う程度に濃縮していた)

やれやれ、我も暫し追跡は堪える。
(両手で持っている体長10センチちょいの赤い精霊を持ったまま
時々『逃げぬのじゃー 食べられるのじゃー♪』とか喚いている、
このちょっと悪戯と遊び心満載の精霊の口を塞ぐべきかその場に突っ立って迷う心山)

傍から見て我何かに間違えられるような気がしないでもない。
(精霊を両手で捕まえている外から見知らぬ第三者からすれば精霊誘拐犯みたいな。
この精霊を捕獲するのに商店街の一角とはいえ飛び散った魔力の欠片は放置すれば四散するとはいえ)

萌良 さだめ > ん”ん”っ!? なんだ、この感覚…! っふ、はー…!
(魔力を感じ取るレンジを小さく絞っていたところに、
 突如飛び込んでくる濃密な魔力に思わず飛び跳ねる。
 くらくらするようなそれに必死に耐えながら深呼吸。
 空きっ腹に冷えたウォッカを入れたぐらい、頭がクラクラして熱い。
 ぶるぶると頭を振って意識を取り戻し、魔力を辿ろうとして…。歩みを止めた。
 ”匂い”が濃すぎる。 魔力を直に探知することはできない。)

お…? よしよし…。
(小さな声がするからそっちに行けばよいのだろう。
 そそくさと赴いたところで、精霊を抱えている人に遭遇した。)

あ、先日はどうも。 公安・戒魔の…萌良です。
ところで、その抱えてるヤツは?
(件の人物は、風紀・公安の情報共有会で出会った人物だった。
 とりあえず挨拶は大事である。 頭を下げる。
 魔力がないものからしたら、猫が挨拶しているように見える珍妙な光景だろう。

 さておき、念の為彼女に確認。 風紀がやるのだから、悪いことではないとはいえ、
 気にしないというのもちょっとむずかしい話なのだ。)

御幣島埜瀞 > 『わがはいをだれとおもっているのじゃー!』

ただの我儘な竜人族の童ではないのか?商店街の一角で暴れまわっている阿呆の事は思うておる。
戯れはこの程度に致しましょう?此処はかの地とは違いがありましてな…

『ふむー 仕方ないの のとろの…誰かに感づかれたようじゃー!?』

ああ…

(あれだけまき散らした撒き餌の魔力の塊と暴れまわって四散した魔力の欠片と
その中心にいた精霊とそれを抱えている髪を束ねた神子一名。魔力の濃さはあるのに酔った風貌はどちらもない。
会話を唐突に終わらせ両手で持っている精霊と一緒にその場を持しようとした体勢で動きが止まっていた)

…先日はどうも。風紀・霊的予防係の御幣島です。
こちらの精霊は使役している精霊じゃ。おや、ガワは猫でしたかな?
(魔力持ちからしたら然り彼の姿は猫ではなくフードを被った人に見えている。
昨日の情報交換会にて顔合わせした方だったことはすぐに気づいたので、
抱えている状態のまま会釈程度に頭を下げ、魔力の濃厚な漂いの中普通に振舞う女と精霊)

萌良 さだめ > 調査用に欺瞞を張ってたので…。
(フードを下ろすと欺瞞は解除されて、もとの女の子…のような男子の姿である。
 濃い魔力は未だに満ちていて、口元を抑えたところでなんとかなるものではないが、
 そうしなければやってられないぐらいだ。 少しふらつく頭で彼女に問いかける。)

ああ、使役している精霊ですか。 なるほど。
ところで、この魔力はあれですか、お二人のもの…?
(妖精の血が混じっている自分からすれば、アルコールの霧の中にでもいるようなものだ。
 なるべく精神をフラットな状態に抑えて影響を抑えようとするけれど、魔力の気配は未だに衰えない。
 魔力に頬を火照らせながら確認する。)

御幣島埜瀞 > 欺瞞は大事なことじゃな、我はその辺不得意でしてな。
改めて今後もよろしく願う。…あ、濃すぎた魔力をどうにかせねば。

『あはははーのとろーやりすぎじゃー』

半分はぬしさんのせいじゃろー!?

(あほうさん!と精霊に頭ぐりぐりしてやりたいが文句の一つで終わった。
両手で持っていた精霊を肩に乗せると、例えでいうと蛇口から
出してた水の流れが徐々にポタポタ程度に収まっていく。
ぽたぱた垂れる程度にしたのは精霊におやつ代わりとして
与えるからつながりは最低限にしたという処置。こう何か動作をしたというのではなく、
瞬き程度しかしていない女魔力制御が素人ではなかった。その辺の魔術師とかではない腕前がそこに)

失礼。この位で落ち着きますか?
半分は此方の精霊の魔力ですな あとの半分は我ですが魔力酔いではお詫びを致す。誠に申し訳ありません。
(肩に乗っている精霊の子供も申し訳なさそうに頭を下げてた)

萌良 さだめ > ああ、お二人のせいだったんれすね…。
失礼、大丈夫、大丈夫で…。 んふー…。
(若干頭がふらついていても、彼女の腕前はよく分かる。
 魔力の放出を、蛇口かなにかのようにコントロールできる腕前は
 相当なものだと考えてよいはずだ。 ゆっくり深呼吸を繰り返して、小さくうなずいた。)

よし、大丈夫です、ありがとうございます…。 これくらいならなんとか。
そっちの子? も、もう大丈夫だから気にしなくていい。

ところで、お二人はこの辺でなにか…調査ですか?
(商店街の路地を風紀が丁寧に調査するということは、なにかあったのかもしれない。
 念の為彼女に確認しながら、ポーチの中をチェックする。
 共同での作戦になるかもしれない。
 大丈夫、まだ行動に使える分の札なり道具なりは残っている。)

御幣島埜瀞 > すまぬ、言い訳はこれ以上はせぬので後で詫びは致す。
(魔力をコントロール後は大分落ちたが全く酔った風はない。
 精霊の子供は『もう黙るのじゃー姦しくてすまぬのー』とか萌良氏に向けて
 手を振りながらそう言葉をかけた後、口を開く事はなくなったが、時々埜瀞と念話しているらしく…)

魔力で酔った事がないので酔うとそうなる、というのが
判明したので今後 違う方法で捕獲等を吟味せねば。
我らですか? 商店街まで来てしまっている迷子の…を
捕獲ないし追跡をしに来たまでですな。…出るのですな、あれが。
(風紀の霊的予防係とかいう係にはついているのだが、商店街に限らず出る、と含みを持たせたのは勿論)

悪さをする霊魂や怪異がやはりこの季節柄増えるので
我も駆り出されてます、然し今日だけで終わらないと思いますゆえ。
(どうしたものかと商店街というのもあり大幣を出せず道具を取り出した風はない)

萌良 さだめ > ああ、いえ、大丈夫です。 特に困ったわけでは…ない、ので。
(ちょっとふらつく程度で、別に体調に影響はない。
 精霊の子供が静かにするとなるとちょっと申し訳無さそうにするけど、
 任務の話を聞いてぱっと表情が真面目なものになった。)

なるほど、あれが。 うん、わかりました。
この件はちょっと末端だけで動くのはよくなさそうだな…。
共同で動けるよう、上に連絡しておきます。
少なくても、戒魔からそっちに調査情報がいくようにしますよ。
(彼女の言、そして装備から見るにこの場で発見即対応ということでもないのだろう。
 となると、継続して調査を続ける必要がある。 戒魔も得意とするところだし、手を貸さない理由はない。)

それにしても、この時期は本当に困りますよねえ。
うろつくと寒いし、人の眼もあるし…。
(調査の大変さは”あれ”を調べている彼女も実感しているはずだ。
 同業者の悩みを語りながら、やれやれ、とため息をついた。)

御幣島埜瀞 > それは重畳。この季節柄浮かれる者たちは他所にし
すべからず悪さをする者どもを懲らしめなければ為らぬ。
(季節柄の任務なので、追々かもしれないが話は行くはず。
 最も季節問わず霊的予防として駆り出されるのは言うまでもないが
 忙しさはどの委員会も末端に行くにつれて忙しさは団栗の背比べ)

鎮魂と結界が出来る予防係は別に居って、
我は残念ながらそちらは不得意。薬の調合とかになりがちで
捕獲する術が直接的に不得意で申し訳ない。…共同になるとよいですな全く。
(道具類は装備の半分は収納しているとはいえ身軽なモノ。
 発見は出来ても肩に乗っている精霊を捕獲したのは自力だったのもあるが即時対応は出来ない。
 欺瞞行動が不得意のも祟り奇襲して叩くしか出来なさそう。
 彼の言う通り 追々共同になる事を願うばかり)

寒くなるにつれて うろいのものが蔓延る始末
空気が乾いてくるので風邪をひかぬか違う意味で身を引き締めなければ。
(どこと場所を問わないあの彷徨い。傍から見て視線は別方向になりがちの追跡。
 使う術は違うとはいえ同業者絡みの悩みは同じだったよう。小さくも溜息を零す)

んんっ いや、多すぎて困りますな。
(ぴくっと肩を揺らし向こうの路地を見たが なんかさっと逃げた。
 恐らく野良猫か何かだろう、霊魂とかではなかった気が)

今日は一寸ゆっくり目に会話が出来て良しとしませう。
そろそろここに至るまでに散らしたものを片付けに赴くので失礼をせねば。
(では、我らはこの場を失礼致すと告げると頭を下げ、精霊を肩に乗せ…
じりじりと頭に移動され『はいどー』とか埜瀞の頭をべしべしと叩かれながら その場を辞していったとか)

ご案内:「商店街」から御幣島埜瀞さんが去りました。
萌良 さだめ > そうですよねえ~…。 うん、うん…わかりました。
お互い人が足りない…っていうと情けない話ですね。
わかりました、 捕縛術ならある程度わかりますから、
あとでなにか用意しておきますよ。
(わかる、とばかりに力強くうなずく。
 風紀ではセクションが細分化されているがゆえの
 弊害があるとの言に、腕を組んで唸った。)

そうなんですよねえ、うちらは特に、調査がメインですから…。
寒空の下で耐えてるときなんか、いっそ動ければいいのにって思うこともあります。
(身を引き締めなければ、という言に何度もうなずいた。
 そう、寒いのである。 コートをきていようがなんだろうが、
 動かないでいたら、冬は寒いのだ。)

ありがとうございました。 先程の捕縛術については、後ほど!
(何かを見つけて移動する彼女に手を振ってから、
 自分も再びフードを被り直して調査任務を再開するのでした。)

ご案内:「商店街」から萌良 さだめさんが去りました。