2021/12/13 のログ
ご案内:「商店街」に園刃 華霧さんが現れました。
園刃 華霧 >  
しくじった
本当にしくじった

いやまあ、喧嘩になっちまったのはしゃーないとして……
怪我だの服が斬れただのは、割とヤバい

ちなみに、服は予備をいただいてきたのでごまかせる……はず
いや、ちっとサイズ合わなくてダボついてるけど

……とりあえず、報告込みで一晩は委員会庁舎で誤魔化して
んでもって、さてどの面下げて家に戻るか、と思い悩む

どーせバレてんだろーなー……


「アー……」


そんなわけで、お家に帰りたくないでござる症候群で
商店街に設置されたベンチに座って管を巻いているわけである


「……さて、どースっかナ……」

園刃 華霧 >  
「……ン―……」

まずは何はなくても怪我を治したい
いや、こんなのすぐに治るもんじゃないが、
それでもまあ、気休めっていうのもあるし。
とりあえず、飯でも食ってエネルギー補給しよう


「……」


そんなわけで、取りい出したるは中華でお馴染み五五六の肉まん
サイズは大きい、中はジューシー……つまむにはいい感じのおやつである

「んー、あツ」

二つに割ると、中の餡がすでになんか脂っぽい
ザ・カロリー……

「んグ」

醤油とか辛子とかついてるけど、しらん
そのままかじる

そのままでも美味い

……熱いけど

園刃 華霧 >  
「報告ハ、流石ニ誤魔化セんカったシなー……もグ」

むぐむぐ
口の中に肉汁があふれる
ザ・肉……あと、皮とかなんか色々

パンチ強いな……

ちとのどが渇いたな


「ジゃ、こレか?」


取り出したのは……小……いや、大籠包
ぶっちゃけ、見た目は肉まんにストローがぶっ刺さったようなシロモノだ

「いヤ、改メて見テも……馬鹿ダろ、コれ?」

それを買うアタシも大概だが


「ンー」

じゅるるる……
ストローで肉まん(?)から、中のスープを吸い出す
まあ、悪くはない

ご案内:「商店街」に芥子風 菖蒲さんが現れました。
芥子風 菖蒲 >  
今日も今日とて見慣れた商店街を巡回する風紀の少年。
落第街で暴れるだけが風紀では無い。
戦闘はするが、特段戦闘部隊と言う訳では無い。
飽く迄学園の脅威を"鎮圧"する為の行為である。
故に、脅威は落第街だけとは限らない。
肩に掛けた漆塗りの鞘。先端にはその辺で買った饅頭の袋を括り付けて巡回中。

「……ん」

今日も今日とて平和なものだ。
軽犯罪者や日常の陰に潜む脅威は見られない。
良い事だな、と青空の双眸を顰めると鼻腔を擽る美味しそうな匂い。
なんだろうと目線を動かせば肉まんをする少女の姿が見える。
何処となく見覚えがある姿だ。確か、風紀本庁でたまに見たような、見なかったような。

「肉まん……?」

何とも奇抜な食べ方だ。
もしかして、肉まんの見た目をした別の食べ物なのかも。
気になる。気になるとすーぐ足がそっちへと向かう。
てって、と歩けば絶賛食事中の彼女の前。じー。

「ねぇ、何食べてるの?食べてるっていうか、吸ってる?」

園刃 華霧 >  
「ン―……」

じゅるるるるるる
悪くはない、んだが……此れ、結局汁たっぷりなだけの肉まんだな???


「……ン、ん?」

まさかこんなけったいなモノ食べているやつに声かけてくるのが居るとは思わなかった。
っていうか、この奇っ怪な食べ物に興味を惹かれたのか

かくいうアタシも気になって買ったわけだし、気持ちはわからんではない

「アー……吸っテかラ本体を食うラしいゾ?
 ほボ、肉まんダけド、でっカい小籠包ラしい」

そんなわけで、一応質問には応える……
うん?
よく見たら、どこかで見たような……?


「ンー……ドっかデ会った?」

思わず、首を傾げた
なんとなく記憶があるってことは風紀のやつか?

芥子風 菖蒲 >  
「吸ってから食べる?小籠包なのにデカいんだ、ヘンなの。
 中身吸っちゃったら、もう皮しか残らないんじゃないの?」

中身を吸うと言う事は肉とか肉汁を吸ってるんだろうか。
肉が吸える程柔らかいのだろうか。気になる。
なんで人が食べるものってあんなに美味しそうに見えるんだろう。
じー。ちょっと欲しいけど我慢我慢。軽く首をふるふる振った。

「多分。風紀本庁とか?」

すれ違ったり顔を見た事はあるかもしれない。
何せ風紀も人が多い。顔は知っていても、つるんでいるかは別だ。
特徴的なその首輪だけは何故かよく憶えている。

「オレは菖蒲。芥子風 菖蒲(けしかぜ あやめ)。アンタは?」

よっこいしょ。割と少年は無遠慮だ。隣に座る。

園刃 華霧 >  
「そコんトこは、小籠包と同じッポいぞ?
 要すルに、中のスープ飲ンで、そッから肉まん食う、みたイな感ジ。
 流石にストローじゃ肉マで吸エんヨ」

ストローで肉まで吸うとか、どんな妖怪だよ
悪食として有名じゃあるが、流石にそんなバケモノじゃない

まあ、スープ自体結構あったのでジュルジュルすすってたのは確かだけど。


「アヤメ、ねェ……うん、アタシは園刃 華霧(そのば かぎり)。
 風紀の同僚サンな。よロしく、アヤメっち」

へらへらと笑って小さく手をふる。

「ツーか、なニ?
 飯食うノ好きなタイプ?」