2020/06/20 のログ
ご案内:「古書店街「瀛洲」」に雨見風菜さんが現れました。
■雨見風菜 > 豊満な胸を揺らし、古書店街をふらりふらりとぶらつく少女。
手から伸びる糸が、購入した書物をレジ袋ごと縛っている。
「本当、いろいろな本があっていいですね」
次はどの書店に入ろうか、と歩みをすすめる
■雨見風菜 > ふと目についた書店に入る。
しばらくの後、手にレジ袋を持って出てくる風菜。
「これこれ、欲しかったんですよねぇ」
ホクホク顔で袋から出した本の表紙には『空間魔術について』と書かれていた。
■雨見風菜 > 読み歩くか、というような姿だったが。
ピタリ、と一度足を止め横手の書店を眺める。
少し眺めて、残念そうに歩みを再開する。
「流石に年齢確認されているところには入れないですよねぇ……」
何処に入ろうとした何処に。
ご案内:「古書店街「瀛洲」」に金剛 経太郎さんが現れました。
■金剛 経太郎 > 「この辺りに来るのもだいぶ久しぶりだな……」
ひょこひょこ、と立ち並ぶ古書店を見回す様に歩く小さな姿。
古本、という言葉にあまり縁が無さそうな小学生めいた姿の金剛 経太郎である。
ちょっとした目的があって不慣れな古書店街へとやってきたのだが、
「何度来ても同じ店が並んでるように見えるんだよな……
ええと……ここはどの辺りだ……?」
目的を果たせないまま絶賛迷子中だったりする。
■雨見風菜 > 「おや……?」
迷子の小学生らしき人影を見つける。
ここが普通の商店街であれば積極的に声をかけただろう。
だがこの古書店街、迂闊に動けば自分だって迷う自信がある(糸で飛べば帰宅は出来るが)。
そんな中で迷子に付き合える気はしない……のだけど。
それでもやはり小学生に見える相手が迷っているのを見捨てきれない。
「どうしましたか?」
結局、声をかける選択をした。
■金剛 経太郎 > 「こりゃ帰るのも骨が折れ……うん?」
緊急迷子脱出手段なら経太郎も持ってはいるものの。
それはそれとして、最後の手段は本当に前後不覚に陥った時の為に取っておくもの。
それに、幼気な姿であれば大抵誰か声を掛けてくれるものである、と経験から学んでいたから、少しだけ余裕の経太郎だった。
「あ、こんにちはお姉さん!
えへへ、ちょっと迷っちゃって……」
ほらな、と内心ほくそ笑みつつ。
こちらへと声を掛けて来た少女に向けて、少し困った様な笑顔を向ける。
■雨見風菜 > 「そうでしたか」
どうにも見た目相応ではなさそうな気がする。
まあ、見捨てきれないし悪いことに利用されなきゃいいやとも思いつつ。
「まあこの光景ですしね。
迷うのも無理はないですよ」
小学生の背丈なら尚更かもしれない。
■金剛 経太郎 > 「そうなんだよね、右も左も同じ本屋さんに見える。
お姉さんは本屋さんにお買い物に来たの?」
にこにこと笑みを浮かべたまま、小さく首を傾げ。
清楚然とした少女は、なるほど文学少女だと言われても頷ける風体をしている。
よもや話しかけられる直前まで年齢制限のかかる書店を眺めていたなど知る由も無い経太郎だった。
「ぼく、金剛経太郎。
お姉さんのお名前は?」
とと、と近付いて見上げてみれば。
自然と豊満な胸が視界に入って。
(わ……この人もでっかいな……)
■雨見風菜 > 屋号をきちんと見れば、紛らわしい屋号もあれど見分けはつくが。
まあ子供、に見える相手に言ってもどうしようもない。
「ええ、本を買いに」
と、しゃがんで目線を合わせ、糸で縛った本の束を見せて。
「私は雨見風菜です」
乳房に視線を感じる。
やはり男の子なんだなぁ、可愛いなあという感想が出る。
■金剛 経太郎 > 「風菜お姉ちゃんっていうんだね!」
わざわざ目線を合わせるために往来でしゃがんでくれたことから、悪い人では無さそうだと判断。
にぱー、と笑顔を咲かせながら改めて辺りを見回す。
「ぼくも本を探しに来たんだけど、一人じゃ大変だから……
ねえ、風菜お姉ちゃんが良ければだけど……一緒に本屋さん、探して貰っても、いい?」
後ろで手を組んで、上目づかいで覗き込む様に風菜を見つめる。
我ながらあざとすぎるだろうか、と思いつつも、相手は自分の素性など知らないから良いか、と。
■雨見風菜 > ああ、笑顔が可愛い、眩しい。
「ええ。とはいえ、私も何処に何があるかはきちんとわからないですけれども」
あざとく見えるけれども、こう頼られるのも悪くない。
■金剛 経太郎 > 「良いの?ホントに?
わぁい、風菜お姉ちゃん、ありがとぉっ!」
ぱぁっと目を輝かせ、間髪入れずに抱き着きにかかる。
洗練された無駄の無いチビッ子ムーブ。ただし邪念まみれ。
相手が避けなさそうという事まで織り込み済み。
■雨見風菜 > 抱きついてくるので抱きとめてやる。
豊満な胸の柔らかさは彼に伝わっていることだろう。
わざとだとしても拒否するような風菜ではない。
「ふふ、可愛いですねぇ経太郎くんは」
ついでに頭も撫でてあげる。
■金剛 経太郎 > 「えっへへー!
一人で迷子になって心細かったから、風菜お姉ちゃんみたいな人が居て良かったよー。」
豊かな柔らかさを目いっぱい堪能する経太郎。
傍目に見れば清楚な少女と子供の微笑ましいふれあいである。
大きな胸に顔を埋め、そのうえ頭まで撫でられて大変ご満悦の経太郎。
「ありがとー風菜お姉ちゃん。
頭撫でられるの好きーえへへへ。」
■雨見風菜 > そうしてしばらく堪能させてやり。
「さて、じゃあそろそろ探しに行きましょうか」
と、本題を思い出したかのように切り出す。
■金剛 経太郎 > 「うんっ、そうだね!
えっとね、探してるのはゲームの攻略本なんだけど……」
はふぅ、と満足げに風菜から離れる。
こころなしか顔がつやつやしている様な。
「昔のゲームだから、商店街には売ってなくて。
こっちの本屋さんならあるかなーって思ったんだけど……」
お姉ちゃん、攻略本売ってるお店知ってる?と改めて風菜を見上げるのだった。
■雨見風菜 > 満足したような経太郎の顔にこちらも満足し。
「攻略本……ここまで寄った中ではなかったですしねえ」
風菜の本日のお目当ては魔法書関係だ。
とは言いながら最後に買った空間魔法の本以外は全く関係ないのだが。
「まあ、こういう場所ですし根気よく探しましょうか」
■金剛 経太郎 > 「そっかぁ、じゃあこの先にあるのかな。
ねえ、風菜お姉ちゃん。どこから探す?」
頬に残る感触と、彼女の残り香に自然と頬が緩む。
にこにこと笑顔のまま、通りの先を見つめてから風菜を振り仰いで。
「そういえばさ、お姉ちゃんはどんな本買ったの?」
歩き出しながらそう訊ねて。
■雨見風菜 > 「そうですね、では向こうの方から探してみましょうか」
と、同年代かやや若いくらいの通行人が行き交う通りへと向かう。
「私の本ですか?
料理のレシピ本、ファッション誌に魔法書ですね」
■金剛 経太郎 > 「うんっ!お姉ちゃんについてくよっ」
にっこり笑って風菜の隣をちょこちょこと歩く。
時おり周囲の店を見てみたり、隣を歩く風菜を見上げてみたり。
「へえ、魔法書も?
風菜お姉ちゃん、魔法が使えるんだ?」
意外、と言えば意外なような、そうでもないような。
すれ違う通行人の中に知り合いが居ないかだけ注意しつつ、のんびりと進んで行く。
■雨見風菜 > 攻略本は置いていても新しいものしか置いていなさそうだったり、漫画本しか置いてなさそうな店を見送りつつ。
「ええ。
まあ、派手なものは使えないのですけれども」
そもそも使う必要もない。
■金剛 経太郎 > 「へえ~、すっごいね!
ぼく、魔法は全然だから……尊敬する!」
お世辞でもなくわりと本心からの言葉である。
自分が出来ない事が出来る相手は尊敬する。経太郎にとって当然のこと。
清楚で胸が大きく、魔法が使える……ステレオタイプな魔女かな?と風菜のことをそう印象付ける。
「ねえねえ、風菜お姉ちゃんの魔法、今度見せてっ」
■雨見風菜 > 尊敬の眼差しに得意げになる。
「今度、と言わず。
今見せてあげますよ」
自販機で水を買い。
「あ、そうだ。何か飲みますか?
ついでと言ってはなんですが、買ってあげますよ」
■金剛 経太郎 > 「えっ、今?いいの?
魔法っていろいろ準備とか必要なんじゃないの?」
予想外の提案に目を丸くして。
その後自販機で何やら買い始めた風菜を見上げ、
「え?えっとね……じゃあ、コーラ。」
何が始まるんだろう、と少しだけわくわくしながら。
■雨見風菜 > コーラを買ってやり。
経太郎に見えやすいようにしゃがみ、ハンカチを取り出して水で濡らす。
「このハンカチ。水が滴るほど濡れていますね」
と再確認させて。
集中し、液体収納で水を収納する。
傍目には一瞬で滴る水が、ハンカチの濡れが、ハンカチを持つ手の水滴が消失したように見える。
■金剛 経太郎 > コーラを受け取って、期待のこもった視線を送る。
風菜がしゃがんだことで豊かな胸の谷間が覗えるが、今はそちらを見てる場合では無く。
「うん、びちゃびちゃだね。」
水の滴るハンカチを見つめていたが、一瞬で水分が消えた事に目を瞠って。
「え?え?……今の、魔法?
一瞬でハンカチが乾いたよ?……どうなってるの?」
目を見開いたまま、ぱちくりと瞬きをする。
■雨見風菜 > 「これが私の使える魔法ですよ」
ペットボトルの飲み口から少し離して手をかざし、その中間点から先程収納した水をペットボトルに戻す。
「液体収納。
物を異空間に収納する魔術の下位版ですね」
ただこれはこれで便利に使っているのだが。
それでもやはり上を求めるのに変わりない。
■金剛 経太郎 > 「えー、すごーい!
凄いよ風菜お姉ちゃん!すごーいすごーい!」
こういう魔法もあるのか、と素直に感嘆する経太郎。
水──液体を異空間へと収納して、任意に取り出すことが出来る。
それが異能では無く魔法だと言うのだから、驚きだ。
「じゃあじゃあ、急に雨が降ってきた時とかもお姉ちゃんは濡れないで済むの?」
発想が貧困過ぎたが、他に具体的な例が思いつかなかったのだから仕方ない。
どさくさで再度抱き着こうとしながら、風菜へと訊ねる。
■雨見風菜 > 「難点は液体しか収納できないところですね」
でもなきゃ本は持たない。
いや、持っているのではなく手から伸ばしている糸の異能で吊り下げているのだが。
「急に、でなくてもある程度の雨なら大丈夫ですね。
ただ、あまりに勢いがひどいと排水が追いつかなかったりしますが」
収納は一瞬だが排水は蛇口程度でしか出来ないのが風菜の液体収納の欠点である。
■金剛 経太郎 > 「へえ~、やっぱり!
じゃあさじゃあさ、どれくらいまで収納、出来るの?
溢れちゃったりもするの?溢れたらどうなるの?」
わいわい、矢継ぎ早に質問を繰り出す。
持ち前の好奇心が擽られたのか、若干興奮気味だ。
買い物の件は今はちょっと頭から追いやられていたり。
■雨見風菜 > 「どれくらい収納できるかは秘密です。
上限まで収納するとそれ以上収納できないんですよね」
問われることに答えるのも悪くない。
経太郎の頭を萎えながらそう思う。
「ところで、攻略本を探すのを再開しましょうか」
■金剛 経太郎 > 「えー、秘密なの?ずるいずるいー」
抱き着いたまま、頭を撫でられながら身体を左右に揺らして抗議する。
顔が風菜の胸に押し付けられるが、ほとんどそれが目的である。
「うーん、もうちょっとこのままぎゅってしてたい。だめ?
風菜お姉ちゃん、良い匂いするしー。」
未知の魔法を見た興奮が冷めるまでちょっと待って、と訳する事も出来るし、
単純に甘えたいのだと訳する事も出来る。
もちろん風菜の巨乳を堪能したいのだと捉えるのも可だ。
■雨見風菜 > 「ここは教えるべきじゃないと思っただけですからね、ごめんなさい」
経太郎の抗議にそう返し。
「いいですよ、もう少しくらいなら」
興奮を冷ましたいのか甘えたいのかおっぱい目当てか。
まあ何れにせよ風菜にとって拒否する理由はない。
■金剛 経太郎 > 「むー……いつか教えてねっ!」
そのいつかがいつかは不明だし、本当に訪れるいつかなのかも不明である。
まあ知れなくとも困る事は無いから深く捉えなくても良いのだろう。
「わあい、ありがとうっ!
あ、暑かったら言ってね。そしたら離れるから……!」
むふー、と風菜の胸に埋まりつつ。
既に経太郎の額には汗が浮かんでいるが、風菜は暑くないだろうかと心配して。
■雨見風菜 > 「教えていい時が来たら、ですね」
そういう時が来るのは果たしてどういう時だろうと思いつつ。
「いえいえ、遠慮はしなくていいんですよ」
汗など液体収納でなんとかなるわけだし。
ついでに経太郎の額の汗もまとめて液体収納してやる。
■金剛 経太郎 > 「えへへ……風菜お姉ちゃんは優しいねっ
優しいし、魔法も使えるし、綺麗だし……すごいねっ!」
汗で額に貼り付いた前髪が乾いた。
なるほど、たとえ暑くても汗自体を収納してしまえるのか、と感嘆しつつ。
一体どの程度、どの範囲の液体を収納できるのだろう、と考える。
「んー………は、ふぅ。
うん、もう大丈夫。ありがとうお姉ちゃんっ」
遠慮しないで、と言われたのでそれなら、と堪能し。
先程以上につやつやになった顔でそっと離れる。
本屋さん、行こ?と首を傾げて。
■雨見風菜 > 「ふふ、ありがとうございます」
褒められて悪い気はしない。
するような人間が何処にいようか……いや、皮肉か何かと捉えるひねくれた人間ならしょうがないか。
「では、攻略本探しを再開しましょう」
立ち上がり、手をつないであげて歩き出す。
■金剛 経太郎 > 「うんっ、どーいたしましてぇ!」
別にお礼を言われるために褒めたわけでも無いし、お礼を言うべきは経太郎である。
が、先に言われてしまえばどうしようもなく、笑顔を返すのみだった。
「そうだね、頑張って見つけるよ!」
手を繋がれながら、コーラを片手に歩き出して。
そのまま目ぼしい書店を何軒かはしごしたが、結局目当ての『攻略本』は見つからなかったという──
ご案内:「古書店街「瀛洲」」から雨見風菜さんが去りました。
ご案内:「古書店街「瀛洲」」から金剛 経太郎さんが去りました。