2019/03/17 のログ
金剛経太郎 > 「むぅ……少し時間が空くと、すぐここへ来てしまうな。」

公園の片隅のベンチに座って、小さく呟く。
経太郎の住んでいる寮から、この公園は近く、時間を潰すには丁度良いというのが理由の一つ。
そして、

「俺もあんな風に公園を駆けまわった事もあったな。懐かしい。」

公園で走り回る、子供たちの姿。
自分も見た目こそ彼らと同じ年の頃に見えるが、それはただ見えるだけで。
体力も彼らの半分ほども無い現状、どうしても懐かしく思えてしまうのだった。

金剛経太郎 > 「……む、もうこんな時間か。」

穏やかな陽気に包まれているうちに、うとうととしてしまっていたようだ。
我に返って時計を見た経太郎は、少し慌てた様子で公園を後にする。

今日はこの後、異能についての検査があるのだった。

ご案内:「常世公園」から金剛経太郎さんが去りました。