2019/05/24 のログ
ご案内:「常世公園」に金剛経太郎さんが現れました。
金剛経太郎 > 「──気が付けばまた公園のベンチでぐったりしているな。」

日が落ち、濃い紫の独特な空の色を眺めながら、経太郎は独りごちる。
今日も情報収集も兼ねた探偵の真似事を終え、落第街からの帰り道である。
すっかり馴染になったベンチに寝そべって、経太郎は今日の依頼を振り返った。

相変わらずの、落第街の調査。
一通り見て回ったものの、無法者以外に見つかる者は無かったし、その通りに報告して咎められる様な事も無かった。
正直、少し退屈に思えるほどで。

「まあ、こういうのは地道な以来の積み重ねが肝心と言うしな。」

それにお陰様で落第街の土地勘も付き始めている。