2020/07/23 のログ
ご案内:「常世公園」に修世 光奈さんが現れました。
修世 光奈 > 「よし、これで完了、と。先にメッセージ送って…」

太陽が照る昼。
今日も今日とて、探し物の依頼を受けている光奈。
1つの依頼にばかり構っていてはあっという間にメッセージが未読だらけになってしまう。
だから、息抜きとばかりにメッセージから見繕った依頼を受けていて。

今回は…小さながま口財布を探して欲しいとの依頼だった。
今時珍しいものだが、依頼者が家族から貰ったもの。
大事にしていたが、依頼者がふと気を抜いた時に公園付近に落したらしい

警察に頼っても見つからないので、光奈に依頼が来たというわけだ。

そして、どこがどうなったのか植込みの陰にその財布を見つけ。
先にメッセージを打って依頼者を安心させて。

ただ、依頼者が…受け取るのはアルバイト終わりの夜になってしまうとのこと。
信用してくれているのか、それまで預かってほしいともメッセージには書かれていて。

「…しょうがないかあ。ちょっと時間潰していこ」

ゲームセンターなどに移動してもいいが、流石に広範囲…公園以外も探していたため疲労がある。
まずはベンチに向かっていき傍らの自動販売機でスポーツドリンクを購入し。
ベンチに座って一口。

「ぷはぁー……おいし。…美味しいってことは熱中症とか危なかったかな…気を付けよ」

へふ、と息を吐いて汗をぬぐう。公園ではたむろしていたり喋ったりする同年代も多く見られ。
一応スカートには気を付けて、それでもゆったりとベンチに背を預ける。

ご案内:「常世公園」から修世 光奈さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に柏木凛さんが現れました。
柏木凛 > 日が暮れ所々の外套の灯りに照らされる公園。
そこでベンチなどがある場所でなく遊具や自動販売機の影を覗き込み。

「居ないか……ったく、何処にいるんだよ…」

自動販売機の裏を覗き込んでいた身体を戻しては手に持った写真、可愛らしい三毛の猫が写った物を見てはぼやき。
何でも屋らしい探し猫の仕事を受けたのは良いがその猫の行動範囲が常世公園一体と聞き探すのに一苦労。
しかも見つからないというおまけつきで。

「猫ってこんなに素早かったか?こっちの猫が素早いだけか?」

元の世界の猫と比べれば活動的過ぎるこっちの世界の猫。
どうにか見つけたいなと今度は草むらに顔を突っ込んで探して。

柏木凛 > 「居ないか…。本当に飼い猫か?」

飼い猫ってこんなにアクティブに動き回るかと草むらから顔を抜いて考え。
実は野良猫を飼ったつもりになってるのではないかと考えてしまい。

「兎も角受けた以上掴まえねーとか……大変な仕事受けたな」

やり甲斐はあるのだが気まぐれな生物の捕獲は客引きなどに比べものにならないぐらいに大変。
ここまでくれば意地でも見つけたいが少し休憩はいいよな、と周囲を見回し目に付いたベンチに腰に座って。

ご案内:「常世公園」に紅月 純さんが現れました。
紅月 純 > 「癒しが欲しい……」

日課を終え、疲れを癒やすべく野良猫と遊びに。
前回は会えなかったので、今日はモフれるといいなと足を運んだ。

「とはいえ、あの子らの活動範囲も公園も広いしどうなるやら。
……ん?」

渋い顔で猫と戯れるスポットに向かっていたら、先客がいたらしい。

柏木凛 > モンスター退治と荷運びは元の世界では得意だったがこの世界では後者は兎も角前者は先ずない。
なので慣れない仕事を受けはするが成果は芳しくなく、その事を思い出せば大きな息を吐いて背もたれにも垂れかかる。

「あー……見つけれねーとやばいし…どうするか…」

もう一度探し直すかと立ち上がろうとしたとき、近づいてくるチンピラっぽい人影に気が付いて睨むように見つめて。

紅月 純 > 「……む」

向こうはガンを飛ばしてきたようだ。
思わず立ち止まってこちらからも視線を返す。

……待て、ここは治安がいい。そう簡単に喧嘩を売るようなやつはいない、はず。

「……なんだ」

とりあえず要件を聞こうと、絞り出した第一声がそれだった。
猫を探したくてそわそわしているのだが、傍から見たら苛立っているように見えるだろうか。

柏木凛 > 「……あん?」

どんな奴かと自分は見ているつもりだがどう見ても目つきは睨んでいるソレ。
やってきた相手も足を止めて返される視線を受け止め。
落第街でもないのに喧嘩を売ってくる奴かと考え。

「あ?いきなりなんだよ」

苛立っているような姿と声色に似たような声で返してしまい。
それは反射的なもので何か文句があるという訳ではなく。
ただどう見ても機嫌が悪いと言うようにしか見えなくて。

紅月 純 > 「あ?先に見てきたのはそっちだが?」

なんだとはなんだ、と返すようなやり取りに加熱。
メンチ合戦か?
……とはならない。何故なら目的がある。

「……すまん、こっちからは何もねーよ。
この先にならある。じゃ」

こんな場所で時間をとられるわけにはいかない。
こういうときは片方が謝って逃げれば解決しやすい。
なので、さっさと話を切り上げて横を通り抜けようと。

柏木凛 > 「誰か来たら見るだろ。お前は見ねーのか?」

文句があるのかと言うように相手を睨みつけ。
どう言う奴か来たのかが気になっただけで喧嘩を売るつもりなど更々にない。
それにこの後も猫を探すのだ、無駄に体力を使う必要もないと。

「それは奇遇だな、俺も用はねーよ。
って、まて。この先に行くのか?」

無駄に体力を使うような喧嘩はするつもりはなく、揉め事を避けれるならそれに越した事はない。
だがこの先に行くというのなら呼び止め先ほどの写真を取り出し。

「この先でこの猫を見つけたら掴まえといてくれねーか?」

そう言い三毛猫の写った写真を相手に無理やりにでも見せていく。

紅月 純 > 「見る。悪かった」

喧嘩にならないならそれに越したことはない。
手を上げて降参の意。

「そうだな、この先に……あ?猫?」

向かおうとして呼び止められ、写真を見る。
ほう。
これは美猫。まだ出会ったことがない。

「是非とも撫でたい毛並だな……、じゃなくて、気に留めておく」

探し猫だろうか。もしそうならと、魔法鞄の中を漁る。
取り出したのはCMが話題のペースト餌と猫缶、猫じゃらし。

「飼い猫なら反応するかもしれん。持ってけ」

柏木凛 > 相手の言葉にそうだろうと頷き、手を上げるのを見ればこの話は終わりと言うように息を吐き。
そしてこの先に行くと言うのならば渡りに船、うまく見つけれれば掴まえておいて貰おうと企み。

「撫でたいねぇ。あんた猫好き?ははは、無理に隠さなくていいいって」

最初に毛並みと撫でたいというあたり好きなんだろうと笑い。
宜しく頼むと見送ろうとしたのだが…相手が鞄から取り出した物を渡されて何だと見返し。

「そいつは飼い猫だよ。探し仕事を受けたんだ、逃げたらしくてな。
反応するなら大助かりだっと、そうだそうだ」

渡された物を片手で持ち、何処からか手書きの名刺を取りだし。
名前や住所、電話番号が書かれたそれを相手に押し付け、もし掴まれたら連絡をくれと頼んで。

紅月 純 > 「……おう。捕まえられたらな」

手書きの名刺を受け取る。
猫グッズを取り出した時点で猫好きなのは明らかなので変に返さず。

用事はもうないな?行っていいか?みたいな視線を送ったあと、早足で茂みに向かおうとする。

尚、主目的は猫と戯れることなのでこの男が捕まえられるかは不明である。

柏木凛 > 「できれば掴まえといてくれよ。避けられてるのか今日一匹も見ねーんだ」

受け取ったグッズを見るに相当の猫好きと見て。
自分よりも掴まえられる確率が高そうなだけに頼むと片手を立てて頼み。

それが済めばもう用はないと視線に軽く首を左右に振ってみせて、茂みに向かうとするのを引き留めはせず。

先ほどとは違い、これならば少なくともやってくるだろうともう一度気合を入れて相手が向かった茂みとは別の場所へと足を向けて。

紅月 純 > 結果として。

こちらは野良猫はいたが三毛猫はいなかった。
それはそれで置いておき、思う存分撫でまわすことに成功したからご満悦で帰宅した。

次のターゲットは三毛猫。見つけたら甘やかそうと思う。

ご案内:「常世公園」から紅月 純さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から柏木凛さんが去りました。