2020/11/24 のログ
ご案内:「常世公園」にユラさんが現れました。
■ユラ > 今夜も星の本を手に、夜の常世公園。
暗くて寒くて光が少なく、空気が澄んで空がよく見える。
(……幸せ……)
そして魔法瓶に入れてきた甘いミルクティーを一口。
そこらに腰を下ろし、空を見上げる。
時々手元に魔術で光を灯し、本を見比べる。
(星はいい……)
この上ない至福の表情。
甘いお茶請けも持ってくればよかったなどと考えながら、ひたすら空を肉眼で、時々双眼鏡で見つめる。
■ユラ > あ、と思い出したようにもう一冊の小さな本を取り出す。
どうも星占いの本らしい。
あんまりきっちりしたものではなさそうだけど。
「えっ、こんな大雑把でいいの……?」
中身に目を通して思わず声が漏れた。
さすがにハズレだっただろうか。
どうにも、こちらの星占いはオカルト程度の価値しかなさそうだ。
(……でも星の流れを見れば、大体のことは知識で賄えるよな)
本を閉じ、再び空を見て星を追う。自分を星で占う練習。
良しにせよ悪しにせよ、元の世界で占った結果とは変わるはずだ。
■ユラ > 星を追う。
こういうのは目で見て、惹かれたものから追うのが正しい。
進む方角、星の光の強さ、色。
繋がった星々の形から、感覚で自分を占う。
(吉兆……希望は叶う……食に憂いなし……)
続けて目を細め、眉根を寄せる。
(凶兆……探し人見つからず……自身に傷……)
やらなきゃよかった、と怒りの表情。
良しにせよ悪しにせよ。悪いほうが強い。
もう少し夢を見られる占いがしたかったな、とため息をついた。