2022/02/06 のログ
暁 名無 > 「時間帯とか、月齢とか……いつも同じじゃないんだよ。
 星座とか調べながら眺めてみると案外面白いもんだぞ。」

とはいえ八坂はあまりそういう事に食指が動くタイプでは無さそうだ。
まあ無理強いをすることは無いか、と勧誘はこれくらいにしておくとしよう。

「あーあー、別に無理して敬語使おうとせんでも良いぞ?
 校内ならともかく、学校の敷地外だし、放課もとっくに過ぎてるしな。」

気楽に気楽に、と笑いながら手を振ってみる。
先生、と呼ばれると先生しなきゃと思ってしまうのは悪い癖だけども。

「勉強中に寝ちゃうなら夜早く寝るとか、生活リズムに気を使いな。
 流石に風紀委員が勉強出来ないなんて格好つかないだろ。」

やれやれだ。まあ、学生時代の俺も似たようなもんだったけれども。
……いや、流石にそれは一年の間だけだったか。二年以降はちゃんと勉強できてた……気がする……。
あ、ヤバい。自信ない……。

八坂 良彦 > 「はー…街の灯りで見えないって言うのは聞いたことあったけど、そうなんだ…ですね。
星座は、北極星と北斗七星くらいなら…星座自体は名前知ってても星をどう結ぶかとかが判らないなぁ」

見てるのは楽しいし、興味もなくはなさそうだが、見て綺麗だなデ済むタイプ。

「ん、あー…了解、そう言って貰えると助かる。
確かにここ公園だった…学外でも先生達にあうと緊張するよ」

敬語なしと言われると、ふぅと息を吐いて、見るからに張っていた何かが切れた様子。

「うぅ…そうなんだけどなぁ。少し体動かすのをテスト期間だけでも減らさないとかなぁ。
今までは、ぎりぎり赤点は回避してたけど、大体は頭いい知り合いに頼み込んでノート見せて貰ったり、教え込まれたりしたんだよね」

周りが助けているらしいが、それで赤点ぎりぎりなので、委員の方でも微妙な顔をされるとか。

「暁先生は…何か担当してるんだっけ?」

暁 名無 > 「まあ星座は確かにどうしてこの並びがこうなるんだよ、ってのはあるけどもな。
 名前を知ってるなら、じゃあどれが北極星や北斗七星なのかを実際に見てみるってのも悪くないぞ。
 知識ってのはそうやって膨らませてくもんだしな。」

実践を伴う知識は定着もしやすい、と思う。
特に八坂の様な頭より体を動かすタイプには殊更効果はあるだろう。まあ、そこまでの探求心があるかどうかは判らないけどもだ。

「無理して敬語使うなとは言ったが、純度100%のタメ口が飛んでくるとは思わんかったな……」

せめて崩れた丁寧語くらいになると踏んだが、予想が盛大に外れる。
少しだけ頭が痛くなったが、俺から言い出した手前細かく言うのは筋違いだろう。でも、でもさあ……。

「体を動かしながら出来る勉強法だってあるだろうに。
 まあ今から模索したんじゃ流石に間に合わねえだろうから、今回は諦めて早寝しとけ。そして授業中は寝るな。
 それだけ出来てりゃこれまで通りにプラスアルファくらいされるだろ。」

流石に呆れるより他が無い。
何だろうな、各委員会は委員として在籍出来る学力ラインとか設けた方が良いんじゃないか……?

「ぇ、あ?俺?……俺は幻想生物の生態学だな。」

八坂 良彦 > 「星座の本ちらっといた時とか、んん?ってなった覚えあるなぁ。
北極星は一応わかるけど、んーと…あれだ、爺さんが北が判るから覚えろって何度も言われたし。
なるほど、名前しってれば気になるから、調べるとか、そんな感じかな」

好奇心はありそうで、自分で気になる事と身になる事は憶える様子。

「いや、半端に丁寧語とかは、うーんそれじゃ。
がんばってみるんで、変でも気にせんでください」

何とかある程度頑張るけど、変な言葉使いになるかもなので、と。

「体動かしながらってあるんですかね。
結局は、今回はそこに落ち着くんすねぇ…じゅ、授業中ね、ねてませんじょ。
了解です、まぁ委員会活動停止とか言われても困りますし」

はははと、頭をかいてごまかす様に乾いた笑いを響かせる。

「幻想生物…ドラゴンとか、でしたっけ?」

暁 名無 > 「名前を知ったらそれがどういうものか調べる。
 学びのスタートラインみたいなもんだな、ちなみに星に限った話でもないぞ?」

今後の勉学の取っ掛かりにでもなってくれれば良いんだが……まあ、それは八坂次第だろう。

「それでもお前、最低限の礼儀作法ってもんがあるだろ……
 いや、語尾にですます付けるだけでそんな変にならねえからな?」

え、もしかして日本語圏外で生活してたとかか?
それなら分からなくも無いが、普通に話してる分にはちゃんと日本語圏で育った感じがするし……
というか言葉遣いなんて周りが使ってたりするのを聞いて覚えるもんだと思うんだが。それで何で変になるんだ……?
……わからない。ちょっと俺にはわからない。
学習能力とか、そういう話以前の問題になってくる気がする。

「聞いて覚える類は大抵動きながらでも出来るだろ。
 体動かす事に特別集中を要するなら難しいだろうが、別にそういうわけでもないんだろ?
 はぁー……他の先生方の苦労が察せられるわ。」

大変だよなあ教員って。特に必須科目の担当をしなきゃならない場合。
ドマイナーな選択科目で良かった。ホント良かった。

「そう、ドラゴンとか。
 分かりやすく言えばドラゴンがどういう所に住んで、何時に起きたり寝たりするのかとか、
 何をどれだけ食べるのかとか、そういう事を研究する学問だな。」

八坂 良彦 > 「あぁ、なんとなくわかる…知らない技とか見ると知りたくなる感じですね。
うーん、色々見てしれば気になる事が増えて、知るとする…そういう流れですか」

気になる事は最低限調べるけど、それが勉強につながるのかと、何やら納得している。
思考はかなり単純らしい。

「いやぁ…なんか、丁寧語とか微妙に苦手でして。
正確には、ですますつけようとすると、何故か緊張して…くるんですよ」

自分でも微妙に判って無いらしく、考えてしゃべら無いとため口になる感じらしく。
小さいころ何かあったのかもしれない。

「んー…あぁ、携帯端末とかからイヤホンとかに流して。
寧ろ、鍛錬中にする動きは基本無意識で出るレベルになってます、ね…わざと動き確かめるのにゆっくりすることもありますけど」

先生の苦労のあたりは、すまなそうな顔で、横を向いて居たり。

「はぁ、そう言う学問もあるんで、すね…普通の教科より、そっちの方が知ってみたいかも、です」

何気に目が爛々と輝いていたりする、

暁 名無 > 「まあ、そんなとこだ。勉強ったって特殊な事をしてるわけじゃない。
 何かを覚える、身に着けるってのはどんな事でも根っこの流れは同じもんさ。」

知って調べてより詳しく知って、そこから自分で扱えるように洗練する。
あとは興味を持てるか否か、それだけの違いでしかない。
まあ、分かってて出来るかどうかはまた別問題だけど。

「多少変になってもですます付けときゃ良いんだよ。
 緊張する事なんてねーんだ、もし緊張してしょうがないっていうなら、“何故か”の部分を自分なりに考えて理由を見つけてみろ。」

そうすれば多少はマシになるもんだろう。
しかし、何で緊張するんかねえ……俺が学生の頃なんてめっちゃ雑な丁寧語使って気にもしてなかったけども。

「英語のリスニングなんかはそもそもリスニングって言うくらいだから、聞くことがメインだしな。
 ほら、鍛錬の動きだって最初から無意識で出来たわけじゃないだろ?それと同じだ、勉強も。」

反復して身に着けてくものだから、こればかりは自分でやらないとどうしようもない。
ただ仕組みが分かってれば出来ない事でも無い……と思う。

「あるよ。あるが危険と責任は他の比じゃない。
 一つ間違えば自分以外にも被害が出るかもしれない。だからまあ……最初は徹底的に座学で基礎知識を叩きこむけどな。」

俺の時は。……今は担当が違うから細かい違いはあると思うが。
おおまかな流れは同じはずだ。フィールドワークに出るのは、座学で好成績が残せたら、だ。

「興味を持って貰えるのは嬉しいが、八坂の場合は他の教科で赤点ギリギリの状況を何とかしてから、だな。」

八坂 良彦 > 「うーん、そういう風に言われると、技を覚える時に似てる感じです、ね。
技も知ってる人のを見て、聞けるなら聞いて、覚えて、アレンジするんですし」

判りやすく言って貰うと判った気がする。
あとは、その気づきを忘れないように、携帯端末にメモしておく様子。

「うーん、判りました。
そうですね、んー…とりあえず、後でかんがえてみるす」

言われ、素直にうなずいて、少し考えてから、今考える感じでも無いなと思ったのか、後でといって頬をかく。

「あぁそういうのなら何度も聞いて覚えるから、鍛錬と同時にできると、なるほど。
まぁ、覚えるまでは延々と同じことくりかえしですね、確かに」

なるほどと、頷いて、やってみようと呟く。

「あぁ、はい…流石に誰かに危険が及ぶのはまずいですね。
何事も基礎が大事と…座学は、苦手ですけど…ははは、確かに赤点ぎりぎりで基礎教科いがい勉強してたら、何してるんだって絶対おこられますし」

だはーと、そりゃそうだと納得した様子。

暁 名無 > 「そりゃあ、どちらも覚えるって事は同じだしな。
 アプローチの仕方が多少違っても、やる事は然程変わらんさ。」

メモを取る八坂の姿を見て、何だか我ながら教師っぽい事を言ってる気になってくる。
実際教師として……まあ予備軍だけど、学園に雇われている身だからそうでないといけないのは分かってるんだが……。

「ま、ちょっとずつ身に着けてきゃ良いんだ。
 鍛錬なんてする身なんだから、何か武道かその辺齧ってるんだろ?それなら礼儀作法は最低限覚えないとな。」

からからと笑いながら頷く。まあ、本当に考えるかどうかは八坂次第なわけだが。
後々無駄にはならないだろうから、今のうちに考えておいて貰えれば御の字だ。

「……あとは分からないところは放っとかないで、早めに先生に聞くんだぞ。
 その為に居るんだからよ、先生なんてのは。仕事の内さ。」

さてと、と冷めた缶コーヒーを一気に飲み干して俺はベンチから腰を上げる。
そろそろ帰って飯の支度とか明日の準備しねえとだ。

「それと、言われるまでもない事かもしれんが、八坂も風紀委員って看板を背負ってることを忘れんなよ?
 お前さんの行動が、そのまま風紀の行動として見做されることもあるんだからな?
 赤点ギリギリでも風紀委員なれるんだ、ならまだしも風紀委員は赤点取る奴の集まりだ、なんて思われるのは良くないだろ?」

頑張んなさいよ、と軽い調子で声を掛ける。
現状を重く見るか軽く見るか、それもまた八坂次第だけども。

「じゃ、俺はそろそろ帰ろうかね。
 お前も、ランニングの途中だったんだろ?汗が冷える前に再開しとけ。んで遅くなる前に帰るんだぞ。」

八坂 良彦 > 「ふむふむ…確かに覚えるっていう行為はおなじ、ですね。
基本は同じ感じと…うん」

色々と書いていきながら、細かく頷いている。

「はい、少しずつでも。
あぁ、やってますね…、学園でも合気道部とか入ってますし、その時はあんま喋らないで、礼とかはきちんとしてるかんじ、です。
あとは、家に昔から伝わってるのを…そっちは、今は習う相手いないんで、自力で昔の書物とか読んでもらったりして覚えていってます」

少しずつ進める事にはなんら違和感を覚えてないらしい。

「今までは、わかない所が判らなかった所あるんで。
今度詳しく聞いてみます」

素直にうなずいて。立ち上がるのを見て。携帯端末で時間を確認する。

「了解です、たしかに他の風紀委員も色々言われるのはまずいですね」

忠告をきこながr、確かにそうだと頭をかいて。

「はい、色々お話ありでした。
このまま寮に向かうう事にします、おやすみなさい、先生」

暁 名無 > 「ま、やる事は多々あれどあと二年は学生やってんだろ?
 時間はまだまだあるんだから、卒業までに完璧……とはいかなくとも、何処に出しても恥ずかしくない人間にはなっとかねーとな?」

空になった缶をゴミ箱へと放り込んで、大きく体を伸ばす。
んー、寒い所為か節々が軋む。今夜は温かい麺類にでもするか。

「おう、おやすみ八坂。
 試験が終わったら春休みの間に勉強についてとか色々考えてみると良い。」

それじゃーな、と手を振って、俺は公園を後にしたのだった。

ご案内:「常世公園」から暁 名無さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から八坂 良彦さんが去りました。