2022/08/01 のログ
ご案内:「常世公園」にレナードさんが現れました。
■ミア > 夜が暮れる。公園の入り口近くの花屋さんが閉まるから20時にゃ。
「そろそろ"ほんちょー"に報告して帰るかにゃ」
チビっ子とじゃれたりしたけどこれはぱとろーる。お仕事にゃ。
お給金まで貰っておいてサボるにゃんて言語道断。
まぁ散歩気分なんだけどにゃ。
生真面目で賢い長靴を履いた猫と同じようにはいかないもんにゃ。
「今日の夕飯は何かにゃー」
魚が良いにゃ。
骨が無いと尚良しにゃ。お箸はまだうまく使えにゃいしにゃ。
■レナード > 「………ん」
猫耳の少女が公園でたむろしているのが見えた。
ここの公園にはたまにふらりと寄るけれど、それにしては見ない顔だなと立ち入る前に目を細める。
最近やってきたやつかなと思いながら、遠慮する立場じゃないのですたすたと足を踏み入れよう。
「おめー、この辺りじゃみねー顔だし。
最近縄張りを広げにきたとか、その類なわけ?」
ひとまず声をかけてみる。
相手は自分よりわずかに小さいし、ビビるわけにはいかない。
いつの間にかここの所有権を主張されると、それはそれで困るので。
■ミア > 「んにゃ」
足音が聴こえてピコリと耳が動くにゃ。
「ナワバリって言うか巡回るーとって奴だにゃ。
ふーきいいんの見回り、ぱとろーる中にゃ」
言いつつポケットの中から腕章を取り出すにゃ。
堅苦しい制服は嫌にゃと駄々をこねていたらとりあえずこれだけ付けておくように言われた奴だにゃ。
あれ、付けておくように言われて……まぁほんちょーに帰るまでにつければヨシにゃ。
「ワタシは最近ここに来たばっかりだしにゃ。新入りみたいなもんにゃ。
気が付いたらこの島に居たし記憶もにゃいから最近来たっていうのも多分だけどにゃ」
遅い時間といってもチビっ子たちと違って分別が付いてるヒトだろうにゃ。
勝手にタカを括ってみるけど、そうだにゃ。ヒトとなりより気になるのは……
――ゴツいにゃ。なんにゃあのごーぐる。
■レナード > 「……へえ?」
巡回るーと、パトロール、そしてふーきいいん…彼女の使う言葉は虚偽のそれには思えない。
これが騙りなら、もっとぼろの出ない言い回しをするだろう。
その風紀委員という立場を訝しむ反面、ならず者でなさそうな辺りで安堵の吐息。
「まあ、ここを住まいとする!とか抜かすような奴じゃなさそうなのはわかったけど…
ふーん……なに、おめー風紀委員なわけ?」
じろじろと、腕章をしててもつい不躾な視線を向けてしまう。
自分も一時期立場を偽った上で風紀委員に身を置いてはいたが、こんな少女についてみたことはなかった。
尤も抜けて結構経つから、その後に入ってきたことも想像できるわけだが。
それにしても、ならず者と戦うに不安の残りそうな見た目をしていたもので、つい疑ってしまうのだ。
…そんな自分が彼女からどういう風に見られているかなんて、意識の外のことだろう。
■ミア > 「そう! 寧ろここを住まいにする奴がいたら報告しなきゃいけにゃい立場にゃ。
まぁ入りたての使い走りみたいなものなんだけどにゃ」
具体的にそんにゃヒトが居たとしてどう対処したもんかとは思うけどにゃ。
ちょっと疑われたみたいだったけど、まぁ信じてくれたのかにゃ。
「まぁ、もしかしたら公園が住処だったのかもしれないけどにゃ。
ここの裏なんて暗くて細い道ばっかりで落ち着くにゃ。」
猫の道とか言う奴だにゃ。人が通るようなところじゃにゃいが。
夜の公園、それも舗装されていない所を歩くのは存外落ち着く物にゃ。
「それで、おにーさんはこんな時間に何してるにゃ。
ご同行にゃら制服と腕章を付けてるはずにゃ」
ワタシも付けて無かったけどにゃ。
そんな事忘れたにゃ。猫に長期記憶を求めないで欲しいにゃ。
■レナード > 「僕?僕も散歩。
まあ、ここに寄ったのはそこの水道に用があったんだけど。」
人差し指で、水道のある方角を指す。
散歩の途中で喉の渇きを覚えたくらいに、ふらりと寄るのが決まり事なのだ。
ただで安全な水が飲める場所は貴重である。だから、ここの所有権を警戒したのだろう。
「そしたら、見ないツラがいたからふらーっと来たってわけ。
ま、心配する程でもなかったみてーだけど。」
さて、そんな自分の立場をどう説明するか…
少年はうむむと唸って、息を吐く。
「僕はー……うーん、そうだなあ。
風紀委員、だったし。今は違うから、腕章も制服もねーけど。」
それは本当のことだから。素直にそう答えておく。
偽名で登録した都合上、自分の名前は当時の名簿にないけれど、
それでも活動したのは自分なので、自分事としてものは言える。
…彼女のように、治安のいいところを回る仕事ではなかったが。
「おめーはパトロールするようになって、浅いわけ?
……あぶないとことか、行ってねーわけ?」
だから、気になった。
そんなならず者のたむろする場所を、巡ったりはしていないかが。
■ミア >
「にゃんだ、水かにゃ」
水。水道捻ったら出てくるあれだにゃ。
学園なりほんちょーなり、それこそ大概の施設で飲める物があると思うけどにゃ。
まぁ、近場に飲めるところがあればそこで済ます物かにゃ。
「でもここのだとぬるくないかにゃ……?
あ、君も飲むかにゃ?」
こっちのが冷たいにゃ。
言いつつ腰に巻くタイプのポーチの中から取り出すのはペットボトルにゃ
それ自体は普通に買ってきた奴にゃんだが、ポーチが凄いのにゃ。
中の者が冷えるのにゃ。仕組みはさっぱりだけどにゃ。
「風紀委員だった……って事は先輩だにゃ。
んにゃ、元先輩? 学生なら先輩のままで良いのかにゃ?」
分からないにゃ。
色んな人が色んな目的で生きてどこぞに所属しているからにゃ。
それこそワタシも食い扶持が見つかったらどこかにトンズラするかもしれないしにゃ。
「浅いもにゃにも初めてにゃ。危ない所っていうと……あっちかにゃ?
そっちは私の担当外にゃ」
指をさすのは生まれ育ちの歓楽街の方角。んにゃ、まぁ拾われただけで生まれ育った記憶はにゃいんだけどにゃ。
物騒な場所はダメにゃ。加減を知らにゃい奴にはまかせられにゃいんだとか。
■レナード > 「………そっか。
先輩………、先輩……かぁ。
先輩でいいし。そっちの方がオトナな感じするし。」
担当外。
そう聞くと、不思議とほっとする。
あっちと口にする辺り、どこのことかも分かっていそうで、
本当にそちらに回される人員でないことを、ようやっと理解できた。
それはさておき、先輩という響き、悪くない。
年上だったり上の立場だったり、そんな魅力的な響きについ自尊心をくすぐられた。
「……あ。ありがと。
それならありがたく貰っておくし。」
そんな折、ペットボトルを差し出される。
確かにこんな時期の水道の水は、温いどころか熱湯だ。
多少待てば冷たい水がでるものだが、そもそも蛇口も熱いわけで触る気があまり起きない。
初対面とはいえこれくらいのもてなしを受けたところで、罰は当たるまいと、素直に受け取って。
「…んく、ん、ん………
やけに冷たいじゃん、これ。
ひえっひえのを買ってきて、間もないやつなわけ?」
蓋を開け、ぐびぐび。結構遠慮しない。
そして、その冷え具合に関心もする。
まさか買ってすぐのを貰っちゃったかな、なんて勘違いするくらいに。
■ミア > 「んにゃ。オトナかどうかはわからにゃいけど気に入ったならそれで行くにゃ」
先輩が増えたにゃ。って名前を聞かないとマズいにゃ。
自分の記憶力の無さには自信があるからにゃ、固有の名前で聞いておかないとしっかり忘却の彼方にゃ。
「ん、そういえばワタシも名乗っても無かったにゃ?
私はミアにゃ」
んみゃんみゃ言ってたら何時の間にかそう呼ばれてたにゃ。
先輩は何て名前にゃ?
そう言いながらペットボトルを飲む先輩をにゃがめつつ。
「……? んにゃ、冷えてるのはこのポーチのおかげにゃ!」
蓋も空いてたはずにゃと、キャップを捻るような仕草をしながら
腰を捻ってお尻側にあるポーチを見せつけるにゃ。
おさがりだから値段とかは知らにゃいけど良い物なんじゃないかにゃ?
■レナード > 一度、飲むのをやめる。
名を教えてもらったのだ。こちらも返さないと失礼だろう。
ただ、少年は少しだけ躊躇うように。
「ミア、ね。………あー」
元風紀委員、その言葉に嘘はない。
だが、登録自体は偽名だったもので、過去の名簿にない。
自分がここで名を告げると、後で調べられたりしないだろうかと、少年は一抹の不安を覚えたのだ。
とはいえ、元なんだしそこまでやらないだろう、と楽観する。
その間の僅かな逡巡を終えて、一つ咳払い。
「僕は、レナード。ミアって名前は覚えといてやるし。
くふふん。先輩かあ……いいじゃん、先輩。」
そんな言葉の響きに何故か満足そうにしていると、彼女は身体を捻ってポーチを見せてくれる。
魔道具の類だろうか。そういうものに、特に今は興味津々なもので。
「ふーん?ポーチのお陰なわけ。
なになに、そういう魔法の加護とか受けたやつとか?
へー……いいじゃん、そういうの。
目的は違うけどそういう不思議な道具、興味あるんだし。」
目線を合わせるように、自らしゃがんで右から左からポーチを見やる。
…女の子のお尻のあたりをじろじろと見つめるその様子は、第三者からどう見えるものか、少年は思い至らないようだ。
■ミア > 「レナード、レナード先輩。覚えたにゃ!」
覚えたにゃ。
ワタシの面倒を見てくれた風紀委員達が一番信用していない言葉にゃ。
ただヒトの顔と名前くらいはイケるにゃ。—―多分にゃ。
「そうにゃ!魔道具って言ってたにゃ。
買ったけど使ってないからって委員の子がくれたのにゃ。
レナード先輩も何か欲しいのかにゃ?」
しゃがんで見る程に興味を持つとは思ってなかったにゃ。
別に見られたってポーチが使えなくなるわけじゃないからにゃ。
尻尾にでも触らなければオールフリーにゃ。
「留めてるゴムバンドとかは普通の物らしいけどにゃ。
まぁ、ワタシにはこの辺りのギジュツとマホウの差は分からないにゃ」
ぐにーッとポーチを留めてるバンドを引っ張って。
指を離すとパチンって音が鳴る。音の割に痛かったりはしないけどにゃ。
■レナード > 「欲しいもの、あるし。
このゴーグルに代わる眼鏡が欲しいんだし。
探してんだけど見つかんねーの」
そこで出てきた、ゴーグルの話。
初見の皆々様からすれば奇抜な要素に見えるそれだが、
もう本人からすれば慣れたものらしい。
だが、それはそれとして、代えを探していることに変わりなく。
「いいなー、こういう魔道具。
こういう時に欲しいなって思っても、いざ買い物に行くと使わないなーって思い直して結局買わねーんだし。」
便利なのはわかるけど、それを自覚するのは恩恵を受けたときくらい。
買い物に行った折に見つけても、当然値の張るものなわけで、その場の考えで買うには少し手が届かない。
なんだかんだ、ものぐさなのだ。
「…………。
にしても、おめーはやっぱ猫なわけ?尻尾がぴょこぴょこしてるし。」
ポーチの傍で、揺れてるだろうその尻尾。
手を伸ばして触ろうとしたわけではないが、ポーチに次いで目線はそちらに。
■ミア > 「ごーぐる代わりの眼鏡……。
それ、おしゃれで着けてるじゃにゃかったのにゃ」
それか日差し除けみたいな物かと思ったにゃ。
とはいえ魔道具となると門外漢にゃ。いや門外猫かにゃ?
「んにゃ、こればっかりは買った本人じゃないからにゃんとも言い難いにゃ。
ワタシは便利に使ってけど、結局買った本人は要らなかったわけだしにゃ」
くれる物は貰っておくに限るにゃ。一緒に貰った衣食住なんてワタシ個人じゃ買えるものでもないにゃ。
戸籍とやらも、にゃ。
「んにゃー、そこはワタシも分からないんにゃ。
普通の猫がこうじゃにゃいのは知ってるけどにゃ。
ただまぁ、猫の獣人ですかねって委員会の人が言ってたから
ワタシもそこに乗っかってるのにゃ」
曖昧なのにゃ。記憶も出自も存在も。
猫あれるぎーの人が触れても症状が出なかったらしいから厳密には別のモノなのかもしれにゃいけど。
■レナード > 「……む。
あー、そうだし。これ、伊達や酔狂じゃねーし。
できればさっさと交換したいけど、代えがねーんだし。
僕の眼、ちょっと特殊なんで……これで抑えとかないと、見なくていいもんまで見ちゃうんで。」
ここまで喋ってしまったのだから、背景を話すことにした。
お洒落でつけてるとまで思われているのなら、そんな誤解は早急に解消したい意図もある。
見なくていいもんを見ないようにするため、と、今はそうぼかしておくことにして。
「元からが貰いものなわけ?うらやましー話だし。
ま、そうやって使いたい人の下に巡るのならいいことだし。」
普通に買えば、如何ばかりだろうかなとか、ちょっと下世話に考えてもみる。
学生とはいえ贅沢できる身分ではとてもないわけで。
「……ふーん?
猫の獣人かって言われたら、確かにそれっぽく見えるし。
…逆に、それ以外の何かと言われてもわかんねーし。
いいんじゃない?それっぽくて。てきとーにいなすくらいが生きやすいし。
それで、誰も困らなきゃ万々歳だし。」
そんなことを口にする一方で、それくらい他人の違いに寛容になれたらいいなと、少年はぼんやり羨んだ。
流石にその尻尾に触れたりはしないけれど、その先っぽの行く末をゴーグル越しの視線が追ったりして。
「……なんだかんだで結構時間過ごしちまったし。」
ふと気づけば、もう日もとっぷり暮れたころ。
喉の渇きも貰ったペットボトルで潤ったし、最低限の用は済ませられたわけで。
「そろそろ、僕は行こうかと思うし。
僕の眼についてはー……まあ、次会えたら教えてやらんこともねーし。」
■ミア > 「見なくていい物……かにゃ?」
特殊、まぁ普通じゃないって事だにゃ。
基準にゃんて忘れたから宇宙の真理が見えますって言われても驚かないにゃ。
「二時間くらい前に買って飲んだっきりでこれだからにゃ。
外に出にゃいお仕事の子だと普通のマグカップの方が必要だったって事にゃ」
適材適所、って奴かにゃ。ちょっと違う気もするけどにゃ。
贈り物の値段は知らにゃい方が互いの為。そんな不可侵の条約があるから相場は不明にゃ。
まぁさっき作った条約なんだけどにゃ。
「そーそー。テキトーなくらいが調度良いのにゃ。
自分は何者かなんて考えても答えにゃんてでにゃいからにゃー」
考える事に意味が無いとは言わにゃいけどにゃ。
「んにゃ! ワタシも暫くはこの辺りの担当から変わったりしないと思うし
また会った時の楽しみにしておくにゃ」
言いつつ、去るのであればその背中に手を振るにゃ。
万国共通、お別れの挨拶にゃ。
さよならとかまたねとか、言葉よりよっぽど便利なもんにゃ。
■レナード > 「んむんむ。縁があればまた会えるし。
その時に教えてやるし。覚えてれば」
そこはかとなく不安が残る。記憶力は一般的と思いたい。
尤も彼の瞳はそんな壮大なスケールの代物ではなく、
見たもののプライバシーを蔑ろにする類のものなので、おいそれと教えてよいものではないのだけれど。
「外を出歩くおめーなら、有効活用できたってわけ。
……世の中うまくできてやがるし。
僕にも代えの眼鏡がさっさと見つからねーかな……」
物にも縁が宿るのだろうか。
ならば今の自分の立場は悲しくなってくる類のものだろう。
だからといって、諦めるつもりはないのだが、こうして愚痴の一つ零したくもなるらしい。
「自分とは何者か、だなんてそんなこと考える暇があるくらいなら、
今日と明日の飯の心配した方がよほど有益だし。
てきとーに済ませられるんなら、てきとーでいいんだし」
差し迫った事情を解決する方がきっと優先されてしかるべきだと、少年は主張する。
そんな哲学的なことで、おなかは膨れないので。
「僕もここにはふらふらっと来るから、また近いうちに会えたりするんじゃないかな。
ま、その時は声の一つかけてやるし。それじゃ、また。」
ひらひら、と手を振りながら、少年は公園から去っていった。
貰ったペットボトルの水をちゃっかり飲みながら。
ご案内:「常世公園」からミアさんが去りました。
ご案内:「常世公園」からレナードさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に笹貫流石さんが現れました。
■笹貫流石 > 「――ちくしょう、そろそろ休暇取らせて貰うぞほんと~に…!」
ボヤく声は静かな公園にひっそりと響く。ベンチの上で酔っ払いみたいに寝転がりながら。
今日も今日とて、クソ暑い中を無秩序な連中の監視やら何やらで飛び回るお仕事だった。
別に超人じみた体力や持久力は無いので、すっかりぐったりした様子でベンチでグダるしかないのが悲しい所。
「…一級のお三方が省かれてるだけまーだマシ…いや、マシじゃねぇな…独りじゃ無理あるわどう考えても…。」
そろそろうちも監視対象指定解除してくれないですかね?駄目ですか、そうですか。
寝転がったまま、疲れ切ったノロノロとした仕草でスマホを弄りながら耳にイヤホンを突っ込む。
お気に入りローテーションの曲を垂れ流しにしながら、糸目を薄っすらと開いて空を見上げる。
「…あーー、空はいいよなぁ。【死の気配】がほぼ見えねーし…。」
■笹貫流石 > 流石に、お空にも死の気配がびんびんだったら地味に精神がちょっとダメージがデカいかもしれない。
目を開いてもそういうものが見えない、というのは矢張り安心感が違う。
「…お、そういや確かライブあったような…あっちこっち駆けずり回ってて見に行けなかったんだよなぁ。」
スマホへと顔を戻してポチポチと操作。お、誰かが拡散してたのか?どれどれ――…
「………って、何で廬山の旦那が歌ってんねん!?」
思わずがばぁっ!と、起き上がりうっかり両目は開きっぱなしで画面を凝視する。
……うん、間違いない。何か監視役さんもばっちり見える気がするけどそれはそれとして。
「…お、おおぅ…思わず驚いて飛び起きちまったが…。」
くらくらしたのか、バターン!と上半身を倒して再びベンチに寝転がる少年。
改めて落ち着いて映像を眺めてみるが、…あれ、結構いいんじゃね?これ。