2022/10/18 のログ
ご案内:「常世公園」に角鹿建悟さんが現れました。
■角鹿建悟 > 今日も一日、生活委員会の一員として日中は学業や委員会の活動に従事。
放課後から夜までは個人で行っている修復業であちこち回る生活は変わらない。
時刻はまだ深夜には早いが、それに近い時間帯…常世公園の一角にあるベンチに彼は居た。
「……流石に少し疲れたな……体力が落ちたか…?」
そう、片手に缶コーヒーを持ちながら茫洋とした表情でぽつり、と呟いて。
実際は、むしろオーバーワークと言えるのだが、それが『当たり前』の少年は感覚が麻痺気味だ。
『直す』仕事に終わりは無く、更に落第街の方面にも進んで出向いているので多忙ではある。
(…仕事が途切れるのに比べたらマシではあるが)
完全に仕事中毒(ワーカーホリック)的な感覚思考だが、それが染み付いてしまっている。
これでも、以前に比べたら仕事の量は減らしているし体調管理も最低限はしているのだ。
「…そういえば、北上にライブというのに誘われていたが…。」
正直、そういうのはあまり詳しくないのでいまいちピンと来ていない。
個人的にどういうのかザッと調べてみたので大まかには理解はしている。
ふと、最近常世渋谷の一角を中心に出回っている謎のチラシの事を思い出した。
(…確か何処かで電波ジャックもあったという話だが…)
仕事最優先な思考の為か、世間の流行や話題にはいまいち疎いのである。
■角鹿建悟 > ちなみに、そのチラシではあるが生活委員会の同僚が拾ったのを軽く見せて貰った程度だ。
なので、詳細は覚えていない。ハロウィンがどうの、という曖昧な記憶しかない。
(…そもそも、ハロウィンと言われてもピンと来ないんだが。)
何せ、正月やクリスマスやバレンタインデーやら、そういう年間行事にも疎い。
生活の大半が『直す』事に費やされ”過ぎた”弊害でもあろうか。
以前に比べて、ある程度は周りを見る余裕も出来たとはいえ、人間簡単に生活は変わらない。
それなりに改善はされたかもしれないが、根本的な所はまだまだ変われていない。
根深いといえば根深いのもあり、彼自身の今の意識改革程度ではまだまだだろう。
「……趣味や娯楽方面にも関心を持て、とか前に言われた事もあったか。」
生活委員会の同寮たちから、そんなアドバイスを受けた気もするのだけれど。
矢張りどうにもピンと来ない――本当に、年頃の少年とは思えない無味乾燥っぷりだ。
「……自己を省みる…と、いうのは難しいもんなんだな…。」
何時かこれも指摘された事だが、それがかなりの難題だという事を改めて思う。
時々、缶を口元に運びながら銀の双眸は夜の公園をぼんやりと眺めており。