住宅街の南側にある広い浜辺。釣りや海水浴が可能である。
夏の海水浴シーズンになると海の家などが設けられて海水浴を楽しむ住民の姿も見られる。
桟橋や灯台などの施設もこの浜辺にある。

また、海には海底遺跡などの遺跡群も存在する。

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Time:09:54:06 更新


ご案内:「浜辺」からシャンティさんが去りました。 (07/17-01:09:18)
ご案内:「浜辺」から杉本久遠さんが去りました。 (07/17-01:08:21)
シャンティ > 「ふふ……聞く、より……見る、方が……お好み、だった、り……? なん、て」


女はくすくすと笑いながら本気で思ってはいなさそうに、言葉を継いだ。仮に、本当にされたとして……別段、気にすることもないのだが。


「ふふ――がん、ばって……ね?」


愛情
男はそういった。その感情は……

「The uncertain glory of an April Day。ふふ……さき、は……長い、かも……しれ、ない……わ、ねぇ……」

それを口にして――ほんの一瞬、同じものを語った別の言葉が浮かび……小さく首を振った。


「そう、ねぇ……私、は……暑さ、は……平気、だけ、れど……で、も……時間、とし、ては……頃合い、かも……しれ、ない、わ……ね?」

差し出された手を取る。

「さ、て……どこ、へ……エスコート、して……もら、える、の……かし、らぁ……?」

女性を誘うようなお店なのか、それともファミリー向けの当たり障りのないお店か。はたまた別の選択か。何をどう選ばれるのか。あえて、聞かず、読まず。引かれるままに行くのも面白いだろう。何を選ぶにしても、過程や意図を考えるだけで楽しめそうだ。


「……求め、ず……して、えられ、る……ね。さて、どう、かし……ら」

小さく呟き引かれるままに女は歩みを進めた
(07/17-00:58:26)
杉本久遠 >  
「いやいやいや」

 一体何が聞けてしまうのかと、気にならないわけではないが。
 そんな、想う相手のプライバシーにまで干渉しようとまでは考えられない。
 出来てしまう異能があるからこそ、余計にだ。

「――たはは、その『好き』に愛情を持ってもらえるように頑張らないとだなあ」

 彼女の口から零れる、思案するような声を聴き流しつつ。
 そんな、ちょっとした目標を持って答える。

「それは、な。
 ――けど、今日はこれくらいだな」

 よ、っと立ち上がり、彼女に手を差し出す。

「さすがにここは日差しが強い。
 どこかで、ティータイムにでもしないか?」

 そういって、何気なく、一緒に過ごす時間に誘うのだった。
 
(07/17-00:37:00)
シャンティ > 「あ、らぁ……遠慮、しな、くて、も……いい、の、よぉ……? ひょっと、した、ら……す、ごぉ、い……もの、聞け、ちゃう、か、も……?」

顔をわずか寄せ、元々大きくはない声を潜め囁くように唆すように言葉を紡ぐ。その対象が自分であろうとも、気にしないかのように。

「す、てき――そ、う」

男の飾らない素直な言葉に、ほんのすこし言葉を飲む。まるで意外なものを聞いたかのように。やや、思案するように動きを止め……


「……そ、う。私、に……興味、を……持って、ほしい、か、ら……?」


続いた言葉を、反芻するように繰り返す。


「そ、う……そう、いう……」

頃合い、なのだろうか。女の頭に、そんな言葉がよぎる。自分が思い描いた、ある種の企み。それを紐解くときは――

「……いい、ぇ……」

ぽつ、と言葉が漏れ。何事もなかったかのように男に向き直る。


「……ふふ。そう、ね……たし、か……に。興味、深い……人、は……好き、よ。」

眼の前の男の抱く、”それ”は。一時的に噴き上げる火山のような激情とは異なるが。確かに存在感のある気持ち。読んでいて、女がどこか不思議な面白さを感じるのは確かであった。


「で、も……空、を……泳ぐ、のは……かわら、ず……ね?」

くすり、と笑った
(07/17-00:25:30)
杉本久遠 >  
「いやっ、次はない、ないからな?
 いやその、うっかりなにか聞く事はないとは言えんが」

 まあ、一緒に過ごす時間が出来れば、その時間が増えるほど、偶然の確率だってあがるだろう。
 とはいえ、今回盗み聞きをしたのは事実のため、苦笑いを浮かべるしかないのだが。

「――言いたくもなるさ。
 君は本当に素敵な女性だと、思っているからな」

 女性として意識するのがどういう事なのか、少しずつわかってきたとも言えるのだろうか。
 ただ、自分が想うだけでなく、自分の事も想ってほしい、とまで強欲にならないのは、まだまだ恋愛に未熟な証拠かもしれない。

「ん?
 ああ――」

 小さな、零れ出た言葉。

「――変わるさ。
 君と一緒に居たいからな」

 そう、はっきりと言葉にして。

「成長のない人間に、君は興味を持ってはくれないだろう?」

 なんて、どこか確信がありそうに訊き返した。
 
(07/17-00:01:17)
シャンティ > 「ま、ぁ……いい、わ。Peeping Tom、に……気を、まわ、さな、かった……のは、私……だ、し? 聞か、れて……困る、ほどの……こと、でも……なか、った、し……」

実際、女が多少気を抜いていたのは事実である。そのうえで――聞かれても当たり障りのない内容であったのもまた事実である。余計なことを口に出さなかったのは僥倖と言えよう。


「それ、に……久遠、が……意外、と……やら、し……かった、の、は……新鮮、だ、もの。つぎ、は……なにを、きかれ、ちゃう、の……かし、らぁ……?」

女はくすくすといつものような笑いを浮かべて見せる。


「あら、あら……言う、よう、に……な、った……わ、ねぇ……久遠?」

傍から聞けば、歯の浮くようなセリフか。はたまた惚気かと羨まれるセリフか。どちらかといえば朴念仁に分類される男から漏れ出たそれは、いささか珍しいといえば珍しいものであった。


「……あなた、も……変わ、った、の……かし、ら……ね、ぇ」

ぽつり、と小さく小さく……吐息のような言葉が漏れ出た
(07/16-23:45:48)
杉本久遠 >  
「うむ、たまたま時間が出来てな――んぉ」

 盗み聞き、と言われてしまえばそれまで。
 実際、本来は聞こえない距離で言葉を聞いたのだから、百点満点の盗み聞きだ。

「それは、その、すまん。
 君の事になると、どうにも気になり過ぎてしまって――今後は気を付けるな」

 頭をぽりぽりと掻いて、申し訳なさそうに背中を丸めて頭を下げた。

「はは、それは嬉しい言葉だなあ。
 オレにとっても、この季節は空を想ってしまう季節だからな。
 だが、まあ――」

 話しながら浮力を落として、着水し、ブーツを濡らしながら砂浜の上にどすん、と腰を落とした。

「君に出会ってからは、君を想う季節にもなった。
 いや、まあ――年中想ってると言えばそうなんだが、たはは」

 そう、少しの照れを感じながら言葉に出来るようになった辺り、彼女をしっかりと『女性』として『恋人』として意識するようになってきたのかもしれない。
 朴念仁にしては、少しは進歩したという事だろうか。
 
(07/16-23:29:33)
シャンティ > 「……」

それは女のある種の油断だったのかもしれない。少なくとも、女の『読める』範囲にはあったはずである。それでも、直前まで男の存在に気づいてはいなかった。わずか、女の心が揺れる。


「あら……久遠……? 泳い、で……いた、の……ね。」

それでも気づいてから読み取れたこと、状況から女は大体のことを察する。いわば「行間を読む」行為である。


「それ、に……して、もぉ……女の、つぶ、やきを……盗み、聞き、だ……なん、て――いつ、から……そん、な……いや、らし、く……なった、の……かし、ら……ね、ぇ?」


くすくすと、女は笑って見せる。まるで何事もなかったかのように。そして、なんでもなかったかのように。


「私、に……ね?」

自分にあう季節、と言われ女は少し首を傾げる。この肌のことだろうか。それは正しいといえば正しいのだろうか。

「私、と……して、は……そう、ね。競技、的、には……そう、でも……ない、の、でしょう、けれ、ど……空、を……泳ぐ、季節、の……よう、に……思って、いる、わ?」
(07/16-23:11:10)
杉本久遠 >  
「どうしたものかって思うのは――」

 頭上から滑らかに垂直降下し、波打ち際の彼女の前に降りて来よう。
 水面ギリギリまで空から降りた足元には、小さな波紋が広がった。

「君もなにか、変わろうとしてるからかもしれないな!」

 空を泳いでいたら、遠くに見えた姿。
 そして、異能の力で聞こえた小さな呟き。
 真っすぐに彼女の元へ駆けつる理由には十分だった。
 勿論。
 理由がなくとも、まっ直ぐに泳いできたことだろうが。

「――うん、今年も君に似合う季節が来たなあ」

 日差しを眩しそうに見上げ、彼女に向き直り、太陽にも負けない様な満面の笑顔を、白い歯を出して浮かべるだろう。
 
(07/16-22:58:22)
ご案内:「浜辺」に杉本久遠さんが現れました。 (07/16-22:39:16)
シャンティ > 「……」

ゆっくりと立ち上がり、どことなくぼんやりした様子で波打ち際まで歩みを進める。


「……つめ、たい……わ、ねぇ……」


ヒヤリとした海の水が女の足元を濡らしていく



「……どう、した……もの、かし、ら……ね」
(07/16-22:35:19)
シャンティ > 「……変わ、る、季節……変、わる……場所……変わる……人……」

つぶやくように、謳うように言葉が女の口から漏れ出る。

「……あぁ。人、は……変、わる……の、よ……ねぇ。まだ、楽し、めるの……か、しら……」

虚空を見る虚無の目は何も写さない。


「なん、て……」

小さく吐息のような息をつく


「……どう、した……の、かし、ら……ね、ぇ……私、も……」
(07/16-22:06:09)
シャンティ > 「……夏、ね」

じりじりと じりじりと
強くなってきた日差しが女の肌を刺す。
その熱量を意にも介さないような顔で受け止めながら、女は浜辺に立つ。


「とき、は……巡り……季節、も……巡り……また……ここ、も……騒がし、く……なる、の……かし、ら……ね、え?」


日差しを溜め込み、焼け始めた砂の上に女は腰を下ろした。


「静か、だった……場所、に……人、が……ま、た……戻る……前、も……そう。今年、は……どう、かし、ら……ね」


虚ろな目を虚空に彷徨わせる
(07/16-21:56:46)
ご案内:「浜辺」にシャンティさんが現れました。 (07/16-21:50:11)