2020/07/27 のログ
■金剛 経太郎 > 「介抱って言われても、特に何も出来ないと思うけど。
僕、もやしだから。多分お姉さんを抱えて運ぶってことも出来ないと思うし。」
精々が人を呼んで来るか、海の家で水を買ってきてぶっ掛けるか、が関の山だろう。
そもそも介抱らしい介抱の仕方をさっぱり知らなかったりする。
「はーい。……よく分かんないけど。
うん、なしなし。話が堂々巡りになっちゃう。
……うん、気にしないで……って、うわっ。」
冷たい手で触れられれば驚いて声を上げる。ほんのり熱い頬で柏木へと向き直り。
何すんのさー、と抗議の声を上げるも、浮き輪に載せられたビーチボールめいた胸を見て沈黙した。
■柏木凛 > 「人ぐらいは呼べるだろ?後は日陰を作ってくれてもいいしな。
流石に私を運べって言わねーって」
悪化しないようにしてくれればいいと、少年で出来そうな範囲でいいからと楽しそうに告げ。
やり方は判らなくとも案外どうとでもなるというような口調で。
「今は判んねー方がいいな。マセ餓鬼って呼びたくねーし。
だろ?どうせなら面白い話を聞かせてくれよな。
何って熱がないか確かめただけだってーの」
少し熱い気はするがこの気候なら当たり前かと驚く少年を見詰めて真面目に心配をしているという様子。
向き直り何かを言いかけ沈黙した少年の様子ももう何度目かなので気にせず。
何か面白い事を話せ問いいながらその場で浮き輪に上半身を預けて、少年を中心にゆっくりと回り始めて。
■金剛 経太郎 > 「やっぱりそれくらいだよねえ。
お姉さんが倒れない様にフォローする方がやれることありそう。」
飲み物を渡したりとか、と例を挙げて、そしてそれくらいしか無いな、と閉口した。
案外人に出来る事なんてたかが知れてるんだなあ、としみじみと思い。
「うん、僕も呼ばれたくないし……。
面白い話って言われても、学校のことくらいしか無いよ?
え、あ……うん、ありがとう、凛お姉さん。」
心配してくれている事は伝わった。が、それならもうちょっと身の振り方を考えて貰いたい。
くるくるとその場で回転させられながらも、サングラス越しに視線は浮き輪にのっしりと乗っかった胸へと注がれる。
■柏木凛 > 「倒れないように……?それ採用、それでいこう」
上げられる例にその方がよっぽどいい、名案だと手を打とうとしたが出来ず。
たかが知れていても倒れるよりはよっぽどにいい事だと絶賛。
「だろ?だから砂浜で盛ってる馬鹿みたいに本当になるなよ?
俺は学校行った事ないからな、聞いてみたいな。
俺と経太郎の仲だろ、気にすんなって」
まだ会うのは二回目だが自分の中では少年は友人扱い。なら気を遣うのは当然と笑い。
学校の事でも自分には新鮮で楽しい話が聞けると目を輝かせ、サングラス越しの視線に気が付かないで僅かに身を乗り出して。
■金剛 経太郎 > 「え、それで良いの……?
ならまあ、この後手伝うけど……」
何でも屋のアシスタントと言い張れば通る気がする。
それはそれとして、何気なく言ったことを絶賛されると凄く恥ずかしい。
「はーい。絶対ならなーい。
……学校の話って言っても、授業受けて食堂で昼ご飯食べて……ってくらいだよ?
う、うん。どんな仲なのか僕には分かんないんだけど……」
距離感の違いに少し困惑するが、まあ少なくとも嫌われてるという訳ではなさそうなので気にしない事にした。
学校の話と言っても勉強勉強で柏木には性に合わない様な気がしないでも無い、と考えつつ。
それでもしっかり視線は大きな胸へと。
■柏木凛 > 「十分すぎるぞ、それだけでもな。
本当か?それは助かる!」
こうして少年と話している時間が終わればまた砂浜を駆け回る事となる。
流石に雇い主から給料はでないがその程度なら自分で出せばいいと考え。
「経太郎はいい子だな、お姉さんは嬉しいぞ。
そう言うので十分だって、知らない世界を知れるんだしな。
どんなって……あれだ、ダチだろ?」
気に入れば年齢関係なく距離を近く扱うのは悪い癖だが治すつもりはなく。
例え合わない世界だとしても興味だけはしっかりとある。
早く話せと無防備と言える姿で迫っていって。
■金剛 経太郎 > 「そ、そう……?
じゃあ、あっちに戻ったら手伝うね……。」
微力ながらも手助けが出来るのであれば、と頷いた。
報酬は特に期待していない事も、向こうに戻ったら伝えようと。
「え、えへへ……。
うーん、そういうものかなあ。でも、それならお姉さんも生徒になって学校通えば良かったのに。
ダチ……そ、そっか。ダチかぁ……ふうん、友達……。」
意外だった。まさか友人として思われてるとは。
しかし妙に悪い気はしない。少し照れたようにはにかむ経太郎。
しかし、柏木があまりにも体重を浮き輪に掛ければ、慌てた様子で、
「ちょ、ちょっと!凛お姉さん、あんまり浮き輪に乗っかんないで……傾くからっ!?」
海の家で借りたレンタル浮輪に子供だけならともかく成人女性の体重も掛かれば。
その部分だけ沈み、自然と経太郎は柏木側へと倒れていく。
■柏木凛 > 「俺はどうにもその辺が無頓着なんだよな。だから大助かりだ。
はは、戻ったらよろしくな」
全力で動きその後に休むがモットーなので意外と自己管理は適当。
底を手助けしてもらえるなら本当に大助かり。
給料は良いとは言えないが少々奮発しないとなと考えていて。
「経太郎も知らない世界に興味持ったりしねーか?
最初にそんな話もあったんだよな…けど覚えるのが多くてやめたんだよ。
少なくとも俺はそう思ってるぜ、そうじゃないならこんなこと頼まねーよ」
友達と思っていない、もしくは見知らずをサボる口実とはいえこんなことには誘わない。
まだあった回数は少ないがそれほど少年には気を許していて。
早く話せと詰めていけば自然と体重がかかってしまい。
「うおっととと……悪い…大丈夫か?」
子供用浮き輪に自分の体重が支えれるはずもなく倒れてくる少年を慌てて受け止め。
その時に顔を胸で受け止める格好となるが不可抗力。
そんな事や姿勢よりも大丈夫かと半ば少年を抱き寄せるように支えてやってしまった事に心配そうにして。
■金剛 経太郎 > 「だ、大丈夫……。」
抱き寄せられたまま大丈夫か、と問われれば辛うじて大丈夫と答える。
むっちりとしたクッションに突撃した体勢のまま、この状況をどうしたものかと懸命に考えて。
役得もここまで来ると何か大きな事故とかのカウンターがあるのではと疑ってしまう。
「お、お姉さんこそ怪我ない?サングラスの角とか、刺さらなかった?」
多少丸くなってはいるものの、星型のそれ。
キズをつけてしまってないかとか、少し気になる。
……というよりは、気にする事で意識を他所へ向けているのが正しい。
■柏木凛 > 「そうか……流石に慌てたな……悪い」
今の状況、相手が同じ年ならぶん殴っているが年下なのでセーフと何もせず。
驚かせて悪かったなと少年の頭を出来るだけ優しく撫でて腕を解いていき。
「俺は丈夫だから何ともねーよ。角って言っても大した事ねーしな」
星型の角は少々痛みはあるが怪我をするほどではなく。
そっと抱き寄せていた腕を解き離れると浮き輪は元通りに浮かび。
「くそ、話を聞きたかったけどそろそろ戻らねーとか」
一瞬岸の方に視線を向けると手を振っている人影が見え、戻らないといけないと残念そうにし。
浮き輪を押すように砂浜に向けて移動をはじめて。
■金剛 経太郎 > 「い、いえいえ……こちらこそ、なんか、ごめん。」
顔中が大変柔らかい。
ほぼ素肌の谷間に顔を埋めるなんて、そうそうある訳じゃないと思ったがそういえば割と最近あったような……
と思い出しかけ、悪夢のような記憶だったので静かに蓋をした。
「そ、そっか……それなら、良いんだけど。」
頭を撫でられながらゆっくりと体勢が戻っていく。
少しだけ名残惜しい気もしたが、離れれば離れたで目の前には今まさに顔を埋めていたものが現れて。
顔をどこに向けようにも肌色で仕方なく目を瞑って離れる。
「……はあ、びっくりした。
もう、戻るんだね。うん、そうしよう。戻ってお仕事しなきゃね。」
こくこくと頷きながら柏木に押されながら浜へと戻っていく
■柏木凛 > 「経太郎が山る所じゃねーぞ。これは全面的に俺が悪いんだ」
知らない事を聞けるチャンスとはいえ場所を考えずに少々はしゃぎ過ぎた。
そのせいで少年を溺れさせてしまう所だっただけに言葉に言葉に勢いはなく。
「経太郎は心配性だな。俺は大丈夫だから自分の心配をしないと駄目だぞ」
少年を話していけば頬が少し熱を持ったように熱く感じるがきっと気のせいと深く考えず。
今更に恥ずかしさを少しだけ覚えて。
「そーだな…仕事の再開だ。サポート頼むぜ」
そうして少年を押し岸まで戻れば仕事の再開。
言ったとおりにサポートを少年に頼んで時間まで駆け回り、終われば感謝と共に少ないがお小遣いを押し付けたりとしてその日の忙しくて楽しい時間を終えて…。
■金剛 経太郎 > 「いや、流石に全面……ひ、否定できない……」
確かに今回は10:0くらいで相手の過失。経太郎には非が無い。
だからと言って結果として水着の女性の胸に飛び込んだのだから、謝りたい気持ちは凄くあった。あとお礼も。
「そりゃあ心配もするでしょ……友達、なんでしょ?」
友達の心配をするのは当然と、したり顔で柏木を見る。
そもそも自分の心配と言われても溺れないかくらいしか無い。
しかし柏木が抱き支えていてくれるから、本当に心配する事なんて無かったのだ。
精々男の子としての自然な反応を悟られない様にするくらい。
「はーい、任せて凛お姉さん!」
そうして浜辺へと上がってくれば。
忙しなく動き回る柏木のサポートに徹し、楽しい一日を過ごしたのだった。
ご案内:「【イベント】海水浴場 浅瀬」から金剛 経太郎さんが去りました。
ご案内:「【イベント】海水浴場 浅瀬」から柏木凛さんが去りました。
ご案内:「【イベント】海水浴場 海の家「海神の宮」」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
■水無月 斬鬼丸 > 「ラッシャーセー、アザシター」
海の家「海神の宮」…何号店だかはしらない。
それは知らないが、立地的には一番目立たない場所のそれ。
砂浜の端の海の家。
散々文句はいったものの、結局海の家でバイトすることになった。
せめて一番客足が少ない場所をと選んだはずなのだが
それでもひっきりなしに客が来る。
なんだこれ。
少年は死んだ目で接客をしていた。
「アザッシター、ラッシャーセーオーダーオネガイサース」
■水無月 斬鬼丸 > 正直接客業は嫌いだ。
自身が陰キャなのもあるが
たまにいる強く出てくる客っていうのがどうも。
とくにこういう、陽キャ・ウェイ系の集まる海などとなると余計に。
初日からトラブルはないもののそれでも
やけに高圧的なやつが散見される。
あと、この海の家というやつ
単純に忙しい。
声を常に出してる感じがする。
バイトを初めて二時間。
すでに帰りたくなっていた。
「アザッシター。ラッシャーセー、ラッサッセー」
一組出ていくうちに二組もはいってくるんじゃない。
よそにいけ、よそに。
■水無月 斬鬼丸 > かと言って、あまりに雑な接客をしてると
他の店員にたまにすごい目で睨まれる。こわい。
手を抜きすぎないやり方を今のうちに覚えなければなるまい。
というか。もう、暑い。
即席プレハブという建造物の構造的にエアコンとかない。
客はさっとはいってさっと出る程度なので扇風機でもそれなりに過ごすのに困らないが
店員はそうでもない。
他の連中はなんでそんなに元気なんだ。
厨房からラーメンを受け取り運ぶ。
なんだ、海でラーメンとか。
いかれてんのか。
暑さで頭ん中ゆだってんのか。
「ザッシターゴユックリー」
さっさとラーメンを客の前に置いてさがり
汗を拭う。
■水無月 斬鬼丸 > 休憩、休憩はまだか。
なんでまだ二時間なんだ、いかれてる。
客が一組くれば必ずと行っていいほどでてくるかき氷の注文代わりと救いだ。
家と言っての涼みながらゆっくり運ぶと多方面から文句を言われる。
ドリンクももっと積極的にたのめ。
瓶のコーラとかおすすめだぞ。ラムネは頼むな。
あけるのがだいたいへたっぴでテーブルが汚れるから。
周りを見ると、少し手が空いた他の店員は
和気あいあいと会話したりして。
当然自分は知り合いとか居ないし、べつに話すこともない。
「アザッシター」
これでは店員ムーブbotになってしまいそうだ。