2020/08/01 のログ
ご案内:「【イベント】海水浴場 浜辺」に紅月 純さんが現れました。
ご案内:「【イベント】海水浴場 浜辺」にフローレンス・フォーさんが現れました。
紅月 純 > 「……」

海パンに羽織りシャツ。
そしてサングラス。

海水浴場にいてもおかしくない見た目なのになぜだろう。浮いてる。
膨らませた浮き輪に閉じたパラソルを通して、仁王立ち。
荷物を持って待っているだけのはずなんだが。

なんにせよ、待ち人が来ればレジャーシートとパラソルを広げるのみ。

フローレンス・フォー > 実の所稼働をしてから初めてやってきた海。
その光景につい水着に着替えてから見惚れてしまい少々の時間のロス。
慌てて待たせている彼を探して歩くと何度かナンパに遭遇をするが比較的紳士な対応で追い払い。

そして問題の待ち合わせた彼は直ぐに見つかる、パラソルと浮き輪を持った仁王立ちは目立つので。

「待たせたわね。……待った?」

その傍へと駆けよると普段のように声をかけ、次には待たせ過ぎた?と少々声を落として問いかける。

紅月 純 > 「別に?場所は確保できたし」

周囲を威嚇しながら待ってたともいうが。
夕日が沈むまで待たされたらそら怒るが、これくらいならまだ『女子はそういう生き物』で済ませられる。

さて、フォーが来たのでセッティング。
鞄からレジャーシートを出して広げ、その横にパラソルを突き刺す。
ボン、と音を鳴らせてパラソルが開くので、その陰に鞄と障壁装置を置く。
上から降ってくる浮き輪を手に取れば、準備完了である。

「うし。フォーも荷物置いて遊ぼうぜ」

フローレンス・フォー > 「そう?だったらよかったわ」

彼は場所を取るのが上手いのかいい場所を取っている。
海に見惚れ来るのに邪魔をされた訳だが怒っていなくて、嬉しいのを隠してそっけなく。

合流したのだから準備を手伝おうとするのだが彼の手際は早い。
あっという間にシートを広げてパラソルを立てる。
パラソルが開いたと思えば荷物と何かが置かれて、タイミングよく降ってくる浮き輪。

「純、慣れてたりする?
そうね、遊びましょう」

その手早さに驚きながら鞄を置いて彼の傍によって遊ぼうと手を取る。

紅月 純 > 「元の世界でな。よくあった」

気のいい奴らがアホやるのを後ろからよく眺め、尻を拭った。
こっちでもそういうことができりゃあいい。

手を引かれながら海に進む。
砂は熱いが、海の中に入ればこっちのもん。

「……っはー、冷たい。丁度いいな」

フローレンス・フォー > 「あら、羨ましい。ワタシの世界に海はもうなかったもの」

大きな水溜りが海なのね、ともう一度視線を移しては目を細め。
忘れないようにとその光景を記録して大事なフォルダにしっかりと保存。

「そうそう、ワタシは泳ぐってソフトをもってないのよ。
だから何かあればお願いするわね?」

彼の手を引いて海に入っていけば暑いと感じていた事が冷たくなり。
これが海の感触と手を漬けて海水を掬い上げ。

「そうね、冷たくて冷却されていいわ」

その気持ちよさにもっと奥に行っていい?と問いかけるように彼を見る。

紅月 純 > 「行くのはいいが、せめて足のつく場所にしろよ?波に浚われたら帰ってこれねぇし」

浮き輪は海に浮いて寝る用に持ってきたが、救助用になりそうで怖い。
足の着く場所ならまだなんとかなる。

とりあえず様子見、と浮き輪に体を通しついていく。

フローレンス・フォー > 「大丈夫よ、その時はアンカーを使うわ」

歩いての潜水はしないと言うように笑って見せ。
左手に少々ごつい篭手の様なものを呼び出して見せて。

そして浮き輪に身体を通した彼を引っ張って更に進んでいき。
腰が浸かるほどの深さにまで歩いていって…。

「この辺りなら大丈夫よね?」

そして彼を見て確認するように声をかけ、浮かんでみようとチャレンジをはじめて…沈んでしまう。

紅月 純 > そうだった。こいつそういうことができるヤツだった。
普段全く見ないし手合わせでも使わないからすっかり忘れてた。

「おぉ……大丈夫か?」

アンドロイドだから、人間と作りが違うのだろうか。密度とか浮力とか。
沈む彼女の手を引っ張って安否を問おうと。

浮き輪つかってみるか?って聞こうとしたが、一部が引っかかりそうで躊躇うな……。

フローレンス・フォー > 良いでしょう?といざとなればこれで岸までアンカーを飛ばせば問題ないという考え。
ただ届くかどうかは考えていない…。

「……大丈夫よ」

彼に引っ張られて水面に顔を出すと少しだけ膨れ顔。
まさか沈むとは思っていなかったので少々不機嫌になって…

「ねえ……それを貸してくれないかしら?」

浮かぶにはと…彼が使っている浮き輪に目を付けて。

紅月 純 > 「……はいよ。ほら、くぐれ」

まぁ、何も考えずに浮くならこれだよなぁ。
自分からすっぽ抜き、彼女が通しやすいように垂直に立てる。
俺は普通に泳げるぞ。

今度、扶桑百貨店の混浴温泉でカナヅヂ克服するか……?

フローレンス・フォー > 「助かるわ。この借りは返すから」

彼が浮き輪を推力に立てると先ずは両手、次に頭と通していき。
案の定ある場所でつっかえ、強引に腕を動かしてと押せば無事に装着。

「これで受けるわね……いい気持ち」

少々ある場所が目立ち、爪先しか届かなくなっているがそれはそれ。
浮かぶのが楽しいと笑みを零して。

紅月 純 > 「これは貸しになるのか?まぁいいけど」

浮き輪貸しただけだぞ。
……浮き輪に乗っかってるそれが眼福なので何も言うまい。

こちらも横に並び、力を抜いて水上の浮遊感を満喫する。

フローレンス・フォー > 「十分な貸しよ。ワタシが海を楽しめるのだから」

浮き輪がなければ浮かぶことも出来ずに海中散歩になる所。
それを回避できたという事が凄く大きい事だと力説。
浮き輪に乗っかっているモノで彼が喜んでいるとは思わずに。

「純は浮かべるのね。羨ましいわ」

そして横で浮かぶ彼を見ると流石に羨ましい。
なのでちょっとした悪戯と手を伸ばして頬を突いて。

紅月 純 > 「アンドロイドと人間じゃ体の作りが違うだろうしむふぁ」

浮いていたら頬をつつかれた。なんだこいつ。
お返しに、こちらからは水を跳ねさせてみる。
ぴしゃり。
水着にかけていくが顔にかかっても鼻とかに入らないようにはする。

フローレンス・フォー > 「それはそうね。純は蛋白質やカルシウム。
私は金属がメインだもの」

その分重さも違うとちょっとだけ文句。
彼の頬を突けば柔らかくてついつい突き。

「……純?」

突然に水をかけられると頬を突く手が止まって見返し。
一度濡れてしまっているので水着や顔に掛かっても気にしないがそれはそれ。
お返しと水を跳ねさせてかけていく。

紅月 純 > 「金属はなぁ……」

頬を突かれながら水を跳ねさせれば、
さらに向こうから水がかかってくる。
髪とサングラスが。

先にやってきたのはそっちだぞーと水かけの頻度を増していく。
こちらは浮き輪がないので自由度は高いのだ。
まぁ、アンフェアなので水着しか狙わない。

フローレンス・フォー > 「こればかりは仕方ないのだけど…」

少々不服に思う所もありはするが、この身体からこその利点の方が大きく大きな文句はない。
彼の反撃につい大きく返し色々と水をかけてしまうが悪びれない。

そして水の掛け合いは頻度を増していくが周囲から見ればじゃれているで済む光景。
ただ浮き輪を使っている分どうしても腕の可動域が悪く負けてしまい。
水着に水を受ければ乾き始めた所がまた濡れていく。

紅月 純 > 「……シャワー浴びないとベタつくやつだな」

勢いは向こうの方が強いのですっかり濡れ鼠。
サングラスを突き抜けて水が入ってくるので意味がないなこれ。

お遊びに無駄に体力を使ったので休憩。浮き輪によりかかりながら、もう一度浮遊。正面を見れば青いキャンパスの絶景。横を見れば別の絶景。

フローレンス・フォー > 「海水ってそうなの?……はしゃぎ過ぎたわね……」

どれぐらいべた付くは判らないは修理レベルは困ると大真面目に考え。
ただはしゃぐのも全力なので結果的には水の掛け合いは勝利。
自分もそれなりに濡れたが彼を濡れ鼠にしてしまうが嬉しそうに笑っている。

「もう休憩?」

彼が浮き輪に寄りかかれば残念という顔をするがその手を取って支え。
今度は浮かんだ彼に悪戯もせずに空を見上げて。

「綺麗ね……白い雲に青い空、好きになりそうよ」

彼の視線に気が付きながらもそんな事を口にして。

紅月 純 > 「体を動かすのもいいが、こうやってゆっくりするのもいいだろ」

このまま昼寝するのもアリだが、せっかく来たので空や水平線を眺め、
浮き輪と共に流れていく。
沖に流されそうなら泳いで進路修正。パラソルのあった場所からは大分離れて岩場に着きそう。

「あー……このまま泳ぐのも砂浜戻って遊ぶのもいいし、いっそ岩場まで行って探索するのもアリだな」

海、やれることが結構あって楽しいもんだ。

フローレンス・フォー > 「こっちに来てからは身体を動かすよりもゆっくりが多いのよ?」

正確には元の世界の様な荒事も殆どないのでチンピラとのじゃれ合い、彼との手合わせ、時々のある手伝い以外は平穏そのもの。
しかしこうやって海に浮かび空を見上げるのはケーキを食べるのと同じぐらいに良い時間。
波に浮き輪を揺らされればすっかりと足は付かなくなり、進路修正は彼に丸投げ。
遠くに見えるパラソルに目を向けて。

「ワタシは海が初めてだからどれも楽しそうって思っちゃうのよね。
純のお勧めはどれなのかしら?」

泳ぐというよりは流される、砂浜の遊びには興味があり、そして探索も心が躍り決めれない。
なのであなたならどれを選ぶの?と視線を向けて。