2020/07/01 のログ
ご案内:「常世神社」にレナードさんが現れました。
レナード > 「………あー、やんなっちゃうし。」

傘も持たず散歩なんかしてた自分が悪いのだけれども。
まさか神社の前で通り雨に打たれるなんて、思ってもみなかったものだから。
慌てて駆けこみ、境内の中で一時の雨宿りに興じることとなったのだ。

「勢い強かったから服がしとしとだし。
 どっかで乾かさないと風邪ひいちゃうし……」

本堂の中だから、ここまで雨はやってこない。
だけども、ここまでくる合間に打たれた分には、どうしようもなくて。
濡れて張り付いたシャツが何とも気持ち悪いものだから、脱いでしまいたくもなったけれども、
そこはぐっと堪えて、雨雲が通り過ぎるのを待つことにした。

レナード > 「――――ッくしゅ……!
 あー、やだやだ。ほんとやだし、こんな時に本格的に風邪とか……」

暫く経っても、雨の降る勢いは変わらない。
このままだと本格的に風邪をひいてしまうだろうか。そんな予感が過る。

拠点に戻れば、何とかなる。ここにいるよりは余程ましだろう。
ならば、雨の中を駆けるのも、決して悪い選択ではないはずだ。
そう思ったら、行動に移るまでそれ程時間は要しなかった。

「……お世話になったし……!」

たん、と軽い足取りで境内を後にする。
雨に打たれつつも、少年はひたすらに駆けた。
濡れ鼠になっても今は気にせず、自分の心安らぐ場所に向かって、その勢いを緩めることはなかった。

ご案内:「常世神社」からレナードさんが去りました。
ご案内:「常世神社」にレナードさんが現れました。
ご案内:「常世神社」からレナードさんが去りました。