2020/07/24 のログ
レナード > 「けふ。」

食った、食った。
流石に一人で食いつくすには時間を要したが、少し離れた所に今も巣くうカップルどもを見てれば、
何となくやけ食いもしたくなるもので。

「…っはー、食ったこったし…さっさと帰って軽く運動でもするかな。」

ゆるりと立ち上がって、ぐーっと伸び。
適当にごみを持ち帰りながら、いそいそと山道を後にしたのだった。

ご案内:「常世神社【夏祭り期間】」からレナードさんが去りました。
ご案内:「常世神社【夏祭り期間】」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 常世神社の夏祭り。
雨見風菜は、そこに遊びに来ていた。
群青色、ペンギン柄の浴衣。

「んー♪屋台の食べ物ってなんだかこう、美味しいですねぇ」

……遊びに、と言うよりも食べ歩きかもしれない。
いまは焼きそばを食べている。

雨見風菜 > まあ、浴衣の下は素っ裸。
いつもの縄下着一つであり。
浴衣のスリットから見える太ももが、人によっては眩しく見えるだろう。
清楚そうな見た目でやはり中身は痴女である。

「屋台の焼きそば、なんかこう独特の味がありますよねぇ」

満面の笑顔で焼きそばを啜る。

雨見風菜 > 焼きそばを食べ終える。
さて、次はどうしようかと屋台を眺めれば。
金魚すくいの屋台が目に付いた。

代金を払い、ポイを一つもらう。
昔聞いた金魚すくいのコツを思い出し。
金魚を端に追い詰め……掬い上げる。
成功だ。

時間はかかりながらも次々と掬っていく風菜。
ポイが破けるまでに掬えたのは10匹。
堪能した笑顔で、持ち帰り用の金魚を一匹もらう。

雨見風菜 > 『物体収納』に放り込み。
さて、次はあの型抜きの屋台に行こうか。

おおまかに形を崩さないよう、指で割って。
楊枝を切り込みに合わせてとんとんと叩き、少しずつ削っていく。
根気作業だ。

そうして、終わりも見えてきたのだが。
ついうっかり、手元が狂って割れてしまう。
やっちゃった、と笑顔で言って、残念賞のミルクせんべいを貰う。

甘く、美味しかった。

雨見風菜 > 「さて、それじゃあお待ちかねの焼きもろこし行っちゃいましょうか」

遊ぶのは堪能した。
じゃあ次は自分にお待ちかねの焼きとうもろこしだ。

屋台は並ぶこと無く買えた。
醤油が香ばしい焼きとうもろこし。
噛めばとうもろこしの甘みと醤油のしょっぱさが効いている。

「んー♡お祭りの屋台といえば焼きとうもろこしですねぇ」

雨見風菜 > 熱々の焼きとうもろこしに苦戦しつつ。
芯に残る身も刮げ落として食べる。
口周りに醤油が付く。
時たまぺろりと舌で舐める。

その様を偶然見た男子が前かがみになって動けなくなったのはご愛嬌。

そんな男子の苦悩も知らず、焼きとうもろこしを食べ進め。
そうして、焼きとうもろこしを食べ尽くす。

「はぁ、美味しかった」

雨見風菜 > 食べ終える。
ゴミ箱から溢れたゴミに目を向けて。
せっかくだからと『物体収納』を使ってゴミをまとめる。
こんなのは清掃担当に任せれば良いのだが。
ついつい手出しをしてしまう。

「さあ、次は何処の屋台に行きましょうか」

ふらふらと、屋台を物色しだす。

雨見風菜 > 続いて目をつけたのはくじ引きの屋台。
大々的にかざっている目玉商品は客寄せで、先ず当たるものではないだろう。
それよりも何よりも目が行ったのは、ぬいぐるみ。
可愛らしいぬいぐるみがいくつか並んでいる。
風菜はそのぬいぐるみを目当てにくじ引きを始める。

二度引いて、二度とも他愛のないおもちゃが当たる。
流石にのめり込むのも問題だと思い、最後の一回。
見事、目当てのぬいぐるみの番号を引いた。
そうして風菜が選んだのは、ハシビロコウのぬいぐるみ。
戦利品を『物体収納』で収納し、次の屋台へとぶらついていく。

雨見風菜 > いい匂いのするたこ焼きの屋台。
寄ってたこ焼きを買ってほくほく賞味。
熱々の中身に苦戦しながらもプリプリのタコの吸盤を噛み切ったりして満喫している。

平和だなぁ。
風菜はそう感じている。
だがそれは、風菜が今、平和な表側にいるだけのこと。
水面下で、ことは進んでいる。
かつて悪夢としてみたあの空間。
死人を見てしまった真理に噛み付く蛇。
それらが、彼女の知らぬところで動いている。
……それは、彼女が知る必要もない物語。

雨見風菜 > かき氷。
ふわふわの氷にカラフルなシロップを掛けたそれは。
多数の喫食者をその冷たさで苦しめる。

風菜も例外ではなかった。

「頭っ……痛っ……」

冷たいものを一気に食べたときに起こる現象。
ブルーハワイのかき氷で今味わっている。
これもまた、楽しい思い出になるだろう。

ご案内:「常世神社【夏祭り期間】」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
水無月 斬鬼丸 > そんな平和な表側に生きる人間の一人。
少年は悩んでいた。
バイト、バイトが見つからない。
接客業は嫌なのだ。なのに海の家のバイトくらいしかもう無い。
やばい。
かと言って、バイトせずに家の金だけでのうのうと生きるのもなんだかなとは思うため
できればここで夏以降に遊べるだけの資金を蓄えたい。
そうやって街をぶらつき、疲れてやってきた神社…そこはなんか祭りの様相。
そういえばそんな事どっかに書いてあったような…

「祭り、まつりかぁ…」

フェイと一緒に来れるだろうか?
まぁ今年中は無理でも来年とか。
とりあえず腹も減ったしフラフラと境内に向かう。
そこで……

「あ」

見たことある顔。非常に気まずい。

雨見風菜 > あ、の一言に振り向けば見知った顔。

「あら、斬鬼丸さん」

以前の遺恨を感じさせない笑顔で彼を迎える。
ただ、めっちゃ痛みに耐えてる顔でもある。

「斬鬼丸さんもお祭りを楽しみに?」

水無月 斬鬼丸 > 「ひゃ、ひゃいっ!?どーも!!」

思った以上に朗らかに声をかけられた。
時計塔での出来事があまりにもあまりだったので
つい声が上ずってしまったし
相手もなんか味のある表情だ。
やっぱ、押し倒そうとしたら泣き出した男の顔など見たくはないだろう。
だれだってそーおもう。

「あ、いや…俺はたまたまで…」

雨見風菜 > 「あー、かき氷って苦手ですね……あったら頼みたくなるんですけど」

目の前の男子が割と見当違いな方向に思考していることは露も知らず。
風菜にとっては時計塔の一件はもう過ぎたことになっている。
そりゃあ数日は悔しかったが。

「たまたま。
 まあ私も適当にぶらついてることが多いですしね」

水無月 斬鬼丸 > 「そ、そうっすよねー…なんかこう…縁日の食い物って大したこと無いんだけど
そこにあると食いたくなるっていうか特別感が…」

やや早口。
相手はまったく気にしていないように話すのが逆に怖い。
実際そうなのかもしれないが、それはそれで謝るタイミングが…
いや、気にしてないってならこちらとしても気が楽ではあるのだが!

「つか、祭りがあるってのも今思い出したくらいで…
えーと、浴衣…なんっすね。
なんか、可愛い感じの」

雨見風菜 > 「わかりますわかります。
 焼きそばとかたこ焼きとか本当縁日の魔力がありますよね」

ふー、と一息。
底に溶けたシロップ水に氷を突き込みながら。

「ええ。
 今夜はこちらに来ようと思っていたので、それなりの装いを、と」

可愛いと言われ、少々上機嫌だ。
動きやすさのためのスリットから太ももが見えているかもしれない。

水無月 斬鬼丸 > なんか普通の会話をしている。
時計塔や公園であんなことしてたけど
それ以外の場だと普通の女の子なんだな…なんておもう。
なればこそ、ちゃんと謝るべきなんだろうなぁ。とも。

「家で出来ちゃいそうだけど家で作っても別にどうってことはないんっすよね
俺もなんか腹減ってて、それで一人なのに引き寄せられちゃって…」

正直縁日の食べ物は割高だ。
腹を満たすという意味ではコスパが最高に悪い。
だが引き寄せられてしまうのはまさに縁日の魔力。

「柄とか珍しいっすね。
ペンギンのやつとか………」

……浴衣ってスリット入っているものだったっけ?
思わず目が行ってしまったが、そこに考えが至ると2度見してしまう。

雨見風菜 > 「どうってことない、とは私は思いませんが。
 まあそれでも、家で作るのと縁日で食べるのとでは全然違いますよね」

焼きとうもろこしがほしいなら自分でとうもろこしに醤油を塗って焼けば良い。
かき氷が食べたければ自分でかき氷機を使って作れば良い。
でもやっぱり、縁日で食べるそれとは異なってくる。

「ふふ、可愛いでしょう。
 ちょっと衝動買いをしたものですけれども」

なお、スリットは後から自分で入れたものだったりはするが。
そんな事情、言わなきゃ伝わらない。

水無月 斬鬼丸 > 「俺もなんか食べたいんですが…
何が美味しいとかありますか?まぁ、縁日の出店だから
どれも美味しいって言われりゃそれまでですけど…」

とにかく、話す話題を考えよう。
謝るのは後で良い。
今はこの場を楽しむことだ。
だいたい慌てるんじゃない
俺は腹が減っているだけなんだ。

「え、ぁ、はい!
と、とても可愛いっす!
えーと…すこしばかり大胆なでざいんかなーとは…おもうっす、けど」

自分で入れたとかは流石に気づかない。
気づかないがそのデザインの異質さには気づく。

雨見風菜 > 「私にそれを聞くと焼きトウモロコシ一択ですね」

力強く言う。
風菜、とうもろこしが好きである。

「ありがとうございます。
 大胆……ええ、私は大胆な女ですし」

よく見れば端の処理が他のそれらと異なっているのだが。
まあ流石に年頃の少年にそれを見破れという方が酷である

水無月 斬鬼丸 > 「とうもろこし、好きなんっすね」

なんだろう。ちょっと意外。
とうもろこしってなんか素朴なイメージあったので。
色んな意味だ大胆なこの少女は
もっと刺激の強いものが好きなのかと思っていた。

「だいたん…あ、ぁー…そう、っすね…」

おもいかえせば大胆なことしかしてない。
公園でも、時計塔でも。
というか、それら二つの思い出からすれば
この浴衣のスリットくらいかわいいもんである。

「………え、えーっと、ですね…
あ、あのときはその、いろいろと、ごめんなさい!!」

雨見風菜 > 「はい、とうもろこし好きです」

また力強く言う。
普段から芯に残る実すらもこそげ落とすレベルで食べている風菜。
そもそも普通にしていれば単なる清楚な少女なのだが。

「許します」

斬鬼丸の唐突な謝罪に、即座に時計塔のあの件かと見当がつく。
そもそもそれ以外で謝られることは……なかった気がする。
それに、もう気にしては居ないのだ。
風菜は根に持つ性格ではないので、許さない理由がない。
なので、笑顔でそう宣言した。

水無月 斬鬼丸 > 彼女からの許しはあっけなく。
ただの一言。即答だった。
女子としてあんな事になって
女子としての魅力とかなんとか傷つけていてしまいそうであったため
こちらとしては正直気が気ではなかったのだが…ちょっとした拍子抜け感すらある。
ビンタの5発くらいは覚悟していたから。

「あ、ありがとう、ございます。
え、えと…その…あのときは、こう、なんか、感情に余裕がなくて…
けして風菜さんが魅力的じゃないとかじゃなくむしろすごく魅力的だったんですけど
俺のほうが色んな意味でだめになってたので…はい、ともあれ
ありがとうございます、ほんとに…」

とうもろこし好きの少女
お詫びのとうもろこしでも奢ろうかとは思うのだが…
こう言ってる以上すでにとうもろこしも食べたあとだろう。
なんにしても、胸の重しは外れたか。

雨見風菜 > 「ええ、そこまで理解したのならばそれで問題はないですね。
 まあ、また『必要』になればお相手はしますよ」

あっさりと許して拍子抜けな表情をした斬鬼丸にそう言葉を投げる。
あまり期待はしていない、彼にも彼なりの事情があるのだろうし。

「さて……あのイカ焼き、美味しそうですね。
 一緒に食べましょうか?」

斬鬼丸の心中を知ってか知らずか、そう誘う。

水無月 斬鬼丸 > 「あ、はは…えっと、そのときは…
お手柔らかにお願いします…」

彼女なりの冗句だろうか。
少し困った顔はしているものの
苦笑とはまた違った笑い方。

「あ、はい。
えっと、一応…
あんな態度取って、謝ったからはい許されましたじゃ俺の気もすまねーんで
おごらせてくださいね」

少女の誘いにうなずけば、先んじて宣言する。
イカ焼きと程度と思われてもあれではあるが…。
その時はこのあとの縁日での時間くらいはつきあうし
その分の財布くらいにはなる勢いだ。

雨見風菜 > 「……ふふ」

もしかしたらちょっと期待して良いかもしれない。

「そうですか。じゃあ、お言葉に甘えましょう」

ここまででも結構金を使っているし、斬鬼丸の申し出はありがたく受け取る。
一つ、考え違いがあったとすれば。
イカ焼きだけだと思っていたことくらいだろう。

ご案内:「常世神社【夏祭り期間】」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。
ご案内:「常世神社【夏祭り期間】」から雨見風菜さんが去りました。