2020/09/12 のログ
■桑原 梅乃 > 粘体はずたずたに切り裂かれ飛び散り、
浮いていた目玉も黒い灰になって消えていく。
過剰火力かもしれないが、相手の攻撃力と精確さが尋常ではなかったため、倒しそびれると危険だった。
細かい調査はひとりじゃないときにするべきだろう。
今回は奴の攻撃方法や倒し方が分かっただけも十分。
あとは……何に由来する怪異か、だが……。
何か落ちている。
「……なにこれ、機械?」
複数の端子が付いている、機械部品のようなもの。
ファンがいくつか付いており、高熱を発する部品であることがわかる。
梅乃はコンピュータ分野には詳しくないため正体がわからないが、
これは「グラフィックボード」と呼ばれるものだ。しかも最新式。
収穫は十分だ。怪異の情報もだが、メガネが有効であることもわかった。
このまま帰るとしよう。いい話といい話がある。最高だ。
■桑原 梅乃 >
久那土の札を燃やし、梅乃は表に帰っていく。
ご案内:「裏常世渋谷」から桑原 梅乃さんが去りました。