2020/08/27 のログ
神代理央 >  
「人と接する仕事だからな。多少は口が立たなければ、成り立たぬ事もある。とはいえ、私も見え透いた世辞は言わぬ主義だ。その辺りは、見誤らないで欲しいものだな」

クスリ、と笑みを返しつつ。彼女が身を寄せれば、必然的に上目遣いにもなる様な視線。その身長差に、内心ちょっと舌打ちしつつ。

「…出来れば、君の方も困って欲しいものだがね。島に来たばかりであれば、より良き出会いが此れから数多く待っているだろう。
些細な噂は、存外面倒なものであるぞ?」

何せ、そういった噂云々で一時期苦しめられた経験がある。
それ故に、少し実感の籠った声で、忠言めいた言葉を紡いだ、が――

「………随分と、甘い香水をつけているのだな。私は甘いモノは好む性質であるが、好まむ男がいる事も、覚えておいた方が良いぞ?」

頬に近付く彼女の唇から香る、甘い甘い匂い。
それに警戒した訳では無い。しかし、そのままその唇が頬に触れる事は――許さない。
其の侭彼女の躰を引き寄せて彼女の行動を防ごうとしつつ、拒まれなければその耳元で。低い声色で囁こうとするだろうか。

宇津木 紫音 > 「………あら。情熱的ですね?
 ふふ、そうですわね。 お気に召しませんでした?」

嗤う女。相手が一筋縄ではいかないと分かれば、それを楽しんでいるかのように。

「………ええ、良き出会いを求めてこの島にやってきました。
 貴方のような、強い力を持つ方とお知り合いになりたくて。」

そのまま抱きしめ、ぺろりと己の唇を舐めて。
まだ、何も犯罪をする気配も何もない。

ただ、ただ怯えて迷っている子猫でないことはわかるか。

ええ、ここまで来たらもう身体は離さない。
口を開いて、目の前の少年の首に甘く吸い付こうとしてくる。

神代理央 >  
「何分、恋人を持つ身故な。普通の男子であれば、お気に召さないとは決して言わぬだろうが」

此方の行動ですら楽しんでいるかの様な少女。
その様を、瞳を細めて観察する様な視線で眺めつつ。

「強い力、か。強者を求めるのは悪い事では無いが、それは目的次第ではあると思うがね。
君が強者を求める理由は、一体何処にあるのかな?」

自身の唇を舐める彼女に、愉快そうな声色と笑みで応えて。
『道に迷った』等という理由で、彼女が此の場所を訪れた訳では無い事も"察してしまう"だろうか。

「………男の躰に吸い付いて、何か楽しい事でもあるのかね。それとも、私をそうやって篭絡しようとでも言うのかな?」

彼女を振り解こうとはしない。
しかし、彼女の唇が首元に迫る寸前。その行動の意味を尋ねる様な声色でありながら、その行動の意味を察していると告げる様に。
笑みを零しながら、言葉を投げかけてみようか。

宇津木 紫音 > 「強い力も、ただ素直に強いだけでは。
 この島の中はあくまでも学園。外の世界に目を向け、"いかにしてその力を使うか"に焦点を当てるべき。
 私はそういった人々を外の世界で生かそうと考えているだけ。

 もちろん、己のためという側面を否定はしませんわ。」

抱き着きながらも振り払わない相手に、目を爛々と輝かせて笑う女。
なるほど。この少年は当人の有り様も含めての異名らしい。

「………ええ、そうです。
 ですが、これは………動いたところで触れる前に撃たれる、でしょうか。」

首元。吐息がかかるようなところで止まって、相手の本気度を尋ねてみる。お互いに抱き合いながら黒街の路地。
逆に、この場所に溶け込んでしまっているよう。

神代理央 >  
「……中々に興味深い理由だな。島の外、での異能の用途に焦点を当てるというのか。
その思想には、私も反対する理由は無い。寧ろ、大いに共感するとも。それが多少なりとも、君の私欲を満たすものであったとしても――それでも、否定はせぬ」

熱の籠った様に、爛々と輝く彼女の瞳。
その様を、愉し気な瞳が見返している。彼女と己は同じ側の人間だと言わんばかりの色を湛えた深紅の瞳が、じっと、彼女を見つめている。

そして、尋ねる言葉に返すのは。
クスクスと零れ落ちる笑みと、殊更ゆっくりと、開かれる唇。

「撃ちはせぬさ。非武装で、敵意もなく、保護した生徒を撃つ理由が私には無い。それは、風紀委員としての主義に反する。
……しかし貴様は、私に『撃たれる』と思ったのだな。それはつまり、私に撃たれる様な何かを、しようとしていた、とでも言う様なものだ。
不思議な事だな。男の躰に吸い付く事が、そんなに物騒な話になるのかね。……そういえば、その甘い香り。先程まではしなかった様な気がするな?」

彼女の思う通り、黒街の路地で抱き合う二人は、此の街らしい姿。何の違和感もない、男女の逢瀬の様。
それでいて、互いに向けられ、交わされる言葉は、決して甘ったるいものではない。
『君』から『貴様』。それは、社交的な風紀委員として接する事を、止めたかの様な合図。

「………その様な事をせぬとも、私に求める事が有れば言葉にして言ってみると良い。此れでも、島の外ではそれなりに資産を有する家の生まれだ。多少は、協力関係を築けるやもしれぬぞ?」

宇津木 紫音 > 「ええ。この小さな島は蟲毒のようなもの。
 能力を持つ人間は外に出た時に感じるでしょう。 "退屈"であると。
 それは、能力の使い方を。 活かし方を。 常に考えてこなかった怠惰に理由がある。
 どんな理由で宿った力であれど、活かせないなら忌まわしき力で終わりです。

 活かすことです。
 活かす欲望が無ければ、その欲望がある人間のために。
 この島の人間は誰よりも求められる個性を持っているのですから。」

目を輝かせて言葉を連ねる女。
欲望があふれ出し、周囲をどろどろにするかのように。
まだ、何が欲しいのかは口にしないまでも。

「はい。もちろん。」

薄く笑いながら、相手の言葉に嬉しそうに目を細める。
気が付いてもらえることに、ぞくぞくと背筋を震わせて。

「ふふふ、そうですね。
 私が求めているのは、技術や資産、魔術では再現の出来ぬ能力者。
 言わば、珍しい能力の持ち主。

 そういった人々と仲良くしたいだけなのです。
 素直に話を聞いて頂ける方なら、こうやって素直に話すのですが。」

にこにこ。
ある意味、コレクターアイテムか何かのような言い方は聞く人が聞けば嫌悪感を催すだろうか。
心底欲していることだけは、目の輝きがそう告げている。

神代理央 >  
「自由に力を振るえる環境が、案外存在せぬものだと。異能や魔術、能力を保有する者は『少数派』であることを。
此の島では、つい忘れがちだ。だから外の世界で、理解されぬ苦しみを背負う者も現れる。
……良い顔をするものだ。先程迄の貴様より、今の貴様の方が好ましく思うぞ?」

欲望の儘に言葉を紡ぐ彼女に、その全てを受け入れる様な笑みで応えよう。
濁り染まる様な感情も、決して否定する事は無く。

「そうもあっさり肯定されては、私も困ってしまうのだがね」

目を細める彼女に、わざとらしいまでの苦笑い。
しかし、彼女には伝わるだろう。苦笑いを浮かべるその瞳が、愉悦に染まっている事を。

「であれば。私の異能は多少は貴様の眼に適う…と良いのだが。
先程も言ったが、私の異能は限りなく制圧火力と物量に重きを置いたもの。此れでも、島に来る前は紛争地域の制圧も、嗜んだ事があるのだよ。
『鉄火の支配者』の名で、調べてみると良い。私の異能の記録や悪評が、多少は見られるだろうさ」

「その上で、私は決して貴様の話を無碍にはせぬ、と言っておこうか。………欲しいのだろう?私の力が。であれば、取引の交渉くらいは、してやらん事もないさ」

純粋な迄の笑みで、人をモノとして扱うかの様な口調の彼女にも、決して嫌悪感を見せる事は無い。
寧ろ、彼女の望みを。願いを、煽るかの様に。低く、甘く、『取引』出来るか、と尋ねてみるだろうか。

宇津木 紫音 > 「なるほど、なるほど。
 これは大変失礼しました。
 風紀委員という言葉、理念、考え方から、明らかに頭の固い、正義感で凝り固まった人間が多いのかと思っておりました。

 交渉事は手順を踏んで。」

そっと身体を離せば、れろりと己の唇を舐めて、嗤う。


「私は思い描いた薬物を作り出すことができます。
 あくまでも、そのような効果を生み出す疑似薬物ではありますが。
 私の体液に触れれば、効果は大なり小なり。 体質に拠って強度は変わりましょう。

 酩酊させるも、失神させるも、性的興奮を得るも。

 目の前の相手が何者か、理解できなくさせることだって。」

笑いながら、舌を出す。
とろりと唾液が糸を引いて地面に落ちた。

「………ええ、ええ。
 では、まずはお互いを知りましょう。

 私が手の内を明かしたのは私の覚悟。 面白い方に出会えたのですから、それくらいは許容致しましょう。
 そして、ここまで言わねば、私の言葉を信用はしないでしょう。

 力を、情報を求めたい時にはご連絡いたします。
 金銭で動く方ではないでしょう。 私から出せる交換条件はあまりにも少ない。
 まあ、それでも考えておきましょう。」

神代理央 >  
「勿論、そういう正義感に燃える者が多数派である事は認識しておく事だ。また私も、法の執行者である事に変わりは無い。
貴様の理想や思想が、『社会の秩序』に有用であると判断したが故に、取引を投げかけているだけ。それは努々、忘れぬ事だ」

身体を離した彼女に、僅かに肩を竦めて言葉を返す。
嗤う彼女に向ける表情は――唇を歪めた儘の、穏やかな笑み。


「――厄介な、そして有用な力だ。体液であれば、前情報が無ければ対策する事も難しい。
……その力を、私に振るおうとしていたのだから、油断ならぬ女だな?貴様は」

糸を引いて、地面に落ちる彼女の唾液を一瞥して。
視線を彼女に戻せば、コツリ、と革靴を鳴らして此方から一歩、彼女に近付く。

「そうさな。その力を私に明かした事を、私への最大の信用と受け取ろう。ならば私も、貴様からの信用には応えようとも。
何時でも連絡したまえ。私の連絡先は、後程渡そう。
何、そう多くは求めぬさ。貴様の力と思想には興味がある。それを欲する事があるだろう。それに――」

彼女の前に立てば、彼女の腕を引いて再び此方に引き寄せようと。
それが叶えば――

神代理央 >  
 
 

「                            」
 
 
 

神代理央 > 低く囁いて彼女に囁くと、其の侭彼女から離れて社交的な笑みを。
最初に向けていた、人当たりの良い、笑顔。

「…さあ、先ずは安全な場所まで送ろうか。お茶を楽しむのは、それからでも構うまい?」

宇津木 紫音 > 「ええ。利用価値があると認めて頂けるのなら、動きようもあるというもの。
 また、騙し透かしも無い様子。

 ああ、それに。 何よりもこの島で宝探しをした方が、面白いですからね。」

ころりと笑いながら、ぐっと引き寄せられて。
ぶる、っと身体を震わせる。

「ええ、ええ。
 私の選ぶお店より、きっと先輩の選ぶお店の方が良いでしょう。
 ぜひとも、よろしくお願いいたしますわ。」

微笑みながら、その手を握り、引かれるがままに連れていかれよう。
今宵は牙はもう見せぬ様子で。

神代理央 >  
「互いに利用し合い、利益を得る様な関係を望むばかりだ。
強く止めはせぬが……"オイタ"をし過ぎぬように、気を付け給えよ」

風紀や公安に目を付けられぬ程度に、と躰を震わせた彼女に笑みを零しながらの忠告。
まあ、別に目を付けられても構わないのだが。その時は、その時でしかない。


「おや、ハードルを上げてくるものだな。であれば、精々。御眼鏡に適う様な所にエスコートさせて頂くとしよう」

そうして、彼女の手を引いて。常世渋谷の闇を煮詰めた場所から、二人は立ち去るのだろう。
『表』に帰った二人は、それなりに値の張る店で、仮面をつけたまま茶会を共にして――帰る間際、彼女に渡された紙片には、少年の個人携帯の番号が書かれていたのだとか。

ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」から宇津木 紫音さんが去りました。
ご案内:「裏常世渋谷」に大門風太郎さんが現れました。
大門風太郎 > 「今日はいい風が吹くぜ・・だけど金欠だけだぜ・・」

黒コートと黒い帽子の青年は、そうどこか抜けた様子で言ってから
そう言ってから神社の鳥居に対して、持参した裏常世渋谷に入れる札を貼る。ここらへんかなーという感じで貼りつつも

「依頼もないときは、裏常世渋谷に入るのに限るけど、あんまり裏渋潜りしたくないんだよなぁ・・疲れるし・・」

そう言ってる間に、裏常世渋谷に続く入り口が出てくる

手探りに準備の確認をあれやこれやをしてから

入り口の中に飛び込んでいく。

飛び込んだ先は、薄暗い赤さびた異常な空間だった
「・・・畜生、厄介な奴が来るなこれは」

そう言った次に瞬間

角の異形 > 「・・・畜生、厄介な奴が来るなこれは・・・畜生、厄介な奴が来るなこれは・・・畜生、厄介な奴が来るなこれは・・・畜生、厄介な奴が来るなこれは・・・畜生、厄介な奴が来るなこれは・・・畜生、厄介な奴が来るなこれは・・・畜生、厄介な奴が来るなこれは」

そうその言葉を連呼して大ナタと大槍を持ったような頭が角の異形が立っていた。そしてその異形は大ナタを振りかぶるとこちらに襲ってきた!

大門風太郎 > 「・・・つ!!?」
大ナタを思いきりかわす。鉈が落ちた部分が思いっきり切断される。
人が食らえば、それは想像するに難しくないだろう

「っつ!!ったく!なんで俺はこういう難易度めんどくさいところを引き当てンんだよ!!」

そう言ってから異形から距離をとってから、異形に名称を、思い出す

「”おおつのさん”あいつ、自分のテリトリーに入ってきた迷い込んだやつを切断して自分のコレクションにするからたちが悪い!!」

そう言ってから逃げる。どっかに鳥居があるはずだ!それを目指さないと!

角の異形 > 汽笛のような赤ん坊のような大声とともに
わいてくるのは、異形の角の犬の化け物、それを
狩猟犬のように扱い、そして、襲い掛からせる。

頭が角なのでわからないが、嗤っている
それは確信を持てるだろう。

おおつのさん > 「ぎゃっぎゃっぎゃっぎゃ!!」


そう不気味な笑い声をあげて、追いかけてくる鈍足だが一歩一歩確実に近づいてきているだろう。まるで追いこむように

大門風太郎 > 一心不乱に逃げる、っていうか一応対抗策はあるけどあいつ、すっげぇたふなんだよなぁ、あの力使って倒せるかどうか。

そうして狩猟犬を出してきた時点で、拳銃、怪異にも聞く拳銃を取り出して、狩猟犬、おおつのさんの犬を打ち抜いていく。

「つったく!!結構厄介だけどあの犬呼び出してくれるのは助かるんだよなぁ!!」

そう言いつつも、赤錆びた空間を抜けると、裏渋谷を走り抜ける。すると、情景が変わり始める。それと同時におおつのさんの体も霧に代わる。これは・・
やっばい!!慌てて前転する。目の前を槍が通り過ぎた。

おおつのさん > 「ぎゃっはぎゃっはhっっはh!!」

そう笑いつつ槍を突き出してくる明らかに調子に乗っている!

大門風太郎 > 「っち!!なんかお前にそうやられ続けるのもあれだな!!」

そう言ってから遺骸でできたトランプ弾を銃に装填する。
<デンジャー・・デンジャー・・デンジャー>

「装骸」
トリガーを引く 

すると銃から閃光があふれ出し
灰のような灰のエフェクトが靄の様になり
大門の体を覆い隠す

「デッドマン!!!スカル!!テイクダウン」

その重低音を響かせる。音声とともに中から
灰色のメタリックなボディと、黒の髑髏の顔をしている
異形が現れた

大門風太郎 > 「さて、ショーダウンだ」

10秒間の間だけ、怪異の法則をかき消させれる、スナップさせつつも、おおつのさんに拳を浴びせる。

どうやら、おおつのさんにただの拳が効いてるらしく。少しよろめいたが、まだまだ闘志は消えてないようだが
拳に気を入れて殴りつける。そして殴りつけた後に、おおつのさんが伸びて。消えていった。通常通りやってたら普通にこっちが危なかった。10秒間の猶予があったからこそなんとかなった・・

そして10秒間の猶予が終わった、おおつのさんが消えたことにより、赤錆びた、空間がもと裏常世渋谷に代わっていく。

そこにいたのは髑髏男だけだった。消えた部分を見て少しだけ休憩というようにホテルの壁に寄りかかり休憩する。

おおつのさんが、消えた後には大ナタと、大槍が転げている。どちらも瘴気を漏らしている
それを拾い上げて壁に立てかけている。

大門風太郎 > 「フィーつっかれた」
そう言ってから、壁に寄りかかって
胡坐をかきながら休憩をとっている。

「しっかし、・・・この大ナタと、大槍どうすっかね。あいつ一体だけじゃないし。」

少し困り気味に言ってから。久那土会にでも送るかねーと思ってぼやいている。

大門風太郎 > 「さてと、久那土会にでも売ってお金にしたうえで、なんかラーメンでも食って帰るかね」

そう言ってから、出口の鳥居を見つけてから、表に出ていった

ご案内:「裏常世渋谷」から大門風太郎さんが去りました。