2021/10/08 のログ
ご案内:「裏常世渋谷」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 久々に街でも歩こうか、と外に出てみた結果がこれだよ!
……と初っ端から頭を抱えたくなる状況に陥ったと気付いた俺である。
だってさっきまで人でごった返してた通りを歩いてて、軽い気持ちで路地に入ったとたんに視界は霧で真っ白。
おまけに見上げると首が痛くなる様なビルヂングは全部現代アートチックなオブジェクトと化してるし、ホントに何なんだよこれ。

「あー、ここが噂の……何だっけ、ネオ常世渋谷だっけ?」

確かそんな感じの、真VSネオみたいな感じの名前だった気がする。違ったっけ?

「それよか、どうやって帰るんだ……こんなところに迷い込むなんて考えてもみんかったからな。」

誰か偶々一緒に迷い込んだ知り合いとか居ないだろか。
居ないよなあ。そんな偶然、ほとんど運命じゃねえの。

暁 名無 > 雑に歩き回ってみれば出口とか見つかるもんなのだろうか。
そもそも来た道を戻ればひょっこり帰れるのでは、と閃いて一旦足を止める。
振り返れば、そこには濃霧と捻じれた樹の様なオブジェ。もしかして、を抱えたまま俺はゆっくり歩いて行って──

「いびゃ。」

オブジェに頭をぶつけた。
まっすぐ来た道戻れば帰れるという希望、潰える。

「しかし参ったぞーこれ。夕方までには帰りたいんだが……そもそも今何時だ?」

生憎と腕時計はしてこなかったため時間は分からない。
濃い霧の所為で薄暗く感じはするものの、夜の闇というほどではない。
はてさて、困ったぞ。割と本気で困ったぞ。