2020/06/16 のログ
エリク・スタン > 「てことは、たまには叫んだりするんだ。
見てみたいかもな。」

カフェオレを飲みつつ、風菜の顔を覗き込む。
今のエリクはいつもよりもにやけているだろう。

「てか、多趣味なんだな。
他にも何かやってたりするのか?」

雨見風菜 > 「まあ、見ることはあるかもしれませんね」

あまり見せたくないのは置いといて。

「他……ぼーっと釣りをしたりもしますね。
 異能を使って」

エリク・スタン > 「そうなんだ、俺はもっと色んな風菜を見てみたいけどな。
知れば知る程興味湧いてきたわ。」

行き付けのゲームセンターは決まっているようだし、今後見かけることもあるだろう。
あまりに興奮している時は後で声を掛けるよう心がけるとして。

「あ~、糸使えるもんな。
この辺の海ってやっぱり釣れるのか?
てか、食えるのか?」

食い物の話となると、食い気味に尋ねる。
自分は釣り道具を持っていないし、そもそも釣りをしたことが無い。
彼女の異能が色々と羨ましかったり。

雨見風菜 > 「ふふ、そうですか……♡」

もしかしたら野外露出中に見られるかもしれないか。
とまれカフェオレを飲み気を取り直す。

「どこでも見る魚から変な固有種まで釣れますね。
 概ね食べることは出来ますが、毒持ちも居ます。
 力強くて一度引きずり込まれそうになった種も居ます」

今はその時の反省を踏まえて係船柱に糸を巻き付けているが。

エリク・スタン > 「…あ、なんかエロいこと考えてるだろ?」

先日見たことのある表情が突然出てきただけに、困ったように眉尻を下げて。
ただ、こっちはこっちで楽しかっただけに口元には笑みが浮かんでいた。

「へ~、ちゃんと普通の魚も連れるんだ。
てか、人間引きずり込めるような魚って何?
サメでも釣れるの?」

カフェオレも段々と残り少なくなってきた。
既に底の方が薄っすらと見えてくる。

「そういえば、こんな時間だけど一人で帰れるのか?
送って行ってもいいけど。」

雨見風菜 > 「バレちゃいましたか」

くすり、と自嘲めいた笑みを浮かべる。

「鮫……ではなかったような。
 ぎりぎり落ちずに踏みとどまれたので影しか見てないんですが」

それでもアレは何だったのだろう、と思う。
鮫ほど大きくはないが、それでも結構大きかったような気がする。
知られざる固有種かもしれないし……まあいいや。
カフェオレは飲み終えたので水を飲む。

「大丈夫ですよ、寮の方向も覚えてますし、あとは糸で飛んでいくだけです」

エリク・スタン > 「まあ、ほどほどにな。
俺もあの夜は楽しかったから人の事いえないけど。」

具体的に何があったかはここでは言えないので口を閉じるが。

「鮫じゃなくて?
うっわ、なんだか興味湧いてきたぞ。
俺も道具手に入ったらやってみようかな。」

飛んでもない情報を得てしまった。
こちらも水を飲みながら獣耳をピンと立てて聞いている。
毛は逆立ち、未知の存在に僅かに恐怖も感じていた。

「そうか? 本当に便利な糸だな。
映画の主人公でそんなのいるんだよな?」

実際に見たことは無いのだが、風菜みたいな風に移動したのだろうかと想像を膨らませて。
水を飲み終えたら、二人で喫茶店を後にしたことか。

ご案内:「歓楽街」から雨見風菜さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」からエリク・スタンさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に烏丸 九郎さんが現れました。
烏丸 九郎 > 人通りの多い歓楽街。
こういう場所には一つはあるフリースペース。
そこに一人の男が現れる。
ごとりと、屋外用のアンプをおいて、電源オン。
ギターバッグをあければ出てくる愛用のギター。接続を済ませれば音量を調整。

「よし」

座り込んでギターをかき鳴らせば微調整をはさみうなずく。
そして、遠巻きに見ては通り過ぎていく通行人に名乗ることもなく
突然歌い始めた。
突如歌が流れてくることなど、繁華街ではよくあること。
誰も気になどとめないだろう。

烏丸 九郎 > それでも構うことはない。
よく通る声は路地にも響くだろう。
場所が場所なだけにアップテンポな曲ではなく
穏やかな感じの歌。

どのような悲しみや困難がお前にあっても
ずっとそばにいて守り、癒やし、慰めるといったバラード。

「~~~~~~♪」

足を止めるものがいなくても、聞くものがいなくても
心地よさげに歌う。
いまは価値がわからずともいい。
だが、俺は音界の覇者となる男だ。

烏丸 九郎 > オーディエンスのノリが悪いなんてことも、路上じゃよくある。
歌が届かないのは自身の未熟だ。
修行はしたが、それでも、人の心というのは千差万別。
それらすべてを震わせるにはまだ足りない。
そう、今の俺にはまだ伸びしろがあるということだ。

バラードが終われば、すこし曲調を変えていく。
強烈な激しいメロディ。
今回は歌はなし。インストみたいなものだが
細かく丁寧、だがワイルドさを兼ね備えた演奏で
歌にも負けない表現をみせる。

烏丸 九郎 > 今日はこのまま満足するまで歌い続け、奏で続けるだろう。
夜が更けるまで。
人が立ち止まろうと、そうでなかろうと。
己の気の向くままに

ご案内:「歓楽街」から烏丸 九郎さんが去りました。